ワンピース 絶滅天使と行く   作:ぬっく~

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第7話

「このバギー一味!! 旗揚げ以来、奪いに奪ってハデに名を上げて来た!!」

 

ルフィたちが逃げてから数十分。バギー一味が目を覚ました。

 

(あの小娘……何処かで見た覚えが……)

 

バギーはルフィたちを連れ去った少女に何か違和感を抱いていた。

 

(いや、あり得ないな。だが、あの力は間違いない。しかも、あの悪魔の実は……)

 

白く長い髪の女性の後ろ姿。

かつてある船団でその女性率いる海賊団と戦った。

 

(あの女は……もう死んだはずだ)

 

既に忘れられし記憶。

その海賊団はロジャーの死後の後に報じられた。

船長の死、そして解散。

 

「生命の樹海賊団……」

 

かつてロジャー、白ひげと並び立った海賊をバギーは口にした。

 

 

◇

 

 

「あう……」

 

「あんた気付いたのね……」

 

私は身体をゆっくりと起こし、立ち上がる。

 

「あれ……ここは」

 

「おう! オリガミ、起きたか」

 

無事に檻から出られたのか、ルフィが私の前にいた。

 

「ゾロは?」

 

ルフィがいるのにゾロの姿が見えないので、辺りを見わたす。

 

「ゾロは町長の家よ」

 

「やあ、航海士さん」

 

「あんたもかよ!!」

 

オレンジ色の髪の少女がゾロの居場所を教えてくれ、私が眠っている間に起きたことを軽く説明してくれた。

バギー一味の追ってから逃げるために檻に入っていたルフィを置いて、私だけ背負って裏通りに隠れたらしい。

 

「俺、ちょっとゾロの所に行ってくる。あの着ぐるみ男、ゾロ探してたみてぇだから」

 

そう言って、ルフィは町長の忠告を無視して、ゾロのいる町長の家に向かった。

町長の家は先程私が気絶した所の横だったらしい。

 

「ワン!! ワン!! ワン!!」

 

犬の鳴き声……泣き声が聞こえてくる。燃える建物の前で。

その建物は犬の主人の形見。

私とルフィは無言のまま、ある所に進む。

 

「! てめぇは……」

 

先程ルフィを吹き飛ばしたバギー一味の前に私たちは出る。

猛獣使いのモージはルフィが死んだと思っていたが、私からしてみればあれぐらいでは死ぬ訳がない。

 

「また、俺の前に現れるってのバカだ!! 頭を噛み砕いてやれっ!!」

 

モージは乗っていたライオンに命令し、こっちに向かって来る。

 

「ふんっ!!」

 

私は向かってくるライオンの頭を地面めがけて殴り付けた。

 

「!!!? リッチー……!??」

 

ライオンの頭は地面に刺さり、沈黙した。

 

「なんだ!! ……お前……何なんだ!!?」

 

「海賊だが?」

 

ルフィの言う通り、私たちは海賊。

 

「よ……よしっ! お前たちにな! 好きなだけ宝をやろう!! そ……それと、ここは一つ穏便に謝ろうと思う!! ごめん!!」

 

モージは私たちの実力を知るいなや謝り始めた。

だけど……それはもう無意味。

 

「もう、謝んなくていいよ。今さら何しようとあの犬の宝は戻らねえんだから」

 

そうさ、もう戻らない。

だから……。

 

「「だから、俺は(私は)お前をぶっ飛ばしに来たんだ!!!!」」

 

ルフィはモージを引き寄せる。

 

「あ……あああおい!! や……やめてくれぇあああああ!!」

 

そして、私とルフィは思い切りモージの顔を……

 

「助け……」

 

殴り付けた。

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