IS~もう1人の男~   作:平剣山

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お久しぶりです。平 剣山です。
少し遅くなってしまった申し訳ない。
連休で気が緩んでしまいました。
さてさて今回はラウラ乱入までです。
ではどうぞ!


レクチャー

Side 神矢

 

「ええとね、一夏がオルコットさんや凰さんに勝てないのは単純に射撃武器の特性を把握してないからだよ。」

シャルル(とボーデヴィッヒ)が転校してから五日が経った。ちなみにシャルルの部屋は一夏と相部屋だ。・・・・とても不安だ。それで箒は別の部屋に引っ越しをさせられたらしい。後で聞いたが鷹月さんと相部屋らしい。

「そ、そうなのか?一応わかってるつもりだったんだが・・・。」

で、今はアリーナで一夏のIS戦闘のレクチャーをしていた。

「うーん、知識として知ってるだけって感じかな。さっき僕と戦ったときもほとんど間合いを詰めれられなかったよね?」

「だな。一夏は格闘しかないのは仕方がないが、だからこそしっかり理解しないといつまでたってもただの的だぞ。」

シャルル、俺が指摘する。

「・・・確かに。瞬時加速も読まれたしな。」

「そりゃあな。どんなに速くても所詮直線的だからな。使いどころを間違えると避けられたり、返り討ちにあうからな。」

「直線的か・・・うーん。」

すると一夏が考え始めた。

(どうせ曲がれたらとか考えてるんだろうが、だが・・)

「あ、でも瞬時加速はあんまり無理に軌道を変えないほうがいいよ?空気抵抗とか圧力の関係で機体に負荷がかかると、最悪の場合骨折したりするからね。」

そういうことなのだ。

「なるほど。」

シャルル、俺の話をしっかり聞いてうなずく一夏。そして後ろからこちらを睨むいつもの三人。箒、セシリア、鈴である。シャルルの説明はわかりやすい。俺は普通だと思う。で、この三人はわかりづらいのだ。

例えば

『こう、ズバーっとやってから、ガキンっ、ドカンっ!という感じだ。』←箒

『なんとなくわかるでしょ?感覚よ感覚。・・はあ?なんでわかんないのよバカ。』←鈴

『防御の時は右半身を斜め上前方へ五度傾けて。回避の時は後方へ二十度反転ですわ。』←セシリア

これを一夏から聞いたとき少しだけ同情した。

「ふん、私のアドバイスをちゃんと聞かないからだ。」

「あんなにわかりやすく教えてやったのに、なによ。」

「わたくしの理路整然とした説明のなにが不満だというのかしら。」

などと言っているが、箒のはアドバイスではない。鈴はニュータイプにしかわからない。セシリアは細かすぎる。

「一夏の白式って後付武装(イコライザ)がないんだよね?」

三人の言葉を無視し説明を続けるシャルル。

「ああ、何回か調べてもらったんだけど拡張領域が空いてないらしい。だから量子変換は無理だって言われた。」

「たぶんだけど、それってワンオフ・アビリティーの方に容量を使ってるからだよ。」

「ワンオフ・アビリティーっていうと・・・・零落白夜か。」

「うん。でも、普通は第二形態(セカンド・フォーム)から発現するんだよ。それでも発現しない機体の方が圧倒的に多いから、それ以外の特殊能力を複数の人間が使えるようにしたのが第三世代型IS。オルコットさんのブルー・ティアーズと凰さんの衝撃砲がそれだよ。」

(付け足すか。)

「しかも零落白夜は織斑先生の現役時代に使っていたISと同じだ。名前のとおり唯一仕様の特殊才能(ワンオフ・アビリティー)。同じになるはずがない。しかもISと操縦者の相性が重要とされるから再現しようにも意図的にできるもんじゃない。はっきり言ってお前のISは異常だ。」

(ま、それができそうな人を約一名知ってるが。)

あるところで一人の女性がくしゃみをした。

「ま、まぁ今は考えても仕方ないし、その事は置いておこうぜ。」

「あ、うん。それもそうだね。じゃあ、射撃武器の練習をしてみようか。はいこれ。」

シャルルが五五口径アサルトライフル『ヴェント』を渡す。

「え?他のやつの装備って使えなかったんじゃないのか?」

「普通はね。でも所有者が使用許諾(アンロック)すれば、登録してある人全員が使えるんだよ。・・・・うん、今一夏と白式に使用許諾を、発行したから試しに撃ってみて。あ、神矢もする?」

(そうだな。やってみるかな。)

「お、おう。」

「じゃ、お言葉に甘えて。」

構え方のレクチャーを受けている一夏の横で俺は出てきた的に向かって撃つ。

バンッ!  バンッ!

放たれた弾丸は的のど真ん中に命中する。

(撃ったときの反動はISが相殺している。しかもロックオンもあるから正直、簡単だな。あーあ、動く的がないかなー。)

バンッ!  バンッ!

なんて考えながらも撃ち続ける。当然、全部ど真ん中に命中。マガジン(全十六発)の半分を撃ち終え、今度は左に持ち替えて撃つ。

(フム・・完璧。)

「神矢さん、射撃がうまいのですね。」

「ん?ああ、撃ちなれてるからな。その時は拳銃だったけど。生身でするよりISの方がやっぱ楽だな。」

撃ち終えたところにセシリアに声をかけられたので答える。

「そ、そうですの。」

ちょっと引かれた。

動く的(・・・)だったから難しかったよ。」

(あのときは無我夢中だったしな。)

「お、一夏も終わったようだな。」

横を見ると撃ち終えた一夏がシャルルの専用機について聞いていた。

 

 

「ねえ、ちょっとあれ・・・。」

「嘘っ、ドイツの第三世代型だ。」

「まだ本国でのトライアル段階だって聞いてたけど・・・。」

急にアリーナがざわつきはじめた。あ、言ってなかったけど俺たち以外に生徒はいっぱいいる。

で、その注目の的に視点を移すと。

「・・・・・・・・」

そこにはドイツの代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒが専用機を展開していた。

(いい的があるじゃないか♪)

 

 

Side out

 

 

 

 




ここ数話箒、セシリア、鈴が空気になりかけてると思いました。
いやねできるだけ原作どおりにしてるんですよ?
神矢が死にかけたりするから出番が少ないのが続いてるだけです。はい。
しかも次回は一夏のラッキースケベになると思うんですよ。
・・・・また出番が少ないです。
頑張れ三人!
(物語に)負けるな三人!
ではまた今度。
感想などよろしくお願いします!
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