あまり『神器』の活躍はありません。
これは作者の知識不足です。申し訳ございません。
では、アカメが斬る×『神器』どうぞ!
〇月×日晴れ
今日から語り部風の日記を書いていく。
しかし、正直何を書こうか迷っている為、最初は自分の事を書こうと思う。
俺の名前はタツミ、村から帝都に出稼ぎに来たピチピチの少年だ。
が、どこで選択肢を間違えたのか、今帝都を震え上がらせている殺し屋集団『ナイトレイド』に所属している。
まあ、選択肢云々と言ってはいるけど、俺自身が決めたことだから後悔はしていない。
そして、『ナイトレイド』の一人であるおっぱ(二重線で消されている)レオーネ姐さんが教えてくれたけど、民が飢えている原因はこの国が腐っているからで、『ナイトレイド』はそんな国を壊し、新たな国を創ろうとしている『革命軍』の『暗殺部隊』の一つらしい。
この時、他の『ナイトレイド』のメンバーがいる中で、正義の殺し屋云々という感想を言ったらアカメという少女を抜いた全員に爆笑され、少し頭にきたが爆笑した理由を聞いて納得した。
とにかく、俺は『ナイトレイド』で頑張って、この国を変えていくことに決めた!そしてこれ以上サヨやイエヤスのような――(文字が滲んで読めなくなっている)
〇月△日 晴れ
前回から少し、日にちが経ってしまった。
とりあえず、書けなかった部分を少し書いて、今日の分を書こうと思う。
アカメと仲良くなった、マインと口喧嘩した、『ナイトレイド』として人を殺した。……以上!……大雑把だが、これが書けなかった部分だ。
そして、今日起こった出来事を書いていこうと思う。
今日、俺は……いや、正確には『ナイトレイド』は、帝都で噂の連続通り魔『首斬りザンク』を狩るために活動した。
効率よくザンクを探すために、二人一組で行動することになり俺はアカメと二人一組で、行動した。
そして、俺とアカメでザンクを探している時に、ふと、『ナイトレイド』の皆が言っていた『神器(セイクリッド・ギア)』と言う物が気になり、アカメに聞くと自分が持っている剣を前に突き出しながら「こういうのだ」と言われた。
この時、即答で「わかりません」と言った俺は悪くないと思う……。
アカメが言うには、『神器(セイクリッド・ギア)』は、『聖書の神』が作ったシステムで不思議な能力を所持者へ与える物らしく、さらにその中でも『神滅器(ロンギヌス)』と呼ばれる物は神器の中でも、神すら滅ぼすことが可能な力を持つと言われる『特殊な神器』で現時点で13種が確認されていて、持ち主が所持しているか『生きている』限り、同じ能力を持つ『神器』は存在しず、約千年前の始皇帝は『神滅器(ロンギヌス)』、『神器(セイクリッド・ギア)』の所有者達を使い大帝国を築いたらしい……。
そして、ボスを除いた『ナイトレイド』の皆は、そんな『神滅器(ロンギヌス)』、『神器(セイクリッド・ギア)』の所有者だとか……。
アカメの『神器』魔剣創造(ソード・バース)――魔剣を創造できる能力。あらゆる属性の魔剣を創造できるが、創造した剣の強度はオリジナルの魔剣に及ばない。
レオーネ姐さんの『神滅器』獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)――『神滅具』の1つで、元祖ヘラクレスの試練の相手として知られるネメアの獅子の1体を封じた斧。体長5m程の巨大な獅子に変化することも可能。極めれば一振りで大地を割る威力を誇り、飛び道具から所有者を守る能力も持つ。
マインの『神器』貫通弓(アンチ・ディフェンス)――この弓で番え放ったものに貫通性を与える能力。どんなに強固な物質であろうが貫通させるが、あくまで貫通性を付加させるだけのため命中精度は所有者の実力次第である。
ブラートの兄貴の『神器』太陽面(ゾーネンキット・インビジブル)――被ったものを光の屈折によって不可視にする能力。だが、姿が見えなく出来るだけであって、気配は消せない。
ラバックの『神器』黒い龍脈(アブソーブション・ライン)――五大龍王の一角『黒邪の龍王』ヴリトラの力を宿した神器の1つ。対象と自分を接続し、対象の力を吸うことができる。また、自分側のラインを別のものに接続することも可能。使いこなせば、逆に対象の方に力を送ったり、力だけではなく血液などを吸い取ることも可能だが高い集中力が必要になる。
シェーレの『神器』追憶の鏡(ミラー・アリス)――鏡を出現させ、その鏡が破壊された時にその衝撃を倍化して相手へ返す神器。あくまで衝撃を返すだけなので、武器の特性は影響しない。
さらに、『神器』の力を高め、ある領域に至った者が発揮する力の形……『禁手(バランス・ブレイカー)』と言うのがあるのだとか……。
そして、俺が持っている篭手も『神器』らしい……。
と、そんな話をしながらザンクの捜索を続けた。
それで、まあ色々と端折るが……俺はザンクと遭遇して戦闘、自分の『神器』の能力『倍加』を使うが、ザンクの『神器』と実力の差で俺はボロボロにされた。
その後、アカメが助けに来てくれてアカメとザンクの戦闘が始まり、俺は自分の実力不足を痛感した……。
やっぱり、もっと鍛えないと……。
〇月□日 雪
シェーレが死んだ……。
マインが言うには、チブルと言う標的を暗殺した帰りに警備隊の一人が待ち伏せしており、正体がバレ、戦闘……そして、シェーレはマインを庇って殺された……。
その話の後、マインからシェーレを殺した奴の名前を聞いて驚いた。
セリュー・ユビキタス……俺は彼女を知っている。以前、スラムで道に迷った時に助けてもらったことがある。
そして、その時彼女は自身が持っている『神滅具』についても説明してきた……。
セリュー・ユビキタスの『神滅具』魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)――『神滅具』13種のうち4種ある『上位神滅具』の1つで、使用者のイメージした生き物を作り出すことが出来る能力。直接的な攻撃力は皆無に等しいが、使い方次第で国ひとつ滅ぼすことも出来る。
俺は改めて、この仕事の辛さを知った……。
いつか報いを受ける時がくるのは分かってる……だけど、それでも仲間を失うのは辛い……。
あと、関係ない話だが最近、ダンディな声の赤い龍――彼は、ドライグと名乗ってた――と会話する夢――会話の内容は俺の籠手は『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』と言う名前だということ。能力は『倍化』だけでなく『譲渡』があるということだった――を見る。
あれは、最近の出来事のせいで見るようになった夢なのだろうか?今度、兄貴に相談してみよう。
〇月✩日 晴れ
『ナイトレイド』の偽物が現れ、大臣に抗う文官たちが次々と殺され続けていた。
俺たちはその偽物を狩り、文官たちを守るために俺と兄貴、アカメとラバのコンビでそれぞれ影から標的になるであろう文官二名を護衛することになった。
俺と兄貴のコンビは、帝都近郊大運河の出発点に停泊する巨大豪華客船『竜船』に俺は地方富豪のお坊っちゃまと言う設定で、兄貴は『神器』太陽面(ゾーネンキット・インビジブル)の能力で透明化して乗り込んだ。
ちなみに『竜船』の第一印象は、で……でけえぇぇぇぇぇぇぇ!!だ。
それで、俺たちは護衛対象を確認できる場所で待機して、偽物の襲撃を待っていた。
けれど、護衛対象は肉のカーテンで守られていて暗殺するのは無理だと思い、このことを透明化中の兄貴に行ったら殴られ、「敵も『神器』持ちだ。何してくるか分かんねぇだろ?」と言われた。
確かに兄貴の言うとおりだった。『神器』の中にはとんでもない能力を持っている物もあるんだ、俺は気を引き締めてから兄貴に謝った。その時に兄貴に「まぁ愛のムチだと思え、愛の……愛の……」と言われたのは少し恐怖を感じた。兄貴の『あの噂』は冗談だと思いたい……冗談だと……。
その後、兄貴の従軍時代の話を聞いて俺は帝国に対して憤りを覚え、話を終えた兄貴は船内の方を調べに行った……。
直後、笛の音が聞こえてきたが俺は気にせず護衛対象を見続けていた。
だけど、それがいけなかった。
笛の音が聞こえてから暫く経つと周りの人が無気力になり、俺自身も身体から力が抜けていくのを感じた。
そして、『ナイトレイド』の偽物が現れて戦闘が始まり、俺はそこで兄貴の強さを改めて感じた。
兄貴は、自分に向かってきていた二人を撃退して、見た目が俺の『神器』に似た籠手の『神器』を使っていた大男――ダイダラと名乗っていた――を瞬殺した。
そして、撃退した二人の内、一人が立ち上がり近づいて来ると、兄貴はその人物を見て驚いた様子だった。
なんと、近づいて来た人物は兄貴の従軍時代の上司さんだった。
だけど、兄貴は自分の武器である槍を構え、兄貴の元上司であるリヴァさんは周囲にある影を身に纏い、鎧の様なものを形成した。
それを見た兄貴は「闇の大盾(ナイト・リフレクション)の『禁手(バランス・ブレイク)』闇夜の獣皮(ナイト・リフレクション・デス・クロス)は健在ってことか」と言って、槍を握る手に力を込める……。あれが、アカメが言っていた『禁手(バランス・ブレイク)』か……。
――後で聞いたのだが、リヴァさんが使っていた『神器』の能力は影を操る防御系能力で、攻撃を防ぐ以外にも影の中に攻撃を吸いこみ別の影から放出することができ、『禁手』の能力は影の鎧で物理的攻撃はほぼ無効化し、本来の能力も健在のままだとか――。
二人は戦闘を始め、兄貴の槍はリヴァさんの影の鎧に防がれ、リヴァさんは影から衝撃のようなものを放ち、兄貴はそれを避ける。俺は兄貴の戦闘を邪魔しようとした男の娘(誤字にあらず)に向かって赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)がある左腕で殴るが、男の娘は持っていた縦笛で防ぐ。
そして……。
戦闘の結果、兄貴が『神器』の『禁手』で纏った光の鎧でリヴァさんの影の鎧を打ち破った。
戦闘が終わると、兄貴が纏っていた鎧は解除され兄貴は戦闘の疲労によるものなのか膝をつき息を乱していた。
俺はすぐに兄貴に駆け寄り兄貴の体を支えるが、「タツミ……まだ戦いは終わってねえぞ……」と言われ、兄貴に指差された方を向くと、笛を吹きながら自身の身体を筋肉マッチョマンへと変える男の娘がいた。
とんでもないビフォーアフターだった……。
「ふぅっ……久しぶりだなぁ。この姿になるのは……」
と、男の娘……あれですか、あと二回変身残してるんですか?と思いつつ、俺はこの時の戦力差を考えていた。
兄貴はボロボロで、俺の今の実力じゃムキムキ男の娘には勝てない。と、絶望していると、俺は兄貴に殴られ、活を入れられた。
俺は兄貴の期待に応えなきゃ男じゃね!と思ったその時、何時も夢で会話していたドライグの声が聞こえ、ドライグはアイツを倒す力を与える代わりに俺の左腕をドライグに支払えと言う提案をしてきた。
俺は迷わずその提案を了承して、『禁手』赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)を使えるようになり、何とかムキムキ男の娘を倒すことができた。
……今回はなんとか生還できたが、次からはこう上手くはいかない……。もっと鍛えて、強くなって、革命を成功させて、皆で新しい国の朝日を見たい。
長くなったが、そろそろ時間のようだから、今日はここまでにしたいと思う。
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「ちょっとタツミ、これは一体どういうことよ?!」
「どうしたんだ、マイン?……ああ、その日記そんなところにあったのか……懐かしいな」
どこか裕福そうな家の中で、ピンクの髪をツインテイールにした女性――マインが、古ぼけた日記帳を持ちながら背後に般若が見えそうな形相で茶髪の青年――タツミに詰め寄り、タツミはマインが持つ日記帳を見てどこか懐かしむように、遠くを見つめる。
「って、懐かしいな……じゃないわよ!この日記、途中の内容なんなのよ?!」
「どうしてそこまで怒ってるんだよ?普通の内容だったろ?」
マインの様子に気がついたタツミは、何故怒ってるのか分からない?と、言うような表情で首を傾げ、その表情にマインは怒りでさらに顔を赤くする。
「まず『ナイトレイド』の活動を日記にするなんておかしいでしょ?!『ナイトレイド』の活動は記録に残っちゃいけないのよ!」
「あ……そうか」
マインの怒りの理由にタツミは納得し、内心、何処かに無くしていなくて良かったと安堵しながら後で日記を焼却処分しようと考えた。
だが、マインの怒りは収まっていなかった。
「そ、それに……」
「それに?」
「どうして、日記で胸のことについて書いてるのよ?!しかも私のことちっぱいって何よ、ちっぱいって?!しかも好み的にはアカメの胸の方が良いってなに?!喧嘩、喧嘩売ってんの?!浮気、浮気なの?!許さないわよ、浮気は!アンタは今でもチェルシーとか、レオーネとか、エスデスとか、アカメとかに狙われてんのよ?!あれ?アカメがいるじゃない……盗られちゃう?タツミ盗られちゃう?イヤ、絶対イヤ!タツミは私の男だもん!旦那様だもん!誰にも渡さな、絶対渡さない。ワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイワタサナイ――」
顔色を赤から青へと変化させ、目のハイライトが消えているマインに恐怖を覚えながらも、タツミはマインに近づき、他の女性と比べて小柄なその身体を抱きしめる。
「落ち着けよ、マイン。俺が惚れてるのはお前だけだぜ」
「タツミ……んっ」
タツミからマインにキスをして、マインは頬を赤く染めながらそれを受け入れる。
二人の周りには、所謂『いい雰囲気』と言うものが形成されていき、二人は行為を次の段階へと進めようとするが……。
「(二人ともいい雰囲気の中、申し訳ないが……見ているぞ)」
聞こえてきたドライグの声に、二人は慌てて離れ部屋の入口の方を見ると……。
双子のピンク色の髪の少年と茶髪の女の子を背負った、ゴスロリ服を着た少女がいた。
「タツミ、我、疲れた」
と、ゴスロリ服を着た少女――オーフィスが疲れた表情で言いながらその場で倒れ、双子は無垢な表情で笑う。
そんな様子にタツミとマインは苦笑いしながら近づき、倒れたオーフィスに背負われていた少年と少女を抱き上げる。
「ねえタツミ、色々あったけど革命が成功して良かったわ」
「その通りだな」
「この子達は何も知らないのよね」
「腐っていた帝国も……俺たちの手が血に濡れていることも……」
タツミは自分の手を見ながら言い、マインも同じように自分の手を見る。
「確かに私たちは血で汚れてる……だけど、そんな私たちでもこの子達に教えることは出来るし、守ることも出来るわ」
「ああ、それが俺たちの役目だ」
タツミは決意する。この革命後に手に入れた幸せを、未来を、家族を、どんな者からでも守ると。
だから……。
「(ドライグ、これからも力を貸してくれよな)」
「(ああ、歴代最高の相棒だ。いくらでも力を貸してやる)」
そんなドライグの言葉にタツミは笑顔を浮かべた……