​✨ 『純白の仮面(ペルソナ)は剥がれない』 ✨​―― Sodashi(JPN) 全記録 ――   作:Riho

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皆様、こんにちは!「Riho's Fantasy & Creation Room」へようこそ✨
第5話は、白毛初のG1制覇を掛けた「阪神ジュベナイルフィリーズ」の激闘です!
サトノレイナスさんとのわずか7センチ(ハナ差)の死闘。
今浪さんの献身に支えられながら、「潔癖なプライド」と「不屈の執念」で頂点へと駆け上がるソダシちゃんの勇姿と、夜の誇り高き独白をお楽しみください!


✨ 『純白の仮面(ペルソナ)は剥がれない』 ✨―― Sodashi(JPN) 全記録 ―― 第5話

 【第5話】純白の戴冠、わずか「一寸」の誇り  

 ―― 2020.12.13 阪神 11R 阪神ジュベナイルF ―― 

 

               

 

2020年12月13日。阪神レース場のターフを、冬の鋭く、けれどどこか祝福に満ちた光が照らしていました。✨❄️

 

視線の先にあるのは、2歳女王の頂点。そして、純白の髪を持つ血統が一度も手にしたことのない、黄金のG1タイトル。

 

  【潜伏:女王の禁欲と「下僕」の献身】

 

G1への道は、過酷な「美の追求」から始まりました。

 

栗東トレセンでの私の朝は、今浪さんの溜息と、私の厳しいチェックから始まります。

 

(……あら今浪さん。今日の私の部屋、少しばかりベッドのクッション性が足りなくてよ? それに、この手についた汚れ。昨日のうちに1ミリ残らず落とせと命じたはずですが?)   

 

実は、私のこの「純白」を維持するのは並大抵のことではありません。

 

白い肌は非常にデリケート。少しの摩擦や汚れが、すぐに赤みや荒れに繋がります。今浪さんは、私の機嫌を取りながら、凍えるような冷水で、壊れ物を扱うように私の髪や体を洗い上げます。

 

(ふふ、その丁寧な仕事ぶりは認めますわ。貴方の指先がひび割れていくのと引き換えに、私の美しさが保たれる……これぞ究極の献身ではありませんこと?)   

 

調教でも妥協は一切ありません。坂路を駆け上がる際、隣の子が泥を跳ね飛ばそうものなら、私は猛烈な勢いで抜き去り、二度と私の視界に「不浄な色」を入れさせないよう命じます。

 

周囲は「ソダシは本当に負けん気が強い」と感心していましたが、それは根性ではなく、私の**「潔癖なプライド」**が、汚れることを拒絶していただけなのです。

 

  阪神の直線、白と黒の死闘

 

いざ、本番。私は無敗のまま、単勝1番人気としてこのステージに立っています。

 

「ソダシ、頼むぞ。お前が一番強い、俺が一番よく知っとる……」

 

ゲート前、今浪さんは祈るような手つきで、私の前髪を丁寧に整えてくれました。

 

その必死すぎる顔、そして微かに震える手。

 

(よろしい。その願い、私が『最高の結果』という名の報酬で返して差し上げますわ)

 

ゲートが開いた瞬間、私は「お嬢様」の仮面を脱ぎ捨てました。

 

12.4 – 10.8。淀みのない流れの中、私は絶好の4番手。内側で虎視眈々と、獲物を狙う。

 

4コーナー。ハロンタイムが11.2 – 11.4と一気に加速する、息を呑むような極限のスピード勝負。

 

(隼人さん、合図を。ここから先は、私の『執念』を世界に見せつける番ですわ!)    

 

残り200メートル。私は先頭のヨカヨカさんを捉え、無慈悲に突き放しにかかります。

 

勝利の美酒を確信したその刹那、大外から猛烈な勢いで「漆黒の刺客」が襲いかかってきました。

 

サトノレイナスさん。鞍上はまたしても、ルメールさん。

 

彼女の上りタイムは33.9秒。私の上り34.2秒を上回る、空恐ろしいキレ味。

 

(……っ! しつこいですわね! 私の白銀の世界に、一滴の墨を落とすつもりですの!? 絶対に、絶対に……通しませんわ!!) ⚡️ 

 

並ぶ。重なる。一歩も引けない、意地と意地のぶつかり合い。

 

ゴールの瞬間、世界が音を失い、スローモーションに切り替わりました。

 

  「一寸の白」がもたらした勝利

 

長い、長すぎる写真判定。静まり返るスタンド。

 

私は心の中で、自分のフィニッシュの「美しさ」を信じていました。

 

結果――「ハナ差(わずか7センチ)」。

 

掲示板の最上段に輝いたのは、私の番号「6」。

 

「……ソダシ! 純白の髪のウマ娘として初のG1制覇! 歴史を創った!!」

 

地鳴りのような歓声の中、私は涼しい顔で引き上げてきました。

 

悔しそうに肩を落とし、私を呆然と見つめるサトノレイナスさん。その横を通り過ぎる時、私は心の中で、最高に優雅な「勝利の祝辞」を贈って差し上げました。

 

(サトノレイナスさん、惜しかったですわね。でも、勝因は明白ですわ。……私の美学の方が、貴女の執念よりも白く、実力で勝っていた。ただそれだけの差。……『一寸の白』が、世界を跪かせるのですわ)  ✨ 

 

その夜、私は控室で、今浪さんが泣きながら差し出してきた最高級のスイーツを、これまでにないほど満足げに口にしました。  

 

SNSはまさに狂乱の渦。

 

『ソダシ、ついにG1制覇!』『純白の伝説が開幕!』

 

それらを深夜、独りほくそ笑みながら眺め、私はお淑やかに呟きました。

 

「歴史を塗り替えるのに、生まれ持った髪の色なんて関係ありませんの。必要なのは、誰にも追いつかせないという『覚悟』……。さあ、次は桜の季節。私の美しさが、日本中を狂わせる番ですわ」    




第5話をお読みいただき、ありがとうございました!
サトノレイナスさんとのギリギリの死闘を制し、「一寸の白が、世界を跪かせるのですわ」と勝利を噛み締めるソダシちゃん……まさに白き女王の誇り高き戴冠劇でしたね✨
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今回の無敗でのG1制覇から一転、のちに挑む過酷なダートでの大惨敗……そして泥まみれになりながら「不屈の真価」を見せたフェブラリーSでの熱い覚醒劇まで一気読みできちゃいます!
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