スリザリンの継承者と虚飾に満ちた英雄   作:魔法史編纂委員会

38 / 41
2-6 報道

結局、セラフィーナは再び箒でホグズミードまで戻ってから執務室に飛び、フクロウを借りて学校に飛ばしてから机で仮眠した。ベッドで寝たら絶対に遅刻する。初回授業は()()()落としたくない。

翌朝、隈をメイク(魔法入り)で隠してセラフィーナは再び校門まで向かった。

(無駄足取らせやがってまじであいつら次会ったら八つ裂きにして殺してやる慈悲は無いやっぱ初動で撃墜しておけばよかった)

闇堕ち一歩手前である。

 

校門にはスネイプ教授が待機していた。

セラフィーナはいつもの可愛い自分の皮を5枚くらい被って笑顔を向ける。

「おはようございますわ、教授」

「何かあったのかね?」

「ただの体調不良ですわ☆お手数おかけして申し訳ありませんの」

「もう問題ないのか」

「ええ、一眠りしたらすっきりしゃっきりですわ」

嘘もいいとこである。今すぐ倒れたい。つらい。

 

 

◆ ◇ ◆

 

 

朝食はあまりの寝不足から吐き気がして喉を通らなかった。かぼちゃジュースなんて飲んだ瞬間にリバース(マーライオン)不可避である。

ちなみにセラフィーナが列車から飛び降りた(ガラスの破片で血達磨になった)件は極秘に派遣した忘却術士によって全て記憶改竄済みである。組織さまさまだ。

公安部(警備企画課)の活動は誰にも秘密。新学期初日からボロ出したら責任取らなきゃ(セルフアバダ)ね……げっろ。あ゛あ゛吐きそう)

セラフィーナは、昨日は体調不良で欠席ということになっている。ゆえに体調が優れないのは問題ないといえばないが、乙女の矜恃である。

 

スープだけ何とか口をつけて誰にも悟られずにウトウトしていると、フクロウたちが一斉に飛び込んできた。朝の配達の時間である。

生徒たちが新聞を開くと、しばらくして一斉に話し声が上がった。

 

 


 

 

「空飛ぶ車」事件 — ハリー・ポッターの友人の犯罪行為、さらにアーサー・ウィーズリーの不正が明らかに

日刊預言者新聞

【記者:エリザベス・アクリー】

 

魔法界を揺るがす衝撃的な事件が発覚しました。ハリー・ポッターの友人ロナルド・ウィーズリーが、その父親のアーサー・ウィーズリーが違法に改造した空飛ぶ車を持ち出し、ポッターを乗せた状態で空を飛び回って複数のマグルに目撃されるという重大な違法行為を引き起こしました。アーサー・ウィーズリーは、マグル製品不正取締局の局長として知られており、その立場にありながらも今回の事態を引き起こしたことに対し、批判が集中しています。

 

「アーサー・ウィーズリー元局長の背信行為」

アーサー・ウィーズリー元局長は、かねてより職務態度に問題があり、その度に魔法省内でも疑念が生じていました。しかし、今回の事態はその予想を遥かに超えるものであり、彼が自らの職責を完全に放棄し、魔法界の秩序を危うくしたことは決して許されるべきではありません。さらに、倉庫一つ分にも及ぶ大量の違反マグル製品を製造・保有していたことが発覚し、捜査に当たった魔法警察官たちはその規模に愕然としたとのことです。最もそのような犯罪を犯してはならない立場の人間が、これほどまでに多くの違反品を製造・保有していたことに対し、魔法界全体が強い憤りを感じています。

 

「魔法界を揺るがす、魔法の秘密を漏らした学生」

この事件で最も注目されるべきは、ホグワーツの学生であるロナルド・ウィーズリーが無断で空飛ぶ車を持ち出し、それを多数のマグルに目撃されるという犯罪行為を行ったことです。これは、魔法界の秘密を外部に漏洩させるという、魔法界を揺るがす極めて重大な犯罪に他なりません。魔法界にとって、マグル界への魔法の露呈は許されざる行為であり、このような無責任な行動は魔法界全体の存続に関わる問題です。

 

「親の監督責任と魔法界の保護」

特に問題視されるのは、アーサー・ウィーズリーがこの事態において親としての責任を完全に放棄したことです。彼は、子どもたちが行動する際に必要な監督を怠り、その結果、重大な事件が引き起こされたのです。魔法界の保護を最も意識しなければならない立場の親が、このような事態を招いたことは、非難を免れません。

また、反対するポッターをこの車に同乗するように唆した際に、彼はそれらの法律を知りながら"父親や兄弟も頻繁に利用しているので問題ない"、との発言を再三にわたって繰り返したとのことで、この悪質な違法行為の原因として教育方針に問題があったと言わざるを得ません。

 

「捜査の進展と今後の展開」

魔法警察は総力を挙げて目撃者の証言を集め、特にマグル対応に関しては忘却術士本部が魔力が尽きるまで奔走し、記憶操作を実施しました。厳重な処罰が下されることは避けられないでしょう。現在も捜査は続いており、今後の展開に注目が集まっています。

 

一方で、アーサー・ウィーズリーはすでに魔法省から懲戒免職となっており、その余罪が明らかになり次第、ウィゼンガモット法廷にかけられることが確定しています。今後の裁判次第では、最悪の場合、アズカバンに収監されることも予想されています。

 

「コーネリウス・ファッジ大臣の責任問題」

また、今回の事件に関して、魔法省コーネリウス・ファッジ大臣の責任も問われています。ファッジ大臣は、魔法界を守るべき立場にありながら、局長としてのアーサー・ウィーズリーの行動に十分な監視を怠り、このような事態を引き起こしたことは大きな過失です。彼の任命責任についても強く批判されています。

 





裏設定ですが、この世界では闇祓い、もしくは魔法警察公安部の権限で(令状なしで)逮捕することができます。

だって、常設の裁判所ないでしょ。ウィゼンガモットは別格だし。

司法とはって感じなのでいずれ整備される、かもしれませんね。
でも正直セラたちにとっては都合がいい面もあるので放置されるかも?

ちなみに本作にて報道にもちろん嘘はありません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。