IS~もう1人の男~   作:平剣山

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どもっす平 剣山です。
今回で原作二巻を終わらせたいが為長くなりました。
しかもトラブルもあり三十分遅れました。
タイトルの通り二話分どうぞ!


前編「事件の裏側」 後編「悲しいけどこれって日常なのよね。」

Side 男

 

ドイツの名も無き研究所。

ここで一人の男が笑っていた。

「ククク、VTシステムは成功だ!更にこれを改良、量産し世界中のISにばらまいてやる!私を認めなかった上の無能どもに思い知らせてやるのだ!研究データのコピーが終わるまであと少し。終わり次第ここから逃げなくてはな。」

ウゥーーウゥーーウゥーー

 

ドゴォン!!

「!?(カチャ)何事だ!!」

いきなり警報が鳴り出し。遠くの方で何かが爆発する音が聞え、只事ではないと感じた男は内線で部下に状況を聞いた。

『所長!侵入者です!何者かが此処を破壊しています!』

所長と言われた男はそれを聞いて舌打ちする。

「チッ!国はもう此処を見つけたと言うのか!?」

『違います!侵入者は一人、国の軍ではありません!』

「一人だと!?お前たちは何をやってるのだ!たかが一人なんとかできんのか!」

『我々も対処してますが、一人一人確実に無力化されてます!』

「馬鹿な・・・・。データのコピーはどの位完了している?」

『・・83%です。』

「時間だ!時間を稼げ!せめて90%迄は稼ぐんだ!後はデータを持って私だけでも脱出する!」

部下から状況を聞き、早々に対処不能と判断した所長は最後の手段を取ることにした。

アレ(・・)を出せ。」

『アレですか!?ですが、アレは失敗作でただ周りを破壊するだけです!それでは我々も!!』

「私だ!必要なのは私だけなのだ!!私さえ無事ならばまだ終わりではないのだ!!」

『そ、そんな・・・ウワッ!・・・・・・ザザザァーーーーーーー』

「フン、お前も殺られたか。なら何も問題はあるまい?」

所長はスイッチを押した。

「私はこんなところで終わるわけにはいかんのだ。」

九年前

私はあるプロジェクトの研究員だった。

成功を間近にしたときのことだ。

唯一の成功体とも言える被験者が暴走、仲間は私を除き皆殺し。

生き残った私は密かに盗んでいた研究データを元にVTシステムを開発。

だが世界は認めず、それどころか禁止までした。

「世界が認めるまで、私は終われないのだ!!」

キーボードを叩き、出た画面には

『コピー終了まで85%』

と表示された。

 

Side out

 

 

Side 侵入者

 

「流石に研究者、弱い弱い。」

俺はひたすら施設の破壊をするだけ。後ろから爆発音が響く。

「たてと、ターゲットはこの先かな?まさかあのプロジェクトの生き残りがいるとはね。そいつがまたこんなことをした。俺の罪だな(・・・・・)こりゃあ。」

ターゲットが居るだろう部屋に入ると、そこにはISを展開している少女がいた。

俺を見るなりいきなり攻撃してくる。

「おわっと!いきなり攻撃とは酷いな。」

「アアアアァァァァァァ!!!」

少女は叫び大きな剣を振り回す。

『聞こえているかな侵入者?』

攻撃を避けていると男の声が聞こえる。

『監視カメラでよく見えてるよ。全く、面倒なことをしてくれた。お前のせいでこの研究所はボロボロ。私はまだ全部コピーし終えてないデータと共におさらばするはめになってしまった。この代償はお前の命で償って貰おうか!』

「お前が九年前の例のプロジェクトの生き残りでいいんだな?」

『ほう?まさかあのプロジェクトを知ってるとはな、その通りだ。』

部屋の何処かにあるマイクか何かで此方の声も聞こえるようだ。

「OK。直ぐ行くから首でも洗っとけ。」

『ククク、可笑しな事を言う。お前はそこで死ぬのだ。』 

「アアァァァァ!」

少女の攻撃を避ける。

「さて、此処等で本腰を入れるかな?」

俺の体がカッと光る。

「!?」

『なっ、何故だ!何故お前がIS(・・)を!?』

全身を覆う黒い装甲。羽のような物をバッと開き、鎌のような物を肩に担ぐ。その姿は死神のようである。

「いくぜ死の鎌(デスサイズ)。こっからは斬って斬って斬りまくる!」

「アアァァァァァ!!!」

「だりぁぁぁ!!」

大剣と『ビームシザース』がぶつかる。

が、

「!!??」

みるみると大剣が溶けていき、切り裂いた。

『ば、馬鹿な!切り裂いただと!』

「しゃぁぁぁぁぁぁ!!」

俺は相手のSEを切り裂いて(・・・・・)少女は強制解除された。

直ぐさま俺はデスサイズを戻して彼女の首にチョップをし、気絶させた。

 

 

再びデスサイズを展開し、ビームシザースで壁を破壊しあの男が居る所に着いた。

「お、お前!何が目的だ!?この研究データか?欲しければくれてやる!私は、まだ死ぬ訳にはいかないのだ!そうだ、私と組まないか?お前、男だな?私と組めば男が皆ISを使えるようにするのも夢ではない!そうだそれがいい!」

「・・・・・」

(呆れた奴だ。)

「さあ!私を連れていけばいい!男でもISを使えるようにできれば私は世界に認められる!」

「・・・ああ。連れてってやる。・・・・・あの世にな。」

「なn」

ズバァ!

ビームシザースで男を切り裂いた。刃はビームの為、蒸発したが正しいかもしれないが。

「つまらないものを斬った。」

 

俺は少女が気絶している部屋に戻った。

「・・・・また、人を殺したな。」

どんな奴でも人は人なのだ。

「だが、昔とは違う。・・助けることが出来た。」

少女を抱え、施設から脱出した。

 

 

その十数分後にドイツ軍は到着したがそこにはもう何もなかった。

 

Side out

 

 

Side 神矢

 

トーナメントが中止になり今日は普通に授業なのだ。忘れてたけど右目のヴォーダン・オージュは高性能のカラコンで隠してる。見つかって良かった。あれは替えがないからな。

「・・・・おはよう。」

「よう!おはよ・・・・う?」

一夏に挨拶したら何故か疑問形で返された。理由は予想できるが。

「・・・どうした?」

「いや、その背中のは何だ?」

俺の背中に指差す。

「えへへへ、神矢く~ん♪ギュウウ~」

「・・・お前には鷹月 静寢以外に見えるのか?」

俺は背中に抱きついてる静寢を指差す。

「いや!鷹月さんにしか見えないから聞いたんだよ!!何があった!前見たときは地獄兄弟状態だったよな!?」

「「「「「うんうん」」」」」

静寢の豹変ぶりにクラスの皆は興味津々なようだ。

「んー?そこまで特別なことしてないような?」

「嘘よ!貴方確信犯でしょ!」

あの日から俺のことを警戒してる谷本さんが言う。

「いや、名前で呼んでって言うから呼んだだけだろうが。」

 

キーンコーンカーンコーン

 

谷本さんを含めたクラスの皆は渋々と席に着いたのだった。

誰も好き好んで千冬さんの出席簿は喰らいたくないようだ。

勿論、静寢も残念そうに席に着いた。

 

「み、皆さん、おはようございます・・・・」

教室に入ってきた山田先生はとてもフラフラだった。

(何かあったのか?・・・そういえばシャルロットがいないけど。まさかな。)

ここで気づくべきだった。この『まさかな』がフラグになりつつあるのを。

因みにラウラもいないがケガの事を考えて仕方ないだろうと思った。

「今日はですね・・・、皆さんに転校生を紹介します。転校生と言いますか、すでに紹介しているというか。・・・はぁ」

(おい、大丈夫か山田先生?ここまで窶れてるのは初めてだな。)

「では、入って来てください。」

「失礼します。」

(気のせいかな?俺には花澤voiceに聞こえたぞ?)

「シャルロット・デュノアです。改めてよろしくお願いします。」

ペコリと礼をする、のはいい。問題はその服装だ。何時ものズボンではなく、スカート姿。しかも短い。

「ええと、デュノア君はデュノアさんでした。ということらしいです。はぁぁ、また寮の部屋割りを組み立て直す作業が・・・」

ズーンという文字が見えるぐらい山田先生が窶れてる。

(山田先生はもうダメかもしれない。)

だが、ここで終わるはずもない。

「え?デュノア君って女・・?」

「ホモじゃなくて痴女だったのね!」

「って、織斑くん。同室だから知らないって事は・・」

「ちょっと!!昨日って確か、男子が大浴場使ってたわよね!?」

ザワッザワッと皆が騒ぎ出す。

「あ、あれぇ?少し予想してたのと違うのが聞こえたような。」

「やかましい!!チャイムはもう鳴ってるだろう!」

あまりの五月蝿さに千冬さんが怒鳴り入ってくるが、スカート姿のシャルロットを見てそういえばそうだったと頭を抱える。

「んん!とにかくHRを再開すr「一夏ぁっ!!!」(イラッ)」

教室の扉をぶっ壊して甲龍を展開している鈴が入ってくる。

「死ね!!」

衝撃砲をフルパワーで発射した。

 

ズドドドドオンッ!!

 

「ふっー、ふっー、ふっー。」

怒りのあまりに肩で息をしている鈴がいた。なんか猫に見えた。

「お?」

鈴と一夏の間に割って入った人物を見て驚いた。ケガしてるはずのラウラだったからだ。

ラウラがシュヴァルツェア・レーゲンを纏ってるのを見ると、どうやらAICで相殺したのだろう。

「た、助かったぜ、サンキュ。・・ていうかお前のISもう直ったのか?スゲェな。」

「かろうじてコアが無事だったのでな。予備パーツで組み直した。」

「へーそうなん「済まなかった!!」へ?」

「お前には迷惑をかけた。お前だけじゃない、空気のイギリス代表候補生やそこでポカーンってなってる中国代表候補生、他の生徒、先生方に迷惑をかけたこと。本当にすみませんでした!!」

ラウラが頭を下げたことに皆は驚いた。静寢もそうだが、この頃キャラが変わりすぎだろうと。

そしてビクビクして不安そうに見ているラウラが小動物に見えて癒された皆はラウラを許したのだった。

二人を覗いて。

「空気、ですって?」

「喧嘩売ってんのアンタ?」

二人には謝るというよりは悪口にしか聞こえなかった。

俺も聞いた時、これが天然かぁと思った。

「竜崎 神矢!」

大声で俺を呼び、俺に近づいてくる。

周りはそれをゴクンと唾を飲む。

そして

 

 

ズキュュュュュュン!!!

 

俺は唇を奪われた。

「「「「へ?」」」」」

「お、お前を私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!」

「何言ってんだお前は?」

俺は冷静につっこんだ。

「日本では気に入った相手を『嫁にする』というのが一般的な習わしだと聞いた。故に、お前を私の嫁にする。」

「いや、それはおかしい。」

(誰だ?こんな純粋な子に巫山戯た知識を与えた奴は?)

「竜崎くん。なんか冷静だね?普通はパニックになると思うのに。」

あまりの冷静さにクラスの女子が聞いてくる。

「今更、4回目のキス(・・・・・・)位でパニックになるか。」

「「「「「ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」」」」  

一回目は初恋の人。つーかそれが原因で意識してしまった。

二回目は母さん。貞操は守れたが、唇は守れなかった。

三回目は楯無。この前屋上でなんか奪われた。

「はぁ、ラウラ。」

「何だ嫁?」

「誰に教えられたかは知らんがそrラウラ!!??」

ラウラに説教しているときに殺気を感じた俺は咄嗟にラウラの頭を掴んで無理矢理しゃがませた。するとラウラの首があったところに一閃。あと少し遅ければラウラの首が飛んでたのだ。

ラウラがそれを理解すると顔が青ざめる。

ラウラがやった本人を見ると

「きょう、かん?」

そう千冬さん(Ver恐怖の魔王)だった。

「あ、私の刀・・・」

前の箒が呟いた。

(オイィィィィィ!教室に何てもの持ち込んでるんだ!!)

「ふふふふふふふふ。ラウラ、恩を仇で返す。という言葉を知ってるか?竜崎も竜崎だ。これで4回目?私にはしてくれなかったのに。あれか?若さか?若さが足りないと言うのかぁぁぁぁぁぁ!?」

「ヒィ。ち、違う!私はこんなふうになりたくない!ど、どうしよう!目標が壊れていく。私はどうすればいいんだ嫁ぇ!」

「ヤバイ!いろいろカオスだ!?助けて一夏!」

カオスになりすぎて収拾がつかなくなり、普段はしないが一夏に助けを求めた。

「す、すまん。保健室送りにされたのがトラウマで・・・」

一夏が震えながら答えた。

(トラウマになってたァァァァァ!!)

「箒!」

「刀を盗られた私になにが出来るというのだ?」

「ごもっとも!セシリア!」

「ふ、ふふふふふふふ。空気、わたくしが空気・・・。ふふふふふふふ。」

「セシリアが壊れたァァァァァ!!くそッ鈴!」

「どうせ私なんか、登場したすぐ後がインパクト有りすぎて忘れられる存在なのよ・・・」

「お前はイジケてるゥゥゥゥゥ!!あ、そうだ!本音、楯無さんだ!あの人なら何とかしてくれる!!」

「わ、わかったよ!」

本音がトテトテと楯無を呼びに行く。

「あ、か、か、かんちゃん。」

(へぇあ!?)

無事な後ろの扉からこちらを見る簪(Verハイライトさんが仕事してない)がこっちを見てる。

(怖ぇぇぇぇぇぇ!!!)

「ほ、本音!急ぐんだ!取り返しが着かなくなる!!!!(手遅れかもしれないけど)」

「わかった!」

素に戻った本音が教室を出ていく。

相変わらず遅いけど。

「とにかく!ここは危険だ。一旦、安全な(ダキッ)?」

左腕が何かに抱きつかれたので見ると

「ボーデヴィッヒさんがしたから私もいいよね♪」

チュ

 

(はい5回目ぇ!!グスン、もうやだ。)

「ほう、またしたなお前?」チャキ

「おわぁぁ!あてっ」

千冬さんが斬りかかってきたので避けた時に誰かにぶつかってしまう。因みに狙いは俺だったが、一人にするのは危険なためラウラと静寢は俺と一緒のまま。

ぶつかった人物を見ると

「ニコッ」

なんか黒い笑顔をしてるシャルロットだった。

「に、ニコッ」キラッ

「/////」ボンッ

何故か歯が光ったがそこは気にせず。取り合えず笑顔で返したところ。シャルロットが赤くなった。

(はて?何か違うような?)

「・・・ハッ!神矢って他の女の子の前でキスしちゃうんだね。しかも複数。誘惑した僕には何もしてくれなかったのに。僕、ショックだなぁ。」

「台無しだぞ。・・・・・・・・・シャルロットさん?なんで、ISを展開して右手で俺を掴むのでしょうか?」

「どうしてだろうね。」

「なんでシールドをパージしてるのでしょうか?」

「それはね、灰色の鱗殼(これ)を喰らわすためだよ!」

あ、死んだ。と思った時に奇跡は起こった。

 

キンコンカンコーン

 

このお知らせの音でパイルバンカーが目の前で止まる。

(助かったぁ!このタイミング、間違いない楯無だ。本音がやってくれたんだ!)

 

 

 

 

 

 

『一年一組!竜崎 神矢!せ、生徒会長がご乱心ッス!早く止めて欲しいッス!(ガチャ)ハッ!さ、更識!?待つッスその関節はそっちにま・が・ら・な・・ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遠くで「フォルテェェェェェェ!!??」と聞こえた。

『あースッキリした♪私が悩んでるというのに貴方は他の子とイチャコラなんていい根性してるじゃない?神矢くん、今すぐ生徒会室まで来るように♪』

 

キンコンカンコーン

 

『かなーしみのー・・・・』

「は、はははは・・・」

スピーカーからBAD ENDで有名なBGMが流れてることにつっこむ気力もない俺は目の前が真っ暗になった。

 

 

 

目が覚めたのは二日後の保健室のベットだった。

保健室を出ると

千冬さん、簪、箒、鈴、シャルロット、ラウラ、静寢、楯無が山田先生に説教されていた。

山田先生が頂点に立った瞬間である。

その後俺も説教された。

 

Side out

 

 

 

 

 




後半は頑張った。
以上!
おやすみ~

神矢「おい作者!」
Zzzz
神矢「マジで寝やがった。」
作者の都合(マジで眠い)により今回は無しですいません。
でも今日仕事なんです。
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