スカイリムCC:釣り師の痴人   作:アーマーブレイク大好きおじさん

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どうしてもTESの世界でパスタが食べたい。


06帝国風パスタ

 ファルクリースは深い森に覆われた静かな地域だ。

 墓地が有名で”死に近い”雰囲気を持つ。

 自然は美しいが、どこか不気味で悲し気な印象を受ける場所だ。

 

 そんな場所で私は――

 

 「連れていけ!」

 

 横領衛兵が捕まる場面を見ていた。

 

 何でって?

 

 まぁ、簡単に言えば、

 私が納品した”ガラスフィッシュ”を調合して”スクゥーマ”――麻薬もどきを作り、

 それを汚職していると思われる衛兵に渡すと、まんまとその”麻薬もどき”を使用した。

 というわけだ。

 

 回りくどくない?

 とは思ったものの、報酬は貰ってるから、まぁいいや。

 

 ともあれ、これで依頼完了だ。

 だが、それよりも――

 

 ――ぐぅぅー……

 

 お腹が空いた。

 今日は朝食以外何も食べていない。

 衛兵の宿舎から出て、空を見上げれば、

 ほんのりと夕焼けが空を赤く染めようとしていた。

 せっかくだから今日は、ファルクリースの宿屋兼酒場の『デッドマンズドリンク』に向かうとしよう。

 

☆★☆★☆★☆★

 

 「デッドマンズドリンクにようこそ」

 

 店主のインペリアル人の女――前世でいうところのローマ風の人種である”ヴァルガ・ヴィニシア”が出迎えてくれた。

 

 私は迷わずにカウンターへ向かう。

 さて、深い森にあるこのファルクリースではどんな料理が出てくるのだろう。

 

 「食事をしたい。何かあるか?」

 

 「そうですね……キノコパスタはどうですか?」

 

 キノコパスタ。

 ふむ……キノコパスタ。

 まぁ、考えても仕方ないか。

 

 「それを頂こう。」

 

 私は席に着く。

 料理を待つ間、しばし思案に耽る。

 

 (パスタの麺って中世の技術力でどうやって作るんだ?)

 

 材料は、小麦と水、あと塩か……?

 前世では普通に機械で作られていたが、中世におけるパスタ生産技術は今ひとつ発達していない印象がある。

 乾燥させる技術もだし、生地を細い麺状に切るのも大変そうだ。

 まぁ、パンやパイがあることから”練った生地を加工する技術”は普通にあると思うが……。

 それだと普通に”パンでよくない?”という話になりそうだ。

 まぁ、ファルクリースはシロディールと近いから、食文化もシロディール風。

 シロディールは前世で言うところのローマだし、

 ローマはイタリアになるからパスタがあるのも不自然じゃないのか?

 魔法でどうにかするということも可能かもしれないが、

 このスカイリムで魔法を料理に使う姿はなんとなく想像できない。

 

 私は色々と考えながら待ち続ける。

 すると――

 

 「お待たせ致しました。」

 

 ヴァルガ・ヴィニシアが料理を運んで来た。

 テーブルの上に置かれたのは、釉薬(ゆうやく)のかかった青い陶器の皿に乗ったキノコパスタだった。

 

 「ほう……」

 

 鼻をかすめる、濃厚な香り。

 

 クリーム。

 バター。

 キノコ。

 そして――生パスタ。

 

 (そうか……生パスタか……!)

 

 前世で流通していた乾燥させる“工業的なパスタ”ではなく、

 宿屋で手打ちする素朴な麺状のパスタ。

 きしめんのような形状の平べったいパスタ。

 いうなれば、乾麺とうどんくらい違う。

 ……ん?あってるかこの例え?

 

 まぁいいや。

 私はフォークを手に取る。

 

 平たい生パスタに、淡いクリーム色のソースが絡んでいる。

 そこに混じるのは、大小さまざまなキノコと、細かく刻まれた肉。

 そして上から削られた、白くくすんだチーズ。

 

 見た目は素朴。

 しかし田舎料理のはずなのに、

 ほんの少しだけ“気取った”印象も感じる。

 

 フォークを入れる。

 

 麺が持ち上がる。

 細い工業的なパスタとは違う。

 しなやかで、柔らかく、重量感がある。

 

 そのまま、一口。

 

 ――濃い。

 

 まず来るのは、クリームのコク。

 だが重すぎない。

 バターの香りが支え、舌の上でなめらかに広がる。

 生パスタ特有の弾力感も悪くない。

 食べ応えは十分だ。

 

 次にキノコの香りと味わい。

 種類の違うそれぞれが、食感と香りを変えてくる。

 ぷり、としたもの。くたりと柔らかいもの。

 噛むたびに、微妙に異なる美味さが口内を満たす。

 森の旨味――濃厚な大自然の味だ。

 

 そして、鹿肉。

 たぶん、鹿肉。

 細かく刻まれているからよくわからない。

 そして細かく刻まれている分、主張は強くない。

 だが噛みしめると、ジワッと野性の旨味が顔を出す。

 脂は控えめで、その分、キノコとクリームにしっかりと馴染んでいた。

 この味付けのバランスが絶妙だ。

 

 遅れて――チーズ。

 少しクセのある香りがふわりと立ち上る。

 乳のコクに、どこか熟成した深みが加わり、全体の輪郭をぐっと引き締める。

 

 一口食べる度に、新たな風味が口内を支配する。

 油脂感は少ないのに、とろりとした濃厚さも兼ね備えており、

 パスタによく合う味わいだった。

 

 もう一口。

 

 今度は麺をしっかりと巻き、具材と一緒に。

 生パスタ特有のもっちりとした食感が、ソースをしっかり抱え込む。

 噛むほどに、クリームとキノコと肉が一体になり、じわじわと広がる。

 そしてチーズの風味が全体を包み込んでいく。

 

 田舎料理の素朴さに、少し背伸びしたような気取った印象が加わっている。

 これは……

 

 「帝国風、ってやつか?」

 

 ぽつりと呟くと、奥で小さく笑い声がした。

 

 「そんな大層なもんじゃないわ。

 あるもので、それっぽくしてるだけよ」

 

 なるほど。

 その言葉に、妙に納得する。

 この料理は“本場”じゃないのだろう。

 スカイリムで作られたシロディール風の料理なのだろう。

 だが――それでも十二分だった。

 

 もう一口。

 

 ゆっくりと噛みしめる。

 

 キノコの風味。

 鹿肉の旨味。

 チーズの深み。

 そして、それらをまとめるクリーム。

 

 すべてが、重なっていく。

 口の中に広がっていく。

 自然界の美味さと文明的な技術力が融合した料理。

 そんな印象を受ける。

 

 完食だ。

 

 私は空になった皿を見下ろす。

 これは――美味かった。

 

 「ごちそうさま。美味しかった。」

 

 ヴァルガ・ヴィニシアがニコリと微笑む。

 

 「ありがとうございます。大変光栄ですよ」

 

 その言葉に、少し照れてしまう。

 料理人と客が向き合い、互いに感謝を伝える。

 こんな素朴なやり取りも、価値があるものだ。

 前世では、料理人に直接お礼を言える機会などほとんど無かった。

 そういう高級な店は庶民には遠い存在だったし、

 ファストフード店は既に出来た”工業的な料理”を提供する場であった。

 だがこの世界では違う。

 金持ちじゃなくても、美味しい料理を作った人には感謝を伝えられる。

 それが普通に成立している。

 

 実にすんばらしいことだ。

 

 私は席を立つ。

 精神的にも肉体的にも満足し、何より心地良さを感じていた。

 

 さぁ、明日からも頑張ろう。

 




このクエストやってて「???」ってなった人は多いはず……
麻痺毒とかの方がよかったんじゃないですかね……?

ChatGPTの画像生成について、OpneAI側は著作権はクリアしているとのことで、参考画像(食べ物やキャラクターの見た目)を生成して掲載することは可能らしいのですが、皆さんの意見が知りたいです。念のため、挿絵の要望が多くても絶対に挿絵を生成するとは約束しませんし、挿絵反対が多くても絶対に挿絵を生成しないとは約束しません。極論、すべてを運営に任せるのが一番ですが、皆さんの意見を聞きたいです。

  • 生成AIで挿絵を作るべきではない
  • 料理は生成しても良い
  • キャラクターは生成しても良い
  • 両方生成してよい
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