みなさん貴重なご意見ありがとうございます
さてさて今回ですが完全に真視点での話となります
それに伴って少し角方を変えた(つもりな)のですが変だったら言っていただけるとうれしいです
それでは(作者にしては)長めの話です!どうぞ!!
◇Side有田真
「界塚弟乗れ」
そう言うとスカイキャリアの機体搭乗スペースにオレンジ色の機体が乗った
スレイプニルとは言え重いな・・・おかげでスピードが落ちてあの腕に簡単に追いつかれちまう
「・・・だが、それでいい」
相手に銃火器はない、突っ込んで来るだけなら・・・よっと
ぶつかる手前で降下、減速して再浮上すれば簡単に後ろが取れる
「ファイヤ!!」
手元のスイッチを押せば目の前の敵に向かって機銃が火を噴く
そしてそれとほぼ同時にスレイプニルの銃も発砲し、エンジンに当たって爆発した
情報通りエンジンは巨大分子化できないみたいだな
ヤツの弱点は盗み聞きしただけでも2つある
1つは巨大分子化できないエンジン。そしてもう1つの弱点は・・・
「中尉、3時の方向からもう一本。このままじゃ羽を握りつぶされますよ」
言われてそちらを見ると腕が手を開きながら襲いかかってきている
・・・が敵には悪いがこれは想定の範囲内、むしろ好都合だ
「界塚弟ヤツの手のひらを撃て」
「しかし、ヤツにはAP弾は効きませんよ。HE弾で逸らすのが精一杯です」
界塚弟がそう考えるのも無理はない、むしろ当然のことだろう
さっきまでの戦闘でAP弾は全くの無意味だったし、HE弾だとこの距離じゃ爆発に巻き込まれて自爆になりかねん
しかし、今は撃つのが正解だ
「HE弾でかまわん撃て!」
「しかしそれだと・・・・」
「いいと言っている!ヤツの硬さの秘密は巨大分子化だ」
「!」
界塚弟の言葉を遮って最低限のことを伝えると、それだけで全てを理解したようでHE弾を撃った
バンッ!・・・ドォオンッ!!
ってアイツ合図もなしに撃ちやがった
いくら切羽詰まってるからってこっちは爆風を流すのに神経削ってんだぞ!
「中尉の言ったとおりですね。指を動かすときは分子化できない
だからHE弾であれば十分に破壊することができるわけですか・・・」
「あのなぁお前の言う通りそれがヤツの弱点の2つ目だが、撃つときは撃つって言えよ」
「すみません、一刻を争っていたので。それに中尉の腕なら大丈夫だと思っていました」
ほう・・・なら俺の(荒っぽい)操縦技術を見せてやろうじゃないか
俺は一気に加速して目の前から突っ込んでくる2本の腕の間を擦りぬける
ちょっと掠ったか・・・まあいい
2本の腕を引き連れて地上にいた界塚と網文の真上を通り過ぎる
「界塚、網文、今だ撃て!」
俺の声を合図に2人の乗るカタフラクト・・・アレイオンが発砲した
下手な奴・・・クラフトマンあたりならこっちに飛んでくるかもしれんが、あの2人に関してはそんな心配は無い
そして見事2本とも撃墜に至るのであった
「どうだ?お前のお墨付きの操縦技術は」
「確かにすごいですが、別にこんな無茶は要求してません」
「でもこれであと2本・・・だろ?」
そう、あと2本
本体は腕を操作中は動かないのか動けないのか知らんが今のところ動きはない
2本だと挟撃は可能だが一番厄介な3方向からの攻撃はもうないと思っていいだろう
前後左右に加えて上下からも攻撃されたんじゃきついからな
しっかりと警戒しながら残りの2本を落とせばあとは数で押し切れる
予想通りヤツは最後の2本で前後から挟撃をしてきた
「界塚弟、後ろの腕にアンカーを引っ掛けろ」
そう言うとすぐさまアンカーを飛ばし腕に引っかかりワイヤーでつながった状態になる
よし、ここから一気に上昇して大きく
ワイヤーで引っ張られた腕は宙返りの勢いで前から突っ込んできた腕とぶつかり爆発した
これで腕の残りは0、ヤツ本体の武装はわからんが十分注意すれば勝てる
・・・と思っていたのだがそれは一変する
ヤツは動き出そうとしない
どうした?出し渋っている?動揺している?何かを待っている?
何にしてもこちらからアクションをかけないといけないか
そう思ってヤツに向かっていく・・・次の瞬間驚くべきことが起きた
そう、ヤツが・・・・・変形したのだ
「何!?」
「中尉、アレは何なんですか?」
まるで巨大な一本の腕のようになったヤツは今までの腕よりも更に1段階速度を上げて上昇した
そして重力を利用してさらに加速しながら迫ってくる
まずいこのままじゃぶつかる
「界塚弟、しっかり捕まっとけよ!!」
そう言ってヤツとぶつかるかというところでローリングする
ドォォォォオオオオンンンンッッッ!!
激しく水しぶきを立ててヤツが海へと突っ込んだ
なんとか避けることには成功したがスレイプニルに引っ張られて一瞬ぐらつく
しかしそれもすぐに立て直す
その後もヤツの容赦ない攻撃が続く
ちっこれがヤツの奥の手ってわけか
速さも威力もさっきまでのの比じゃない。なんとか避けてるが落ちるのも時間の問題だぞ
「界塚弟、おろすぞ。ちょっと雑なやり方にはなるが、まあ大丈夫だろ?」
「了解です」
そう言って地面のすれすれを飛ぶとあとは勝手にむこうが降りた
よし、これで幾分かマシになる。搭乗スペースもしまって、空気抵抗も減った今なら少しはやりあえる
行くぞ六臂ヤロー・・・いやロケットパンチ!
性能だけが戦いじゃねえことを教えてやる!!
こうして俺とヤツとの一騎打ちが始まった
◇
「ダメ元だが・・・くらえっ!!」
突っ込んでくるヤツと正対して発砲し、機体をひねって避ける
ちっやっぱりノーダメージか。腕がそうだったから本体ももちろん巨大分子化してんだろうな
「狙うはやっぱり、エンジンか」
しかしどうやって後ろを取るか・・・
腕の時のように失速による降下で通り過ぎさせようとしたら進路変更してついてきたしなぁ
地上部隊に撃たせるか
「下の3人、今からそっちに行くからエンジンを撃ってくれ」
「「「了解」」」
後ろから突っ込んできたヤツを旋回して避けると一気に加速して地上部隊の方へ向かっていく
肝心のヤツは予想を裏切ることなく追いかけてきた。その差は徐々に詰まっていく
「そうだ、ついてこい!!」
しかし、こっちは最小限かつ最速の動きしてんのにそれに余裕で追いつくって何なんだよ
そして地上部隊の上を通過する頃にはほとんど2機の間隔は無かった
さっきまでならこのタイミングで旋回するなりしてやり過ごしていたが
そうすればヤツも旋回するからエンジンが狙えない
「当ててくれよ!」
だから俺は味方を信じてただ最速で飛行するだけだ
そして地上部隊が発砲した
当たった!・・・と思った瞬間ヤツは旋回してよけやがった
ちぃ、エンジンには全力で警戒ってわけか
更にまずいことにヤツは攻撃目標を俺から地上の3人に変更した
スレイプニルじゃあの速さについていけない
「ユキ姉、韻子避けて!!」
いち早く危険を察知した界塚弟が2人に指示を出す
2人もその声に反応してヤツの進路から離れるように散解する
しかしそれじゃあダメだヤツはあの速さから信じられない機敏な動きでついてくる
そしてその標的になったのは界塚の乗るアレイオンだった
よけられないことを悟った界塚は最後の抵抗とばかりに残弾を全て撃ちきる
撃ちきったあとは諦めたかのように動かなくなった
「・・・やらせるかぁぁぁぁああああ!!!!」
無理な旋回で体にGがかかる
全身が悲鳴を上げだし、機体も異常を知らせるアラームが鳴り響いている
「ぐっ!根性見せやがれっ!!」
意地で何とかヤツの後ろにつけた俺は標準を気にせず発砲した
幸運にもヤツは銃声だけで回避運動を行い進路を大きく変えた
銃弾はヤツのいたところには飛んでいかなかったので界塚に当たることもなかった
そしてヤツが再び俺を攻撃目標にした
命懸けの鬼ごっこの再開だ
そう思って加速しようとした瞬間、機体に異常が発生した
「速度が上がらない!?」
どうやらさっきの無理がたたったようで速度がスレイプニルを乗せていた時ぐらいしか出ない
さらにそのことに気を取られ気づいたときにはヤツが接近していた
まずい、やられる!!
そう思ったその瞬間
ドドドォォオオンンッッ!!
ヤツに数発のミサイルが当たった
そのミサイルは種子島基地のものらしく島からさらにミサイルが射出される
ヤツがそのミサイルを避けていると
地面が割れ中から戦艦が出てきた。ただ、それはただの戦艦ではない
それは、空を飛んでいた
「航空艦?・・・いや、戦艦だ」
界塚弟が驚きの声を上げている
「あれは地球陣営が唯一所有するアルドノア・ドライブを動力源とした戦艦
『デューカリオン』だ」
という感じでした
タイトルが思いつかずまさかの7話のパクリ(・・;)
次回はデューカリオン起動までの話とヘラスの破壊がメインとなります
しかし真は着々とユキに対するポイントを稼いでいきますね(笑)
それと前書きで書き忘れていましたがアンケートに対するご意見は
敵機などにも反映してできる限り登場させる予定です
しかし、当然登場できないものもあるわけでそれに関してはご了承ください
アンケートは引き続き受け付けますがそれ以外にもバシバシいい案いただけると嬉しいです
それではまた次回お会いしましょう
そしてこれからもよろしくおねがいします