もう一人のハミダシ者   作:琴葉(Kotoha)

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気合が入ったので連続投稿です


嘘みたいだろ?これ、現実なんだよ

 

 

女子A「あれ、お兄ちゃん…と誰?」

 

和泉会長と話していると、ブロンドヘアーの女子生徒を筆頭に何人かの生徒会室に入ってきた。

 

智宏「おっと、いいところにきたなみんな。この人がミリ先生が言っていた…」

 

女子B「あーうん、紹介してくれるのはありがたいんだけど入り口で立ちっぱなしは疲れるからまずは座らせて?」

 

女子C「今日の授業、最後が体育で疲れちゃったので…」

 

智宏「悪い、配慮が足りなかったな。」

 

そう言うと和泉会長は生徒会室にある椅子を並べた。

入ってきた女子は…7人。えっ、いくらなんでも多くない?一学園の生徒会でもここまで多いのは知らないよ?なんかのパーティーの集まりだったりしない?

 

 

 

 

 

 

 

女子A「えっと、まずは私から。

和泉妃愛といいます。そこにいる生徒会長、和泉智宏の実妹です。前期では副会長をやってましたけど諸々の事情で庶務になりました。」

 

実妹が副会長をやってたとか近年じゃなくてもごくまれレベルなんだけど…?

8192分の1より低いんじゃない?というかすっごい礼儀正しい。

 

女子B「じゃ、次は私。

私は常盤華乃。前期では広報をやってたんだけど今期は副会長をしてる。はい次」

 

オイオイオイあっさりしすぎじゃないかこの副会長さん?オイオイオイ呆れられてるわ会長さんに。

 

女子C「錦あすみです。

えっと、生徒会では書記を務めています。まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします」

 

あ、また礼儀正しい子だ。綺麗にお辞儀してる、可愛い。でもちょっと勢いがあったのか机におでこが当たっちゃってる…

 

女子D「ふむ、1年生の男子と聞いてどんな人なのかと思ったら案外普通だな。

私は鎌倉詩桜。一応前会長で今は部外者ということになっている。」

 

一言目から謎にディスられたんだけどどゆこと?

というかなにこの人…こわ、近寄りにくい。それよりか、この人が前会長?ということは3年生じゃない?なにこれ、本当にどういう集まりなのここの生徒会

 

女子E「はいはーい!

私、竜閑天梨!一応生徒会のお手伝いって感じで参加させてもらってるんだー。あっ、この状況インちゅたに載せたら映えたりしない!?」

 

今度はテンション高めのギャルっぽい人だ…え、インちゅたって言った?

隙を見せたら写真撮られてあげられる?晒し首ならぬ晒し写真ってこと?

 

女子F「えっと、飯田伊々奈です。

今期から生徒会に入りました。至らぬ点もあるかもしれませんがよろしくお願いします。」

 

まさかの礼儀正しい子3人目。

この生徒会、変そうな人3人にまとも(そう)な人4人で比率ヤバくない?こんな場所にこれから僕いるの?大丈夫?粉塵揉む?

 

女子G「私、神田柑凪っていいます!

伊々奈ちゃ…飯田さんと同じで今期から生徒会にお世話になってます!よろしくお願いしますね!」

 

最後は元気こそあれどグイグイ来そうな子じゃない子っぽい?

え、というか和泉会長以外前期は他全員女子ってことだったの?和泉会長、胃薬を毎日飲んでそうなイメージなんだけど?

 

月夜「えっと、羽月月夜といいます。

和泉先生からこの生徒会に入るようにと押し付k…お願いされました。至らぬ点があると思いますがよろしくお願いします。あと1年生です」

 

詩桜「羽月くんだな。面白い名前じゃないか。

しかし、ミリ先生も面白いな。和泉君だけじゃなく羽月くんも生徒会に入れるとは。弄りがいがありそうだ」

 

あっ、ついに自分で『弄りがいがある』って言ったよこの人。隙見せたら絶対にダメなタイプだ。

 

華乃「あ、じゃあ和泉と私、詩桜先輩とアメリからしたら後輩なんだ。あーでもここじゃ特に先輩も後輩も関係なしみたいな感じだから…とりあえず羽月って呼ぶことにする。」

 

妃愛「私と錦さん、神田さんと飯田さんと同じ年かぁ。どのクラス?」

 

月夜「あ、えっと…クラスは1-Bです。

ただ今年度に入ってからは殆ど授業はおろか学校にすら来てなかったのでほぼ空気でしたけど」

 

柑凪「あっ、私と伊々奈ちゃんと同じクラスだ!そういえばずっと空いてた席があったから誰のかなーって思ったけど羽月さんのだったんだ!クラスメイトとしてもよろしくおねがいします!」

 

伊々奈「わ、私もよろしくお願いします。これからはクラスでも仲良くしてくれると嬉しい…なんて」

 

え、ちょっと待って。てっきり全員先輩かと思ったけど生徒会の半数が同学年?

これ僕の胃、持つ?持つ?

 

里「ごめーん、遅れたー!お、さっそくみんな集まってんじゃん!で、どういう状況?」

 

智宏「あ、ミリさん。今さっき一通り自己紹介が終わったところです。」

 

里「マ?それならちょうどよかった!今からタコパしよタコパ!ツッキーの歓迎会も兼ねて!」

 

タコパと聞いて、常盤先輩の目がギンギラギンに光った…ように見えた。あっこれたこ焼きが大好物のパターンだ。

 

月夜「あー…すみません、実はこの後用事が入ってて…自己紹介とかしたらいい時間になるかなって思ってたんです。お気持ちだけいただきますね」

 

妃愛「ありゃま、残念。ミリ先生に聞いたと思うけど、生徒会に入ってて放課後だけでも顔を出してくれたらその日は出席扱いにしてくれるんだって。だから気楽にしていいと思います。」

 

月夜「お気遣い、ありがとうございます。では今日はこれで失礼します」

 

 

 

 

 

 

あすみ「羽月さん、帰っちゃいましたね。放課後から用事があるって珍しいけど…でも、飯田さんと神田さんは席が空いてることは知ってたんだよね?学園内で会ったことないの?」

 

紺凪「学園内で会ったことはあるんだけど喋ったことはほとんどないかな。

近寄りにくいって雰囲気はないけど、昼休みにお昼に誘おうとしたらいつの間にか教室からいなくなっちゃってたし」

 

伊々奈「うん、羽月さんが登校してきてる時は柑凪ちゃんが声をかけようとするんだけど。」

 

詩桜「彼はさきほど、放課後には用事があるように言っていた。だが昼間に教室を抜け出して一人出すようなことは普通ないはず。もしかして彼は…」

 

智宏「はい、俺も感じました。月夜も妃愛やアメリに似た何かを感じます」

 

華乃「あー、やっぱり?羽月、ほぼ不登校気味って言ってたし。私も錦さんも同じような理由だったから何か関係ありそう」

 

妃愛「これは・・・やらなきゃいけない気がする!」

 

智宏「何を?」

 

妃愛「もちろん、尾行だよお兄ちゃん!

羽月さんがどういった理由で放課後で用があるのか、どうして不登校なのか!」

 

智宏「やっぱりそうなるのかよ!?詩桜先輩の時のようなことはしたくないんだけど!?」

 

華乃「私も反対。もし百歩譲ってひよりんやアメリと似たような理由があったとして、それを盾に尾行はしたくない」

 

あすみ「わ、わたしも尾行はしたくないです…せっかく生徒会に入ってくれたのに、機嫌を損ねるようなことはしたくないですから…」

 

詩桜「私は彼に興味がある。が、錦さんの言うことも一理ある。

そもそも私は部外者だからこういうのに首を突っ込まない方がいいからな」

 

里「尾行云々はさておいて、人の事情にむやみやたらにツッコむのはやめなー?」

 

智宏「とにかく、今日のところは解散で。生徒会の業務は明日からにするから今日は帰ろう」

 

天梨「そっかー、かいちょーが言うんならしょうがないかー。」

 

柑凪「はーい!それじゃあ皆さん、また明日!」

 

伊々奈「また明日、ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月夜「ふう…危なかったな。

用事があるのは本当なんだけど、念のために小型マイクをテーブルの裏に仕込んでおいてよかった。それにしても、和泉さんや鎌倉先輩に似た何かを感じるって言ってたみたいだけど…まさか、ね。」

 

 

 

 

 






集中力さえあれば二話書くことなんてできなくもない(キリッ)
にしても登場人物10人分書くのって結構集中力いるんだなぁ(目逸らし)
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