with U zero   作:ゲーム最高

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誓い

 

ウルティメイトイージスの力で別のホロウへ移動した、そこは人の気配がなく思う存分戦うにはもってこいの場所だった。

 

雅とゼロは互いに距離を取り再度、剣同士の対決に持ち込んだ。

 

 

「(星見さんには当たらないようにしないと…!)」

 

 

対決といえど下手にウルティメイトソードを雅に当てる訳には行かないと意識し、雅を暴走させた妖刀に集中攻撃する。

 

 

「(この感じ…3度目だな)」

 

 

今の状況を見て零斗は無意識に過去を思い出す。

 

 

 

__________________________

 

 

 

─数百年前─

 

1度目は

 

 

ホロウの中で無差別にエーテリアスを斬りまくる9つの尾を持つ狐のシリオンの前に零斗が立ちはだかった

 

 

「お前が方向音痴で助かったぜ!お陰で誰にも被害が及ばずこうして戦える…!!」

 

「斬る…斬る…斬るッ!!」

 

彼女の瞳には奇妙な炎が宿っており、暴走状態に陥っていた彼女を正気に戻した。

 

 

 

「済まなかった…零斗」

 

「気にすんな。誰にも被害は及んでない」

 

「だが、その傷は…」

 

「ん?あぁ、掠ったみたいだ。けどこんn「手当させてくれ…」へ?いや、掠っただけだか、らぁ!?」

 

 

狐のシリオンは零斗の腕を掴み、できている傷を舐め始めた。

 

 

「いやお前何してんの!?」

 

「零斗の傷を癒す修行だ…」

 

「それ修行なの?大丈夫だよ、てか俺の腕汚れてるからやm「あー!こんな所にいた…って、は?」…おっ、レミィにベリやっと来たか」

 

 

翼のシリオン、紫髪の女性、片目に傷があるマスクの男、角の生えた女性が後からやってきた。

 

特に翼のシリオン「レミエール」はハイライトのない目で

 

 

「ねぇ…当主さん何をしてるの?」

 

「む?零斗を傷つけてしまった…よって私が責任を取る為に彼の傷を癒す修行をしている」

 

「こらこら、そんな事しては駄目ですよ…零斗さん困ってますから離れましょうね」

 

 

紫髪の女性「べリオラ」も笑顔で言ってはいるが目は笑っていなかった。

べリオラはすぐに離れさせようと彼女を掴んだが、狐のシリオンはコアラのようにしがみついており

 

 

「当主さん~?」

 

「傷を癒すまで私の修行は終わらない」

 

「なら、私が代わりにやってあげるからさ~」

 

「例えお前達が相手だろうとこの修行は死んでもやめん」

 

「ッ!?…へぇ~、いい度胸だね」

 

 

その後レミエール、べリオラ、星見の当主の三竦みによる喧嘩が勃発しそうになりかけた。

 

 

「零斗…大丈夫か?」

 

「俺は大丈夫だけどあいつら止めt「私が引き継ごう」…なんでそうなるんだよ!?」

 

 

角の生えた女性「ミス・サンブリンガー」は傷口を舐めようとしたが、

 

 

「ねぇ、サンブリンガー…何ひとりで抜け駆けしてるの?」

 

「それは許せませんね」

 

「私が教えた隠密の修行がかえって仇となったか」

 

「?私は零斗の傷を治そうしただけだが…」

 

 

再度、喧嘩が勃発しそうになるも結局、片目に傷のマスクをつける男性「ジョイアス」が手当てをしてくれた。

 

 

 

 

 

──2度目は

 

 

「ぐっ…!?」

 

 

怪物と化したべリオラが黒い刃で零斗の横腹を貫いた。

 

 

「零斗ッ!!!」

 

 

レミエールの叫びが聞こえたが、痛みに耐えながらも零斗は

 

 

「心配…すんな!

 

待ってろベリ、すぐに助けてやるからなッ!!

 

ウルトラゼロレクターァァァァ!!!」

 

 

全身から放つ光で暴走したべリオラを元に戻す事に成功した。

元の姿に戻った彼女は

 

 

「あぁ…ぇぇ…そ、そんな…いや!!!いやぁァァァァッ!!!「ベリッ!!」」

 

 

べリオラは零斗の腹部を見て自分が刺してしまったと罪悪感にかられ正気を保てずに泣き叫ぼうとしたが、零斗は抱きしめ頭を撫でながら落ち着かせる。

 

 

「げほっ…ゴホッ…大丈夫…大丈夫だから…なっ?お前は何も悪くない…」

 

「わ、たしの…せいで…零斗さん…が…あぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「零斗ッ!!ベリッ!!」

 

 

 

__________________________

 

 

 

「(あの時の選択は間違ってなかった…)

 

シェッ!!」

 

 

過去を思い返しながら、零斗はウルティメイトゼロソードで暴走する雅を迎撃する。

 

 

「斬る…!斬る…!斬る…!」

 

 

常人では捉えられない程のスピードで剣を振り回すが、零斗は上手く捌いていき無尾に狙いを定め

 

 

「ソードレイ・ウルティメイトゼロ!!」

 

「ッ!?」

 

 

半月状の光刃を放ち、無尾で防御している雅を吹っ飛ばしてしまう。

 

 

「やべっ!!」

 

 

加減を間違えてしまい、彼女は何重もの壁を突き破ってしまい大丈夫かと様子見したが、

 

 

「良かった…怪我ない。流石は虚狩り」

 

 

上手く受け身を取り、どこも傷はなかった。しかしまだ暴走状態であることに変わらず、戦闘を続行するかと思いきや、

 

 

「グゥ!?…私は大丈夫だ…ッ!!ウルトラマンッ!」

 

「(星見さん!)」

 

 

彼女は正気に戻っており、大丈夫だと言わんばかり制止させる手を向ける。

 

雅の目に宿っていた奇妙な炎は消えており、必死に無尾を抑えながら語りかける。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……無尾よ聞こえているか?」

 

──………

 

「ひとつ提案したい。

ホロウ災害が猛威を振るうなかにあって、お前たちが苦渋の決断を下したことはわかっている。

過去の犠牲は、それ以上の犠牲を食い止めるためのもの…だがもはや星見の使命は、そんな血塗られた贈り物を継承するだけでは足りぬ。

外界にはもう、この掟を無視して力を盗み取る手段が存在している。

お前たちが、この残酷な儀式に固執する意味はなんだ?

 

いいか、私と手を組め」

 

 

──手を組む?

 

 

「ああ。幼きころから、常々思っていた…

私は、今の星見家が求めるような後継者ではない。

お爺様ほどの器量もなければ、おば様ほど道理にも明るくない。

父上の学識も、母上の聡明さも持ち合わせていない…

 

だが、私には剣術がある…この一点だけにおいて、

私は正真正銘の天才だ。

もしお前たちが私の命を聞き入れてくれるなら、この手で星見家の運命を書き換えてみせる!」

 

 

「私の刃となれ、悪だけを断つために。かつてお前たちに犠牲を強いた悪ともども、私が討ち取ってくれよう。

これよりは、私の手でお前たちを真の天下無双にしてやる!」

 

 

彼女の覚悟を聞き入れた無尾は静かに

 

──無垢。

 

──貪欲

 

──未熟!

 

──そして傲慢…我らが見てきた中で、かようなまでに身の程を知らぬのは二人目じゃ…だが、面白い

 

 

「うっ!?」

 

「(星見さん!)」

 

突如消えた狐火がこれまでにない激しさで燃え盛る

 

 

──証明するがよい…もし本当におぬしが誓いを果たせるのなら、力を与えること、考えてやらぬでもない…

 

──それまで…我らは見守ろう…おぬしが"あの男"と共に「災厄」に立ち向かうその日を…若き、星見よ…

 

 

「"あの男"?……うっ?」

 

 

雅は無尾からの約束を聞き入れると全身力が抜けたように倒れ込んでしまう。

 

 

「シェッ!!(星見さん!)」

 

 

零斗はキャッチして雅の状態を確認すると

 

 

「(良かった…気を失ってるだけみたいだ)」

 

 

状態を確認した後、零斗は次元のゲートを開き雅を安全な場所まで移動させた。

 




https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=343960&uid=323354
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