「……………………いかにもアマゾネスって感じ」
『彼女達は総体的に恐怖の感情が希薄だ、故に未知のものに己を抱かず接触でき危険と断じれば排除する。エルフの様に内輪だけで成長すれば特にな』
そう話す2人の眼下で2人のアマゾネスが争っていた、片方は【ロキ・ファミリア】のティオネ、もう1人は【テルスキュラ】の戦士アルガナ
『どうする?』
「う〜ん、人死が出るなら止めようかな、それまでは様子見」
アーディはそうして2人にとっての小競り合いを始める。
それから数分もしない内にティオネが弾き飛ばされその背に少女を背負うと攻撃を躊躇しその隙を突かれアルガナの攻撃を受ける。
「何だ今のは?アレを庇ったのか?…………ハァ、変わったな、強くなったが弱くなった、お前は戦士ではなくなった」
そう言うアルガナの肩にドンと何かが肩に触れアルガナがぶつかった何かに目を向けるとそこにはアーディがおり全力の蹴りを放ちアルガナは思いっ切り上体を反らされる。
「肩に触れたら戦闘なんでしょ?何呆けてるの?」
「………………………………面白い!!」
アルガナは獰猛な笑みを浮かべ態勢を立て直し一触即発の雰囲気になる。
「そこまでや、ちょっとはっちゃけ過ぎやで自分ら」
「アルガナ、お主も止めろ」
そこにロキとカーリーが現れ2人の戦闘を止めると互いに睨みを利かせ合う。
「お初にお目にかかる。妾がカーリーじゃ」
「………………………………ロキや、今は自分がティオネ達の親や、覚えとけ」
「知っておる、ソナタらの名声は【テルスキュラ】まで届いておる、が」
カーリーはアーディに目を向ける。
「ふむ、妾の目測ではソナタはアルガナに適う程の力は無いのだが何故出てきたのだ?」
「そりゃあ何の関係もない一般市民が巻き込まれそうになってたからね、これでも一応【ガネーシャ・ファミリア】の名前を背負ってるからね、性分みたいなものだよ」
「そうか、まぁ兎も角だ、妾達は暫くこの街に居るつもりだ、何時でも来ると良い」
カーリーはそう言い残し再び消えアーディも立ち去ろうとする。
「ちょい待ちアーディたん」
そこにロキが声をかけアーディは足を止める。
「何ですか?」
「うちらと協力せんか?」
「協力?」
「うちらの目的はこの港町に現れるという食人花の調査や」
「食人花?」
「ああ、【怪物祭】で現れた新種のモンスターの事や、そう呼ぶ事にしたんや」
「……………………私のメリットは?」
「アイツラから指輪をぶんどったる。どうや?」
「………………………………良いよ」
こうしてアーディは1度【ロキ・ファミリア】と手を組む事に決めた。