Fantastic4 New York's Heros   作:アメコミ勢

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その昔、ヨーロッパのとある小国ラトベリアにまだ幼い少年が居た。彼の名はビクター・フォン・ドゥーム、後にドクタードゥームとなる男だ。彼には心を寄せていた女性がいた、ヴァレリアである。ビクターはある日思い切ってヴァレリアに告白しようとした。

ビクター「ヴァレリア、ちよっと良いかな?」

ヴァレリア「どうしたの?ビクター。」

ビクター「僕は、君の、、、」

ビクターは君の事が好きだと言い掛けたその時、謎の黒い影がヴァレリアを襲う。どうやらその正体は国王の手下でありラトベリアを支配している悪の国王への生贄にヴァレリアが選ばれてしまった様だ。

ビクター「ヴァレリア、、、そんなのは嫌だ、、、」

ビクターはヴァレリアを何とか取り戻せないか親や王の手下に相談をしてみる。しかし、これは決まっていた事でありビクターにはどうする事も出来なかった。しかしビクターはあることを誓うのだった。それはラトベリアの国王に対する復讐である。

その後、ビクターはアメリカに渡りMITに入学する。そしてそこでとある人物達に会うのであった。彼らの名はリード・リチャーズ、トニー・スターク、ベン・グリム、つまり後のミスター・ファンタスティック、アイアンマン、ザ・シングとなる男達である。ビクターは彼らと仲良くなった。

ビクター「やあ、僕はビクター・フォン・ドゥームだ。」

リード「よろしくな、ビクター君、僕はリード・リチャーズだ。」

トニー「ラトベリア出身か、どんな所かは分からないがとりあえずよろしく頼むよ、因みに僕はトニー・スタークだ。」

ベン「俺はベンだ。よろしく頼むぜ、仲良くしようや」

ビクターはすぐに3人と打ち解け合いいつも一緒に行動する様になった。そしてビクターは今度こそ大切な人を失いたくないと思うのだった。

ある日、4人は課題研究で実験を行う事となった。その時事件が起きる。トニーとリード、ベンは何回も実験を行っていた為問題なかったが、ビクターは実験は始めてのため操作を間違え実験は失敗、そしてビクターの顔には痛々しい傷が出来てしまうのであった。トニーもリードもベンもビクターを庇ったが教授によりビクターは退学処分となってしまった。

ビクター「どうしてだ...どうしてなんだ!!何で僕は二回も大切な人を失わないといけないんだ!!」

ビクターは嘆き悲しんだ。そしてアメリカを離れ途方もなく歩いていた。強い悲しみの心を持ったビクターの心は悪魔の大好物であった。其の為ビクターの眼の前にメフィストが現れる。

メフィスト「お困りかな?ビクター・フォン・ドゥーム」

ビクター「僕は、大切な人を何人も失ったんだ。困らないはずがない。」

メフィスト「ならば、、、」

メフィストはビクターととある契約を結ぶ。ビクターは古代魔術を操れる様になりこの力を良いことに使おうと思いラトベリアに戻るのだった。ラトベリアではまだ同じ人物が王として支配していた。しかし、ビクターはもう恐れる事は無い。

ビクター「貴様は終わりだ。」

ビクターは王に向かって魔術を発動する。王は魔術により命を落とす。

ビクター「まだだ、まだやるべき事がある。ラトベリアを守るんだ。」

ビクターは実験を繰り返し段々と変化してゆく。知識が増えてゆく一方でも顔の傷は中々治す事が出来ない。だからチタンのマスクを作り顔を隠す事にした。そして魔術の掛かった機械の鎧を身に付け緑色のマントを羽織る。そう、ドクタードゥームとしてラトベリアを支配する事にしたのであった。


第八話
因縁の相手


時は現代、ファンタスティック・フォーの4人はブラックパンサーと共にキルモンガーとユリシーズ・クロウを倒した。そしてワカンダの技師達によりファンタスティカーにビブラニウムを使ったエンジンが搭載されバッテリーの充電が必要無くなった。そしてファンタスティック・フォーの4人は次の目的地であるラトベリアに向かうのであった。

 

ベン「ラトベリアか、彼奴の出身地だよな」

 

リード「そうだな、元気にしてると良いな。」

 

リードとベンはかつての友、ビクター・フォン・ドゥームを思い出す。そして彼は元気なのだろうかと話し合うのだった。しかし、ジョニーとスーにとっては誰かは分からない。其の為リードに誰か聞くのだった。

 

スー「ねぇ、その方は何方?」

 

リード「彼の名はビクター・フォン・ドゥームだ。僕の大学で、、、」

 

リードはビクター・フォン・ドゥームに関する多くの事を話した。そして大学を辞めたビクターが今どうしているのかは分からないとも伝えた。

 

スー「なるほどね、元気だと良いわね。」

 

リード「元気だと信じているさ。」

 

ファンタスティカーはラトベリアの国境に到着する。そしてリードは入国手続きを始めようとする。しかし、ある違和感に気が付くのであった。

 

リード「なぁ、ここの人達何か変じゃないか?」

 

入国手続きを終えた後リードはベン、スー、ジョニーにこの事を伝える。

 

ベン「やっぱそうだよな、お前も気付いてたか。」

 

ジョニー「何か変だったね。」

 

スー「一体何が有ったのかしら。」

 

4人は国境の端にファンタスティカーを止めラトベリア内を散策する。街の人達も何やら様子が可怪しい。と言うのもラトベリアの人々はニューヨークの人々よりもずっと穏やかだ。それでいて表情が存在せず動きも機械的な人が多い。空には何かが沢山飛んでいる。

 

リード「一体どうなっているんだ?」

 

ジョニー「気の所為じゃないのか?」

 

スー「そんな筈は無いわ。」

 

ベン「機械なんて事は有るか?」

 

リード「かも知れないな。」

 

4人は得体の知れない恐怖を感じながら街を散策する。食べ物はとても美味しく芸術品もとても美しい。音楽も非常に巧みなものが多く4人はラトベリア旅行を楽しむのだった。

 

ドクター・ドゥーム「リード・リチャーズ、私は君が羨ましい。何故私はこんなにも辛く君はあんなにもヒーローとして活躍出来ているのだろうか。」

 

ドクタードゥームはラトベリアにあるドゥーム城からファンタスティック・フォーの4人の様子を見ていた。どうやらラトベリアでも外国のニュースが見れる様でファンタスティック・フォーの活躍もまたニュースで報道された。ドクタードゥームはそれを見て羨ましがるだけでなく悲壮感も覚えていた。

 

ドクタードゥーム「ドゥームボットよ、ファンタスティック・フォーを攻撃しろ。」

 

ドクタードゥームはドゥームボットを起動させる。そしてファンタスティック・フォーの4人に向かわせる。実は街を歩いている人物の内何人かはドゥームボットであり空を飛んでいるのもまたドゥームボットだった。そしてその内の何体かが4人にビームを放つ。

 

スー「危ないわ!!」

 

スーは咄嗟にフォースシールドを張りビームを防ぐ。そして戦闘が始まる。リードは腕を伸ばしドゥームボットに巻き付ける。ベンは怪力でドゥームボットを粉砕する。ジョニーは炎でドゥームボットを溶かす。しかし、ドゥームボットには魔法が組み込まれており破壊しても簡単に復活する。段々と形成が不利になって行き4人は捕まってしまう。

 

ドクタードゥーム「よくやった、ドゥームボットよ。奴らを連れて来るんだ。」

 

ドゥームボットの軍団はファンタスティック・フォーの4人をドゥーム城に連れてゆく。そして4人をドクタードゥームの前へと連れてゆく。

 

ドクタードゥーム「よく連れて来たな。お主らには話がある。」

 

ドクタードゥームは重く響く声で4人に話す。リードは疑問に思っていた事をドクタードゥームに話す。

 

リード「君はビクターなのか?もしそうなら目的は何なんだ?」

 

ドクタードゥームは長く沈黙した後こんな事を述べる。

 

ドクタードゥーム「私はビクター・フォン・ドゥームだ。スーザン・ストームの闇の側面を発現させたのは私だ。これには有る理由が有る、リード・リチャーズ、お主はあの時の事を覚えておるか?」

 

リード「忘れないさ、でもどうしてそれを?」

 

ドクタードゥーム「お前が羨ましかったんだ。辛い過去も無く、恵まれた力を持っていた。お前だけじゃない、ベン・グリムも、トニー・スタークもだ。」

 

ベン「あ、俺は実はそのベンだ。んで俺達をどうするつもりなんだ?」

 

ドクタードゥームは何も言わなかった。何故ならもう何をするか心に決めていたからである。そしてドクタードゥームは手を上げ魔術を唱え始める。すると緑色の魔法陣が手の周りに現れそこからビームが放たれる。

 

スー「危ないわ」

 

スーはフォースシールドを展開し緑色のビームを防御する。ドクタードゥームは玉座から降りると戦闘を開始する。先ずはスーに向かって魔術を放つ。魔術の内容を変えた時、魔術はフォースシールドを突き破りスーを気絶させる。

 

リード「スー!!」

 

リードは長く伸びる腕を使いドクタードゥームを拘束しようとする。しかし、ドクタードゥームはスーツから電撃を発生させリードを気絶させた後、脱出の魔術を使い簡単に脱出する。

 

ジョニー「姉さんに何て事を!!」

 

今度はジョニーが飛びながら炎で攻撃しようとする。しかしやはりドクタードゥームは魔術で盾を生み出し炎をガードする。そして水を発生させる魔術で炎を消す。そして落ちた衝撃で気絶させる。

 

ベン「悪いなビクター、お仕置きの時間だぜ!!」

 

ベンはドクタードゥームに向かって全力で突進してゆく。しかし、ドクタードゥームは自身が開発した技術、タイムドアを使いベンと他の3人をラトベリアの国境に転送する。

 

ベン「マジかよ、何とか作戦立てねぇとな。」

 

ベンはファンタスティカーを起動し3人を乗せる。そしてファンタスティカーを運転しニューヨークに帰ってゆくのであった。そしてバクスタービルに到着した時、3人は目を覚ます。

 

リード「ここは、我が家なのか!?」

 

スー「どうゆう事なの!?」

 

ジョニー「ただいまー!!」

 

ベンは3人にラトベリアでの出来事を説明する。

 

ベン「実はな、彼奴は俺達を●すつもりは無いらしいんだ。だから、、、」

 

ドクタードゥームは実はベンが突進してきた時にこんな事を言った。それは「あくまで一時的な復讐だ、復讐は何も産まない。私はもう間に合わないがお主らならまだ間に合う」と言う内容だった。3人はベンの話を聞き納得しドクタードゥームと同じレベルの強力な相手が攻めて来た時の事を想定し準備を始めるのだった。




ドクタードゥームの過去が明かされ更にドクタードゥームがスーを闇落ちさせた犯人だとも分かってしまったファンタスティック・フォー。4人はドクタードゥームの危険性を理解し同じだけの力を持つ敵による襲撃に備える事にした。しかし、今度は海から新たな刺客が現れる。

次回Fantastic4 New York's Hero's「陸と海の衝突」
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