スカイリムCC:釣り師の痴人   作:アーマーブレイク大好きおじさん

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過去編でござる。今回は断食するでござる


12赤き雷光

 ――ガンッ! ガンッ!

 

 「親分! 親分!」

 

 薄暗い洞窟に、慌ただしい足音が響く。

 粗末な寝台で横になっていた大柄なノルドの男は、

 鬱陶しそうに眉をひそめた。

 

 「……なんだ。」

 

 酒が抜けきらない頭を押さえながら起き上がる。

 目の前には息を切らした若い山賊。

 額には脂汗が浮かび、肩で荒く息をしている。

 

 「朝っぱらから騒ぎやがって。」

 

 男――スクゥーマ密輸組織の一角を任される山賊長は舌打ちした。

 昨日はモロウウィンドから届いたスクゥーマを祝杯代わりに飲み明かしたばかりだ。

 まだ日も昇り切っていない。

 こんな時間に起こされる理由など、一つしかない。

 

 何者かの襲撃だ。

 

 「衛兵か?」

 

 「ち、違います!」

 

 「なら英雄気取りか。」

 

 「それも違います!」

 

 山賊長は大きくため息をついた。

 

 「じゃあ何だ。ドラゴンでも出たのか。」

 

 下っ端は唇を震わせる。

 その顔色は死人のように青かった。

 

 「……あの……”赤い雷光”です。」

 

 その一言で、洞窟の空気が凍った。

 山賊長の眠気は一瞬で吹き飛ぶ。

 

 「……あの赤い鎧の……。」

 

 山賊長は思わず額に手を当てる。

 ”赤い雷光”――それは、ここ最近リフテンで話題となっている傭兵だ。

 

 レオタードのような服装に赤い甲冑。

 アカヴィルの戦士が被るような奇妙な笠。

 血のように赤い刀。

 

 「リフテン港の例の倉庫……覚えてますよね。」

 

 「ああ……」

 

 スクゥーマ密売人がリフテン内に拠点としていた場所だ。 

 それなりに腕が立つダークエルフの密売人、

 ”サルティス・アイドレン”と”オリニ・ドラル”が仕切っていた場所である。

 

 あの倉庫は一夜で潰された。

 

 ”赤い雷光”は、僅かな時間で構成員を始末し、さらに物流拠点化していた”クラッグスレイン洞窟”まで単身で制圧してしまったという。

 

 「くそっ!」

 

 山賊長は慌てて鎧を着こむ。

 

 (下手うちゃ、俺の命も危ないぞ!)

 

 一刻も早く態勢を整えなければならない。

 そんな時――

 

 「く、来るなぁぁああああああ!」

 

 ――ガチャン!

 

 重い塊が地面に転がる。

 それは、この山賊団でも一二を争う巨漢のオークだった。

 重いオリハルコンの鎧で全身を固め、タワーシールドとメイスで武装した戦士。

 まさに重戦車のような男が、それが無残に倒れ伏している。

 

 彼の鎧はタワーシールドごと、寸断されていた。

 

 「あ……ああぁあああああああああああああああ!」

 

 若い山賊が恐慌状態に陥っている。

 今まで何度も死線を潜り抜けてきた経験から、すぐに理解した。

 

 自分達は……既に追い詰められているのだと。

 

 ――コツ。

 

 ヒールの音。

 

 ――コツ。

 

 ヒールの音。

 

 ――コツ。

 

 ヒールの音。

 

 徐々に次第に近付いてくるその音に山賊長は青ざめる。

 

 ――カツン。

 

 足音が洞窟内へ入って来た。

 赤い甲冑に笠を被る、刀を持つハイエルフの女。

 肉感のある豊満な体つきを目の前にしても山賊長の顔色は青いままだった。

 

 「お前は……。」

 

 女は何も言わない。

 山賊長はゴクリと息を飲む。

 

 「……やめろ。」

 

 山賊長が臆病者のように後ずさる。

 頭目である彼には、この相手に対する戦力差がよく分かっている。

 この洞窟とその前哨基地には雑用係を除いて100人程の腕利きが居たはずだ。

 

 優秀な槍使いが居たはずだ。

 奴の技術なら槍のリーチを最大限生かす戦い方が出来るはずだ。

 

 優秀な大斧使いが居たはずだ。

 奴の攻撃なら生半可な防御なら一瞬で粉々にしてみせるはずだ。

 

 優秀な弓使いが居たはずだ。

 奴の早打ちなら遠くから何本もの矢を雨あられのように降らせることが出来るはずだ。

 

 優秀な魔術師が居たはずだ。

 奴の魔術なら複数の火球を同時に放ち、周囲の建物ごと丸ごと消し飛ばすことが出来るはずだ。

 

 優秀な重装戦士が居たはずだ。

 奴の鎧とタワーシールドの守りは、まさに歩く要塞と呼ぶにふさわしい強度を持っているはずだ。

 

 ――はずだった。

 

 「全員……死んだのか……!?」

 

 山賊長はその場で膝をつき、声を震わせる。

 女は静かに頷く。

 

 「ああ。」

 

 山賊長は絶望的な表情になる。

 これほどに力のある相手に対して、自分達はただ無力だと思い知らされたのだ。

 頭目である山賊長は最後まで立っていることも出来なかった。

 

 「お前は何者だ……!」

 

 山賊長は怯えたような声で問う。

 女は答えない。

 その代わりに赤い刀身が彼の首を攫った。

ChatGPTの画像生成について、OpneAI側は著作権はクリアしているとのことで、参考画像(食べ物やキャラクターの見た目)を生成して掲載することは可能らしいのですが、皆さんの意見が知りたいです。念のため、挿絵の要望が多くても絶対に挿絵を生成するとは約束しませんし、挿絵反対が多くても絶対に挿絵を生成しないとは約束しません。極論、すべてを運営に任せるのが一番ですが、皆さんの意見を聞きたいです。

  • 生成AIで挿絵を作るべきではない
  • 料理は生成しても良い
  • キャラクターは生成しても良い
  • 両方生成してよい
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