スカイリムCC:釣り師の痴人 作:アーマーブレイク大好きおじさん
日の高い太陽。
平原と小高い丘に見渡す限りの建物。
荷車の軋む音。
商人の呼び声。
硬貨が触れ合う、乾いた響き。
人の流れが――途切れない。
ここは”ホワイトラン”。
スカイリム最大といっても差支えない交易都市だ(たぶん)。
どこへ行くにしてもここを通った方が便利であるため、商業活動が盛んである。
そのため、各地方の商人や観光客でごった返している。
スカイリムの物流の要所は伊達ではない。
スカイリム内の9つの地域の中でも実力は抜きんでており、
帝国派でもストームクローク派でもない”完全中立”を貫いている。
そう、”完全中立”だ。
原作を知ってる人ならば、
『一応、帝国よりだったんじゃない?』
と思うだろう。
だが、この世界では違う。
ドヴァーキンが”バルグルーフ首長”――ホワイトランの首長と仲がいいだけじゃなく、
数々の”転生者”が協力しているらしい。
そのため、考えうる最善のシナリオを目指して頑張っているらしい。
実際、停戦協定は今も続いているし、
シナリオ上必須であったはずの領土交換も行なわれていない。
まぁ、大規模に動くとなれば私にも連絡がくるだろうから、
今は見守るだけだけどね。
「えーー……っと、スパイス入りワインに、銀のゴブレット……スカイフォージの剣に、水中呼吸の呪文書……」
私は”注文書”と睨めっこしながら、ホワイトランの大通りを歩いていた。
いつもの――ヴィリアからの仕事は金魚の納品というかなり難易度が低くて安い仕事だったので、
リフテンの知り合いたちに頼まれた商品を買い付けるという行商人まがいのことをしていた。
大通りにはいくつもの露店や屋台が並んでおり、そこでは様々な物資が取引されている。
すると当然いい匂いもするわけで――
――ぐぅぅぅうう―……
当然お腹も空くよね。
ふと、足が止まる。
香ばしい煙。
鼻を刺すスパイス。
焼けた脂の甘い香り。
気づけば、視線は屋台の方へ引き寄せられていた。
鉄串に刺された肉が、火の上でじゅうじゅうと音を立てている。
表面には粗くまぶされたスパイスが弾け、煙と一緒に香りをばら撒いていた。
「やぁ、エルフの姉妹よ、こんにちは。」
屋台の向こうから声がかけられる。
見れば、茶色の頭髪を頭の上で括った男性だった。
口元には短めのヒゲ。
そして何より特徴的なのは、とがった耳。
”ウッドエルフ”――森を愛する狩猟種族だ。
「どうだい?いいスパイスが効いているよ。美味しいよ?」
店員が手招きしながら肉をひっくり返す。
ジュワリと音を立てて香ばしい匂いが更に強まる。
「欲しい。」
「あいよ!1本銀貨1枚だよ!」
私は銀貨を1枚渡す。
ちなみに、
金貨=100セプティム
銀貨=10セプティム
銅貨=1セプティム
である。ただの串焼き1本に10セプティムは高い気もするが……。
こういうところの露天でそういうことを考えるのは無粋である気もする。
「ほら、どうぞ!熱いから気を付けて!」
店員はニヤリと笑いながら串を差し出してくる。
差し出された串を受け取り、そのままかぶりつく。
――ジュワッ!
まず最初にスパイスが広がる。
舌を叩くような辛みと香り。
だが次の瞬間、肉の脂がそれを包み込む。
噛んだ瞬間にあふれ出した肉汁が、スパイスと混ざり合い、一気に旨味へと変わる。
外はカリッと、中はジューシーだ。
「……これは、旨いな……」
思わず感心して声が出る。
確かに値段は少々高いが、価値は十分ある。
思わず、もう一口。
今度は少し大きく噛む。
焼けた表面の香ばしさと、中の柔らかさ。
その対比が、噛むたびに楽しい。
こういうのもシンプルながらに美味しい。
ちょっと足を止めて食べるには良い。
「どうだい?好きになったかい?」
店員が隣で笑う。
「ああ、これは良いものだ。また来るよ。」
私が言うと、店員はニヤリと笑って手を振っていた。
さて――次の買い物は……っと。
「ん……?この匂いは……?」
突然、何か強い匂いが鼻をついた。
この匂いは……。
「油……?」
油。
それも相当量の。
不意に視線を向けると、近くの露店で何やら作業をしている男性たちが見えた。
――パチパチパチパチ……
小気味いい軽い音。
油が跳ね、はじける音。
視線を向けると、黄金色に揚がった魚が並んでいた。
「ブルックバスだぞ~!。今朝獲れたばっかりのやつだぞ~!」
――ゴクリ……
ブルックバスの揚げ物か……!
思わず唾を飲み込む。
あの黄金の衣に包まれた魚の食感は最高だろう。
私はすぐに露店へ走った。
そして一番大きなブルックバスを1匹選び出す。
「これが欲しい。」
「良いのを選んだね。銀貨2枚だよ。」
私は銀貨2枚渡す。
布に包まれたそれを受け取り、指でつまむ。
ザラザラとした表面。
鮮やかな黄金色の衣。
早速、口を開けてそのまま食べる。
――サクッ!
乾いた音。
ふわりとした身がほどける。
淡白だが、しっかりとした旨味。
川魚特有の清涼感があり、先ほどの肉の濃さとは対照的だ。
そこへ、軽く振られた塩とハーブが効いてくる。
「……うまいな、これ。」
自然と頷く。
外で食べるには最高の料理だ。
油の匂いは少々強めだが、これもまた風情があって良い。
「エールもどうです?」
横から差し出された木のジョッキ。
てか、誰だお前は。
「吟遊詩人のミカエルです。聞いたことはありませんか?」
迷わず受け取る。
ぐっと傾ける。
(苦い……!)
だが、その苦みがいい。
泡と一緒に流れ込んだエールが、口の中に残っていた脂とスパイスを一気に洗い流す。
喉を通ると、じんわりとした爽快感が広がった。
「ソリチュードの吟遊詩人大学で学んだ吟遊詩人さ。」
そして、また魚を一口。
油と塩の味が口の中で見事に調和し、ブルックバスの風情を引き立ててくれている。
思わず笑みが浮かぶ。
「スカイリムではまだそれほど有名じゃないですが、だんだん有名になっているところですよ。
麗しい女性にお仕えしながらね。はは!」
後に残ったのは、温かな陽射しとほどよい風。
丘の上に建つ大きな城壁や街並みを眺めながら、私は魚を食べ続けた。
冒頭のウッドエルフはアノリアスの予定だったのですが、確か生肉しか売ってないよな……ってことで急遽オリキャラへ。まぁオリジナル要素ばっかりなので今更かなとは思いながらも……たぶんこれからもオリキャラいっぱい出します。
ChatGPTの画像生成について、OpneAI側は著作権はクリアしているとのことで、参考画像(食べ物やキャラクターの見た目)を生成して掲載することは可能らしいのですが、皆さんの意見が知りたいです。念のため、挿絵の要望が多くても絶対に挿絵を生成するとは約束しませんし、挿絵反対が多くても絶対に挿絵を生成しないとは約束しません。極論、すべてを運営に任せるのが一番ですが、皆さんの意見を聞きたいです。
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生成AIで挿絵を作るべきではない
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料理は生成しても良い
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キャラクターは生成しても良い
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両方生成してよい