アルドノア二次(仮)   作:クイハ

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感想いただけたのが嬉しくて思わず書いちゃいました
ただし全然話が進まないorz

戦闘シーンもなかなか書くのが難しいですぞ

1/15 22:50に大幅加筆
カタフラクト隊VS二ロケラス戦を入れました


3話 強襲!ダンゴムシ

◇Side三人称

避難勧告が出され、人々が港に集まりそこにある揚陸艇で芦原を次々と脱出していく中

とある集団が誰も通ることのなくなった道路で固まっており、遠く離れたところにポツンと赤い髪の少女がいた

 

「これで俺たちも正式な貴族になれるのか」

 

「早く火星に帰って妻たちに報告したいぜ」

 

「アセイラム姫には申し訳ないがこれも必要なことなんだ」

 

口々に言葉を発する彼らは何を隠そうアセイラム姫暗殺の実行犯である

彼らはヴァース帝国のスパイとして地球に潜伏し、この度貴族への格上げという報酬(エサ)で王女暗殺テロを起こしたのだ

 

しばらくするとそこに1機のカタフラクトがやってきた。

全面が紫色に塗装された装甲で全体的に丸みを帯びた形状である

そしてそのカタフラクト、二ロケラスから外部スピーカーを通じて音声が発せられる

 

「大儀であった。約束通り貴様らを好待遇で火星に迎えよう」

 

それに答えてテログループのリーダーであるウォルフ・アリアーシュが一歩前に出て答える

 

「ありがとうございます。ヴァース帝国のために働けることを光栄に思います」

 

「そうか。では、最後にもう一つ任務がある。・・・・死ね」

 

突然の言葉に誰も反応することなく、一瞬の間に二ロケラスの手によって殺された

そしてその場に残ったのはニロケラスと遠く離れていた赤髪の少女だった

 

「ハハハッ!馬鹿な奴らめ!この計画を知る者を生かしておくわけなかろう!ん?生き残りがいたか。安心しろ貴様もすぐに奴らの元に送ってやろう!!」

 

そう言って近寄ってくるニロケラスに少女は動くことができなかった

そうしてニロケラスが腕を振り上げたときその紫の装甲に銃弾が当たった

 

 

遡ること1時間、基地に到着した真とユキは基地がほとんど全焼し、廃墟と化していた基地を見て騒然としていた

しかし、真はすぐに地下基地があることを思い出し、ユキを連れて地下への道へと歩いていくのだった

 

「偵察隊より入電!敵のカタフラクトらしき機影を発見!近くに巡回していたカタフラクト隊がいたそうなので確認に向かわせたとの連絡です」

 

「よし。基地から避難させた2機はどうなっている?」

 

「どちらも応急修理は完了しました。出れます!」

 

「二名のパイロットを選出。すぐに出撃させる」

 

「しかし、連絡の取れているパイロットがもういません」

 

「クソッわずが数kmすら届かんとは」

 

このように新たな情報や指示の声が飛び交うのは地下基地に急遽作られた火星対策本部である

もっとも火星側による電波妨害により、昔ながらの足で情報を運ぶスタイルになっていたり、情報の短距離バケツリレーになっているので

最新の情報かどうかも怪しく、指示にも困る状況ではあるが

 

「少佐、遅れて申し訳ありません有田中尉、界塚准尉現在より、対策本部の指示下に入ります」

 

「おお二人共助かった悪いがすぐに出撃してもらう。敵火星カタフラクトの目撃情報が出た」

 

「「ハッ」」

 

こうして二人は休むまもなく戦場に駆り出されるのであった

 

一方その頃先行していたカタフラクト隊は・・・

 

「怯むな!撃てッ!撃てぇぇぇ!!」

 

「何なんだあの機体は!?弾が当たらない!?」

 

「いや、当たってるのに全く通じてねぇ!!」

 

3機のカタフラクトが様々な箇所に同時発砲するが二ロケラスのバリアの前にそれは無意味だった

やがて弾切れとなり、弾倉を装填する間に距離を詰められる

 

「キサマらなど相手にしている暇はないのだ。これから後始末(ゴミ処理)があるのでな!ハハハハハッ!」

 

そして為すすべなく3機が破壊され、二ロケラスはその場を去った

やがてその場に近づく2機のカタフラクトがいた

 

「味方機、全機破壊を確忍。これはひどい。どうやったらこんなやられ方をするんだ・・・。敵機が近くにいるかも知れない注意を怠るな」

 

「了解・・・有田中尉。生存者がいます。」

 

二人は慌てて機体から降り、生存者のもとへ駆けつけた

その生存者は爆発で投げ飛ばされたようで全身に打撲と火傷があり、もはや命は風前の灯といった様子だった

 

「やつ・・め・・・弾が、うっ!・・・これっ・・ぽっち・も・・うぅ・・効きや・・・しねぇ」

 

死ぬ前に何かを残そうとするパイロットの様子に二人は黙って聞くしかなかった

 

「頼む・・・火星の・・・奴らに・・うっゲホッ!ゲホッ!・・好き勝手・・・やら・・せる・・な・・・・・」

 

目の前で死んだ仲間の遺志を聞き届け、これ以上敵の思い通りにはさせないと決めた二人はただ黙ったまま火星の機体を探すために動き出した

そしてその数分後橋の前で立ち止まる所属不明機を発見するのであった

 

◇Side有田真

 

「全弾命中。ただし敵機に損傷は見られない。・・・弾が消滅させられたか?」

 

「!民間人を発見。敵機に狙われているようです。救助するので援護お願いします」

 

「了解。敵機の装甲は特殊仕様だ。間違っても触れるな」

 

「了解」

 

さて、敵カタフラクトの目撃情報を受けて来てみれば、一気に大ピンチじゃないか

不自然に欠けた道路はあのダンゴムシみたいなのが手で抉ったものだ。

遠目で見たからはっきりとは分からないがそこには少し前まで数名が立っていた場所だ

それが血の一滴すら流れることなく完全に消滅している。

 

こちらが撃った弾が消滅させられたのは置いといてもその勢いでわずかに揺れることすらしなかった

よっぽど装甲が硬いか、あるいは運動エネルギーまでも消滅させられたか

 

そんなことを考えながらも敵機に対する攻撃の手は緩めない。

しかしあのダンゴムシはこちらに見向きもせず界塚准尉の機体を狙っている。いや、正確にはあの民間人を狙っているのか?

 

「この!しつこい!!」

 

界塚准尉はなんとか敵機の腕の攻撃を避けているが、民間人を保護しているために動きが鈍い

このままじゃそう長くは持たないと思った俺は界塚准尉に指示を飛ばす

 

「界塚准尉、こっちに向かって走ってこい!」

 

指示通りにこちらに向かって走ってくる機体。そしてそれを追いかけるダンゴムシ

界塚准尉の機体が俺を通り過ぎたタイミングでダンゴムシの関節にめがけて引き金を引いた

 

数十発撃ってほんの2,3発だけではあったがしっかりと関節に当たった

もっともそこが弱点であるという俺の予想は外れたわけだが・・・・

しかし、今は生きてコイツから逃げることが先決だ。こんなデタラメなのとまともにやりあっても一方的にやられるだけだ

 

そう判断した俺は界塚准尉の機体を追いかけるように走り出した

 

「虫けら共め、逃がすと思うか!!」

 

 

「界塚准尉。市街地へ逃げ込むぞ。地の利を生かして上手いこと敵機をまく」

 

「了解。それにしても敵の装甲何だったんでしょう?弾を弾くわけでもなく消滅?させるなんて」

 

「いいから走れ。それについて考えるのは無事に逃げ延びてからだ」

 

「は~い。ってナオ君だ」

 

言われて前を見るとそこには避難民を乗せているであろうトレイラーがあった。

それはちょうど新たな避難民を乗せているところで、界塚弟はその誘導を行っていた

 

こちらの足音に気づき界塚弟が振り向いた時、ビルの向こうからあのダンゴムシが無理やり突っ込んできて腕を振るった

腕に当たったのは俺の機体の足だった。正確に言うと外れたのだダンゴムシの攻撃は。

 

アイツは寸分たがわず界塚准尉の機体のコックピットを狙っていた。

何とか庇うことはできたが、俺の機体に巻き込まれて界塚准尉の機体も転倒しかけている。俺は目の前の貝塚弟を見てから界塚准尉の機体を前へ突き飛ばした

 

そして俺は替えの弾倉を放り投げ、それを撃って爆発させた

 

しかしやつはなんでビルのこちら側が見えた?しかも正確に。上空から見でもしないとそんなことできな・・・・そうか!!

 

「界塚弟!俺のことはいい、ユキ准尉を連れてどこかのトンネルか地下道に潜れ」

 

界塚弟が頷いたのを見て俺は機体から脱出した。幸運にもダンゴムシは民間人の少女にご執心なようで、戦闘不能となった俺のことは無視してトレーラーを追いかけるのであった

 

「ここから一番近いのは・・・あのトンネルか。となれば俺は一足先に学校に向かうとするか」

 

そう呟いて上空を見ると浮遊する物体が目に入った

 

これは俺も堂々と学校に行くことは出来ないな。

そう思って一つため息をつくのであった




というわけで今回はダンゴムシに華を持たせる回でした

次回いよいよアセイラム姫とエデルリッゾが登確です
マグバレッジさんはまだ少し先ですね

起助の死亡シーンは書きづらかったので飛ばします

それではまた(いつになるかわかりませんが)次回お会いしましょう
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