名探偵プリキュア!-もう1つの未来からやってきた太陽-   作:きままな読み専(もしかしたら書くかも?)

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割とオリ主側の日本は悲惨な事になってしまった…(笑)


01-名探偵と異屍蘇形狩り

〈Side:陽太〉

 

「キュアット探偵事務所…?」

 

「はい!わたし達は此処で探偵をしてて…」

 

「まぁ今日は依頼が1つも無くて退屈していたんだけどな。お前が事務所の前で倒れているをも見つけるまではな」

 

「ジェット先輩!余計な事は言わないでよ!」

 

LOSTが見た事の無い位に強い光を放ったと思えば…僕はいつの間にか見知らぬ場所で倒れていたらしい。

にしても中学生が探偵とは…変わってるな。

 

「そ、そういえば…あなたは?」

 

茶髪の女の子が話題を変えるように僕の名前を聞いてきた。

…日本にいるのなら誰もが知ってる筈の名前だと思うんだけどな。

 

「僕は…大空 陽太、異屍蘇形狩り(レヴナントハンター)をしてる高校生だよ」

 

「れ、れゔなんとはんたー?」

 

「こ、高校生!?どう見てもわたし達と同じ位なのに!?」

 

茶髪の女の子は僕が言った異屍蘇形狩りの事を知らないのか首を傾げ、小豆色の女の子は僕が高校生である事に驚いていた。

うぐっ…育った環境のせいとはいえ、毎度この言葉を聞くのは心に刺さるなぁ…。

って、待てよ…?

僕の名前に無反応なのもそうだけど…異屍蘇形の事を全く知らない?

 

「ほ、本当に何も知らないのか…?僕と初めて会う人達は名前を聞くだけで罵詈雑言が飛んでくるのが殆どなのに…」

 

「「えぇっ!?」」

 

「いや、何があったらそんな事になるんだよ!?」

 

2人の女の子は勿論、傍にいた金髪の少年が驚くようにツッコミを入れてきた。

そりゃ…日本を破滅に陥れる装置を作った人間の子供だからな…。

 

「まぁ…色々訳アリだからね」

 

「「訳アリにも程があるよ⁉︎」」

 

まぁ…僕の事を知らないのなら知らないままにしておくかな。

…にしても…

 

「…そういやさっきから妙だな。常に気を張っているけど…異屍蘇形の反応が全く感じられない」

 

普通なら2,3体くらいは反応がある筈なのに…どういう事なんだ?

 

「………ねぇ、さっきから言ってるレヴナントって何なの?」

 

「それ、わたしも聞きたい!」

 

2人の女の子は異屍蘇形とは何なのかを僕に聞いてきた。

小学生の頃から異屍蘇形の存在は必修科目だし、教えておくか。

 

「奴等は…13年前に日本に現れた…生命(いのち)を喰らう化け物さ」

 

「「えっ…?」」

 

「命を喰らう…化け物…?」

 

 

 

〈Side:あんな〉

 

「遡る事13年前…2014年にエネルギープラントLOSTがある男の所為で暴走し、日本中で死者数千万という被害を出した事故が起きたんだ」

 

「「に、2014年⁉︎」」

 

「………えっ?」

 

陽太さんが語り始めた話はわたしは勿論、みくるやジェット先輩にも理解が追いつかなかった。

話を聞く限りだと陽太さんも私と同じくタイムスリップしてきた人…だけど2014年にそんな事故が起きたなんて事は聞いた事が無かったから。

 

「だけど、本当の悲劇は…ここからだ。ちょっとテレビ借りるよ?」

 

陽太さんはそう言って、テレビに携帯(?)を繋ぎ始めた。

というかあんな機種初めてみた…。

 

「テ、テレビ?いったい何で?」

 

「口で言うより、見た方が早いだろうからね」

 

わたし達に返事をした後、再び携帯を操作すると…テレビがある映像を映し出した。

 

『臨時ニュースです!突然、日本各地に化け物が出現し…我々人類を襲っています!』

 

アナウンサーが瓦礫と化した街を報道している映像…だけどわたし達が驚いたのはその後に映った存在だった。

 

『ゲギャアァァァァァッ!!』

 

『ウジュルルル…!!』

 

巨大なカラスの化け物が空を飛び、アナウンサーが手で指し示した方向には…人型のゾンビが沢山うろついていた。

 

「「な、何アレ…!」」

 

「特撮…にしてはリアルじゃないか!?」

 

わたし達は信じられない光景に驚き、ジェット先輩はこれは特撮じゃないかと疑っていたけど…

 

「これが特撮ならどれ程に良かったか…」

 

陽太さんの表情と言葉で本当に起こった事なんだと悟った。

そう言っている間にもニュース映像は続き、全国各地で起きていると思われる事態を映していた。

けど、わたしが最も驚いたのは…

 

『ジャギャギャギャッ!!』

 

「………えっ!?此処って…マコトミライタウン…?」

 

崩壊してはいたけど…わたしの育った街、マコトミライタウンによく似た街に化け物達が沢山いる光景だった。

 

「マコトミライタウン…?いや、此処は神奈川県のみなとみらいって街の筈だ…」

 

神奈川のみなとみらい…?

日本にそんな名前の県や街なんて…無かった筈だよ…。

 

「…なぁ陽太、日本地図…持ってたりするか?」

 

「持ってるよ。異屍蘇形を討伐する任務の為に必須アイテムだからね」

 

ジェット先輩が突然、陽太さんに日本の地図を持っていないかと質問した。

陽太さんは即答して、リュックから地図を取り出して広げてみせた。

 

「…日本の形が一致してる…。一部の県は名前が違っているけど…それに印刷された日付は…平成39年4月発行…」

 

ジェット先輩の言った平成39年という単語に私は疑問を持った。

だって…

 

「へ、平成39年?わたしのいた時代には日本はもう令和って年号に変わってたよ?」

 

「あぁ…多分年号が平成なのは…日本政府の人間達は異屍蘇形を恐れて僕達国民を見捨てて、全員海外に逃亡しちゃったから…多分それが原因だと思う」

 

わたし達が疑問を持つ度に陽太さんのいた日本がどんな事になってるのかわかっていくけど…同時になんでそんな事になっちゃったんだろうと悲しくもなってきてしまった。

日本全国の崩壊、化け物達の出現、しかも国の偉い人達は真っ先に国と陽太さん達を見捨てて海外へ逃げてしまうなんて…あんまりだよ…!

 

「そして運良く生き残った大人達は遭遇した異屍蘇形と戦い、時に仲間を失いながらも同じく生き残っていた僕みたいな子供達を保護し…この先も生き残れるように異屍蘇形と戦う術を教わりながら日本を元の姿に戻す為に日夜、異屍蘇形と戦っていたんだよ…今こんな事になるまでね?」

 

陽太さんの言葉と共にテレビの電源は消え、真っ暗になったテレビの画面には陽太さんの顔が映っていた。

この時の陽太さんの顔は…いったい何を考えていたんだろう…?




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
オリ主である陽太が戦っていた敵がどんな存在かが一部判明しましたが…アンサー達にも戦わせてみようかなと考えている…。
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