IS~もう1人の男~   作:平剣山

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どーも平 剣山です。
今回は原作通りに進んでいき、タイトルでわかるように神矢が戻ってきます。
そして戦闘シーンがあるため変に思うかもしれませんがお許しを。
一応、原作をけっこうコピったので大丈夫だと思いますが。
ではどうぞ!



タッグマッチトーナメント編
帰ってきたアイツ


Side 一夏

 

神矢がフランスに行って数日が経った。あれから連絡は全くない。もしかしたら何かあったのかもしれないが、今の俺には何も出来ない。シャルルの時もそうだ。結局俺は神矢に否定されて何も出来なかった。

(あの頃と変わらず無力なんだな俺は。)

白式を手に入れて少しはみんなを助けられると思っていた。だが、友達を助けることが出来ずにただ見てることしか出来ない。

(俺は何時になったら千冬姉や神矢みたいになれるのか。)

するとシャルルが声をかけてくる。

「一夏、今日も放課後特訓するよね?」

「ああ、勿論だ。今日使えるのはたしか・・」

「第三アリーナだ。」

「「わあ!?」」

シャルルしかいなかったはずだが、いつの間にか横に箒がいて俺達は驚いてしまう。

「・・・そんなに驚くことか。失礼だぞ。」

「お、おう。すまん。」

「ごめんなさい。いきなりのことでびっくりしちゃって。」

「あ、いや、別に責めてるわけではないのだが・・・・」

ペコリと頭を下げるシャルルに気勢を削がれてしまった箒はごほんと咳払いをして、

「ともかくだ。第三アリーナへ向かうぞ。今日は使用人数が少ないらしい。もしかしたら模擬戦も出来るだろう。」

「ああ。」

「うん。」

(そうだ。今は無力のままだとしても、いつか必ずこの手でみんなを守れる男になってやる。)

 

アリーナに近づくにつれなにやら慌ただしい様子が伝わってくる。

「何だ?」

「何かあったのかな?こっちで先に様子を見ていく?」

シャルルは観客席へのゲートを指差し言う。確かにピットに入るより早く様子を見ることが出来るので、俺は頷き観客席へと進む。

「誰かが模擬戦をしているようだね。・・でもそれにしては様子が―」

ドゴォンッ!!

「「「!?」」」

爆発に驚き視線を向けると、その煙を裂くように影が飛び出す。

「鈴!セシリア!それに・・・・ラウラ・ボーデヴィッヒ!」

そこにはほぼ無傷のボーデヴッヒとボロボロの鈴とセシリアがいた。

「何をやってんだ!おい!」

がこちらの声は届かない。

 

Side out

 

 

Side 鈴

 

ボーデヴッヒに一夏の事を馬鹿にされ、ぶちギレた私はセシリアと一緒にボーデヴッヒ(あの女)をボコボコにするはずだったんだけど・・・・

「くらえっ!」

龍咆を最大火力で放つ。それをボーデヴッヒは回避しようとせず右手を突き出す。

「無駄だ。このシュヴァルツェア・レーゲンの停止結界の前ではな。」

「くっ!まさかこうまで相性が悪いなんて・・・!」

(何なのよあれは!さっきからアレでダメージを与えられない。このままじゃこっちがっ、ととと)

龍咆が無力化され、肩に搭載されている刃が射出しこっちに向かってくるのを避ける。が、刃は本体とワイヤーで接続されてるためか複雑な軌道を描いて龍咆をくぐり抜け右足に絡まる。

「そうそう何度もやらせませんわ!」

援護のため射撃を行うセシリア。さらにビットを射出しボーデヴッヒに向かわせる。

「ふん・・・。この程度の仕上がりで第三世代兵器とは笑わせる。」

セシリアの射撃を躱し、今度は腕を交差させて突き出しとビットが動きを停止していた。

「動きが止まりましたわ!」

「お前もな!」

セシリアのスターライトMk-Ⅲで射撃するもボーデヴッヒの大型カノンによる砲撃で相殺されてしまう。続いて射撃をしようとしたセシリアに向けワイヤーの振り子のように私をぶつける。って!

「「きゃああっ!」」

一瞬姿勢を崩したのを見逃さずボーデヴッヒは一瞬で接近してくる。

両腕からプラズマ刃を出し私に斬りかかる。それを双天牙月で凌ぐ。

(格闘戦なら!・・・!!)

再びワイヤー付きの刃を射出してくる。しかも今度は両肩と腰部左右、計六つ。次第に大型である双天牙月では捌ききれなくなる。

「くっ!」

龍咆を展開しエネルギーを集中させる。

「甘いな。この状況でウェイトのある空間圧兵器を使うとは。」

龍咆を射つ寸前で大型カノンの砲撃で龍咆が爆散し体勢を崩してします。

「もらった。」

「!」

(ヤバッ!)

プラズマ刃で突き刺す。

「させませんわ!」

間一髪、セシリアが割り込みスターライトMk-Ⅲを盾にして一撃をそらす。同時にミサイルビットをボーデヴッヒに放った。

ドガァァァァン!!

近距離からのミサイルの爆風に巻き込まれた私達は地面に叩きつけられる。

「やりましたの?」

「セシリア、それフラグ・・・。」

煙が晴れると無傷のボーデヴッヒが宙に浮いていた。

「終わりか?ならば・・・私の番だ。」

瞬間加速で地上に移動したボーデヴィッヒに蹴り飛ばされ、セシリアには近距離から砲撃を当て、さらにワイヤー刃で私達を捕らえてたぐり寄せられる。それからは一方的な暴虐だった。SEがあっという間に減り機体維持警告域(レッドゾーン)を越えて、操縦者生命危険域(デッドゾーン)に達してしまう。このままでは生命に関わる。が、ボーデヴィッヒは手を止めない。

「その手を離せぇぇぇ!!!」

「い、ちか?」

「ふん・・・。感情的で直線的、絵に描いたような愚図だなお前は。」

「なんだっ!?体がっ・・!」

やはりあの腕に止められてしまう。

「やはり敵ではないな。この私とシュヴァルツェア・レーゲンの前では貴様も有象無象の一つでしかない。無論、あの男もな。・・・消えろ。」

大型カノンが一夏に狙いを定める。

(うっ、体が動かない!このままじゃ一夏が!)

「一夏っ、離れて!」

シャルルのアサルトライフル二丁の弾幕で一夏の拘束が解かれる。

「ちっ、雑魚が。」

自由になった一夏が私とセシリアを抱えて瞬間加速で安全なところまで移動し私達を下ろす。

「う・・・・一夏。」

「無様な姿を・・お見せしましたわね・・」

そのまま私は気絶した。

 

Side out

 

 

Side 一夏

 

「一夏、二人は!?」

「鈴は気絶したけど、二人とも大丈夫だ!」

「よかったぁ。」

俺とシャルルはボーデヴィッヒに向きを変える。

「ふ・・・、丁度いい世代差と実力の差を見せてやろう。」

「くっ!」

(零落白夜や瞬間加速を使ったからエネルギーが心もとない、けどシャルルだけに任せるのは危険すぎる。短時間で決める!)

「行くぞっ・・!」

「!!」

ボーデヴィッヒが飛び出し俺も接近する。プラズマ刃と雪片弐型がつばぜり合う前に二つの(・・・)影が割り入ってきた。

ガギンッ!

「・・・やれやれ、これだからガキの相手は疲れる。」

「一夏ぁー相変わらずただ突っ込んだなお前。馬鹿なの?」

「千冬姉ぇ!?・・・・それに神矢!?」

二つの影は予想外の人物だった。千冬姉は普段と変わらずスーツ姿でその手に打鉄の近接ブレードを軽々と扱い、プラズマ刃を止めている。

(人間離れしていると思うのは俺だけではないはず。)

一方、神矢は腕だけISを展開して見たことない赤い槍で雪片弐型を止めている。

(何時の間に帰ったんだよお前。)

「模擬戦をやるなら構わん。・・・が、アリーナのバリアーまで破壊されては黙認しかねる。この戦いの決着は学年別トーナメントでつけてもらおうか。」

「教官がそう仰るなら。」

ボーデヴィッヒはISを解除する。

「織斑、デュノア、お前たちもそれでいいな?」

「あ、ああ。」

(あ、素手返しちゃった。)

「教師には『はい』と答えろ馬鹿者。」

「は、はい!」

「僕もそれで構いません。」

「では、学年別トーナメントまで私闘の一切を禁止する。解散!」

パンッ!

千冬姉が強く叩く。それは鋭く響いた。

「それと竜崎、お前は一緒に来い。」

「はい。」

千冬姉と神矢はアリーナを出ていった。

 

Side out

 

 

 

 




神矢が使った槍は母親に頼んでおいた物の一つです。
槍については何となく分かるかも知れません。
※ヒント:数話前
次回はタッグを決めるところですね。
神矢は誰とタッグを組むのか?
そして神矢の槍が明らかに!
次回もお楽しみに!
感想などよろしくお願いします!
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