速すぎたSTONE!!~千空に従兄を投入した結果!! 作:石の上にも3泊
千空が復活液を沢山作ってくれた。作り方さえ分かれば後は宇宙飛行士(勢いでなっちゃった百夜は除く)でも充分に作ることは可能だ。このまま日本人を全員復活させて、文明社会の再スタートだ!!と喜んだアナタ、残念だがそれは余りにも速すぎる。
確かに石化復活液は時間さえ有れば、ポンポンと出すことは出来る。しかし、復活液が有るのは日本だけ。世界中の何処かでは千郷のように洞窟探検しつつ、石化しても意識を飛ばさなくて自然復活出来た人も居るかも知れないが、意識を飛ばした人を復活できるのは石化復活液の力がないと不可能だ。もしかしたら日本だけ残った現在、野心のあるお偉いさんに使った瞬間「よっしゃ!!アメリカが無くなった?他の大国が無くなった?私が世界を導く独裁者となる!!石化復活液がある今、世界は私にひれ伏すだろう!!」な考えが現れかねない。なので、一部の政治家は問答無用で後回しで外堀を埋めてから復活である。そして食料問題だ。
日本人は…いや日本国は他国に頼って生きている。食料自給率は僅か38%(カロリー基準)という低い数値であり、殆どの食料を輸入に頼っている。国民の殆どが百夜のように「ラッキー!今日はお肉安いじゃん」と金銭を対価に小売店で食品をゲッチュしている現代も合わさり…自給自足なサバイバルになれていないことも加味すれば瞬く間に食糧難になりかねない。そこで、復活は段階的に行い、今回の最優先は1杠&未来ちゃん→この石神村(仮称)の人達→様々な国を渡り歩いて人を見る目がある千郷が選んだ有識者の科学者など→その他となった。少なくとも石化状態なら腹は減らないし、放置しても餓死することはない。
「いやぁ~私達が眠ってから色々有ったんだね」
千空でもわからない推定4000年は風化しないカチューシャを着けた美少女は小川杠。大樹が思いを寄せる少女であり、実は両想い疑惑もある。千空からは「早く2人ともくっつけよ」と思われているとか。手芸部であり、なんとその腕前は千郷が「スピードなら俺より上」と太鼓判を押す程であり、瞬く間に衣類を作り出すことが出来る。
「お兄ちゃんに友達が出来て良かったわ~友達いなかったもんな」
「ギョョェェェピヤァァァ!!ピヨ」
と言う金髪で外見年齢小学生高学年の少女は獅子王未来。脳死状態だったが、石化解除の異次元治癒効果で無事に脳組織が復活して、見事に文字通り復活。そして未来ちゃんを脳死状態にした悪い大人は、問題を起こそうとした瞬間、師匠から「アイヌでは子を傷つけることは最大の悪だ」と教わった千郷が対人間用最終兵器を取り出してボコボコにする模様。
現在は未だ患者服だが、衣類は千郷が用意した日本風アレンジ様々な民族衣装ファッションが有るので問題ない。早速、新しい友達?が出来て、その友達?である地味にムキムキな50センチ程でキウィフルーツを思わせる毛並みで嘴が長い鳥を膝の上に乗せている。
「おい、大樹。あの鳥、キーウィだよな?なんで此処に居る?」
「キーウィなら俺も知ってるぞ?ニュージーランドにしかいない鳥だよな」
千空が未来ちゃんと杠の衣類(当たり前だが千郷作成)を取りに行っているためか、司と大樹がムキムキな鳥を見て小声で話し合う。
未来ちゃんが膝の上に乗せている筋肉ムキムキの鳥はキーウィ。ご存知、ハーストイーグルとジャイアントモアという最強猛禽類&最強草食鳥類の二枚看板が人の前から姿を消した現在、ただ1種のニュージーランドの国鳥である。しかし、当たり前だが野生や動物園のキーウィはここまでムキムキではない!!
「プロテインギョョェェェピヤァァァ!!」
「いいくいっぷりや!!可愛いな君!!」
そしてキーウィは虫食の鳥であり、野生ではミミズなどを捕まえて食べている。だから絹糸を貰うために蛹で湯がかれたカイコガの蛹のボイルを食べても可笑しくはない。飼育下でも栄養の為に粉末にされたカイコガフードを食べているかもしれない。
「プロテインって言ったよな?」
「言ったな。動物番組のロケで知ったが、チンパンジーなどの知能の高い動物は声帯の都合で人の言葉を話せないが、理解しているそうだ。とある家猫は魚を食べたときに、ちょうどその発音が出来たのか『マグロ』と発音していたらしい」
間違いない、このキーウィは杠のカチューシャと同じく千空の科学でも解明できない代物のようである。
「待たせたな!杠と未来の服、持ってきてやったぞ!」
「杠と未来ちゃんね?これから宜しく!」
と、そこに箱に仕舞われた2人の衣類を取りに行ってた千空、そして体力がミジンコ(千郷、大樹、司と比べると)の千空の手伝いとしていつの間にか日本語をマスターしたリリアンがやって来た。まあ、リリアンの日本語マスターは別におかしい話ではない。リリアンは日本語の歌も歌えるし、その流れで僅か1ヶ月足らずでマスターしたようだ。
「おっ。なんだプロタンじゃねーか!お前も出てきたのか?」
「ギョェピー!!」
「「知ってんの!?」」
なんと言うことでしょう。千空はそのムキムキューイを知っていたのだ。
「ニックネームはプロタン。訳有ってニュージーランド政府を追い出された国鳥さ。飼育経験のある大阪府の動物園に行く予定だったが、ムキムキ過ぎて客がドン引きしキューイ飼育のノウハウが全く通じず断念。チサ兄が引き取って、預かり先の研究所が『規格外同士、同じ部屋でいっか』とか言ってな、ピリカのルームメイトになったんだよ」
「ギョョェェェピヤァァァ!!」
このキーウィは千郷が色々有りすぎて引き取る羽目になったキーウィのイレギュラーであるプロタン。飛べないから鍛えてみた!と言いたげに筋トレを始め、気が付けばニュージーランド政府がドン引きする程の筋力をゲッチュしてしまい、大御所動物園も頭を抱えて、最終的に研究所の判断でハーストイーグルのピリカと同室にされたキューイである。
「しかし、杠おめー。生のリリアン見ても驚かないんだな?」
「いや…前もって聞いてたし、このムキムキキューイを見た後なら」
「だよな」
世界的歌姫<ムキムキューイのインパクトであった。
一方の千郷。千郷はハーストイーグルの脚に捕まりながら関東周辺を文字通り飛び回り、復活して力になるだろう有識者の皆さんを少数ながら石化から戻しながら飛び回っていた。
そして中には…千郷の本来の雇い主も含まれる。
「冷た!?……えっ?石神くん!?どうなって…身体元に戻ってる!?と言うか…その巨体…まさかハーストイーグル!?」
「よぉ!館長!!いきなりだけど、目の前の書類に目を通してちょーだいな。そして俺の退職届無しにして」
民俗学者であり千郷ほどバグキャラではないが、他国との繋がりがあり電気などを使わない生活文化への知識も深い有識者として、千郷が働く国立民族歴史博物館の館長が復活を果たした。
「それについては構わないよ。君は色んな意味で問題児だったが、代わりがいない人材だ」
「さっすが館長!!またテロリストに邪魔されたら潰しといてやるから安心して!!」
「だ・か・ら!!そこ!!それで…何があったんだい?君の希少がんは抗がん剤が一切効かず、手のほどこしが無かった筈だ」
千郷、退職届を無効にしてもらうことに成功!!
実はと言うと千郷は海外で色んな意味で問題行動を起こして、学会で他の研究部門の学者からもクレイジー石神と呼ばれるヤバい人物だったが、代わりがきかない人材であった。ミュージアムショップで販売されている民族衣装やその現代日本の製作もしているし、本も出版している。本の中には民俗料理の料理本もあり、博物館の企画展にそった期間限定料理も開発&監修しており、大真面目に代わりが効かないのだ。
「あー、ざっくり言うとですね。謎の緑色の光がブラジルから全世界に広がって、宇宙飛行士5人と宇宙旅行者1名以外は石化しました。石化中はコールドスリープに近く、老化しません。意識を消さなかったら、硝酸で復活できます。復活すると全ての病と怪我が綺麗さっぱり治ります。
八丈島で洞窟探検中に石化した俺は天然の硝酸で3分で復活。伯父が宇宙飛行士だったこともあり、宇宙に居る6人とコンタクトを取り、地上に降りた彼らを救助。その後、東京で千空を含めた意識を保ってた高校生3人を硝酸で復活。都市ガス爆発などの危険もあり、東京の田舎に避難し、そこを拠点として千空が意識を消しても復活できる石化復活液を開発。これがだいたい1ヶ月の話ですね」
「めちゃくちゃ濃い1ヶ月だな!!と言うか、知ってたけど千空くん凄いなおい!!」
館長、やっぱり石化騒動からの1ヶ月の出来事を聞いてドン引きしてしまう。そして書類に目を通すと…
「石神くん…アレ出したの!?マジで!?」
「石化騒動で良からぬ奴が出るので、出しました。犯罪行為はもちろんのこと、政府高官はこれを好機に売国…或いは石化復活液を用いた独裁に走る恐れがあります」
「構わん!!非常時につき、当博物館で動態保存されていた四式自動小銃甲型の使用を許可する!!そしてカイコちゃんの保護はぐっじょぶ!!ボーナスあげちゃう!!」
館長も館長で大概ヤバい人だった。
「ところで副館長はどうしたのかね?」
「副館長?後回しですよ。バックヤードに保管されていたアフリカ部族の玉座にふんぞり返ってました。写真見ます?」
「彼はボーナス全カットだ」
副館長。誰も見てないからと思い、バックヤードに保管されていた部族の玉座にふんぞり返って石化。当然、復活は後回しであり、写真と言う証拠を撮られたのだった。
次回…千郷、遊び道具をクラフトするってよ
世界開拓…進める?
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日本が終わってから
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日本→アメリカ終わってから
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原発のないオセアニア編!!