ある日の学園に招かねざる客が襲来した。
悪魔。それは、人限界とは異なる世界、魔界の住人。まだ人間界/魔界の線引きがなかった時代、恐怖で人間を支配していたとされる。
そんな悪しきものがなぜか今,ここに襲来してきたのだ。
パニックになる生徒達。尊は慌てて悪魔達の軍勢の元に向かっていた。しかし、走ってくる生徒達が邪魔で迎えない。
「ええい、まどろこしい!」
尊は物陰に隠れてエナジーナイトに変身、ふわりとジャンプすると、空中を蹴り現場に駆けつける。
「何なんだこいつら……」
「朔弥!」
「朔弥さん!」
ナイトゼロ…朔弥の元にキュアブラック、キュアホワイト、キュアムーンライトが駆けつける。
「急に湧いてきたわね…なんなのかしら」
「全然わかんねぇ。……しかも全然攻撃が効かねぇんだ」
その頃、エナジーナイトは悪魔の軍勢のリーダー格と思われる太っちょな悪魔と戦っていた。
「こいつ……ただのデブじゃねえな…。体が鉄か何かで出来てるのかってくらい硬い……」
ボロボロに刃こぼれしたスイーツブレイダーや、血まみれの左腕を一瞥し、悪魔を睨みつける。
「どうしたぁ?その程度かぁ?オマエの攻撃なんぞ、このビッグジェイ様には通用しないゾォ!」
エナジーは、ビッグジェイと名乗る悪魔のぶちかましを受け、校舎まで吹っ飛ばされてしまう。
「クソ,が………ッ!!」
エナジーはクリームエネルギーを噴出させ折れた腕を無理やり固定し、更にまだ無事な部分を鎧で覆った。
「しぶといな。なら、これならどうだ…!」
ビッグジェイは悪魔たちと戦っていたマカロンに狙いを定め、襲いかかる。
「ぐはぁぁぁっ!?」
「ああっ!?尊っ!!」
エナジーが攻撃を受け、大ダメージを受け膝をついた。マカロンは慌ててエナジーを抱き抱える。
「ハハァ!終わりだぜェ!」
ビッグジェイが拳を振るう……。
その拳は軽々と止められた。そこには尊が以前ラーメン屋で出会った女の子が。
「私たちが来るまでよく耐えましたね」
「あなたは……」
「き……みは……」
尊は微笑む少女に何かを言いかけて,気を失ってしまった。
「ハッ!」
女の子の鋭い一撃が炸裂する。
「こ、こんな小娘に……グワー!」
悪魔ビッグジェイは一撃で消滅してしまった。
安全な場所に移した後、リーダーと思われる巌のような男の元に向かった。
マカロンは、並び立つ8人の男女が、武器を構え体制を取っていたのを見た。
「お待たせしました、健さん」
「うむ。………本事案は我々に権限が委譲された。これより作戦を開始する。」
巌のような男の号令と共に、8人は一斉に走り出した。