私がK-POPアイドルに!?アイドルへの道程 作:アメコミ勢
ジミン「こんにちは、アン・ジミンです。よろしくお願いします。」
新しいルームメイトはアン・ジミン。やや小柄で非常に可愛い子だ。私達の中では一番若い、つまり
利香「こんにちは、利香だよ。今は私とこの人がリーダーって感じ。」
私はキャサリンオンニの手を掴みジミンちゃんに見せる。
キャサリン「キャサリンだよ、利香は凄いやつだから覚えときな。」
今度はジゼルちゃんが自己紹介を始める。
ジゼル「ごきげんよう、私はジゼルよ。」
今度はチェウォンちゃんが始める番だ。
チェウォン「よろしく〜チェウォンだよ。」
その次はユジンちゃんが自己紹介をするのだった。
ユジン「わっ、可愛い!!私はユジン、よろしくね!!」
そして最後は遥花ちゃんが自己紹介をする。
遥花「遥花です、仲良くしようね。」
ジミンちゃんはとても明るい笑顔を見せながら私達ルームメイトと握手をする。その手は暖かく柔らかかった。今日からの新しい仲間、これからの練習生生活が楽しみだ。
私はいつも通りキャサリンオンニ、ジゼルオンニと一緒にダンスの練習をしていた。キャサリンオンニはアメリカらしい超パワフルなダンスを見せてくれた。
利香「オンニかっこいいですよ!!」
キャサリン「いえーい!!利香に褒められると何か嬉しんだよね〜」
ジゼルオンニは最初こそバレエとヒップホップの相違に着いて行けなさそうな様子を見せたらしいものの私が見る限りではそんな様子は全く感じなかった。
利香「ジゼルちゃんは優雅でIVEみたいですね。」
ジゼル「そうですか、嬉しいです、オンニ」
私も二人にダンスを披露してみた。二人とも私の動きを見てかなり感心していた。怜との練習の成果が生きてるみたいで嬉しい。
キャサリン「おっ!!褒めてばっかのアンタも良いじゃん!!」
ジゼル「オンニ物凄くかっこいいですわよ。」
利香「えへへ、嬉しいな」
そういえば私はふとある違和感を感じる。妙に態度が余所余所しいのだ。そこで私はこんな提案を二人にするのだった。
利香「ねぇねぇねぇ、オンニとジゼルちゃんが良かったらタメで話してみません?」
すると二人はかなり嬉しそうな反応をするのだった。やっぱり二人とも感じてた事は一緒なのね
キャサリン「良いじゃん!!敬語って何か距離感じちゃうよね」
キャサリンオンニが苦笑いしながらそう答えるのだった。
ジゼル「良いですね、でも私はこちらの方が慣れているので。」
確かにジゼルはお嬢様言葉の方がしっくり来る。ビジュアルに関してもその方が合う気がする。その後も話したりラップやボーカルの練習をしたり、トレーニングをしたりしていると夕食の時間になった。今日のメニューは豚キムチ、ご飯、キムチスープ、韓国のり、ナムルだ。タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維、、、、とにかくバランスが良い!!食べ終わったら部屋に戻りお風呂に入る。そして寝る。寝る前、遥花ちゃんとジミンちゃんの様子が少し可怪しかった。でもその時は何も考えず私は眠りに就いた。
翌日、私は起きた。部屋には窓がある。そこから光が差し込み朝になると部屋がとても明るく感じる。ルームメイトも続々と起きて来る。朝は
利香「エッホエッホエッホエッホ」
なんて頭の中で声を出す。その近くではジゼルちゃんがマットを敷き練習生達に柔軟を行っていた。TWICEのミナ、LE SSERAFIMのカズハの様にバレエをやっていたK-POPアイドルと言うのはかなりストイックであり身体が柔らかい。それでいて減量にもかなり強い。練習生の中には悲鳴を上げる者まで出て来た。私が選ばれなくて良かった。
キャサリン「よっ、利香」
キャサリンオンニだ、キャサリンオンニが私に話しかけたのである。私も咄嗟にキャサリンオンニに返事をするのだった。
利香「オンニおはよ。」
キャサリン「おはよ〜」
私達は何気ない会話をしながらランニングマシンの上を走る。しかし速度が物足りなくなりスピードを上げる。するとそれを見たキャサリンオンニもスピードを上げる。スピードが上がれば話せない、いやこれで良いのだ。
朝のトレーニングが終わると次は朝食である。メニューはワカメスープ、サラダ、ブルダックソースで焼いた豚肉である。かなり美味しくバランスも良い。
遥花「辛い!!」
遥花ちゃんはまだ慣れない様だ。こればっかりは仕方がない。私も辛さを感じるが街にある料理にはもっと辛い物がたくさんあるのだろう。キャサリンオンニは何故か平気に見える。
キャサリン「キャロライナリーパーに比べたら全然平気だよ。」
なるほどね、キャサリンオンニはキャロライナリーパーを食べた事があるのか。それなら辛い物も簡単に耐えられるのだろう。
食べ終わりボーカルルームでラップの練習を始めると誰かがボーカルルームに入って来る。遥花ちゃんだ。私は遥花ちゃんも一緒に歌うのかと思ったら違った。
遥花「利香オンニ、悩みを聞いてくれますか?」
利香「どうしたの!?」
私はようやく違和感の正体を知る。そして遥花ちゃんの悩みを聞く事にした。遥花ちゃんは早速話し始める。
遥花「実は、私はイジメられているんです。」
利香「えっと、誰に?」
遥花「他のルームのジスオンニと優オンニです。」
遥花ちゃんの目は泣きそうだった。それでいて優と言う名には聞き覚えがある。そう、オーデションに来ていた直井優だ。ジスと言う人物は知らない。私は遥花ちゃんの話を聞く事にした。
遥花「最初は声で驚かしたりくすぐったりするだけでした...でも後々ご飯に虫を入れられたり私の物を盗まれたり、後は蹴られたりもしました...決まって服で隠れるお尻でした...」
遥花ちゃんは近くに誰もいないのを見て私にお尻を見せてくれた。お尻は黒いアザになっており私はゾッとした。しかし私はふと思い出す。職員を頼れば良いのではと。
利香「会社の人には言ったの?」
遥花「言いつけたら●すって言われたんです。」
なるほど、確かにそれは言おうと思っても言えないわけだ。そしてこれは私が職員に言っても同じ結果になる事が伺える。どうしよっかな〜あ、そうだ。キャサリンオンニに何とかして貰おう。職員や社長も流石に分かってくれるよね?暫く話していると誰かが来る。ジミンちゃんだ。いつも笑顔のジミンちゃんも今は泣きそうである。
利香「ジミンちゃんどうしたの?」
ジミン「遥花オンニと一緒です、私も同じオンニ達にイジメられました...」
どうしたものか、同じ人なら多分ジミンちゃんも●すって言われた可能性がある。よし、それなら私が何気なく会いに行って上手く理由を引き出せないか試してみよう。
利香「オッケー、私に任せて。」
遥花「ありがとうございます!!」
ジミン「感謝します!!」
利香「二人ともタメで話そ?」
遥花「分かった。」
ジミン「ありがと。」
私達は解散し二人はチウォンちゃんとユジンちゃんの方へと行く。私は記憶を頼りに直井優の姿を探す。見つけた、本国の子と何か話している。後はどうやって近付くかだけだ。
利香「あ、こんにちは〜」
先ずは簡単に挨拶をしてみる。優とジスは私よりも大人っぽく見える為敬語で挨拶をしてみる。すると優が私に反応する。
優「利香ちゃんじゃん、久しぶり。タメで良いよ。」
利香「あ、ありがと。」
優「後この子はジス、私の友達。」
ジス「始めまして」
ビンゴ!!まさかの一発でターゲットを確認。これはツイてるぜ。さてと、ここからどうやって話を広げるかが問題だ。
利香「もっとじっくり自己紹介をしてみませんか?」
優「良いね!!やろやろ」
ジス「うん」
私は自己紹介をした。特に何か隠す事はなくいわゆる練習生の自己紹介って感じだ。ジスと優もあまり変わった様な事は言ってなかった。最後に優が言った言葉を除いて。
優「利香ちゃん可愛いね、だからウチらの秘密教えてあげる。」
利香「いいんですか?」
優「良いよ、実はね...」
どうやら二人はイジメを楽しんでいたらしい。そして誰かに言えば●すらしい。巫山戯るな。でもこれで私も何か手が打てそうだ。遥花ちゃんとジミンちゃんの仇は私が討つ。話が終わると私は気分を紛らわすためにLE SSERAFIMのEASYを踊った。どこがEASYやねん!!でも今後ダンスチャレンジなんかで踊るかも知れないからやる意味はあります。
夕食が終わり夜の練習が終わると私はキャサリンオンニとジゼルちゃんにこっそり耳打ちする。内容はもちろんジスと優の事だ。
利香「オンニ、ジゼルちゃん、あそこのジスと優って人は私達のルームメイトの遥花ちゃんとジミンちゃんをイジメています。どうにかしてもらえませんか?」
キャサリンオンニとジゼルちゃんはこっそり親指を立てる。あぁ、良かった。二人なら何とかしてくれると思った。でもキャサリンオンニが言う。
キャサリン「アンタにも手伝って貰うからね。良い?」
利香「もちろん!!」
私達は部屋で作戦会議を始めた。こうゆう作戦会議って何か凄くワクワクする。消灯までまだ時間があるから色々と話してみよう。
キャサリン「さてどうしようか」
利香「うーん...」
ジゼル「目には目を、歯には歯を、で良いと思いますわ。」
キャサリン「後は見つからなければ良いね。」
利香「ボーカルルームを使うのはどう?」
キャサリン「それだ!!」
よし決まりだ。計画は明日の朝食の後に決行する。そして三人は眠りに就くのだった。
翌日、朝ご飯を食べ終わると早速計画を実行する。キャサリンオンニとジゼルちゃんは何気なくボーカルルームに行きラップや歌唱の練習を始める。私はジスと優に近付き練習に誘うふりをする。
利香「ジスオンニ、優オンニ、おはようございます。」
ジス「あ、おはよ。」
優「おはよ〜」
利香「良かったらボーカルルームで一緒に練習しませんか?」
ジス「良いね、やろう。」
優「行こ〜」
よし、決まった。私は髪を耳に掛ける。これが計画を始める合図だ。キャサリンオンニとジゼルちゃんは多分これが見えたと思う。私はジスと優と話しながらボーカルルームに到着する。
キャサリン「よぉ、来た来た」
ジゼル「待ってましたわ。」
ジス「え、何?どゆこと?」
優「利香、アンタ!!」
利香「これが遥花ちゃんとジミンちゃんの気持ちだよ。」
キャサリン「アンタらマジで何でこんな事しようってなるわけ?」
ジゼル「言い訳位は聞きましょうか?」
ジスと優は私よりも背が高い。でもキャサリンオンニとジゼルちゃんはジスと優よりも背が高く洋風な顔なのもあって迫力が物凄い。ジスと優はボーカルルームから逃げようとするも鍵がかかっており出られない。モタモタしているとキャサリンオンニとジゼルちゃんが力強い腕と靭やかな強い腕でジスと優を捕まえボーカルルームの真ん中に座らせる。ジスと優は泣きそうになり本当の事を話すのだった。
優「実は、、、私が悪いんです。利香さんが合格するのは納得だったんです。でも怜さんが合格せずに遥花が合格するなんて私は耐えられなかった。利香さん、貴方は怜さんの友達なんでしょう?だったら何で」
私は優が言い終わらない内に優の頬をビンタした。そして本当の事を言う。
利香「優オンニ、私は怜を心配していました。でも怜が気にするなって言ったんです。でも私は気になって仕方がない。だからこそ練習を頑張っているんです。そしてそれは遥花ちゃんを攻撃する理由にはならない。後、何故ジミンちゃんを巻き込んだんですか?」
ジス「よく言うでしょ?感情は共有するとより大きくなるって。だから私はいつも一緒にいるジミンをターゲットにした。」
ジスと言う人物はかなりの事を考えていたのだと分かった。だが問題無い、このやり取りは録音してあるのだ、ボーカルルームと言うのはこんな事にも便利と分かった。後はデータを提出するだけだ、
ジゼル「データ取れましたよ。」
ジゼルちゃんはボーカルルームのコンピュータからカセットテープを抜き取る。そしてそれをジスと優に見せる。
ジゼル「これを社長に提出すれば貴方達は終わりですよ。」
キャサリン「それか遥花とジミンに謝りな?」
ジスと優は先程よりもずっと小さく見える。多分態度が小さくなってしまったのだろう。私は一度ボーカルルームを出て練習室を見渡す。そして遥花ちゃんとジミンちゃんを見つける。
利香「遥花ちゃん、ジミンちゃん、ちょっといい?」
遥花「良いですよ?」
ジミン「は〜い。」
私は二人を連れてボーカルルームに向かう。そして二人に泣きそうなジスも優を見せる。
ジス「ご、ごめんなさい...」
優「もう絶対にしません...」
ジスと優は遥花ちゃんとジミンちゃんを見た途端震え声で謝る。それを見た遥花ちゃんとジミンちゃんは二人に近づきこんな事を言うのだった。
遥花「大丈夫だよ。」
ジミン「オンニ達顔を上げて下さい。」
そして遥花ちゃんとジミンちゃんはジスと優が顔を上げると抱き着くのだった。抱き着かれた事でジスと優は更に大きな声で泣いてしまうのだった。そしてこんな時もボーカルルームと言うのは有用だった。
キャサリン「終わったら練習来てね!!」
ジゼル「待ってますよ。」
利香「私も練習行くね。」
私はキャサリンオンニとジゼルちゃんと一緒にボーカルルームを後にし練習室へ戻る。そしてダンスが激しいと言われる有名曲の振り付けを踊るのだった。
喧嘩ってこんな事が原因で起こるもんなんだって分かってちょっと意外だった。まあ解決したならそれでいっか。因みにあの4人はこの出来事の後めっちゃ仲良くなっていつも一緒に練習をするのだとか。ああ、人間って不思議だ。まあ本当に死ななくて良かったと思うし練習生が死んだってなったらそれはそれで変なレッテル貼られちゃうからそれよりは絶対にマシだね。それじゃぁ次のお話も楽しみにしててね!