私立桜華学園   作:北凍武人

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18話 悪魔剛将ゴルビード

某クラブ。

 

怪盗団から予告状を受け取った金城はかなりイラついているようだった。

 

「怪盗団、ねえ。なあカネシロよお。そのガキたち、オレにくれよ。そろそろ贄(メシ)が欲しくてな」

 

「そーいやそうだな。ってかいいのか?金を搾るだけ搾り取るつもりだ。残るのはガキの貧相な肉体だけだが......」

 

「それがうめぇんだよ。オレはジジババの肉より若いガキの肉の方が好みだ。それに、絶望は良いスパイスになる」

 

「悪魔だねぇ......」

 

「悪魔だし」

 

「おん?誰か来たな。美人生徒会長ちゃんか?」

 

「ではないみたいだぜ」

 

現れたのは尊たちだ。

 

「金城!御用改だぜ!」

 

「おー。この前のガキ共。金持ってきてくれたのか?」

 

「ほらよ300万。ポンとくれてやる」

 

「おほー。どれどれ.........なんじゃこりゃあ!!!!」

 

300万円ではなく、300万ペリカであった。

 

「なんだこの紙切れ!ふざけてんのか!」

 

「それならこれはどうだ?」

鏡夜が渡したのは 300万ジンバブエドルだ。

 

「テメェら俺をおちょくってんのか?」

 

「カネシロ、オメーは女連れてホテルでも行け。コイツらはオレが殺し喰ってやる」

 

「任せた」

 

金城は隣にいた女を連れて逃げていった。

 

金城のボディガード的な男は、それを見送ると、正体を表した。黄金の鎧鱗を見に纏った、サイのような姿をしていた。

 

「その面、忘れたことはねえ。ケーンを殺った悪魔……ゴルビードだ」

 

「あー、そーいや、あの場にお前いたな。で?いまはそこのポニテの兄ちゃんに乗り換えたってわけだ。薄情だよねぇー」

 

「その汚い口に鉛玉ぶち込んでやる」

 

「やれるもんならやってみなぁ!」

 

悪魔剛将

ゴルビード

 

 

尊、明、朔弥、秀夫は武器を構える。

 

 

「覇刃斬!」

 

「修羅刃!」

 

「ラクシャーサ!」

 

「忍怨籠手!」

 

4人は同時に攻撃を仕掛けるが………

 

 

「フン、その程度かよ!」

 

いとも簡単に弾いてしまった。

 

「なっ!?」

 

「コイツ,硬い」

 

「ビッグジェイやサイクロプスよりも更に硬い」

 

「あんな雑魚共と一緒にするなよな?オレ様は最上位悪魔。魔帝ムンドゥス様の側近だ」

 

ゴルビードは、手に持つメイスのような武器をぶんまわしナイツを吹っ飛ばした。

 

「くっ!?」

 

「ぐはっ!?」

 

「ガード越しにダメージがっ!」

 

朔弥、尊、秀夫が吹き飛ばされ何故か明は残されていた。

 

 

「………なんでオレだけ残した」

 

「闇魔を絶望させる為,さっ!」

 

ゴルビードが明の首を掴んで持ち上げる。

 

「んぐ!?」

 

「明ッ!!」

 

真璃亜が明の名を呼ぶ。

 

「どうしてやろうか。メイスで潰すか、首を捻るか……両手両足を引きちぎってやろうか」

 

ゴルビードは取らぬ狼の皮算用をしながら真璃亜に見せつけるように明の首をより強く締め上げた。

 

「…………」

 

その時、ゴルビードが突然横に吹っ飛び壁に叩きつけられた。

 

殴り飛ばしたのは尊……だったのだが、顔が虎の縞模様がついた、赤いオオカミのような顔つきになっていた。

 

「な、なに!?」

 

「あんたの攻撃、健や繭に比べたら蚊に刺されたレベルだよ」

 

「………叩き潰し足りなかったかッ!!」

 

「さあ,ここからギア上げてくぜ!」

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