【主人公】人類最初の希望 救世鬼神アウトサイダー【喋らない】   作:アルファるふぁ/保利滝良

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「今日も良い日だ・・・」

あの男が来てから約一年

セレナ達がこの白い巨人に住み着いてから約2年が経つ

変わらない日々に、誰も不満などない

いつも自然の恩恵を受けられ、黒い敵も来ない

このような最高の環境に、不満などあるはずない

セレナはいつもどおり、朝の陽を浴びる

爽やかな風 

きらめく太陽

青い空、白い雲

全てが彼女を歓迎しているかのようだった

数分の日光浴を終え、白い巨人の内部に帰るセレナ

「ん?」

しかし、僅かな違和感を感じた

振り返る

人影らしきものを確認し、アリサが放置していた双眼鏡でそれを見る

セレナは絶句した

「・・・バカな・・・!?」

黒い敵

人類を絶滅させた存在

それが、まっすぐアウトサイダーに向かって来ていた

 

 

 

 

 

 

セレナは全員を叩き起こし、すぐさま宇宙服のような装備を付けた

万が一、そう、万が一敵が襲来したときに猛毒のガスを吸わないように造られたものだ

敵のガスは、発生源から二百メートル離れた地点でも致死量である

それほどの猛毒であるため、発生源の近くにいたらこのスーツも効かなくなる

「ど、どうしたのセレナ!?」

シェリーが寝癖だらけの頭で叫ぶ

「敵だ!」

「そんな・・・!」

「シェリー、妹を頼む!」

スーツに着替えたシェリーに、セレナは告げる

シェリーはその言葉に反応した

「セレナ!?どこへ!?」

その言葉はセレナに届かなかった

セレナは外の格納庫へ向かってしまった

 

 

 

 

 

 

 

格納庫から、一機の飛行機が飛んでいった

どこから調達したか、戦闘機が敵に向かっていく

戦闘機が敵の近くに接近すると、敵の頭部が裂けた

その裂けた部分から、太陽と見間違うほどの閃光が放たれる

そして閃光が収束、一本の光線となっていく

頭を戦闘機に向け、敵は光線を放とうとする

このままでは、戦闘機は蒸発

中のパイロットごとこの世から消え去るだろう

死のチャージ時間

それを、セレナは狙っていた

「これで・・・っ!」

戦闘機がミサイルを撃つ

寸分違わずミサイルは、裂けた敵の頭部へ進んでいく

ミサイルと光線なりかけの光が接触する

とてつもない爆発が、敵を中心に巻き起こった

 

 

 

 

 

 

「え?」

シェリーの報告に、ミレーナは顔を青くした

セレナが敵を倒すために、戦闘機て飛び出した

「あ、ちょっと、ミレーナ!?」

スーツを付けたミレーナが、白い巨人の上に出て双眼鏡を構える

その瞬間、敵の頭部に爆発が起きた

唸る爆光

そして、爆発がやんだ頃、煙が晴れて敵が見えた

これっぽっちも傷付いた様子はなかった

「そんな・・・」

恐らくセレナが何かしたのだろう

その上で、倒せない

改めて敵の強大さに、ミレーナは絶句した

のっぺりとしたマネキンを彷彿とさせる巨大で黒い敵は、おもむろに手を振り上げた

そこには、セレナが乗っているであろう戦闘機

「や・・・」

敵は、それを投げ捨てた

「やめてーーーっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、アウトサイダーが奮えた

 

 

 

 

 

 





ついに訪れた恐怖が、生き残りを滅ぼそうとした
しかし、奇跡は起きる

次回、救世鬼神
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