アルドノア二次(仮)   作:クイハ

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えー最終回とか言っておきながら全然最終回じゃないです

次こそは・・・・・・
と思ってるんですが正直なところ言いますと
原作同様にザーツバルム城での戦いだとバッドエンディングしか見えないんですよね

どうしよう(-_-;)

続きもいいけどISとか空戦魔導士とかダンマチとかSAOとかガンダムとか書きたい
でも時間がない

っとまあ作者の愚痴は置いといて17話行ってみよう!!


17話 タルシスとシュルトとディオスクリアと

「少年、常に私の真後ろに付いて来い。ちょっとでも遅れると死ぬぞ」

 

「了解・・・それと僕の名前は界塚伊奈帆です」

 

「上等だ、界塚少年!」

 

そう言うと白とオレンジの機体は弾幕の中心に向かってどんどん進んでいく

 

「早っ!?」

 

「って、ちょっと待ちなさい。無茶よ!」

 

無茶・・・と言うのは確かだが、それはあくまでただの機体ならば、という条件がつく

クルーテオの専用機タルシスに関して言えばこれは無茶とはいえないのだ

 

というのもタルシスはアルドノアによる膨大なエネルギーを用いて少しだけだが未来予知を実現している

その能力を有しているため、当たる弾だけを確実に避け、防ぎ、最短かつ最速で揚陸城へと向かうことができるのだ

 

むしろ凄いのはこのタルシスの動きについていく伊奈帆の方だろう

伊奈帆は周りへの警戒を遮断し、タルシスの一挙手一投足にのみ集中しているからこそできるのだろうが・・・

 

なぜ伊奈帆はそこまでクルーテオを信用できるのか?

正確に言うならば、クルーテオではなくクルーテオを信用してこちらに寄越した真への信頼であるのだが、このことは当の本人にもわからない事実である

 

順調に駒を進める伊奈帆たち突撃部隊

しかし、それを簡単に許すザーツバルムではなかった

 

「ふんっ!クルーテオめ、地球人に与するとは下劣な!

砲撃をタルシスに集中、あの裏切り者を撃ち落とせっ!!」

 

いかにタルシスが未来予知で圧倒的な回避能力を誇ると言っても必ずしも無敵というわけではない

機体の反応速度を超えた弾丸、あるいは地雷・機雷などの(トラップ)、そして回避することができない圧倒的な物量

結果として撃墜することはないものの回避に精一杯でそれ以上の接近は困難を極めることとなるのであった

 

 

「クルーテオさんどうにかなりませんか?」

 

「ふむ・・・できなくはないがリスクに対してリターンが見合わぬ

それより、ここで奴らの注意を惹きつけて、他のものが取り付き制圧するのを待つほうが堅実的だと思うが?」

 

「なら僕がっ!」

 

「やめておけ、私の援護なしにこの弾幕を避けきれるとは到底思えん」

 

焦る伊奈帆に対して完全な正論をとくクルーテオ

伊奈帆が焦るのはきっと早々に取り付いて、後続に楽をさせたかったからなのであろう

だからこそクルーテオは何をするでもなくただただ正論で伊奈帆を黙らせたのだ

 

ドォンッ!

 

「しまった!」

 

その時気が緩んだのだろう、オレンジ色の機体が被弾した

ダメージと言う目で見ればかすり傷程度だったのだが、機体のバランスが崩れたのがまずかった

タルシスに遅れてしまったスレイプニルは弾丸の嵐に飲まれる

 

「大丈夫か、界塚少年!!」

 

スレイプニルの前にタルシスが割って入り盾でガードする

 

ドドドッッッンン!!

 

第一波の弾幕が当たり煙が晴れた時そこに盾の姿はなかった

しかしそんなことは関係なく容赦なく第二波が襲いかかる

 

「くっ!」

 

「クルーテオさんっ!!」

 

絶体絶命、まさにその言葉がふさわしい状況

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかしその後に来る言葉は間一髪(・・・)だった

 

 

 

 

 

 

ドォォォォォォォオオオオオオンンンッッッッッッッ!!!!!

 

地上から伸びた巨大なビームが光の棒となって弾幕を薙ぎ払う

 

「何やってんだよ、なっさけねーなクルーテオ」

 

「あの程度、お助けいただなくても結構でした・・・・と言いたいところですが今回ばかりは助かりました。ありがとうございます」

 

通信に伝わってくる声、その声は紛れも無く真の声だった

伊奈帆はビームの発射元に目をやるとそこには見慣れない青色の機体がいた

 

全身がほとんど青色に染まっており特徴といえば両腕で抱える大型ランチャー、腕に取り付けられた大盾、前頭部から後頭部に向かって伸びる角

そして目の働きをしているのであろう赤く光るライトは怪しげに光っていた

 

ドォオンッ! ドォオンッ! ドォオンッ!

 

そんな風に伊奈帆が観察している間にも青色の機体はその両腕のランチャーで次々と対空砲を破壊していく

更に数発撃ったところで、弾切れになったのかランチャーを投げ捨てる

 

しかしそれでも揚陸城サイドは危険と判断したのだろう

青色の機体に向かってミサイル群を発射した

 

「真さんっ!!」

 

思わず叫ぶ伊奈帆、しかし彼にはどうすることもできない

唯一どうにかできそうなクルーテオはというと・・・一足先に揚陸城に取り付き対空砲の掃討を行っていた

 

そんな場合じゃないでしょう!!と言おうとした瞬間クルーテオの方から先に言葉がかかる

 

「心配するな、ヴェリテ様にあの程度の攻撃は無意味だ」

 

何を馬鹿な、と思ったが実際はクルーテオの言った通り何も問題はなかった

なぜならミサイル群は真に当たる前にすべて爆発したのだ

 

一瞬だったため何が起こったかわからなかった

そのため第二波のミサイル群に目を凝らしているとその時爆破の正体が見えた

 

「あれはワイヤー・・・」

 

「そう、自由自在、縦横無尽に操り、高圧電流を流す事のできる特殊ワイヤー、それがヴェリテ様専用機『シュルト』の特殊兵装だ」

 

ミサイル群が止んだタイミングで大きく跳躍しシュルトもまた地上からという無謀なルートを通って揚陸城に取り付くのであった

 

 

「こいつの名前は『シュルト』だな・・・」

 

自分の専用機である青い機体を見た時、真はそうつぶやいた

 

「シュルト・・・ですか?」

 

「ああ、ドイツ語で罪や責任みたいな意味の言葉だ」

 

『罪』と『責任』、そう聞いたクルーテオはまだ気にしているのかと思い少し暗い顔つきになる

それに気づいた真は笑って返した

 

「火星じゃ強さを象徴する名前をつけることが多いけどさ、地球じゃこうして悪印象な言葉をつけることがよくあるんだよ

それに海にも青空にも負けないこの鮮やかな青色ならそんなもの振り払って自由になれそうな気がするだろ?」

 

「なるほど、そう考えると確かに悪くありませんな」

 

悪くないと言いながらその顔は満足気だったのは言うまでもない

 

 

「真さn・・・・」

 

「今は戦闘中ださっさと掃討しろ。それに俺の名前はヴェリテだ」

 

伊奈帆が声をかけたが真は有無をいわさず戦闘行為に戻る

一瞬困惑したが、真の意思を汲み取った伊奈帆は軽く笑って言う

 

「マスタング2-2(ツー・ツー)、了解」

 

あくまで一定以上の距離感を保つそれが真なりの優しさなのだ・・・と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・って了解な訳あるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!」

 

対空砲火が止んだところで降下してきた『アレイオン』に乗るマスタングリーダー・・・・つまりはユキが思いっきり真を殴った

 

「あのねぇ、一体私がどれだけ心配したと思ってるのよ!!デューカリオンから飛び降りたかと思ったら、意味のわからん人を寄越すし

で、自分は火星の機体でやってきて、しまいには『俺の名前はヴェリテだ』って何よ!?ふざけんじゃないわよ!!」

 

「そ、それはだな・・・・」

 

「これ以上言い訳するならもう一発殴るわよ?」

 

「すみませんでした!!」

 

謝りつつ、なんで俺は謝ってるのだろうと思う真であった

 

ちなみにクルーテオは「ほほぅ・・・」と関心したような声を出し

伊奈帆の方はせっかく自分が空気を読んだのにそれを平然とぶち壊す姉に呆れてため息をつくのであった

 

「本当なら小一時間ぐらい説教したいところだけど、戦闘中だから勘弁してあげるわ

それじゃあサクッと勝ちますよ。ま・こ・とさん」

 

「・・・もう勝手にしろ!」

 

そんなやりとりをしている間にも後続機の着陸、揚陸城上部の制圧は着々と進んでいた

この作戦の肝であるアセイラムはこのタイミングあたりで降下する・・・予定だった

 

「・・・プリンセス(ワン)、はまだなの?」

 

「もう降下しててもいい頃だと思うけど」

 

異変が起こったのはちょうどそんな時だった

 

「伊奈帆!ユキさん!2時の方向!」

 

韻子がそう叫ぶと全員がそちらを見る、するとそこには・・・・

 

「デューカリオン・・・」

 

「っ!しまった、ザーツバルムのやつかっ!」

 

そうデューカリオンが降下してきたのだ

しかしあちこちから煙をあげながら航行する様子は明らかに狙って降下していないことがわかる

その原因がザーツバルムによる行為であることにいち早く気づいたのは、やはりというべきか真である

 

そして空飛ぶ戦艦(デューカリオン)は揚陸城に突き刺さるのであった

 

 

「緊急装置が起動していて完全に封鎖されてる。こりゃ壊すしかないな」

 

そう言うと真はいとも簡単に出撃用出入口のシャッターをこじ開けた

内部の方は衝撃でだいぶやられていたようだが、鞠戸からの連絡があり死者はいないようだった

 

アセイラムを載せたアレイオン・・・プリンセス1には負傷していたパイロットの代わりにユキが乗ることとなった

 

一行が揚陸城内部へ侵入しようとしたその時、ザーツバルムはやってくる

 

「多重ロックオンだと!?いつの間に」

 

そう言いながらも襲い掛かるミサイルを簡単に爆破すると

真はすぐにミサイルの飛んできた方向へと目を向けた

 

「ずいぶんなご挨拶だなザーツバルム」

 

「おお、これはヴェリテ様!アセイラム姫殿下にクルーテオ卿もいらっしゃるとは」

 

白々しい挨拶とともに現れたのは黒い機体だった

その黒い機体を操るのはもちろんザーツバルムである

 

「突然で申し訳ないが・・・・お命頂戴する!」

 

「やれるもんならやってみな!!」

 

先程と同じくミサイルの嵐が真たちをおそうが

これも先ほどと同様にシュルトのワイヤーに絡め取られ、爆発する

 

そのタイミングでクルーテオがマシンガンを発砲、伊奈帆がミサイルのお返しをするが

これを読んでいたザーツバルムは危なげなく躱す

 

「ふたりとも俺のことはいい、さっさと行け」

 

「しかしっ!」

 

「しかしもクソもねぇ。俺達の勝利条件はアセイラム姫によるアルドノアドライブの停止だ

ここでヤツを倒すために時間をかけてる間にも多くの犠牲が出る

それを止めるために来たってことを忘れるな

 

それに今の(・・)タルシスじゃ足手まといだ。とっとと行っちまえ」

 

真の言う通り、タルシスは少なくない損害を受けていた

というのも先程のミサイルの強襲の時に盾が吹き飛ばされただけでなく、足を主とした諸々に被害が出ていたのだ

 

痛いところをつかれたクルーテオは、結局真の言うことに従った

それにつられて他の面々も作戦行動を再開する

 

その中でも後ろ髪惹かれるユキに真は笑った

 

「安心しろ、俺はこんなことじゃ死なねぇよユキ」

 

「っ///・・・・・・思いっきり死亡フラグ立ててるじゃないですか」

 

そう言ってユキも進んでいく

 

「さて・・・待ってくれるとは意外と紳士なんだな、ザーツバルム」

 

「ご冗談を。それより良かったのですか?貴方様でもアルドノアは止められるのですから非力な姫殿下に任せずともあなたが行けばよかったでしょうに」

 

「それこそ冗談だろ?俺が止めに行ったらあいつら無視して真っ先に俺を殺すくせに」

 

「・・・なんのことでしょう?」

 

しらを切るザーツバルムだが完全に図星だった

アルドノアドライブのある揚陸城の中枢には基本的にカタフラクトで行くことはできない

無理やり壁を壊して突入することもできなくはないが最終的にアルドノアを止めるためには機体から降りアルドノアに触れなければならない

その作業におよそ30秒、真を殺すには十分な時間だった

 

「さてこうやって口で言い合っても決着はつかないだろうし?お前の行為を許すつもりもないんでな

さっさと決着つけようぜ?」

 

「いいでしょう、見せてあげましょうアルドノアの輝きを!」

 

そう言って飛ぶと下からさらなる機体が飛び出してきた

一体何をするのかと思ったら、それらは形を変えていった

 

次々と変形していくカタフラクト

そしてそれらはザーツバルムの機体に集まり合体した

 

ドンッ!!

 

軽い地響きを起こしながら着地したそれは明らかに普通のカタフラクトよりも大きいものであった

 

「ディオスクリア、見参!!」

 

漆黒の武者のような顔をしたその機体の目が怪しく光った

 

 

 

 

 

 

 

 




というお話でした

ちなみにシュルトはグフです、はい
作中のランチャーはSEEDでルナマリアさんがやってたのを想像してくれればOKです

今更ですがクルーテオの変わり様はアセイラムや真が生きてたからということにしておいて下さい
原作でも真実を知った時はスレインに優しくなっていましたしね

ではでは次回こそ最終話になることを祈って(^_^)ノシ
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