あれですよ、なんていうの、ラブレター。そう、ラブレターをずっと書いてたので遅れてしまいました。
マジでごめんなさい。
次の瞬間、正面から実弾が飛んでくる。機体を大きくズラして砲撃を回避する。煙が晴れ、視界に入って来たのは敵の装甲師団であり、UNAC率いる戦車部隊が待機していた。
射程内に入ったその瞬間、一斉にこちらに向かって射撃して来る。
「っ!」
俺は機体の回避行動を柔軟にさせる為に色々と設定を変えていく。
ISには絶対防御と呼ばれるパイロットを守る機能が搭載されている。
「エネルギーを全てVOBの出力のみに限定!絶対防御、シールドエネルギーともにミニマム!」
これでISの全ての力を機動力に回した。これなら行ける!
その分、こちらとしてもシールドが薄い訳なので被弾すれば容赦なく撃墜されてしまうだろう。
だが、それを上回る機動力が俺にはある!
下から放たれてくる銃撃を全て回避していく。数十発のミサイルも上手くビルを使って次々と撃墜していく。
「ふっ・・・まだまだぁぁぁ!」
直ぐ後ろで爆発を起こる。しかし、そんなものは関係なしに俺は速度を上げて敵戦闘領域を一気に越えて離脱した。
そのまま敵、AFまで接近していく。
「はああっ!」
三連発、敵の遠距離実弾砲が火を噴いた。横と目の前、後ろで着弾する。やはり束が俺にくれた敵AFの未来値予測計算は敵の遠距離砲の砲弾を観測し、何処に着弾するのは教えてくれる。
それを利用しながら俺はスピリット・オブ・マザーウィルの遠距離攻撃を尽く回避させてみせた。
「行ける・・・!」
廃墟と化したビル群の中にいるAFを確認した。ここまで接近したならまずこやつのお得意の遠距離砲が無力化したも同然だ。
『VOBパージします』
VOBをパージして同時にAFの甲板の上に着地する。甲板の中には敵のUNACが大量のいる。パージと同時に奴らの群れの中に入り、装備している銃をそのまま回転しながら周囲のUNACを攻撃していく。
目を瞑ってでも直撃するので俺はロックオンせずに目に入る敵を撃ちまくる。
が、敵集団から引き撃ちで離れようとした時、胸部に二、三発受けて俺はAFの甲板から落とされた。
「ちぃ!」
空中で機体を整えて廃墟と化したビル群の中に降り立つ。
六機、いや七機は撃墜した。
それ以上に数多くの敵に損害を与えた筈だ。だが、その程度、相手にとっては痛くも痒くもないだろう。
見れば斜角がひらいのか、こちらに長距離砲が狙いを定めている。
「マジかよ・・・」
あんなのモロに喰らえばひとたまりもないぞ!
いやいや、落ち着け。あの砲は速射は出来ないが、火を噴いてからは襲い。移動していればまず何とかなるだろう。
だが、それ以前にホワイト・グリントがそろそろ来ているはずでは・・・?
その頃、ホワイト・グリントはというと。
『はぁ!』
『どぉりゃぁぁぁぁぁっ!』
敵ISのチャンピオン・チャンプスと交戦していた。
VOBパージと同時に乱入してきたのだ。
『ちぃ!』
『どっしゃぁぁぁぁぁぁっ!』
「くそっ・・・こうなったら一人で何とかするしかないか」
『里穂君、あいつは砲台を狙ってね』
「了解だ!」
エネルギーを機動力に全て注ぎ、敵の主砲&ミサイルを瞬時加速で振り切る。同時に上に上昇で甲板上に設置してあるミサイルポッドを次々と撃破していく。
『だ、第五ブロックで火災発生!』
束のおかげで敵の通信チャンネルがまる聞こえである。状況を聞く限りではあちらさんも焦っているらしい。
『ええぃ!UNACで攻撃しろ!』
見れば甲板上にいるUNACがこちらに向けて攻撃していくる。
人形ごときの攻撃が俺に当たるか!
ブースターを器用に使って敵の攻撃をことごとく避けていく。その間にも次々と砲台およびミサイルポッドを破壊する。
おかげで、敵の攻撃もだいぶ絞られてきた。
『第八ブロックも、もうダメです!』
「いける!」
周辺のUNACを蹴散らしてアホみたいな方向を向いている長距離砲をロックオンする。両手に銃を構える。
「これで終わりだ」
紅蓮による一斉射撃によりAFの長距離砲は音をなして崩れ始めた。
それが内部まで響き渡り、トドメとなったのか、AFの各所から爆発が起こりはじめた。指令塔を失ったUNACは落ちていく瓦礫に潰されていく。
「・・・・・・これで・・・・」
俺は崩壊していく最大級のスピリット・オブ・マザーウィルを見ながらそう呟いた。
同じ頃、ホワイト・グリントは敵ISと並びに周辺の敵の排除を完了。
ステイシス、及びメリーゲートも確認されていたソルディオスの撃破を完了。
この戦いで財団は戦力の殆どを失ったことになった。
ということでサクッとAFを倒しました。
個人的にはAFとの接触のシーンはAC4faのOP想像してもらえると嬉しいです。
財団との戦いもいよいよ終盤になってきました。
読者のみなさん、最後までお付き合えしてもらえると嬉しいです。
次回もよろしくお願いします。