主人公ガチ恋勢、悪役転生する〜TSしてでも勇者と結婚したいからバグを悪用しよう。メインヒロインなんかに渡すもんか! 作:丸尾裕作
殴り姫って馬鹿にしてた人が急に女の子扱いしたらどう思いますか?
びっくりしませんか?
私はボロボドス様の変わりように驚いちゃいまして、混乱してばっかりでした。
恥ずかしすぎて、思わず殴りそうになりました。
お転婆すぎる女の子って思われたくないので、必死に我慢しましたけど。
それだけでは飽き足らず、可愛いって。
確かに私はお姫様として国民に愛されるように日々努力しています。
それでも、あんなに真っ直ぐな気持ちをぶつけられるとやっぱり恥ずかしいです。
反射的に殴りそうでした。
お淑やかに、お姫様らしくいるため、殴るのはアッシュ様だけにしておきます。
ボロボドス様は殴ったり、私のことを嫌うんじゃないかと怖くなったので。
アッシュ様は器が大きい人なので大丈夫です。
小さい頃からずっと殴ってますし。
私には悩みがありました。
四種混合魔法で魔法の出力をコントロールできなかったんです。
だから、武道に逃げたのに今度は殴り姫ってお姫様らしくないって言われる始末。
過去にボロボドス様に馬鹿にされました。
私はどうしたらいいんでしょうか。
アッシュ様は「ありのままでいいんだよ」と笑顔でむけてくれます。
本当に純粋無垢な人です。
なんか元気をもらえます。
性格の変わったボロボドス様は自分のできることはなんであれ誇るといいと言いました。
君の一生懸命生きてきた証だと。
急にそんなことを言ってきました。
俺にはできない、すごいことができてるんだ、自信を持つのは難しいと思うけど、自惚れるぐらいがちょうどいいと思うよ。
ボロボドス様はそう言って微笑んでくれました。
あの方はすごい器が大きいとわかりました。
謎の剣術も凄すぎます。
剣筋が見えませんでした。
私のことをよく見ていました。
適切なアドバイスをくださいました。
かっこいいのはもちろんのこと、すごいところしか見つかりませんでした。
こんな素敵な方のそばにいたい。
私にだけ夢中になってもらいたい。
その時、私の心に強い気持ちが宿りました。
魔法する時にボロボドス様のことを思い出ます。
イメージが強くなっただけじゃありません。
気持ちも強くなったんです。
すると、魔法も強くなりました。
コントロールも生まれて初めてできました。
あんなに悩んでいたのにあっさりできました。
イメージ、感情というものをあなたを見て、理解がすごく深まりました。
ボロボドス様の知恵の賜物です。
私はだからこそこういいたいんです。
あなたこそずっと努力してきたんでしょう?
次は私の番です。
私はあなたをずっと見守ります。
まだあなたは勇者様の存在が眩しいかもしれません。
でも、私がそれ以上に存在になってみせます。
お姫様って小説だと1番可愛いってよく書かれてますよね。
ボロボドス様、私が世界で1番可愛いですよね?
この気持ちって何でしょうか?
とてもワクワクが止まりません。
次にあなたに会えるのはいつでしょうか?
可愛くなる努力をしようと思ったら、おしゃれが急に楽しいって生まれて初めて思えました。
今までおしゃれ頑張ってましたが、もっともっと頑張ります。
あと、絶対に殴らないように頑張ります。
ボロボドス様だけは絶対殴りません。
嫌われたくないですもん。
代わりにアッシュ様を殴ります。
頑丈なので、サンドバックとしてちょうどいいので。
あなたを想うことで魔法も強くなりました。
気持ちが強くなったおかげです。
魔法と武術を組み合わせた必殺技ができる日も近いかもしれません。
私の魔法はまだ魔覚醒しておりません。
私が魔覚醒したらどうなるでしょうか。
噂ではメアさんができていて、ボロボドス様もできているとお聞きしております。
一度でもいいからボロボドス様の魔覚醒見てみたいです。
ボロボドス様と次に会う時、びっくりするぐらい可愛くて、強い女の子になってみせますから!