弓兵の英雄譚   作:菊水餡子

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fate編も佳境になってきました。
誤字脱字あるかもしれませんがお楽しみ下さい。


赤い悪魔は知る

 

 

この戦いに参加して改めて分かった。

この戦いは、私の参加したあの戦いとは違う、ということが…

いや、本当ならば、もっと早く気がつくべきだったかもしれない。

あいつはキャスターに、令呪を奪われたようだ。これにより、セイバーのマスターは、キャスターになった。

 

これで奴の聖杯戦争は終わるはずだった。

何の力もないのにそれでも参加してきた。

 

あいつは、諦めない。愚かな理想を持ち続ける人形。

本能であるはずの自己保身さえもない。

 

さすがに凛も、この男の異質さに気づいているようだ。

あぁ、私はこんなに愚かだったのか。こんな奴が、人を救えるか?救えるはずがない。いや、形の上で救えても、その心までは救えない。

 

こんな奴は、この世界から排除すべきだ。

かつての私自身のようにいたところで何の役に立たない。

 

 

 

 

そのあとは、早かった。

私は、凛とあいつを裏切った。

いや、キャスターを倒すため、そして、堂々とあいつを殺すため。これが最善策だ。そう思い行動した、それだけだ。

 

 

 

なぜ、アーチャーが、衛宮君を嫌うのか分からなかった。だけど、彼の行動を見ているとイライラする。

そこに、自己保身がない。自己犠牲しかないのだ。

普通は、自分の利益を考えるものだ。それを考えない。

 

なぜそんな風になったのか。

 

彼の生い立ちを聞けば、自然とわかってしまった。

彼には、自分がないのだ。彼は他人のために行動する。それが、全て。

 

まるで、ロボットのよう…

 

 

 

 

 

 

セイバーを取り戻すため、柳洞寺に向かった。

 

そこで、アーチャーが私たちを裏切った。

 

何と無く、そうなるような気がしていた。だけど、実際にそうなるとは思わなかった。

 

これじゃ、勝ち抜くことが出来なくなる。

 

 

 

あいつと凛は、アインツベルンに力をかりることにしたようだ。

しかし、それは、無駄になってしまったようだ。

 

アインツベルンとその最強のサーヴァントは、あるものに殺された。あるものというのが、分からなかったが、あの最強のコンビを殺す。それは、かなりの力を持つ者であることは推測できた。

 

 

凛の元から去り、情報収集をしていたのが、ある意味吉とでた。しかし、その情報はできれば嘘であってほしいほどのものだった。

 

 

英雄王は、受肉している。

 

 

それは、最悪の結果だ。そして、同時に分かってしまった。アインツベルンを、別人ではあるが、私の大切な人を殺したのは、奴だ、と。

 

 

私自身どうすればいいのか分からなくなるほど、事態は、収拾の着かない方向へと向かっている。

 

それでも、ひとつだけやることがある。

 

私が消える前に、あいつは殺す。

 

 

 

 

 

 

 

 

教会にて、あいつらと、私たちは、相対した。

どうやら、ランサー、クーフーリンは、あいつらに協力するようだ。

 

まぁそれでも、私のやることは、変わらない。

 

その前に目の前の魔女を殺すことにしよう。

 

 

 

 

 

 

アーチャーは、キャスターたちを裏切った。

何がしたいのよ。あいつ。

それでも、私たちの元に戻ってくるのなら、あいつの作戦勝ちなのかもと思った。

 

 

 

だけど、違った。あいつは、士郎を殺そうとしている。

今までも、あいつは、士郎を殺そうとしていた。

同族嫌悪、と言っていたけど、あまりにも、彼を見る目は、憎しみが込められていた。

 

なぜあいつが、士郎の魔術を知っていたのか。夢の中のあいつは…

 

 

 

そう、あいつは、あまりにも、彼に似すぎていた。

 

 

あぁ、そうか。

なんとなく分かってしまった。

あいつが誰なのか…

 

 

 

 

 

私は、今アインツベルンの城にいる。

 

凛を人質にして…

 

あぁ、正義の味方の成れの果ては、こんなものか。

 

「ねえアーチャー?いや、エミヤって、呼んだ方がいいかしら?」

凛は、そんなことを言う。

 

あぁ、ついに真名まで分かられてしまった。

しかし、そんなこと今更どうでもいい。

 

 

これから、始まる。あいつと私の戦いに…

これで、もう私は、私を消すことができる。

 




アーチャーさんは、柳洞寺で何をしているのでしょうか?
直撃したいと思います。
アーチャーさん!「何か用かね。今忙しいので、あとにしてくれないか?」
何やってるんですか?
「キャスターがマスターに料理を作りたいと言っていたので、教えていたところだ」
「いや、ねえ、アーチャーこのまま私の先生になってくれないかな。アーチャーのおかげで、宗一郎様に美味しい料理を食べてもらえるんですもの」
相変わらず、キャスターさんは、幸せそうですね…
裏切りの魔女とか言ってたの誰ですかね?
そういえば、セイバーさんは?
「今、私の料理を食べているはずだが「凛は、これほどの料理を毎日食べていたのですね?アーチャーおかわり下さい」とご覧の通りだ」
こっちも相変わらず、腹ペコ王ですか…
そういえば、大河を止められる人を探してきましたよ。
「はい!弟子1号です!」
「彼女で、虎を止められるのかね?」
む、無理そうっすね。
「タイガー道場始まるよ!さて、新入り自己紹介を!」「はい!弟子1号です!」
「さーて、今日も元気にお姉ちゃんガンバちゃうぞ」
やめてー頑張らなくていいから!
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