私立桜華学園   作:北凍武人

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20話 夏休みだヨ!全員集合!

「夏だーっ!」

 

「宿題だ〜!」

 

尊の言葉に、ラブたち勉強があまり得意でない子組ががっくり肩を落とす。

 

「うぇ!?」

 

「どうする?今終わらせて残りの日は遊びまくるか、最終日に徹夜して宿題やるか」

 

「……うう…」

 

「やろうよ、ラブちゃん」

 

「そうですよ.わからないところは教えますから」

 

「ありがとう〜!」

 

「わたしも、早めに終わらせないといけませんわ。仕事が入ったりするので、やる時間がなくなってしまいます」

 

*******

 

数日後、なんとか宿題を全て片付けた一行は海藤リゾートへ向かった。

 

「海キター!あれ?健は?」

 

「健さんなら今恋人たちとマーメイドフェスタの最中ですね」

 

「なにそれ」

 

「………ええと、何度説明したら良いのやら…」

 

なぜか顔が赤い繭。

 

「説明しよう!」

 

鏡夜が現れた。

 

「ワグテイル島……Rosetta†8本部を貸切にして行われるそれはもうあんなことやそんなこと、さらにはこんなことまで…健は数億の魂のストックを持ってるが、それがかなり削られるんだぜ。」

 

「戦いではほぼ無傷なのにマーメイドフェスタで削れるんだ………」

 

「はー……。」

 

「尊、豪が海の家開いてるぜ」

 

明と朔弥が尊を呼びにきた。

 

「俺も手伝いに行く予定だから」

 

朔弥はそういうと,一足先に海の家に向かった。

 

「俺も行こうか………おん?」

 

「良いじゃん,俺たちと遊ぼうよ」

 

「だから!彼氏いるって!」

 

嵐子と千棘、ゆりとももかが絡まれていた。

いくら拒否してもしつこく声をかけてくるため

 

「男の人怖いっ!」

 

嵐子は思わずナンパ男を殴ってしまう。

 

「ぐへ!?……このアマぁ!!」

 

男たちは既に悪魔に憑依されていたらしく、魔人としての姿を現す。

 

悪魔

グランガチ

 

悪魔

カルキノス

 

尊が悪魔たちの前に立ち塞がる

 

「ワニとカニたぁ、随分な組み合わせじゃあねえか」

 

「テメェ倒せば女共も惚れ直すだろ」

 

「1人くらいよこしな!」

 

2体が襲ってくるが、尊は半魔人態に変化する。

 

「まだ慣れてねぇんだ………サンドバッグになってくれ」

 

尊はそう言うなり2体の悪魔をあっという間にボコボコにして見せた。

 

「…………んー、やっぱ1分しかもたねぇか。1分じゃ足りない……」

 

尊はやや獰猛な笑みを浮かべていた。

 

「…」

 

「どうしたの?まゆちゃん」

 

「繭は気づいたみてぇだな」

 

「尊くんは少しずつ力に呑まれつつある…。長く使うと危険かもしれません」

 

「それに、真覚醒じゃねえもんな。かなり危ねぇ」

 

そんな騒動があったとはいざ知らず、優とみなみは浜辺から海を眺めていた。

 

が、そこに身なりのいい男が複数人現れ優を無視してみなみに声をかける

 

「海藤さん!僕を婚約者に!」

 

「わたしと!」

 

「いや僕と!」

 

「俺と!」

 

「みなみ!迎えにきたよ!」

 

御曹司たちの中にはキミマロもいた。

 

「え、ええと……」

 

身なりのいい男達がジリジリと迫る中、無視されていた優はみなみを連れて駆け出す。

 

「何なんですか彼らは……」

 

「彼等は御曹司よ。キミマロが私にアプローチをかけてきてから、御曹司たちにアプローチをかけられることが多くなって。」

 

「確かにみなみさんは美しいですし海藤家というパイプを得ることができる…。しかし、こんなにたくさんいるとは……」

 

2人のやりとりを見ていたわたるは何かを思いついたようで、どこかに向かうのだった………

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