前回ウルトラマンゼロの存在が公開されましたが「ウルトラマン」というだけであり、世間は彼の名前がゼロということをまだ誰も知りません。
零号ホロウの調査に来ていたパエトーンは審査にクリアする為、調査員と共に観測データの回収をしていた。
「うそ、彼女が…!?」
その終えた直後、極超級のエーテリアス「ニネヴェ」と遭遇。その際にニネヴェに従うホーネットの襲撃にあったが、ニネヴェを追っていた「虚狩り」星見雅によって窮地を脱した。
観測データを回収した為、そのまま撤収するかと思いきや
「こちらのエリアで、情報のない「極超」級エーテリアスが確認されました。貴方がたの任務が何であれ…遊撃部隊として、本作戦の支援にあたるよう要請します
――これは対ホロウ六課副課長による、正式な召集です。」
先陣を切る彼女を後から追いかけてきたH.A.N.D精鋭中の精鋭「対ホロウ六課」に急遽救援を要請される形となってしまった。
「目標はこちらの予想ルートを外れてしまいました。キャロットのデータを持つボンプによる、ナビゲーションが必要です。緊急事態につき、物資として微発させていただきます。」
『ンナナーッ!?、ちょ、徴発ゥゥ!?』
「まぁ早い話、最悪ぶっ壊れてもうちで弁償しますよ~って事」
今遠隔操作しているの家族同然のボンプであり、亡き恩師が自分達に遺してくれた大切な存在だ。そんな簡単に了承するわけが無いと抗議しようとしたが、
「お願いボンプちゃん!私が守ってあげるから!」
鬼のシリオンである「蒼角」含め最低限六課のチームが護衛してくれる補償はあると説明する。
それでもかなり危険がつきものだが、この状況では六課に合わせるしかないと仕方なく了承する事になった。
「!月城さん、あれっ!」
すぐに行動に出た六課一同だが、「浅羽悠真」が何かに気づき、指を指す。
「…ウルトラマン?」
11年前から観測された巨人に似ているが、その姿は見た目とは裏腹に黒と橙のボディカラー、そして目がモノアイとなっていた。
「うわぁ!なぎねぇ、あれがウルトラマンっていう奴でしょ!いっぱいいるよ!」
一体だけでなく複数体がニネヴェの方へ向かっていくのが確認出来る。
「急ぎましょうッ!」
六課一同はすぐに雅と合流するべく先を急ぐ。
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「邪魔だ」
単独でニネヴェを追う「星見雅」にその行く手を阻む者達がいた。
「…………!!」
ウルトラマンに似た巨人達が次々と雅に襲いかかるが、虚狩りの実力者である彼女の敵ではなかった。向かってくる者容赦せず一刀両断していく。
「彼はこんなに弱くない」
巨人…ダークロプスを斬り続ける度に先へ進んでいく。
しかし、巨人達が狙っているのは雅だけでなく空を飛ぶニネヴェもまた狙われていたが、弾幕を貼りつつ迎撃している。
「今こそ好機」
ニネヴェがダークロプスゼロに狙われている隙に着々と雅は目標に向かって走り続けた。
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一方で雅を追う六課一同だが、此方でもダークロプスゼロとの戦闘を繰り広げていた。
蒼角がイアスと調査員を護るように立ち、柳が近接悠真が援護射撃の役割を担っていた。
流石に精鋭中の精鋭と言ったところなのか見事な連携でダークロプスゼロを撃破していく。
「………ッ!?」
「よし、これで2体目ッ!」
悠真の放った電気の帯びた矢がダークロプスゼロの胸元を貫くと爆散した。
「浅羽隊員!次来ますッ!」
別のダークロプスが現れ、悠真は弓矢で牽制し、敵の注意を逸らす。
その隙に人と鬼の混血たるその身体能力でダークロプスの装甲を駆け抜け、薙刀「骸薙ぎ・虚突」で
「六課に仇なした、報いよ!」
落雷を彷彿とさせる一撃がダークロプスの脳天を貫き、電撃が迸ると共に爆散した。
「(急いで課長と合流しなければ!)
こいつらの相手をしている場合では無い。自分達の課長はもっと壮絶な戦いをしている筈…そう思い一刻も早くする必要があると思った矢先……
「ナギねぇッ!!横ッ!!」
「ッ!?」
「………………」
落下している最中、蒼角の声を聞いた途端そこ新たなダークロプスが2体現れており、モノアイから光線を放とうとしている。
「(間に合わないっ!!)」
空中では回避は困難、これまでかと思ったその時──
「「………!?」」
突如、柳に光線を撃とうとしたダークロプスがどこからともなく飛んできた刃に切り裂かれ阻害されてしまう。
そして落下していた柳はふわっと着地した感触をすると、己はまだ地面に落ちていない。
では、一体何が起きているのかと目の前を見てみると
「銀色のウルトラマン?」
柳を優しく両手でキャッチしたのは銀色の巨人「ウルトラマンゼロビヨンド」だった。
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「(危ねぇ危ねぇ、何とかキャッチできた)」
ダークロプスに襲われそうになった彼女を救出した零斗。
しかも、その女性は零斗にとって見覚えがある人物だった。
「(月城さん…と言うことは対ホロウ六課もここへやってきたのか)」
零斗にとって両手の上にいる月城柳は知り合いであり何度か顔合わせした事があり、共闘した事もある。
そんな彼女を優しく地面に下ろすと
「あ、ありがとうございます…!」
感謝の言葉を述べられそれに頷くと彼女を心配するように蒼角が走ってきて
「なぎねぇ、大丈夫!?」
「えぇ、彼が助けてくれましたから」
「この巨人がウルトラマンですか?なんか報告書に書かれている姿とは随分違うような…」
悠真がそう言ってはいるが、零斗はすぐさま、立ち上がるダークロプス軍団に対しファイティングポーズを取る
「………!!」
「シェッ!!」
一体目のダークロプスが接近し、パンチやキックといった攻撃を繰り出してくるが、ゼロビヨンドは上手く相手の攻撃を捌いていく。
「………!!」
2体目のダークロプスが手刀を繰り出してくるがゼロビヨンドが抑えていたもう一体のダークロプスの手で防ぎ、2体同時にその手を掴み地面に投げつけた。
その隙にクワトロスラッガーを2つずつ組み合わせ、二刀流のゼロツインソード「ビヨンドツインエッジ」を作り出し、
ビヨンドツインエッジにエネルギーを流し込み、威力を増大させ怯んでいるダークロプス2体同時に切り裂いていき、爆散していく。
「うわぁぁぁぁ~~、凄いよなぎねぇ、一瞬で倒しちゃったよ!」
「下手したら課長より速いね……ってまたなんか来たァッ!?」
ダークロプスを倒すと今度は別方向から三体の巨大ロボットが現れた。
「「「キキキキキキキイィィィンッ!!!」」」
帝国機兵「レギオノイド」が此方に近づいてくるのに対し、ゼロはウルトライズアイでブレスレットにあるコスモレコードを読み取る。
紅蓮に燃え上がる炎がゼロを包み込み「ワイルドバースト」へと形態変化させると
両拳を突き出して放つ巨大なエネルギー弾をがレギオノイド三体に命中するとそのまま爆散する。
『い、一撃で…』
「す、凄い…」
「ッ!?あれは…!」
レギオノイドを撃破されていくと柳は自分達のボスである雅がダークロプスの軍団と戦っているのが見えた。
「あ、あんな所に課長一人で!?」
「流石に数が多すぎます!急いで合流を!」
「シェッ!!」
その光景を見たゼロはゼロビヨンドに戻り、誰よりにも先に雅のいる方へ飛んでいく。
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「散れ」
ニネヴェを追いかけていた雅だが、その途中にダークロプスの軍団に襲撃されていたが彼女が繰り出す無数の斬撃がダークロプス達を切り裂いていく。
一振りで多くの敵を斬り倒していくその強さはまさに異次元。
「数が多い。これでは近づくことさえできないか」
しかしどれだけ切り伏せても、ダークロプス軍団は一向に止まらない。
このままではニネヴェに追い付くことはできないと困っていた雅だが
「ッ!?」
目の前のダークロプス軍団を相手にしたその時、突如巨大な光線が軍団を包み込み撃破されていったのだ。
ダークロプス軍団が次々と撃破されていくのを見ると
「シェッ!」
「貴方は…あの時の!!」
現れた光の巨人を見て雅は思い出す。
嘗て旧都陥落にて巨大な怪獣から自分と母親を守ってくれたウルトラマンを
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「(この子はあの時の子か…にしても見た目が"アイツ"にそっくりだな)」
ゼロビヨンドによるバルキーコーラスで掃討し、雅の助太刀に参上しつつ彼女の姿を見てどこか懐かしい感じを覚えていた。
嘗て数百年前に仲良くなった狐のシリオンと瓜二つ見え、今頃何しているのだろうかと思いつつ戦闘に集中する。
「ここは任せろ」
「ッ!?感謝する!!」
雅は目標であるニネヴェの方まで走っていき、それを追いかけようとするダークロプスだが、
両腕を左右に広げてエネルギーを貯め、X字で交差して手首の宝石を共鳴させ、左手を水平に広げた後に、両腕をL字型に組んで発射される必殺光線がその行く手を阻んだ。
「お前らの相手はこの俺だ」
ウルトライズアイをウルトラコスモレコードにスキャンさせ目に翳し形態変化させる。
初代ウルトラマンのBGMが流れると共に赤と銀の光の姿「ゼロコスモライズ」へと変える。
ダークロプスの軍団がゼロに襲いかかるが、それをものともせず一騎当千の如く無双する。
ゼロコスモライズの戦闘スタイルはまさに初代ウルトラマンを彷彿とさせるものだった。無駄な動きを排し、相手の攻撃を受け流し隙を見て的確に打撃を叩き込む。
その一撃だけでダークロプス軍団は次々と爆散していった。
『メビウス!』
「コスモレコードウォール」を召喚させウルトライズアイでメビウスのコスモレコードをスキャンさせると赤い球体が現れる。
セァッ!
メビウス!』
赤い球体から炎の勇者ウルトラマンメビウスが召喚され、ゼロと共にダークロプスの軍団を殲滅していき
メビウスのブレスから光の剣が伸ばされゼロの場合はウルトライズブレスレットから出される。
メビュームブレードによる剣撃でメビウスと共にダークロプスゼロ軍団を次々と斬り倒していき、
薙ぎ払うように一閃し、残りのダークロプス軍団を全滅させた。
雅の方もニネヴェと対峙する事ができたが、結局逃げられてしまったものの一矢報いる事が出来たようだ。
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ニネヴェが逃亡後、周囲にエーテリアスの群れが引き寄せられてしまったが、雅を始めとした対ホロウ六課の華麗な連携で殲滅する事ができた。
もう大丈夫だろうと判断したゼロは空に向かって飛ぼうとしたが
「待ってくれ」
雅に呼び止められてしまう。
「救援に感謝するウルトラマン。貴方の助力がなければニネヴェを撃退する事は出来なかった」
お礼を言われるとゼロは何も言うことなく頷くと雅は再び質問する
「それと、私の事は覚えているか?」
ゼロは雅の姿を見つめているとこう答える。
「背が伸びて、立派になったな」
「ッ!!」
「またな」
そう言い残してゼロは空の彼方へ飛んでいった。飛び去っていく姿を見つめていた雅は心のどこかで嬉しく感じており、狐の耳が揺れていた。
「課長、あのウルトラマンに会ったことがあるんですか?」
「柳…そうだな、戻ったら皆に話すとしよう」
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H.A.N.D本部
対ホロウ六課のオフィスにて
「えぇ!?ボス、ウルトラマンに会ったことあるのー!?」
オフィス内にて蒼角の叫びが木霊する。
「あぁ、小さい頃、大きな怪獣に襲われた事があってな、その時に助けてくれたのがあの赤い巨人だった」
「へぇー、そんな事あったんですね」
零号ホロウで起きたニネヴェの襲来及び怪獣達の出現に関する報告書を書きながら聞く悠真だが
「と言うかあのウルトラマンって何種類か姿があるんですね」
「今回、遭遇したの銀色、そして赤。やはりまだまだ謎だらけですね」
「あぁ、だが…私は少なくともウルトラマンは味方だと思っている」
「私もです。あの時、彼の助けがなかったら今頃どうなっていたことやら」
「なぎねぇの事助けてくれたんだから、きっと味方だよ!」
「まぁ、皆さんがそう仰るのならそういう事にしておきましょうかね」
六課でのウルトラマンに関する会話は続いていた。
登場怪獣
帝国猟兵 ダークロプス (ゼンゼロでの別名は侵蝕帝国猟兵)
身長:45メートル
体重:3万5000トン
「映画ウルトラマンゼロTHE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」に登場
かつてウルトラマンゼロを苦しめたロボット戦士・ダークロプスゼロを元に、カイザーベリアル率いるベリアル銀河帝国が造り上げた量産型の兵士
今作に登場したダークロプスは赤いゴーグルがエーテルカラーになっている。
帝国機兵 レギオノイド (ゼンゼロでの別名は侵蝕帝国機兵)
身長 53m
体重 3万5千トン
「映画ウルトラマンゼロTHE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」に登場
ベリアル銀河帝国の量産型メカで、惑星エスメラルダから奪った技術と資源をもとに製作したロボット兵。陸戦型のαと宇宙戦型のβの2タイプが存在。共通武器として、眼からレギオビームを発射する。
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