スカイリムCC:釣り師の痴人   作:アーマーブレイク大好きおじさん

1 / 8
初投稿です。
AIくんに校正してもらってます。


01スカイリムのおいしい水

 世界には科学で解明されていないことが沢山ある。

 例えば、死後の世界。

 例えば、幽霊。

 例えば、超能力。

 そういったものを信じる人々や体験した者は今でも多く存在する。

 そう――この私もその一人だ。

 

 「つまるところ、理屈はわからないが、私は一度死んで、

 気が付いたら前世でよくやっていたファンタジーゲームの世界にいましたとさ。」

 

 誰に話すわけでもなく、歩きながら呟く。

 太陽は少し傾いて、昼過ぎだろうか。

 澄んだ青い空の下、赤と黄色に染まった白樺の森に引かれた街道をのんびりと進む。

 

 この世界――”ムンダス”は『The Elder Scrolls V: Skyrim』というファンタジーゲームの舞台だ。

 もっと言えば、”ムンダス”の”惑星ニルン”の”タムリエル大陸”の”スカイリム地方”だが。

 ……まぁ、スペースオペラの作品ではないので、スカイリム地方にいるとさえ理解すればいいか。

 

 この世界に転生してから早数年。

 我らが原作主人公であるドヴァーキンは、

 世界を滅ぼす黒竜――アルドゥインを倒し、

 吸血鬼の首領――ハルコン卿を倒し、

 今は、竜の司祭――ミラークを追ってスカイリムの近くの島に行っているらしい。

 

 反乱軍と帝国軍の戦いも停戦したままだし、サルモールとかいうエルフ至上主義の連中もドヴァーキンの大立ち回りで損害を受けて大人しいらしい。

 

 つまるところ、世界は平和なのだ。

 

 ドラゴンは大空で火を吹いていないし、

 吸血鬼が街を襲撃したりしないし、

 大規模な内戦も起きていない。

 街道も静かなもんで、たまに狼を見かける程度だ。

 

 「ん?」

 

 水筒が軽い。

 どうやら飲み干したようだ。

 

 だが心配無用。

 

 スカイリムは自然豊かな場所なので、

 そこら中に綺麗で透き通った川が流れている。

 今だって耳をすませば、川のせせらぎが聞こえる。

 

 水を汲むために川の方へ向かうとしようか。

 

 ふと空を見上げる。

 青く晴れ渡る空には、雲一つ見当たらない。

 ふわりと心地良い風が吹いてくる。

 

 (……ああ、気持ち良い)

 

 川べりに到着すると、荷物を降ろし、少し伸びをする。

 水面に映った顔も気持ちよさそうに目を細めている。

 切りそろえられた短めの銀色の髪に白い肌、薄く青いの瞳、そしてエルフ耳。

 美しくもあるが、まるで氷のように冷たい印象の顔立ち。

 

 そう私である。

 

 まぁ正確にはゲームで使っていたアバターな訳であるが、

 今の私にとっては自分自身である。

 MODを盛りに盛った、ちょっと性格のキツそうなクールビューティ―風のキャラメイクだ。

 防具は某有名Moderが作成したセクシーかつクールな『D○rk Elf Blader』装備の赤カラーで、腰には専用のスタイリッシュ刀を装備している。

 あとついでに笠『Akaviri H〇ts Pack』と背負うタイプの木箱『Nirn Neces〇ities - SMP Accessories』もある。

 

 簡潔に言えば、私は――

 

 ”ドスケベファンタジー侍”なのである(断言)。

 

 私は川に手を入れる。

 

 ”冷たい”というより”痛い”触感。

 指先を刺すような温度が、骨の奥まで一気に入り込んでくる。

 

 そのまま手をすくい上げる。

 透明な水が、指の隙間からこぼれ落ちる。

 

 透き通る”ただの水”。

 

 それを、そのまま口へ運ぶ。

 

 一口。

 

 ――冷たい。

 

 だが次の瞬間、それ以上のものが身体に来る。

 乾いた喉に、水が流れた瞬間。

 スーっと、喉を滑り落ちる感触が、はっきりと分かる。

 冷気が一本の線になって、体の奥へと流れ込んでいく。

 

 冷たくて美味しいスカイリムの雪解け水が、日差しで火照った体を一気に鎮めてくれる。

 

 思わず、もう一口。

 

 今度は少し多めにすくい、流し込む。

 

 ――ごく。ごく。

 

 体の奥に残っていた熱が、すべて洗い流されていくようだった。

 冷たいのは苦手だが、今はこの鋭い冷たさが心地いい。

 

 「……さて」

 

 一息ついた後、私は立ち上がる。

 水筒に水を汲む前に”やらなければいけないこと”がある。

 

 「不意打ちは無しか?」

 

 私は、刀を抜く。

 

 「ふん……気付いてやがったか……」

 

 じゃり……じゃり……と落ち葉を踏みしめる足音が近づいてくる。

 

 薄汚い男たち。

 粗末な毛皮の鎧に、粗末な鉄の武器で武装した山賊ども。

 

 その数は全部で七人。

 目の前に立つ大斧を担いだ丸坊主の大男は、きっと山賊長なのだろう。

 

 「へっ、金目のモノを出しなっていうつもりだったんだがな……

 へへ、こいつはエラい別嬪さんじゃねぇかよ!」

 

 女に飢えた山賊共が厭らしい目つきで舐めまわすように見てくる。

 いや……まぁセクシーな鎧を着ているからというのもあるな。

 私の愛用している鎧はかなり露出度高めなのだ。

 

 「ひ、ひひ、でけぇ乳だな。

 揉んだらミルクでも出るんじゃねぇか、試そうぜ。」

 

 こういった下品な言葉を投げかけてくる時点で、相手がどんなレベルなのかは明白である。

 如何にも小物な、痩せぎすの男が手をワキワキとさせながら近づいてくる。

 ちなみに母乳Modは入れてません。残念だったね。

 

 「ふん……」

 

 私はそんな山賊どもを冷ややかに見つめ、刀を構える。

 伊達にこの世界に転生して数年経つわけではない。

 

 「まぁ、楽しもう――ぜ……?」

 

 ――キンッ

 

 どさり、と痩せぎすの男が倒れる。

 彼の首元から血飛沫が散る。

 既に首から上が無くなっており、

 切断面には鋭利な刀の痕跡が残っていた。

 

 「なに!?」

 

 山賊どもがパニックに陥る。

 

 「このアマ……!?」

 

 山賊長である大斧を担いだ丸坊主が一番最初に行動を起こした。

 

 「うぉぉぉぉおおおおおお!!!!!」

 

 振り下ろされた巨大な斧を横に抜けるように避けると、一閃。

 

 ――ッ!

 

 山賊長の体が真っ二つに分かれた。

 切断されたその上半身は地面に落ち、びくんと痙攣する。

 

 「ひっ!?」

 

 残った山賊どもが後ずさる。

 今の攻撃を目の当たりにした彼らは完全に戦意を失っていた。

 呆然と立ち尽くしている。

 

 「選べ。ニルン(生きて逃げ出す)かソブンガルデ(挑んで死ぬか)かを。」

 

 山賊どもは何も言わず、慌てた様子で武器を放り出して逃げ出した。

 治安のことを考えれば皆殺しにした方がいいのだろうな、とは思いながらも

 水を汲み終えた私は、川辺を離れることにした。

 

 ――ぐぅー……

 

 そんなことよりも空腹だ。

 朝食は食べたが、それ以来何も食べていない。

 太陽は傾き始めており、オレンジ色の空が美しい光景を作り出している。

 

 「急ごう……。」

 

 とにかく腹が減った。

 幸いにしてあと少しで最寄りの都市――私のホームに着く。

 早くお腹いっぱい食べたい。

 そんなことを考えながら、私は足を進めた。




冷静に考えなくても
「選べ。ニルン(生きて逃げ出す)かソブンガルデ(挑んで死ぬか)かを。」

ってクソダサすぎるんですが、なるべく原作のセリフを改変してでも擦っていきたい勢いなのでつい……

ChatGPTの画像生成について、OpneAI側は著作権はクリアしているとのことで、参考画像(食べ物やキャラクターの見た目)を生成して掲載することは可能らしいのですが、皆さんの意見が知りたいです。念のため、挿絵の要望が多くても絶対に挿絵を生成するとは約束しませんし、挿絵反対が多くても絶対に挿絵を生成しないとは約束しません。極論、すべてを運営に任せるのが一番ですが、皆さんの意見を聞きたいです。

  • 生成AIで挿絵を作るべきではない
  • 料理は生成しても良い
  • キャラクターは生成しても良い
  • 両方生成してよい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。