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「申し訳ありません零斗さん、課長の
「いえいえ、ずっと旅行中でしたから丁度身体を動かしたいなと思ってたところです」
場所は変わり、H.A.N.D本部にあるVRによる仮想空間による訓練にて雅と模擬戦をする予定だったが、なんと柳、蒼角、悠真も一緒という。
「先のブリンガーの件もありまして私たちも課長と上手く連携を少しでも取れればと思い訓練に参加します」
「よろしくね!」
「でも、彼の休暇を邪魔しては悪いんじゃないですか~?
零斗君、旅行中なんでしょ~?だったら僕がおすすめのスポットを紹介しt「紹介する前に貴方はこれまでサボった分の書類を処理してくださいね」…はい、すみませんでした」
悠真だけは口実作ってサボろうとするが、やはり柳には敵わないのであろう。
「今回は仮想空間での訓練という事ですので怪我は被害については気にしないでください。思う存分にやっていただければ」
「わかりました!」
「では、始めるぞ」
雅は無尾を、柳は虚突を、刃旗を、悠真は弓を、それぞれの獲物を構えると零斗は少しを落とした姿勢を取る。
「行くぞ!零斗!」
369:基本を極めし初代
おっ、模擬戦始まったよ。対ホロウ六課との
370:ダイナミックトレーナー
本当だ、おぉすげぇ。流石マン兄さん直伝の戦闘スタイルですね。
371:輝けるトレーナー
星見雅と月城柳の太刀筋見切ってカウンター背負い投げだ!
372:投げの鬼
>>371
やっぱり投げは最高!
373:キヴォトスの無限の勇者
人間態なのにも関わらず、チョップの威力も中々のものだよ
374:基本を極めし初代
私の戦闘スタイルを彼に叩き込んだ。それを実践で更に昇華できているのは先輩としても鼻が高い
375:最強最速トレーナー
みんなそれぞれ戦闘スタイル違うけど、なんか泥臭い戦い方もいいよなって思っちゃう。
376:ダイナミックトレーナー
>>375
わかる
377:輝けるトレーナー
>>375
わかる
378:投げの鬼トレーナー
>>375
わかる
379:キヴォトスの無限の勇者
>>375
わかる
「ぐっ!?」
「ナギねぇ!」
重い蹴りが柳に打ち込まれる。態勢を立て直し蒼角と共に迎撃に入る。
「(課長の言ってた通り攻撃が重すぎる故に速い…やられていくエーテリアスの気持ちが分かる気がする!)」
「くっ!?」
先に戦っていた雅はカウンターを取られ床に叩きつけられてしまう。
「浅羽隊員ッ!!」
「了解ですッ!」
後方支援する悠真は電撃を纏う矢を零斗に向かって放つ。
「……」スッ
しかし首を横に傾けさせるだけで躱されてしまう、その隙に雅と柳による挟み込みが行われるが、前転回避する事で挟み込みした2人の刃がぶつかる。
「くっ!」
「うっ!」
零斗はすぐに2人を迎撃し、柳と雅もそれに応じて刃を振り下ろすも身軽に躱して隙が生まれた所に柳にショルダータックルを繰り出す
「ぐっ!?」
タックルを食らった柳は仰け反り地面に転がってしまう。
零斗はすかさず雅にチョップやキック、パンチといった連続コンボを浴びせるが、雅も負けじまいと無尾で応戦する。
剣と拳の撃ち合いが始まり、2人の激闘の凄まじさに入る事のできない柳、悠真、蒼角、
「ボス、楽しそうッ!」
「浅羽隊員、課長の援護に行けますか?」
「いやいや!無理ですって死地に飛び込むようなもんですよ!」
「冗談です。今の私達では入る事すら許されませんから」
「雲嶽山の師範ってあんなにも強いんですね…」
雅と零斗の激闘をただ見守ることしかできない。どちらかかが地面に膝を着くか彼女達は見守った。
「中々、いい修行になった。感謝するぞ零斗」
「いえいえ、こちらこそありがとうございます。いい鍛錬になりました」
仮想空間による模擬戦は終わった。
どちらも両者1歩たりとも譲らぬ激戦、その影響なのかVRが耐えきれず故障してしまう結果になり、勝敗は結局つかなかった。
「あぁ…あとすみません、貴重なものを壊してしまいまして」
「いえいえ気にしないでください。此方の修理はH.A.N.Dが負担しますから」
「ねぇねぇ、ナギねぇお腹空いたッ!」
「さ、流石に休憩させてください……」
模擬戦後、お腹が空いた蒼角は柳にお菓子を与え、悠真はぐったりとロビーにくつろいでいた。
「あっやべ、VRなのにすげぇ汗かいてる。上だけ着替えても大丈夫ですか?」
「構わない」
汗でTシャツが濡れてしまったのでその場で着替える事にする。
シャツを脱いだ途端、六課の皆は思わず目を見開き唖然してしまう。
「えっ~と……皆さんどうしましたか?」
「わあぁーー!凄い~!ムキムキだ!」
「道理であんな動きができる訳だよ」
「凄いですね…その背中と胸やお腹にある無数の古傷は…」
彼の肉体は徹底的に油断なく鍛えられたもので身体のあちこちには無数の古傷が見え、歴戦の戦士を彷彿させるようなものだった。
「あぁ~、昔ちょっとヤンチャし過ぎまして結果こうなりました…ってあれ?星見さん?」
「ッ!?」////
「か、課長!?鼻血出てます!」
雅の様子がおかしいと思ったら、なんと鼻血がタラリと出ていた。
柳は急いでティッシュを取り出し雅の鼻を抑える。
「大丈夫ですか星見さん!?」
「ウッ…す、すまない。零斗の身体が余りにも魅力過ぎて思考が真っ白になってしまった」////
「いやいや、こちらこそすみません!」
せっせとTシャツを着込む零斗だったが、それでも雅は暫くティッシュで抑えていた。
「今日はありがとうございました。色々と改善点が見つかりました」
「お役に立てて良かったです。また何かあればよろしくお願いします」
H.A.N.D本部の外でルミナススクエア行きの専用バスが待機している間、零斗はホロウ六課の皆と別れの挨拶を交わす
「また遊び来てねー!」
「おう、またな」
荷物を持ってバスに乗り込もうとした時、
「零斗」
「はい?」
「今日は充実した修行になった。感謝する」
「お礼を言うのは俺の方ですよ。久しぶりに身体を動かせて楽しかったです」
「そうか…零斗、
これから私の事"雅"と呼んでくれないか?」
「えっ?」
「私だけ零斗と呼んでは不公平だろう。だから、今後は雅と呼んで欲しい」
「わかりました。雅さんがそれでいいなら構いません。よろしくお願いします」
「ッ!!…あぁ!」////
耳をピコピコと揺らす。どうやら下の名前で呼ばれるのが相当嬉しい様子。
「ねぇねぇ!ナギねぇ、せっかくだからさ!」
バスに乗る前、蒼角が「折角だから写真撮りたい」と提案したので皆で揃って記念に写真撮影をし、零斗はルミナススクエアへ帰って行き、見送った対ホロウ六課残った書類の処理をするためオフィスへ戻っていくのであった。
「………」
「課長?どうかされましたか?」
「いや、なんでもない」
雅は何か思うところがあったが、気にすること無く皆と共にオフィスへ戻って行った。
「(零斗の戦闘スタイル…どことなく"彼"に似ていたような…気の所為か)」
~適当観にて~
「ふぅー、やっと終わった」
ラマニアンホロウの調査が終わり儀玄は肩を叩きながら適当観へ戻っていくと
「あっ、お師匠様!おかえりなさい!」
虎のシリオン、福福は出迎えると
「ただいま。
随分と嬉しそうだな。何かあったのか?」
「はい!先程、旅行中の師範から写真が送られまして、とても楽しんでますよ!」
「ふっ、そうか…あいつにはそれぐらい休んで貰わなければ困るからな」
師範である零斗は単独でラマニアンホロウの調査に向かいホロウ活性化による増えるエーテリアスをたった一人で全滅させる事が多かった。
弟子達と共に赴くことがあったが、殆ど零斗が倒してしまうため、出番なしで終わることも多々あった。
頑張りすぎる彼だからこそいつまでも頼ってばかりでは行けないと休暇を与えてやらねばと先代と相談した結果、彼に休みを与えたのだ。
「あ、そうそう!お師匠様見てくださいッ!師範、対ホロウ六課の人達と会ったみたいで!」
「ん?どれどれ………
は?」
楽しそうにしている零斗の写真はどんな感じだろうと見た儀玄。
しかしその写真を見た時、空気が一変する。
零斗が送ってきた写真は確かに対ホロウ六課との集合写真だったが、儀玄が見たのは星見雅とのツーショット写真だった。
楽しそうな笑顔とピースをする零斗と頬を赤らめる雅、しかも距離感が凄く、頬がくっつきそうなくらい近かった。
これじゃあまるでカップルがよくやるやつじゃないかと思い儀玄は
「あ、あのぉ…お師匠様?顔が…」
「ほほう?いい度胸してるじゃないか星見雅。私の1番弟子とツーショットとは……
私だってまだ零斗とツーショットした事もないのに…!先を越されるとは…帰ったら説教だ」
表情としては笑ってはいたが、目は笑っておらず静かな嫉妬心を燃やしており、それにブルブル震える弟子達出会った。
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