※カオスラザリスを倒して生命の場に行こうとする場面からです。
同行者はカノンノ、ニアタ、ユーリです。
ユーリとは恋人ではないけれど恋仲です。
主人公の職業は魔術師です
「生命の場。あそこへ行けるのは、そなた。ディセンダーのみだ」
「行くんだね…」
カノンノの言葉にそっと微笑んだ。
「また…、会おうね。絶対…、絶対絶対絶対だよ!!ずっと、待ってるから…」
「では、また会おう。しばしの別れだ、ディセンダー 良い創造を!」
「おい、ちょっと待てよ。俺には挨拶なしか?」
「ユーリ…、私達先に行ってるから。」
「ああ、サンキュ」
カノンノとニアタは私に背を向けユーリは無言でこちらに近づいてくる。
私の目の前まで来ると止まった。
「まだ
「………ユーリ、私」
その先の言葉を遮るようにユーリは私を抱き締める
「帰ってくるって、信じていいんだよな?」
背中にまわったユーリの手がかすかに震えているのが伝わってきた。
「待ってて…、くれる?」
「ああ、お前が帰って来るなら…、何日でも何年でも待ってやる。」
そう言ったユーリの目はとても真っ直ぐで目をそらす事ができなかった。
そして、そんなユーリの言葉が嬉しくて涙がこぼれてきた。
ユーリは優しく私の涙を拭ってくれて
「おいおい…、今の場面泣くところか?」
「ごめん…、必ず帰る。だから、待っててね。」
「ああ…、ルミナシアの事。頼んだぜ。」
離れてしまったユーリの温もりがなんだか切ない…
手元にあるラザリスのドクメントを見つめ、意思を固める。
もう一度ユーリを見て一言
「行ってきます。」
「ああ。」
私は生命の場の中に入っていった。
ー ー ー あったかい…
ーーーラザリスが私の中に入ってくる感覚
ーーー皆、どうしたかな?
ーーーユーリ………
ーーーーーーーーーーーー…
ーーーーーーーーーーーー…
ーーーーーーーーーーーー…
テルカリュミレース…
シゾンタニア付近にて
森の中を颯爽と走る馬の上に乗った金髪の青年がいた
その青年は騎士団の服をきっちりと着こなし重苦しい表情をしながら
ただただ馬を走らせていた。
そんな時、空から光の球が近くに落ちたのを青年は見た。
「なんだあれは………、なんでこうもシゾンタニアにばかり面倒ごとが起きるんだ。」
青年は馬を先程の光の球が落ちた場所に方向を変え走らせた。
目的の場所に着いて青年は驚きの声をあげた。
「人………、なのか?」
青年の見つめる先にあるものは宙に浮く光の球…
しかし、その中には人間がいた。
しばらく青年が見つめていると光の球は地面にゆっくりと近づき
中にいた人を地面に降ろした。
「女性………気を、失っているのか?」
青年は馬から降りて地面に横たわる女に近づいていく
女の隣には杖らしき物も転がっていた。
青年は警戒しながら女を揺すり起こそうとしたが女はその瞳を開ける気配がなかった
「参ったな…、こんなところに女性を置いていくなんてできないし。魔物に見付かったりしたらただではすまない………。」
意を決した青年は女を担ぎ上げ馬にのせて再び目的地に向かって馬を走らせた。