と言うことで第二話ですね。第二ってことは実質サンチョ、つまり俺はサンチョだ、誰が何を言おうとサンチョなんだ。
はい、第二話から読み始める奇妙な新規さんを篩にかけたところで読む前の注意!
この作品には
1:私のオリキャラ
2:クソ雑エミュ
3:拙い文章
4:ロボトミストーリーの勝手な解釈
5:ゴミ
6:夢と希望
が含まれます
それと、急に職員の一人称になったり、神視点の3人称になったりするから気をつけてな!
そんなの関係ねぇ!って方は最後まで読んでいただけるとありがたいです
それではどうか、あなたの本が見つかりますように
XXX年、XX月、XX日、時刻7時43分。まだ誰もいないL社本社にて
「はぁ…疲れた…」
椅子にもたれかかりながらそう息を漏らしているのが私、グスタフソン。
「もう少しよ、頑張ってちょうだい」
そして、そんな私に優しく声をかけてくれるこの方が、この会社の管理人補佐のアンジェラさんである。
どうやら、いずれくる「管理人」の補佐をするらしい。最も、今は管理人さんがいないから私と一緒にこの書類の山と向き合っているわけだが…
「わかりました、アンジェラさん…でも、いくらなん───」
「わかったなら手を動かす、いいわね?」
「はい…」
そんな短いやり取りを終えた私は、もう一度小さくため息をつき、目の前に積み上げられた書類へと視線を戻した。
元はと言えば私が2時間も早く押し掛けてしまった事が原因なのだが、この想像を絶する書類の前ではため息の一つや二つも出てくるのが当然というものであろう。
「でもこれからは、これが毎日の仕事になるのよね…。今のうちに慣れておくのが吉かしら…」
「いいえ、グスタフソンさん。あなたは書類仕事はほとんどしないわね。どちらかというと、これからの仕事は肉体労働に近いかしら。」
肉体労働?どういうこと?そんな純粋な思いが胸を突き上げる。
「肉体労働?それってどういうことですか?こう、噂に聞くT社の時間徴収員とか、K社の検問書要員みたいな仕事なんですか…?」
そんな素朴な質問が口から出てくる。すると、アンジェラさんは一瞬驚いたような表情をして、すぐに少し呆れたような顔になった。
「あなた、本当に書類を読まないのね…3項目目よ、3項目目。」
「3項目目…?」
そう言われ慌てて書類を取り出し、上から順番に項目を見ていく。
合格通知…
本社の住所…
ポジション…エージェント…?
「ありました、この『エージェント』という記載ですか?これが、どうかしたんですか?」
「自分が入社試験を受けた会社の役職名くらい、事前に調べないの?」
「ええ、いや…まさか合格するとは思っていなかったので」
「はぁ…」
今度はアンジェラさんがため息をつく番だった。
「正直すぎるのも、それはそれで問題よ」
「すみません…」
「しょうがないわね、特別にこの会社の役職について説明してあげる。」
そう言うと、アンジェラさんはどこからか取り出した書類を指差しながら説明を始めた。
「まず、一番上に『A』という人がいるわ。この会社の設立者で、俗にいうと社長、代表のようなポジションね。」
「A…?」
「もちろん、本名は別にあるわ。でも、入社してまだ2時間も経っていない新入社員に教えるわけにはいかないでしょう?それもただの会社じゃなくて、翼のトップならそれこそよ。」
「それもそうですね…」
納得して頷く私を横目に、アンジェラさんは説明を続けた。
「さて、その話は置いておいて、その下にいるのが私よ。」
「え?」
驚いて、少し間抜けな声が出てしまう。
「アンジェラさん?!」
「ええ、私よ。基本的に、この会社の全てを把握しているわ。」
「そんな重要なことを、私なんかに教えてしまっていいんですか?」
「いいのよ、Aさえ無事なら、私なんてどうとでもできるから。」
「そんな簡単に言わないでください!」
思わず声が大きくなってしまう
「アンジェラさんも大事ですよ!」
「ふふ、ありがとう。あなた、親切なのね。」
そう言って、アンジェラさんが少し微笑んでから、話を続けた。
「そして、私の下が管理人。この本社の職員たちを管理する役割の人ね。今はまだいないけれど、明日にはここへ到着するはずよ。」
「なるほど、管理人さんですか…」
ここでふと、疑問が頭の中に浮かぶ。
「でも、もしアンジェラさんの方が立場が上なら、なんでアンジェラさんが管理人さんの補佐をするんですか?」
「…それはね、言えないの。ごめんなさいね。」
「あ、いえいえ。そうですよね…翼の企業秘密なんて、逆に聞いてしまったらどうなるか怖いくらいですし」
「そうね。」
アンジェラさんは否定せず、説明へ戻った。
「さて、その話はここまでとして。その管理人のもう一つしたにいるのが『セフィラ』達ね。」
「セフィラ…?」
「正式名称が『セフィロト』、という名前のアンドロイド達よ。この会社の部門ごとに原則一体ずつ配置されていて、あなた達職員のサポートをしてくれるの。」
「アンドロイド…」
私の脳内に人形の無表情なロボットの姿が浮かぶが、すぐにそんな意味のない考えを振り払う。
「なるほど。管理人さんがずっと私たちを見ているのは難しいですからね。AIに任せた方が効率的ということですか。」
「その通りよ。」
アンジェラさんは少し頷いた
「そして、その下にいるのがあなたよ、グスタフソン。正確にいうと『エージェント』ね。」
「私ですか。」
「ええ。そして、エージェントにも6つ区分が存在するわ。」
「6つも…私、覚えられる気がしません…」
「そんなに難しく考える必要はないわ。上から部門チーフ、5級、4級、3級、2級、1級だから。数字くらいは簡単に覚えられるでしょう?」
「なるほど…数字で階級分けされているんですね。ここはフィクサーさん達と同じなのですね。」
「ええ。ただし、ここでは数字が大きければ大きいほど立場が上であることを除いてそうね。」
「では私は?」
「当然、1級からよ。」
その言葉に、私は少し安心した。責任のある立場など真っ平だ。私が中間管理職になった暁には、即日大事故を起こしてしまうだろう。
しかし、アンジェラさんは
「でも、今はエージェントがあなたしかいないから、必然的にそのうちチーフになることが決まっているようなものね。」
と続けた。
「私が?そんな重要な立場に?そんな、無理ですよ!」
「そうね、今は無理かもしれない。」
「でも、そのうちこの会社の事を覚えていけばいい。気長に頑張りましょう。私も、セフィラ達も、管理人もついているから。」
「ありがとうございます…」
その言葉に、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
「さて、何はともあれ話を戻しましょう。」
そういうと、アンジェラさんは再度書類に視線を戻した。
「エージェントの下にいるのがオフィサーとその他事務職員達よ。」
「事務職員達は説明不要として、オフィサーというのは?」
「オフィサーというのはあなたの様なエージェントとは違い、『幻想体』に作業をしない職員達のことね。普通の人は、この会社に入社すると、ここから始まるのよ。」
当然の事かの様に語るアンジェラさん。しかし、少し引っかかった。
「普通はオフィサーから始まる…?じゃあなんで私は最初からエージェントなんですか?」
「あなたが採用試験の時の心理テストで好成績を収めたからね。基準点の3倍のスコアだったのよ、あなた。」
「あの『同僚が突然いなくなったら、あなたはどうしますか?』みたいな問題を何問か聞かれたテストの事ですか?」
「その通りよ。」
信じられなかった。あんなテストで何がわかるというのだろう?ここは都市だ。同僚が急にいなくなっても、急に化け物が現れても、目の前で人が死んでもなんらおかしくはないだろう。
「あのテストに『好成績』なんてあったんですか…」
「ええ、あなたは他の人たちに比べて優秀だった、それでいいでしょう?」
と、アンジェラさんは言った。
そうきっぱり言われてしまうと、こちらも納得せざるを得ない。
「わかりました…そして、あの、すみません。『幻想体』とはなんでしょう…?」
「ああ、これについては知らなくても無理ないわ。」
アンジェラさんの表情が少し変わる
「『幻想体』はL社の特異点の根幹に関わってくる部分なの。逆に、社外の人が知っていたら大問題よ。」
「翼の特異点…?!」
驚きすぎて、声が裏返ってしまう。
「そんな重要なその、モノ?生き物?に私みたいな新人が作業をしてもいいんですか?」
「ええ、大丈夫よ。幻想体はL社の特異点そのものではなく、その生成物ですから。」
「生成物…」
「まあ、詳しいことは明日になって作業を始めれば、すぐにわかるはずよ。」
そう言うと、アンジェラさんは壁にかけられた時計を一瞥し、
「さて、そろそろ時間ね。私は地上に他の社員達を迎えにいくわ。」
と言った。どうやら、話に集中しすぎて時間の流れを忘れてしまっていたようだ。
「あなたは社員寮に行って、自分の部屋を整えていてくれるかしら?」
そう言って、アンジェラさんは小さな鍵と地図を差し出した。
「はい、これが部屋の鍵ね。この地図を見ながら歩けば、迷子になることはないはずよ。」
「は、はい。わかりました!」
私は鍵を受け取る
「色々と教えてくださり、本当にありがとうございました!」
「ふふ、いいのよ。」
アンジェラさんは微笑んだ。
「それじゃあ、また会いましょうね。」
「ああ、まだ終わっていない書類は机の上に置いておいて大丈夫よ。」
そう去り際に言うとアンジェラさんは、静かに部屋から出て行ってしまった。
その一言で私は再び机の上を見る。
まだ処理し終えていない書類が山積みであった。
…この書類はオフィサーさん達が処理するのだろうか。
私はオフィサーさん達とは違う。
未だなんなのかよくわからないが、幻想体と作業するのだ。
どんな存在なのだろう。
そんなことを考えている内に少し、明日からのことが心配になったが、今考えても仕方がないと思い直し、早速アンジェラさんから貰った地図を取り出した。
幸い、アンジェラさんの言った様に、地図を見ながら歩けば地下の迷宮の様に入り組んだ道でも迷うことはなかった。
それから地図に従い10分ほど歩いたところで、一つの扉にたどり着いた。
「女性エージェント用社員寮」と書かれている。
どうやら、目的地には正しく到着できたらしい。
私は早速扉を開け、中に入る。
そして、鍵に書かれた部屋番号と同じ番号の書かれた扉に、鍵を差し込んだ。
ドアが開いた先には、ベッドと小さな机が一つ、それに本棚とトイレしかない殺風景な部屋が広がっていた。
どうやら、風呂場と洗濯設備は共同らしい。
しかし、私がこれまで暮らしてきた部屋と比べれば、備え付けられている物は大きく変わらない。
それどころか、清潔さまで考慮すると、ここは十分すぎるほど快適な場所だった。
いや、私にとっては天国のような部屋なのかもしれない。
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荷解きはすぐに終わった。
当然だ、持ってきた荷物がほぼなかったのだから。
両親との写真と、日記帳に、その他日用品程度の荷物。たったそれだけ。
私はこれまで生きるのに必要な最低限の物以外、買ってくることがなかったのだから。
しかし、いざ荷解きが終わってしまうと、途端にやることがなくなってしまった。
明日までは仕事もなく、かと言って今日やるべきことも残っていない。
「暇になっちゃったな…」
なんて言う独り言を聞いてくれる人もいない。
「…そうだ、オフィサーさん達に会いに行こう」
ただの思いつきだ。行き当たりばっかりの浅い考え。それでも、ここで何もせずたった一人で座っているよりはマシな気がした。
無事第二話も書き終わりましたねぇ。いやー、長かった(4時間)。ここまで読んでくださったあなたに、限りなき感謝を…!今後も週に1、2回投稿する予定なので、また続きも読んでくれたら嬉しいです。それではまた!바이바이!(バイバイ)