私立桜華学園   作:北凍武人

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Yロッソでヒーローショー!ですか!?

「「「バクアゲだー!」」」

 

ヒーロー部と付き添いの尊たちはシアターYロッソにやってきていた。

 

爆上戦隊ブンブンジャーのショーが行われていたのだ。

 

尊「ブンブンジャーってさ、度々ニュースになってるよな」

 

朔弥「活躍がよく報道されてるな」

 

明「一回悪者になってたよな。よく持ち直せたもんだ」

 

秀夫「ワルイド・スピンドーだったか?よく逆転できたよな」

 

 

 

ショーが終わった後、各々の感想を話し合う蒼真たちの前に範道大也が現れ声をかけてきた。

 

大也「今度初等部でヒーローショーするんだって?それなら、初等部や幼稚園の子達を呼んで、Nロッソでヒーローショーやってみないか?」

 

 

琥珀「やってみたい!」

 

蒼真「きっと盛り上がります!」

 

突然の提案に琥珀と蒼真はやる気を見せるが、優は戸惑う。

 

優「で、でも、施設代とか高そうですよ……」

 

大也「大丈夫!全額俺が負担する!それに、こんなデカい舞台でショー披露したら、バクアゲだろ?」

 

優「………確かに」

 

尊「悪役なら俺に心当たりがある。任セロリ」

 

優「………不安しかありません」

 

蒼真、琥珀「「同じく」」

 

尊「なんでだえ!?」

 

明「ケッケッケ。天竜人になってるぞ」

 

未来「タケル聖……?」

 

ゆかり「顔面が陥没するほどのかかとおとしか、パンチ喰らわないと良いけど」

 

尊「ゆかりさんん!?」

 

鳴田射士郎達による施設案内の後、振騎玄蕃が尊に声をかけてきた。尊はスイーツの入った箱を手渡す。

 

玄蕃「尊くん、いつもありがとうねぇ」

 

尊「いえいえ。またいつでも注文ください」

 

朔弥「玄蕃さんとなんか取引してんの?」

 

秀夫「調達屋だし、色々融通してもらってるのか?」

 

尊「いや、調達してんのは俺。玄蕃さんにはスイーツを配達してんの」

 

玄蕃「キラパティのスイーツは最高でねぇ。一度食べてからすっかりハマったんだ。」

 

そこに、鏡夜がやってきた。

 

鏡夜「ヒーローコスチュームやアクション監督は俺様に任せなぁ。下手なショーよりもカッコいいのに仕上げてやるよ」

 

それから、ヒーロー部は舞台の稽古に励んでいた。

 

「おつカレー!稽古の疲れはカレーで吹っ飛ばそうぜ!」

 

ブンドリオ・ブンデラスが俵型の白飯を車のボディ、輪切りのゆで卵(黄身の固さの具合は回によって異なっている模様)をタイヤに見立てたその周りにルーをかけたカレーを持ってきた。

 

蒼真「こ,これが噂のブンブンカレー!」

 

ソラ「美味しそうです!!!」

 

キャンディ「キャンディも食べたいクルー!」

 

やよい「わっ!?キャンディ!?」

 

なんと、やよいのカバンからキャンディが飛び出してきた。

 

ブンドリオ「オーライ!ちょっと待っててねぇーっと」

 

ブンドリオが、キャンディの分のブンブンカレーも盛り付けて渡した。

 

キャンディ「クルー!」

 

秀夫「なあ、ブンドリオとキャンディってさ……」

 

明「某タウンの熱血主人公と相棒の電気ネズミみたいだよな」

 

秀夫「普通にサトシとピカチュウでいいだろ……」

 

朔弥「……にしても,美味いな。…レシピも気になる…」

 

その頃、尊は神奈川県川崎市のとある家に来ていた。

 

尊「ヴァンプ将軍、実はかくかくしかじかと言うわけで、悪役として参加してくれませんか?」

 

ヴァンプ将軍「わかったわ。と言いたいんけど、その日慰安旅行なのよね……」

 

尊「了解しました、ありがとうございます」

 

そしてついにヒーローショー当日。

 

尊「タイガーケルベロス様が支配してやるぜぇ」

 

???「そうはさせるか!」

 

尊「なにやつ!」

 

蒼真「オウカレッド!」

 

ソラ「オウカブルー!」

 

やよい「オウカイエロー!」

 

琥珀「オウカグリーン!」

 

優「オウカブラック!」

 

「「「学園戦隊オウカレンジャー!」」」

 

Nロッソのステージでは蒼真、琥珀、優、ソラ、やよいがヒーローとして、尊、蓮、竜司、祐介が敵役として劇を披露していた。

 

朔弥、明、秀夫は戦闘員役を拒否したらしい。

 

「暴いてやる!」

 

「うわっ!?」

 

「させません!」

 

「ブルー!」

 

ブラックのマスクを剥がそうとする戦闘員A(蓮)をブルーが追い払った。

 

「ブラック、大丈夫ですか!」

 

鏡夜プレゼンツのワイヤーを活かしてド派手なアクションを披露していた。その時…。緑色の体色で、赤い単眼を持つ蜥蜴のような風貌の怪人が現れた。

 

「何がヒーローだ!何が貸切だ!ふざけやがってぇ!!」

 

琥珀「あいつ、悪魔か!」

 

ソラ「どうします…?」

 

尊は一旦引っ込み……

 

蒼真「いっそのこの戦いをショーにしちゃおう」

 

皆「「!?」」

 

蒼真「皆!真の敵はあいつだ!」

 

悪魔「え、あ、あの……ええ!?」

 

戸惑う悪魔に対し、オウカレッド(蒼真)は他のメンバーに悪魔を攻撃するように言う。

 

「よーし!いくぞ!!」

 

と、その時、フェードアウトしていた尊が黄金のスーツを着て登場していた。金のスーツに虎柄となっている。

 

尊「オウカゴールド!!」

 

優「兄さん!?」

 

やよい「追加戦士キター!」

 

ソラ「追加戦士もヒーローの醍醐味!ですねっ!」

 

悪魔「な、なんなんだよぉ!」

 

「いくぞ!オウカレンジャーハリケーン!」

 

ゴールドがブラックにヌンチャクを投げ渡す。

 

ブラック「わわっ!グリーン!」

 

グリーン「イエロー!」

 

イエロー「ブルー!」

 

ブルー「レッド!」

 

レッド「これでどうだー!」

 

6人分のエネルギーが籠ったヌンチャクが悪魔に叩きつけられた。

 

まさに会心の一撃だ。

 

怪人「ぐぎゃあああああ!?」

 

悪魔は消滅してしまったが、子供たちは演出だと思い込んだようで、ショーは大成功に終わったのだった。

 

 

なお,悪魔の依代になっていた男性は無事だった…。




リザードマン
Yロッソのヒーローショーに出る予定だったスーツアクター(ヒーローではなく悪役であるが)が、子供にショーの立場を取られてしまったと言う嫉妬心を嗅ぎつけた悪魔に取り憑かれ変貌した怪人。

蒼真の機転により、ヒーローショーの怪人に仕立て上げられてしまいオウカレンジャーハリケーンで倒された。
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