期間が空いたのはサボりではない、ネタを探しに行っていたのだ()
生徒会に入って早1ヶ月、12月に入った。
動画投稿も落ち着き、今月は撮り溜めしていたものもなく編集も終わらせてる。だから今月はゆっくりできる…と思ったんですけど
月夜「こんな時間に電話?いや、こんな時間にかけてくるのは二人しかいない。」
大人しく電話に出る。電話の相手は…
???「おはよう、月夜。いつもこんな時間にかけて悪いな」
月夜「いいよ、もう慣れてるし。それで、今回の電話もいつもの件だね?父さん」
月夜父「ああ、今月もいつものが朝に届く。だが…あの事はまだ話していないだろうね?」
月夜「…はい。誰にも話していません。」
月夜父「ふむ?ならいいのだが。先月よりなんだか含みがある言葉に聞こえるが?」
月夜「伝えるのが遅れてごめん。僕、生徒会に入ったんだ。
それで生徒会には僕の他に9人いるけど、誰にも話してないよ。それにバレるようなこともしてない…んだけど」
月夜父「けど、なんだ?」
月夜「最近、おかしな夢を見るんだ。声はハッキリと聞こえないんだけど、庇うような声と攻撃的な声が入り混じったのが聞こえるんだ。僕には身に覚えがないし…父さんなら知ってるんじゃないかなって思ったんだけど…」
月夜父「…いや、私は知らないな。とにかく、くれぐれも秘密を知られないようにするんだぞ」
月夜「分かってるよ。それじゃ、また来月」
電話を終えるとチャイムが鳴る。毎月の初めにいつも父さんと母さんから包みが届くのは中学生になってからずっと…つまり3年以上こういうのが続いてる。
仕方ないことではあるんだけど…
月夜「…よし、今日も準備完了。それじゃあハク、行ってくるよ」
柑凪「あっ、羽月さん!おはようございます!」
月夜「おはよう、神田さん。今日もずいぶん早いですね」
柑凪「あははー…今日が日直だったのを忘れちゃってて…」
月夜「なるほど、それで飯田さんがいないんですか。でもその心配はないみたいですよ」
柑凪「えっ?」
伊々奈「か、柑凪ちゃん早すぎるよー…声をかけようとしてたのに聞く耳持たずで走っていくんだもん…」
月夜「今日が日直だったことを忘れて全力疾走だったようで…連絡していただけたら一緒に登校できましたよ」
伊々奈「でも羽月さん、休んだり登校したりと忙しいですよね…?」
月夜「昨日の夜、連絡を回したと思いますが…生徒会の人たち全員へ、個人に」
伊々奈「あ、あれ…?見てなかったかも…」
柑凪「ほんっとうにゴメン!」
そう、今月の動画投稿はないので今月いっぱい授業も出れるし学校も来れるという事なので生徒会メンバー全員に連絡を回していた。
和泉さんから連絡が来た場合はハクが間に入って二人と一頭で登校する形にしている。ただ学校の敷地内までは入れないので敷地内に入る少し手前でハクは家に戻ってもらっている。
生徒会各メンバーの家はハクも僕も覚えているため行こうと思えばいつでも行けるような感じだから一緒に登校したいって誘われる際は僕の方から家まで迎えに行くことが多い。和泉さん以外は。
まあ一方的に僕が知ってるのは悪いと思ったから家の場所も全員で共有済みなんですけどね。それに住んでるのもごく普通の一軒家っていうのも伝えておいた。
あの時は状況が状況だったわけだし…頭を下げてでも謝ったよ
月夜「んんーっ…!」
詩桜「おや、羽月くんが一番乗りか。ちょうどいい」
月夜「詩桜先輩、こんにちは。ちょうどいいとは?」
詩桜「なに、キミとゆっくり話したいと思っていたところなんだ。少し時間を貰ってもいいだろうか」
月夜「それは構いませんが、詩桜先輩は受験生でしょう?受験勉強はしなくてもいいんですか?」
詩桜「2つ下の後輩に心配されなくとも問題はない。小テストも学年トップを取ってるからな」
月夜「むしろ単独で旅行に行っておきながらよくそんな成績になりますね…?」
詩桜「ただ普通に旅行に行ってるわけではないからな。
向こうでも勉強しているし小説のネタ探しも欠かさない。
それで、だ。少し話し相手になってくれないだろうか。」
月夜「ええ、僕で良ければ。」
詩桜「ふふ、キミは本当に面白い人間だな。
さて、話というのは他でもない。キミの…」
月夜「僕の?」
詩桜「両親について聞いてみたい。たしか海外勤務をしてるんだったな?どんなことをしているんだ?」
月夜「ふむ、そういうことですか。別に隠すようなことではありませんし。
僕の父は海外の大きい病院の院長、母は研究者です」
詩桜「研究者だと?珍しいな」
月夜「当の本人は珍しがられるようなことはないみたいですけどね。プロポーズしたのは母からと聞きましたし」
詩桜「ほう、母君からしたのか。随分とロマンチストなんだな」
月夜「それ、会ったとしても本人の前で言わないでくださいよ?」
そう、実は今月の中旬に三者面談があるんだがそのために両親が一時帰国する。
その話を数日前に生徒会で聞いたところ、和泉先生が職権乱y…無理やり生徒会メンバー全員を同日に組み込んでいた。僕の両親は滅多なことがない限り秘密を話すようなことはないが、先生の前ということもある…うっかり話さないように今朝の電話で注意してはいるけどやっぱり心配だ
詩桜「大丈夫だ、安心してくれ。私がそのようなことをするような人間に見えるだろうか?」
月夜「はい、見えます。」
詩桜「ははは、キミにそんなにハッキリ言われるとはな。
そんなに警戒しなくていい、私は竜閑さんの後でキミは神田さんの前…つまり4人分離れている。私が来る前にキミは帰っているだろうからな」
月夜「そうですね、せっかく両親が帰ってきますしその日は家族で食事でもしようかと」
詩桜「いいじゃないか。楽しむといい」
そんなこんなで話をしていると、他のメンバーもぞろぞろと生徒会室に集まってきた。
和泉さんだけは仕事の都合上先に帰ったようだ
そして下校時間…
華乃「あ、そうだ羽月くん。はいこれ」
月夜「なんです?これ」
華乃「この間散歩であったよね?その後になんか急にイラストを描きたくなったんだけど、すっごくうまくいったからあげる。」
月夜「いいんですか?お願いしたわけでもないイラストをいただけるなんて」
華乃「あんまり動物とかのイラストは描いたりしてないのよね私。この間ハクちゃんと一緒だったじゃない?それで無性に描きたいイラストが浮かんできたから書いてみたんだ。これはそのお礼。」
月夜「ありがとうございます。帰ったら見ますね」
華乃「ん、ありがと。また今度お願いするかもだけど…」
月夜「いえいえ。こういうのは持ちつ持たれつつですから。冬のコミまど、頑張ってくださいね」
華乃「あああああああああああ!!」
…常盤先輩、そんな切羽詰まってるなら無理に書かなくてもよかったのでは?
天梨「あっ、やっほー羽月くん!今から帰る所?」
月夜「あ、はい。ちょっと個人で調べものをしていたので少し遅くなっちゃいましたけど」
天梨「調べもの?」
月夜「はい。といっても簡単に見つかりましたので。竜閑先輩も今から帰りですか?」
天梨「うん!ねねね、今日は一緒に帰らない?私いつも早めに帰ったりしてまだツッキーと一緒に帰ったことなかったと思うし」
月夜「僕でよければ。」
今日は竜閑先輩と一緒に帰ることにした。といっても校舎に残ってるのは僕たちだけなんだけど
天梨「ツッキーって冬場はいつもコートを着てるの?」
月夜「そうですね。冬場の外は寒いですし」
天梨「ハクちゃんも?」
月夜「ハクも生地が薄めのコートを着てますね。手足も専用のウォーマーをつけて散歩に行ってます」
天梨「転んだりしない?」
月夜「それについてはご安心を。そこまで長くありませんから散歩をするだけなら支障は出ません。
あ、でも遊ぶ時はコートだけでも外してますよ」
天梨「急に滑って転んじゃうといけないもんねー…最近ハクちゃんはどうしてるの?」
月夜「家でボーっとしてることが多いですね。宅配が来た時なんかは荷物を受け取ったりしてくれてますけども」
天梨「本当にインテリな子だー…」
月夜「竜閑先輩より頭がいいかもしれませんね?」
天梨「それどういう意味ー!?」
世間は夏が終わる(かもしれない)時期になってきてますがこっちは冬場です。