尊、ゆかり、繭の3人はみなとみらいに来ていた。
ゆかり「他の子達はそれぞれ予定あるそうよ」
繭「2人きりじゃないのが少し引っかかります」
尊「まさかブッキングするとは思わなかた……ゴメン」
尊は元々繭とのデートを計画していたのだが、その前にゆかりとのデートも約束しており、結果こうなってしまったのだ。
ゆかり「最初から3人でデートしようって言えばよかったのに」
繭「確かに……」
そのとき。
「お?タケじゃねえか。隣はゆかりと繭か」
「両手に花、ね」
「繭ちゃんー!」
朔弥、ゆり、雪華
「ケッケッケ、同じこと考えてたな」
「絶好のデート日和だもんねー」
「A h。同じ場所に来るとは思わなかったけどな」
明、ももか、真璃亜
「なんなら、みんなで行くか」
尊の提案で皆で出かけることに。
四葉ショッピングモール……
「広いですねー」
「四葉は灯率いる白麗商会の良いライバルだしなぁ。
「スイーツ屋さんあるかなー」
「雪華、あまり遠く行くなよー」
「保護者かい」
皆で歩いていると、尊が、女の子たちを連れて歩いている健を発見する。どこかタジタジな様子だ。
「お?健じゃねえか。……って女の子多いな!?」
驚く尊に、繭たち獣魔女子組が解説する。
「健さんは様々な世界を渡り、多くの方を助けてきました。惚れる女の子も多いようで」
「でもアイツ、ウブなんだよなぁ」
「いつも真っ赤っかなの」
「勝った」
「なにが!?」
「ケッケッケ、2億年はえーっての」
その後は、女性陣の買い物に付き合ったり、お昼を食べたりとショッピングモールを堪能した。
繭とゆかりは一旦お手洗いに向かい、戻りながら会話していた。
「ゆかりさんのお洋服、とても素敵ですよね」
「よく言われるわ。…この系統の服、尊の趣味なのよね」
「そうなんですか!?」
「パンツタイプよりスカートの方が好きなのよ。尊」
その時、小太りの男が2人の前に立ち塞がった。
「きみたちぃ、僕とデートしないぃ?」
「あ、えと…」
戸惑うまゆ。ゆかりは
「興味ないわ。それに、2人とももう彼氏いるもの」
とバッサリ切り捨てた。
「でもさぁ,その彼氏今いないよ?彼女を待たせるなんて最低だよね」
それでもなお諦めない男。そこに
「俺の彼女になにか用?」
尊が声をかける。その声は少し怒気を孕んでいた。
「どっちが彼女なんだ?彼女じゃない方はもらって良いよな?」
「どっちも俺の女だ。悪いが他当たってくれよ」
男は尊の言葉にショックを受け、地団駄を踏みブチ切れた。
「何人も引き連れてずるいんだよ!1人くらいよこせよォ!」
「死んでも嫌だねぇ!」(某常務風)
そのとき、男の負の感情に引き寄せられたのか、ナニカが取り憑き、男の姿を変化させた。
「ブヒャヒャ!すげぇぜ!力が溢れてくる!」
豚の姿を持つ巨漢のような姿の怪人に変身した。
「悪魔……!?」
「ありゃあ、憑依してやがるな」
「やっつけるの」
繭、真璃亜、雪華が構えるも、尊、朔弥、明が前に出る。
「ここは俺たちがやっていいか」
3人はそれぞれの魔具を構える。
「アグニ&ルドラ!」
「オデット!」
「修羅刃!」
尊は赤と青の鋸のような双剣、明は日本刀のような魔具を構え、朔弥はフィギュアスケートのシューズのような魔具を装備した。
「ウガァァァァ!!」
魔人のパンチを同時にかわし、朔弥が魔人の周囲を駆け回り、離れたタイミングで氷の壁を生成する。
「豚肉は冷凍庫で保管だな
「ケッケッケ、捌いてやろうぜ」
「そしてチャーシューだ!」
2人の乱撃が炸裂し魔人は倒れ伏した。
「く、くそう………チクショー!」
元の姿に戻った男は、その場から逃げ出した……。
「おとといきやがれってんだバカヤロー!」
「ビートたけしやめとけ」
「バカヤロー!コノヤロー!」
「ケッケッケ、キラービーかよ」
そこに、ゆりとももかがやってきた。
「終わったみたいね」
「さすが明くん!……そーいやあの人、私と真璃亜ちゃんにも声かけてきたんだよ? 真璃亜ちゃんが睨んだらすぐ逃げたけどね」
「そういえば私たちにも声かけてきたわね。」
・・・・・・・
一行は学園に戻り、それぞれのロッジに帰って行った。
「今日はとても楽しかったです」
「たまには悪くないわね」
「おう。……2人とも、また一緒にデートしてくれるか?」
「いいわよ。でも、一対一のデートもしたいわ」
「わ、わたしもです!」
ロッジにて。楽しそうに会話する繭とゆかりを見ている者たちが。
「………ゆかりと繭ちゃん、すっかり仲良くなったね。尊くんってもしかしてこれが目的で?」
「あいつがそんな作戦みたいなの立てられるわけないじゃない」
「繭さんの緊張を解きほぐしてあげたかったのかもしれません」
「ロッジに来たばかりの時緊張してたからねぇー。入るものも入らないよねー」
「ちょっと!?アリアさんそれ何持ってきてるのっ!?」
あきら、千棘、紗雪、アリア、嵐子の5人が様子を見に来ていた。