IS~もう1人の男~   作:平剣山

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今晩は!平 剣山です。
今回、ギャグは旅に出ております。
シリアス一直線です。
前の後書きで書いたとおり神矢の過去が明らかに・・
どうぞ!


とある少年の記憶

Side ラウラ

 

暗い、真っ暗だ。

右も左も上も下も前も後ろも何も見えない。

ただそこに浮かんでいるような感じだ。

寒気がする冷たさ。

そんな真っ暗なところに私はいる。

 

 

更識の相討ちで破れた私は力を求めた。

この現状を覆すことが大きな出来る力を。

私に負けは許されない。

また落ちこぼれ(あの頃)に戻ってなるものか!

織斑 千冬(あの人)は強い人だ。

だからあの人に憧れ、またあの人の様になりたかった。

あの人みたいに強くなればもう、は落ちこぼれ(あの頃)に戻ることはないのだから。

 

 

―願うか・・・?汝、自らの変革を望むか・・・?より強い力を欲するか・・・?―

 

私の奥底で何かが言った。

私はその強い力を求めると、周りがこの暗い空間へと変わった。

まるでこれが求めた力(理想)の果てだとでも言うように。

「・・・違う、これじゃない。私が求めたのは・・。こんな、こんな冷たいものじゃない!あの人は温かかったんだ!こんなものがあの人と同じ強さな訳がない!」

 

私の過ちに気づき、叫んでも何も起きることはなかった。

もう手遅れなのだ。

 

 

 

 

私がこの空間に閉じ込められてかなりの時間が経った。

するとこの空間にも変化が起こった。

真っ黒だった周りが何処かの施設のようなところに変わった。

いきなりのことで戸惑っていると、そこには泣いている少女とそれを慰めている少年がいた。

どうやら二人は私には見えてないようで気づいてない。

『ほら、あんまり泣くなよ。なっ?』

『グスッ、・・何で貴方は、みんなはそんなに頑張れるの?』

彼女が見ている窓の方を見るとそこには

殺風景な部屋で二人と同じぐらいの子供達が殺し合いをしていた。

「なんだ・・・・・これは。」

その言葉しか出てこなかった。

お互いに拳銃で撃ち合い、・・・・・・そして決着がつき片方の子供が死んだ。その顔は恐怖と涙と鼻水でグチャグチャだった。

私は顔を反射的に背けた。

『みんなはわかんないけど・・、僕は帰りたいから、かな?』

少年は少女の問いに答える。

『帰る?』

『ああ!普通に友達と楽しく遊んでいたあの日常(あの頃)に。』

『・・・私にはそんなもの、ない。』

『じゃあ、今から作っていこうよ!今からでも全然遅くないよ!そうだ、君の名前は?』

『・・・ステラ。』

『僕は悠矢。神崎 悠矢だ!僕がステラを守るよ。そして楽しいこと一杯しよ?みんな良い子達ばかりだからきっと仲よく出来るよ!』

『ステラ、守る?』

『うん、守るよ。』

そこで研究員のような奴に少年が呼ばれ殺し合いがあった部屋に連れていかれた。

 

そして再び殺し合いが始まり、ボロボロになりながらも神崎 悠矢という少年は生き残った。

 

それから色々な事が早送りをするように流れていった。

そこで解ったのが、これは最強の兵士を作り出す為の施設だということが解った。

狂っている。

それが感想だ。

遺伝子強化試験体であり、戦う為に生まれた私が味わったものよりも地獄だと言えるだろう。

薬物投与。私のとは違い、まだ実験段階のヴォーダン・オージェの移植。

体が拒否反応を起こし、死んだ人の数は少なくない。

尚も終わらない殺し合い。悠矢は何度も死にかけた。

『くそっ!これじゃ生き残れない!力だ、力さえあれば!』

それからというもの悠矢は機械のようにひたすら仲間(対象)を殺した。時には凶悪な殺人犯や暗殺といったのもあったが悠矢は淡々と殺していった。

そんなことが続いていきついに、

生き残ったのは4人。

悠矢。ステラ。リーダーの様にみんなを纏めていた歳上の少年、スティング。一番年下だが、面白がって殺すような残虐な性格の少年、アウル。

 

この日は2対2で悠矢、ステラ。スティング、アウルに別れた。

 

そしてスティング、アウルが死んだ。

アウルは投げられたナイフに対処出来ずに、スティングはナイフで刺されて

『せめて、ステラだけでも守れ。』

そう悠矢に伝え、力尽きた。

が、その言葉は今の悠矢に届いてはなかった。

 

また研究員が現れこう告げた。

『今までよく頑張ってきたな二人とも!だが!この辛いのは次で最後だ。一人!生き残った一人こそが最強の兵士!生きるのを許されるのだぁ!!』

『そんな・・。』

一番慕っていた悠矢と戦う、ましてや殺し合うなんて出来るわけがないステラはただ呟くしか出来ない。

 

ドスッ!!

 

『・・・・・・・・・え?』

気づいたらナイフで刺されていた。

『どう、・・して』

刺したのは悠矢。生きるために感情すらも押し殺した悠矢は躊躇するはずもなく、ステラ(最後の対象)を刺した。

『・・・・・・・・・・・!!??僕は、何を、した・・?』

正気に戻った悠矢が顔に右手を当てる。

 

ヌチャ

 

顔に絵の具のようなものが着き、離して見ると右手は真っ赤な血だった。誰の血か?それは目の前の少女の血だ。

『!!ステラ!』

『ユウ・・・ヤ、ステラ・・守るっ・・・て。』

ステラの目が閉じ、手が地面に着いた。

『ぼ、僕は、何・・なんだ?助けると言った少女殺して・・・・僕は、何がしたいんだ?あ、ああ、あああああああああああああああああァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!』

その時、悠矢の心が壊れた。

 

 

何も出来なかった。どうすることも出来ないのは初めの頃に分かっていた。だから見続けた。せめて見逃さないように、これが何か大切なことだと思って。

 

 

だんだん周りがぼやけてくる。最後に見たのはこれまでとは違う笑いで研究員を殺す悠矢だった。

 

 

 

 

また、真っ暗な空間だ。

 

だが、次は一人ではない。敵である、竜崎 神矢だ。

だけど何故か、竜崎 神矢を見るとさっきの少年、神崎 悠矢とカブって見えた。

だからだろうかこんな質問をした。

「何故、お前は強い?地獄(あんなこと)があって尚、何故こんなにも正しくいられる?」

『別に強くなんかないし正しくなんてない。俺は日常(理想)を求め、その果てに勝手に絶望した。ただの愚かな男だ。それに―』

「それに?」

『俺より一夏の方が強いさ。・・だが、このまま負けるつもりはないがね。』

「フ、案外負けず嫌いなのだなお前は。」

『まーな。さて、これだけは覚えとけ、お前はお前だ。お前は千冬さんになれない、人はそれぞれだ。お前はお前のままで強くなればいい。』

「私のまま・・か。」

『ああ。だから守ってやる、お前が満足する強さを手に入れるまで。守れなかった者のぶんまで、な。』

 

『守ってやる』そう言われて、私としたことがときめいてしまった。

(ああ、あいつにとっては、私はただの『女』なのか。)

どうやら私はもう、あいつの前では普通の軍人としてやっていけそうにない。

だが、ここはIS学園で、私は生徒。

私は女としてあいつに惚れたのだ。問題ない。この責任、しっかりととってもらおう。

まずは―

(この早鐘を打つ心臓を治めるところからだな。)

初めてなのでどうすれば良いか分からないまま、真っ暗な空間に光が指す。

 

 

私、ラウラ・ボーデヴッヒはここから始まる!

 

 

Side out

 

 

 

 

 

 




はい!暗ーい過去でした。
神矢の本名判明ですね。
神崎 悠矢ですね。
あれれ~~この名前、前に楯無さんが言ってたなぁ~
どういう事なんだ~?(棒)
神矢「作者。ふざける暇があるなら仕事しろよ。」
なんだよー、文句あるならBADENDするぞ?
神矢「・・死ぬか?お前?」
ぐっ!過去が明らかになったせいで冗談に聞こえない!
さて、今回のオリキャラ3人、ステラ、スティング、アウル。
もろあの3人が元です。
死因もほぼ一緒にしました。

って!だめだ!こんな暗いまんまじゃ(作者が)満足できない!
よって今度は保健室のシーン書いて、
ズキュゥゥゥン!!までいければと思います。
やったな!お前一途なのに、ハーレムだな!
神矢「おかしいな、どこで間違ったんだろう?」
んー?千冬さんを口説いた辺りからじゃね?
神矢「ほぼ最初からじゃねぇか!!」

戻ってこいギャグ、ラブコメ!
そして帰れシリアス!
次回もお楽しみに!
感想などよろしくお願いします!

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