アルドノア二次(仮)   作:クイハ

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思ったより書く暇がなくて予想より遅れた投稿になりました

今回の話は前回同様に会話がメインとなるので誰が話をしているのかをさりげなく入れたかったのですがわざとらしくなってしまいましたorz




6話 決戦前夜

◇Side有田真

 

「じゃあ地雷の方はダメ元で仕掛けておくとして、界塚弟の作戦を主体に行くか」

 

作戦会議はブリーフィングルームから移動して倉庫に行きカタフラクトや残弾などを確認しながら行うこととなった

そして会議が終わったのは日没頃の話であった

 

「カットに3人、囮トラックに最低二人は欲しいな」

 

「カタフラクトにはお前たちが乗れ。囮トラックには俺とライエが乗る」

 

カームの質問に対する真の答えにその場にいた全員が驚いた。たった一人、伊奈帆を除いて

やがて伊奈帆以外の全員が思っていたであろう質問を韻子がする

 

「中尉は乗らないんですか?パイロットなのに。それにライエさんの同意なく勝手に決めちゃっていいんですか?」

 

「多分囮トラックの方が危険だからな。お前らの方に行くかも知れんがライエがいる限り、まずこっちを狙ってくるだろう

彼女の方は大丈夫だと思うぞ?・・・なぁ?」

 

少し大きめの声で振り向くとそこには壁にもたれかかるライエがいた。

全員が彼女の方を見ると彼女は大きく頷いた。そして話し合いの輪の中に入っていった

 

「でもそこまで狙われるライエさんって一体何者?」

 

「どこにでもいるちょっと運のない女の子だ」

 

韻子の疑問に間髪入れずに真が答える

ライエに余計なことを言わせないことと、全員に様々な憶測をたてさせないためである

 

「そんなことよりあの火星ヤローを倒す。オコジョや他の殺された人の仇を討つんだ!」

 

「言っただろうクラフトマン。仇討ちに囚われるな、生き延びることに固執しろ」

 

「そんなこと言ったって、中尉俺は・・・・」

 

「何度も言ってるはずだ。恨むなら俺を恨め。俺になら理屈のないだだ(・・)でも構わんが、敵に対して復讐心を持つな

さもないと・・・死ぬぞ」

 

真の最後のセリフ、そしてそれと同時に発した殺気にその場の温度が一気に下がった

言い合いをしていたカームは意気消沈し、韻子は少し怯えている

他の3人は表情こそあまり変わっていないが緊張が感じ取れる様子であった

 

「俺は今から地雷の設置に行ってくる。今日は冷え込むだろうから風邪をひかないように気をつけろよ」

 

そう言って真はその場を立ち去るのであった

しばらくは誰も動けないままであったが、突然ユキが走り出した。その行先は真である。

 

 

「なんであんな・・・子供たちを怯えさせるようなこと言ったんですか!?」

 

ユキが真に追いついたのは彼が爆薬や工具などを詰めたリュックを背負い、学校にある地下道へと向かう途中だった

怒鳴るユキに対して真はまず頭を下げた。しばらくして頭を上げ話し始める

 

「すまない。俺には誰かを励ましたり勇気づけたりなんてことはできないんだ。どうも口下手でな、あんな言い方しかできないんだ

お前には申し訳ないが、アイツ等のことは頼んだぞ。俺は俺で出来る限りのことはする」

 

「中尉はそんなことを考えていたんですね。やっぱり私ってダメだな~

ナオ君達を戦場に出して中尉に辛い役目を押し付けて、自分は避難誘導なんて名目で戦いから逃げ出してる」

 

ユキは笑ってみせるが明らかに作り笑いであるのがわかるものだった

その笑顔は儚く脆くすぐに崩れてしまいそうで、その奥にはユキだけが抱える戦えない恐怖があった

 

そんなユキを真は思いっきり抱きしめた

無言、ただただ無言で力いっぱい抱きしめるだけであったが、その行為の裏に励ましをユキは感じるのであった

 

やがて抱きしめた腕を解き振り返って一言

 

「行ってくる」

 

と言って真は歩き出した

 

「いってらっしゃい」

 

少しぎこちない笑顔ではあるがユキの笑顔に偽りはなかった。

 

 

一方その頃伊奈帆たちは各々でカタフラクトの最終確認を行い、各自就寝という形をとっていた

カームが毛布に包まって眠り出した頃、韻子が伊奈帆の元を訪れた

 

「伊奈帆はまだ起きてたんだ。カームは絶賛爆睡中だけど」

 

「中尉が言ったとおり冷えるから、風邪ひかなきゃいいけどね」

 

そう言うと韻子はクスッと笑った

その反応に伊奈帆がクエスチョンマークを浮かべると韻子が話し始めた

 

「風邪の心配なんて・・・明日死んじゃうかも知れないのに」

 

「明日に怯えてただ待つのは耐えられないんだよ。僕も多分カームも

だから明日もまた生きて迎えれるようにって考えるし努力する。・・・もっとも中尉は別だと思うけどね」

 

今度は韻子がクエスチョンマークを浮かべる番であった

 

「どういうこと?」

 

「中尉の言い方は『何があっても俺が守るから今日と変わらない明日が来るって信じとけ』って感じだと思う」

 

伊奈帆の口真似に思わず韻子は全然似てないと言いながら笑った

伊奈帆はその様子に笑みを浮かべる

 

「それじゃあ私も寝るね。おやすみ伊奈帆」

 

「おやすみ」

 

「風邪、引かないでね」

 

「韻子も」

 

こうして夜が更けていくのであった

 




ライエの会話文が全然ないことに今気づいた∑(°д°)
ユキとの絡みは初回なんでこんなもんでいいですかね?
もっとあっさりしたほうがいいですか?それとも甘甘?

次回はマグバレッジさんが登確です
姫様は戦わないけどちゃんと姫様回も用意してるんで安心してください
いつ出てくるかわからないけど・・・

それではまた次回お会いしましょう


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