W杯優勝したからカスじゃないカス 作:W杯で優勝するために雇われなかった男
W杯が終わり、日本に帰ってきた俺がまず向かったのは先は実家ではなく──
「泊めてくださいっ」
「マジでいきなりだな……」
年上の友達が住んでるマンションの部屋だった。
自意識過剰かもしれないが、帰ってすぐに家に戻ってもマスコミに押しかけられても困る。
なので普段なら行かない場所に行くことにした。
「ま、いいか。おかえりエース君」
オリヴァ・愛空。
去年出たU-20ワールドカップでのチームメンバー。ポジションはDF。年は俺の一つ上で左右の眼で色の違うオッドアイが特徴的。
代表戦では当時からキャプテンとしてチームを束ねていて、色々と癖強(特にDF陣)なU-20日本代表メンバーの中ではほぼ唯一と言っていい、俺が自分から話しかけられる貴重な人材だ。
なんでも昔はFWをやっていたが、色々あってDFに転向したらしい。俺としては何とも羨ましい話である。
しかも俺とは正反対のコミュ力の持ち主でもある。俺ですらあっという間に距離を縮められ話すようになり、今に至る。
イケメンで面倒見のいい頼れる兄貴分といった感じだが、プライベートでは女性関係でだらしないというネタを掴んでいる。
妬ましい……羨ましけしからん……俺にもおこぼれをください……っ!
「泊めてやってもいいが条件が……いや金じゃねぇよ。財布しまえ」
宿泊費を払おうとしたらストップがかかった。
俺が財布をカバンにしまうと、入れ替わるように愛空はボールを取り出した。
「久々にちょっと付き合えよ、英雄サマ」
「だーっ、クソ! マジで相変わらずだな」
愛空に部屋に泊めてもらう条件として連れてこられたのは、近くにあった運動公園だった。
一対一の10本形式ミニゲームをやって、結果としては俺の全勝。
とはいえ数字ほど圧勝ってわけでもない。
「やっぱ強いね主将」
「一本も取らせない癖によく言うぜ」
グラウンドで仰向けになった愛空にスポドリを渡す。
浴びるようにスポドリ飲んでいるだけなのに何故か絵になっている……気がする。俺が同じことやってもこうはならない。顔か?顔の違いなのか??
世界の理不尽に憤りを覚えていると愛空が上体を起こして尋ねてくる。
「で、どうだったよ?」
「え、何が?」
「世界のてっぺんの景色ってヤツだよ」
「あー……」
なんとも返答に困る質問だ。
俺としては勝って嬉しい! っていうよりは、ちゃんと自分の義務を果たしたことへの安心感みたいなものの方が強かった。締め切り前の課題をちゃんと終わらせた感覚に近い。
「まぁ、悪くはなかった……と思う」
「曖昧だなぁ、ウチのエース様は」
「いやなんかゴール決めたら試合終わったー、みたいな感じでぇ……」
「U-20の時と同じこといってんな」
そうかな……そうだったかも。
確かあの時も緊張で気分悪くなってた気がする。
「ま、いいか。それよりあの話ってマジなのか?」
「どの話??」
「アレだよ、もう日本代表はやらねぇってヤツ」
声のトーンこそいつも通りだが、眼が違う。試合の時みたいな、真剣な眼差し。
会えば聞かれるかな、とは思っていた。
だが俺としても生半可な覚悟で言った訳ではないのだ。
一緒に代表メンバーとして戦った愛空には悪いが、男に二言はない。
ここはハッキリと言うべきだろう。
「た、たぶん……」
「オイ」
「いやほら、ないと思いますって言ったし……」
「予防線の張り方がかっこ悪すぎんだろ」
この後メチャクチャ晩飯食いに行った。
何故か俺の奢りで。
愛空に暫く泊めてもらってから実家に戻った。
両親にはお褒めの言葉をいただき、当分はだらだらして過ごす計画を立ていたところにやって来た一通の知らせ。
差出人は日本フットボール連合。長いビジネス文章を要約すると、一度会って話がしたいということ。
正直面倒い。
このまま暫くは世間とは距離を取っていたいのだが、日本フットボール連合といういかにも日本サッカー界で権力握ってそうな組織の誘いだ。断ると後が怖い。
「行く、かぁ……」
仕方なく重い腰を上げてやってきた日本フットボール連合、通称JFUの建物。
そこのロビーで時間までソファに座って待つことにした。
事前の話では職員さんがやって来て案内してくれることになっている。
帝襟さん、という結構厳つい苗字の人らしい。
すげー名字だな。全国に100人もいなそう。帝に襟……ものすごい襟立てた偉そうな人とかだったら嫌だなぁ……。
どうせなら綺麗なお姉さんとかの方が……はっ!? いかん、愛空の部屋で発見した本の影響を受けている。邪念よ、去れぃ……!
「お待たせしました、雉間選手」
名前を呼ばれて首をそちらに向ける。
現れたのは白っぽいスーツに身を包んだ……年上の綺麗なお姉さん、だと……!? こマ? 俺の妄想とかじゃないよね?
というか、
「デッッッッ」
「?」
あっっっぶね。
危うく感想を口からそのまま吐き出すところだった。そうなってたら完全にセクハラ……通報、書類送検、有罪確定……社会的抹殺までの片道切符……っ!
落ち着け俺、心を鎮めろ。女性はただでさえ視線に敏感、気取られればその瞬間に破滅だ。
それはそれとして、ドコとは言わないがデカいなぁ……。
「あの、雉間選手……?」
「はい何でも見てませんよろしくお願いします」
「は、はい! こちらこそよろしくお願いします」
何とか乗り越えたな……。
帝襟さんの後ろをついていく形で館内を進む。
道中なんかいろいろ話してくれていたけど全然頭に入らなかった。
仕方ないだろう。なにせ俺の人生において年上の美人なお姉さんと一対一でお喋りしたことなど皆無。
これに比べたらW杯決勝戦の緊張とかお遊びにしか感じられない。人は多いけど観客席までは距離があるし、ピッチ上は男しかいないからネ。
永遠にも感じられる時間が過ぎ、案内されたのはシンプルなデザインをしている応接室。
その中央には、
「初めまして。会えて光栄だ、英雄」
なんか、こう……俺の国語力ではどう表現すればいいのか分からない人が椅子に座っていた。
おかっぱ、眼鏡、全身真っ黒なコーデ。地味に見えそうな格好だが、それだけでは隠せない独特の雰囲気。
美人なお姉さんに連れられた先に怪しい男……まさか、これが美人局、なのか!? 壺とか買わされるヤツなのか!?
「俺は絵心甚八。この国を再びワールドカップで優勝させるために雇われた人間だ」
「あっはい、どもっす、はじめまして……あ、雉間八咫郎、です」
違ったっぽい。
着席を促されて対面になるように置かれた椅子に座る。
「まず俺の話の前に、感謝を伝えておきたい」
「何か感謝されるようなことしました……?」
「この国のサッカーの歴史を変えたこと、可能性を示したこと、そして俺の理論を現実に再現してみせたことに対してだ」
「?????????」
どうしよう、どれも身に覚えがなさすぎる。
確かにワールドカップで優勝したのは事実だが、それ以外はなんのこっちゃって話だ。
ここはとりあえず話を合わせておこう。それが一番大事な処世術だって昔ウチのパッパが言ってた……気がする。
「どう、いたしまして?」
「さて、本題だ。俺はいま日本サッカー界を次の段階に押し上げるべくある計画を進めている。そのために協力を願いたい」
マジで何の話だ……? 一応サッカーの話だよな……?
あかん、最善手が全く分からない。ゴールを決める時はあんなにホイホイ出てくるのに。
ここが俺の処世術の限界……っ!
「計画の名は"青い監獄"。日本が再びW杯を制覇するために必要な、世界一のストライカーを創り上げるプラン」
「世界一のストライカー……?」
世界一のストライカーを生み出すってことは、世界一のストライカーを生み出す……ってコト!?
おいおいおいマジかよ。もしその計画が上手くいったら、その人が俺の代わりにいい感じにFWやってくれるってことなのでは!? やっと話が分かってきましたね。
まさに千載一遇の好機……! 乗るしかない、このビッグウェーブに!
「その最終目標として、雉間八咫郎──お前を超えるエゴイストを生み出す」
「アッハイ」
?????????
エゴイストとサッカーに何の関係ががががg……(処理落ち)
その日、潔世一は日本フットボール連合へと向かっていた。
「集合場所ホントにここで合ってるんだよな……?」
自分には縁がないと思っていた場所に招集された彼は、手元の書類を頼りに場所を確認する。
先日自宅に届いた一通の手紙。
内容は自分が特別強化指定選手に選ばれた、というものだった。
何故自分が選ばれたのか。全国大会まであと一歩で敗れたチームの無名FWでしかない自分が。
考えても答えは出なかったが、知らないところで誰かが見てくれていたと思うとそれだけで嬉しかった。
とりあえず手紙に記されていた通りの日時と場所にやってきたはいいが、何をやるのかさえ知らされていない。
実は手違いだったのではと不安を覚えていると、
「あれ、潔くん……だよね?」
「え」
不意に声をかけられる。
すぐ横に立っていたのは、つい先日あった県大会の決勝戦で戦った相手。
「こないだはどーも。わかる? 俺のこと」
(吉良涼介……!)
スポーツマンらしい爽やかな風貌の少年。
見間違えるはずもない。自分たちは彼のいるチームと戦って負けたのだから。
「めっちゃ覚えてるんだよねー君のこと! プレー視野広いっつーかサッカーIQ高いっつーか、一緒のチームだったらめっちゃいいパスくれそーって思ってた!」
「あ、あざす……」
無名の自分が、あの日本サッカー界の期待の若手、吉良涼介に知られている。しかもプレーを褒められている。
(俺って結構すごい奴なんじゃね?)
すごい選手に認知されていることに喜びつつ、2人で目的地まで行くことに。
目的地らしき会場はすぐに見つかった。
扉を開けると、講堂のような部屋の中には既に先客がいた。それも大勢。数十人どころか、数百人はいる。
見たところ全員が同じ年代の少年たち。彼らの視線を受けて居心地を悪くしながらも、2人は中へと入った。
吉良は何人かは見たことがあるらしく、彼らの所属や名前を言い当てた。彼らに共通しているのは全員がサッカープレイヤーであることと、
(全員FW……?)
そのことに気がついたと同時に、部屋がフッと暗くなる。
明かりの消えた室内で、前方にある壇上がライトで照らされた。
「──おめでとう、才能の原石たちよ。お前らは俺の独断と偏見で選ばれた優秀な18歳以下のストライカー300人です。
そして俺は絵心甚八。日本をもう一度ワールドカップで優勝させるために雇われた人間だ」
現れたのは、見覚えのない男。
切り揃えた前髪、黒い角張ったフレームの眼鏡。
身体の線は随分と細い。だが、何故か異様な存在感を感じさせる。
何者なのか。自分たちをここに集めた、連合の職員か何か?
いや、それより。
「ワールドカップ、優勝……」
それは未だ日本全国で話題になっている最新の英雄譚。
鮮烈に刻まれたそれを知らない人間は少なくともここにはいない。
「単刀直入に言おう。日本がもう一度世界一になるために必要なのはただ一つ。
革命的なストライカーの誕生です。俺はここにいる300人の中から世界一のストライカーを創る実験をする。
そしてこれがそのための施設──"青い監獄"」
背後のスクリーンに映し出されたのは、五角形状になった青い建造物。
監獄の名前の通り刑務所のような閉鎖的な印象だが、中央にあるフィールドがかろうじてサッカーを行う場所だと訴えている。
「ここで共同生活を行い、俺の考えた特殊なトップトレーニングをこなしてもらう。その間は家にも帰れないし今までのサッカー生活とは決別してもらう」
男の話は一方的に、澱みなく続けられる。
止めどなく流れてくる情報の波に、誰も言葉が発せられない。
「だが断言する。この青い監獄で生き残り、最後に残る人間は──
──世界一のストライカーになれる。
説明は以上。よろしく」
絵心と名乗る男が言いたいことだけ言い終えると、室内に明かりが戻った。
だが──
(………………?)
ほとんど何一つ、彼の説明とやらが頭に入っていない。
もう一度ワールドカップ優勝? 世界一のストライカーを作る?
あまりにも突然で理解を超えた言説に、認識が追いつかない。
いったい何を言っているんだ、あの男は?
「あの、すみません。今の説明では納得出来ません」
「! (吉良涼介!)」
一番初めに異議を唱えたのは、潔の隣に立つ少年だった。
「僕らにはそれぞれ大事なチームがあります。全国大会を控えた選手もいます。
あなたのおっしゃるワケの分からない場所に、僕はチームを捨てて参加することはできません」
「そーだよ!」「いきなり共同生活とか意味わかんねーよ……」「ちゃんとした人出してよー」
吉良の意見に賛同する選手達が次々と声をあげ始める。
それもそうだ。いきなり集められて、いきなり現れた見ず知らずの男からあんな意味の分からない話をされたところで、「はいそうですか」と素直に納得出来るハズがない。
W杯優勝とか世界一とか。
そんな遠い世界の話よりも、目前に控えた全国大会の方が大事で、現実的なものなのだ。
彼らの意見を受け止めた絵心は、
「
「────」
「チームが大事……? お前らは自分が世界一のストライカーになるより、こんな未だサッカー後進国のハイスクールで一番になる方が大事か、あ?
こんな奴らが日本の未来背負ってると考えると絶望的だわ」
「……ッ!」
それは。
それは、ある程度は正しいだろう。
日本一より世界一の方が価値がある。そんなことは誰だって理解している。
だが世界一になるなど、およそ現実的ではない。言うは易し。日本一すら、努力してなお届くには至難なのだから。
だがそんなことはあの男にはどうでもいい些事らしい。
「お前ら世間から自分たちが何て呼ばれてるか知ってるか?
【雉間世代】だ。お前らは望むと望まざるとに関わらず、サッカーをする限り一生あの英雄と比較され続ける」
その呼称を出されて、何人かは表情を曇らせ俯いた。
雉間世代。現在の18歳あたりの少年たちは、あの日からそう呼ばれるようになった。
自分たちは嫌でもあの伝説と比べられる。たとえ日本代表にエースとして選出されても、生半可な成績を出せばきっとこう言われる。
「雉間がいれば」「雉間なら決めていた」
彼がいなければ、そう言われることもなかっただろう。
だが日本は、国民は、既に世界一を体験してしまった。そして必ず次も同じものを要求してくる。
そこから更に絵心の弁舌は続いた。
曰く、日本サッカーは組織力だけは一流だがそれ以外は二流。
曰く、サッカーとは相手より多く点を取るスポーツであり、点を取った人間が偉い。
そしてこれまでの世界的名選手の名と、彼らのエゴイスティックな発言を引用してこう告げた。
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない」
ストライカーの価値はゴール。ゴールを決めるという自己利益心こそが必要不可欠。
ストライカーなら、自分のゴールというエゴのためだけに生きろ。
きっと、この男の言うことは間違っている。
サッカーは11人でやるスポーツ。絆を大事に、チーム一丸となって。
そう言われて自分たちは育ってきた。この男の言っていることは、それを真っ向から否定するもの。
常識外にも程がある非常識。
だが、完全に否定出来ずにいた。
何故なら──
「思い出せ。つい先日のことだ。
舞台はワールドカップ決勝、8万人の大観衆。お前はそのピッチに立っている。
スコアは0-0、後半AT。
ラストプレー、味方からのパスに抜け出したお前は正面のGKと一対一」
この場にいる全員に覚えがある状況。全員が同じ光景を脳裏に鮮明に浮かべた。
「右後ろには味方が1人。パスを出せば確実に1点が奪える場面。全国民の期待、優勝のかかったそんな局面で」
それはあの伝説の試合。一人の英雄が誕生した、日本サッカーの歴史に新たな1ページが刻まれた瞬間。
そのあとの一幕まで含めて、彼は伝説になった。
「迷わず撃ち抜けるイかれた人間。世界を変えることが出来るのは、そういう人間だ」
よく覚えがあるだろう? と絵心は彼らに問う。
そう、彼の言っていることは妄想でも机上の空論でもない。その実例をここにいる誰もが嫌というほど理解しているのだから。
あの日、世界は変わったと。
「最後に、俺はこの計画の成功確率を上げるためにもう一つ手を打った」
絵心がそう言うと、彼の背後から別の人影が歩いてくる。
黒いフードを被り顔は見えないが、何故か見覚えがあった。
「目標は見えない何処かにあるより、明確に見える範囲にある方がいい。
紹介しよう、そして心しろ才能の原石ども。お前達が超えなくてはならない相手だ」
「嘘だろ……」
そんな、まさか。
ありえない。こんな、普通に考えたらとても現実的とは思えない計画に彼が参加する筈がない。
何故なら──彼は、既に世界を制した側にいるのだから。
「ブルーロック301人、最初の1人──雉間八咫郎」
フードを下ろし、その向こうに見えた顔を今や知らぬ者はいない。
サッカーを大して知らないという層でも彼だけは知っているだろう。
いま、日本で一番名が知られているトッププレイヤー。
"英雄"雉間 八咫郎
「いつか日本代表のエースストライカーになってW杯優勝」という、自分でもアホみたいに思える夢。それを体現してみせた男。
圧倒的な実績で自分たちの世代の代名詞にもなった、絶対的No.1。
それが今、目の前にいる。
英雄だ、と誰かが呟いた。
「マジ!? 本物!?」
「すっげ……」
「テレビで見たまんまや」
それを切り口に集められた少年たちは一気にざわつく。
画面の向こうでしか会えない存在を目の当たりにした、年相応の反応。
そして彼らはこう考える。
「てことは、アイツの言ってることもマジなのか?」
あの英雄が、雉間八咫郎が参加しているなら、あの怪しげな男の言葉も本物なのではないか。
世界一のストライカーを目指すという常識外の計画が彼らの中で現実味を帯び始め、その瞳に野心の火が灯される。
「理解したか、才能の原石共。改めて言うぞ。
常識は捨てろ。サッカーとはお前らストライカーのためのスポーツだ。
お前以外の人間はピッチ上の脇役。
ピッチの上では、お前が主役だ
それを理解した奴から──この先に進め」
絵心の背後の壁が左右に分かれ、開かれる。
あれが、青い監獄への入場門。イカれたエゴイストになるための入口。
感じたことのないナニカが、全身を駆け巡る。
誰もこれまで教えてくれなかった未知の考えを啓示され、心臓は五月蝿いほど高鳴っていた。
ここがきっと、自分の人生の分岐点。世界一になるか、平凡なままで終わるかの運命の分水嶺。
潔世一は、考えるより前に一歩踏み出した。
何故なら──
(──俺は、ストライカーだ)
走り出した彼を追う形で、続々と少年たちは飛びだす。
世界一へ向けて、己の可能性を信じて。
人生を賭けた、未曾有の生存競争の舞台へと。
かくして"青い監獄"は始動するのだった。
この主人公、いつサッカーするんだ・・・・・・?(自問自答)