風の女神・萩原千速-神奈川県警察・第一交通機動隊- 作:新庄雄太郎
ファオン、ファオン、ファオン、ファオン。
と、ギャランΣのパトカーはサイレンを鳴らして1台の車を追っていた。
「そこの紺青のエテルナ、直ちに止まりなさい。」
と、警官は言った。
そこへ、覆面パトカーのディアマンテとデボネアAMGが3台のギャランΣパトカーと共にカーチェイスが始まった。
ディアマンテには鳩村刑事と日下刑事、デボネアAMGには堀内刑事と坂東警部補が乗車していた。
「団長、あのエテルナですか。」
と、坂東は言った。
「ああ。」
そして、エテルナはドリフトして直進レーンを左折したのだ。
と、その時だった。
「小隊長、あのエテルナ左折しましたね。」
「指定通行区分違反、追うわよ速見。」
「はいっ。」
千速は、パトライトをつけて紺のエテルナを追いかけた。
「追ってるのは、警視庁の西部署の刑事ね。」
と、千速は言った。
速水と千速が乗るZ31フェアレディZの交通パトカーに乗ってサイレンを鳴らして、ディアマンテとデボネアAMGとギャランΣをすり抜けて、紺青のエテルナに追いついた。
ウーウーウーウーウー
と、サイレンを鳴らした。
「あっ、何だあのパトカーは。」
「凄い、うちのギャランΣじゃとても追いつけない。」
と、ギャランΣの警官は言った。
「はっ、またパトカーか、俺についてこれるか。」
と、男は言った。
「そこの品川37・たの55-11のエテルナ、直ちに左に寄せて止まりなさい。」
「ふん。」
「それはどうかな、エテルナはフェアレディについてこれるか。」
と、速水は言った。
そして、エテルナはジグザク走行してZ31をあおりながら追跡した。
T字路に差し掛かった、エテルナは逆走した。
「やろっ。」
と、男はU12ブルーバードとジェミニセダンを擦り交わして本線に戻る。
「凄い、ドラテクだわ。」
「何てスピードだ。」
と、速水は言った。
「でも、このZには負けないからね。」
「よしっ、追いついてきたぞ。」
「おう。」
「この先は、行き止まりだ。」
と、千速は言った。
「あっ、しまった。」
と、男は行き止まりに入り込んだ。
「しまった、通れないや。」
紺のエテルナは、行き止まりに止まった。
「ちくしょー。」
と、男は千速と速水を見たらエテルナから降りて逃走した。
「待てーっ。」
「来るなっ。」
と、男は言った。
「動くなっ。」
「確保。」
と、千速は言った。
「さぁ、観念しなさいっ。」
千速は、男を連行した。
「お前、免許証は。」
「追う、持ってるぜ。」
と、千速は男に免許証を見せた。
「ああ。」
「指定通行区分違反と一時不停止違反、それに35キロ以上速度超過ね。」
と、千速は男に切符を切った。
そこへ、ディアマンテとデボネアとギャランΣが到着した。
「あっ、あなたが男を確保したんですか。」
「ええ、道路交通法違反でね。」
「そうか、いやーこの男は西部署管内で覚せい剤の密売人だったんですよ。」
「えっ、この男が。」
と、速水はびっくり。
「やはり、この男は風間 恭介か。」
「知っているの?。」
「ええ、確か横浜で暴力団に入っていたと聞いていたな。」
「そうか。」
そして、翌日。
「いやー萩原に速水、お手柄でしたね。」
「ええ。」
「あのエテルナのドライバーは、暴力団だったんですか。」
と、速水は言った。
「途中で、パトカーと遭遇したから追っていたから。」
「そうか。」
速水と萩原は、大手柄を立てて表彰された。
次回は、交通取り締まりをします。
お楽しみに