今月か来月中に終わります
鋼鉄大陸は崩壊した。
だが、決して鋼鉄大陸は人間達の手だけで打倒された訳ではない。
『姉の為』という強い使命を持って生まれた三人の生徒達は信じるべき、忠義を果たすべき神に反抗し『姉の為』に自らの命を捧げて神を打倒する
『姉』は世界を知る為に、生きる意味を知る為に旅を始めた。
鋼鉄大陸の物語はこれで幕を閉じるはずだった。
しかし、海の底には……遺産が遺されていた。
『貴方は何者ですか?』
声を聞いた黒い鉄の塊は唸る。
錆びて、朽ちて、二度と動かないはずのロボットから泡が吹き出す。
目に光が灯る。
オレンジ色の光が深海の暗闇を照らす。
SYSTEM……REBOOT
MAINCOMMAND……Protect Sister
MAINCOMMAND:ACTIVE
轟音を鳴らして。
泡を更に吹き出して。
応えた。
『
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ほんの少しだけ太陽が傾いた頃。
シャーレのオフィスは窓から差し込まれる夕陽に照らされ、最早照明がいらないほどに明るい空間となっていた。
「疲れたぁ……先生、お疲れ様!」
モモイの明るい声が聞こえて、ぼんやりとしていた私はモモイの声でハッキリと目覚めたような気がした。
''……あ、お疲れ様、モモイ''
「もー!先生!またぼんやりしてたでしょ!」
''ごめんごめん、少し考え事してた''
軽く笑いながら、モモイを宥める。
私がもっと強ければあの子達は死ぬ事は無かったのではないか?
私がもっと利口だったら誰も悲しまずに、失わずに済んだのでは?
グルグルと自己嫌悪に近い思考が巡り、フラッシュバックのようにあの時の思い出が巡る。
「……あの子達の事考えてたでしょ」
''あちゃあ、バレたか''
「分かるよ、私はお姉ちゃんだし……それに先生と付き合いはけっこー長いからね」
ふふん、と自信満々そうなモモイ。
私はモモイ……いや、ゲーム開発部の子達に何度助けられただろうか。
「先生、今度あの海に行こうよ」
''あの海って……鋼鉄大陸があったあの海?''
モモイはニコッと笑ったまま。
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"神は死んだ"
鋼鉄大陸のログに残された最後の言葉はそれだけだった。
最早私に残されたものはお姉様しかいない。
お姉様をこの世界の危害から、危険から、攻撃から───守らなければならない。
エンジンから轟音を鳴らして、飛び上がる。
─── Propositum #1 : Volare
プロローグなので短め。
感想か評価をくださりますと凄く嬉しいです。