魁!イェーガーズ高校 作:聖獅
コロ「きゅきゅいきゅういいいきゅきゅきゅい(訳・前回と今回の間の粗筋!エスデスが仲間になりたそうにこちらを見てたので、“はい”を選択した、以上)」
セリ「コロ、何言ってんの?」
クロ「ああー暇ねー」
その時、教室のドアが開き、
エス「お前達、学園の悪者を追っているそうだな?・・・そういう輩を見付けたぞ!」
セリ「・・・・・・」
クロ「・・・あたし達ねえ、もうそういう遊び飽きたから止めたの」
エス「良いのか?お前達そんな事で!一度立てた目標を途中で止めてどうする?」
クロ「・・・どうする?」
セリ「はぁ・・・どうせまたいつものパターンだと思うけど暇だし付き合おうか?」
体育館の休み時間中にバスケットをしている男子学生達。
その出入口でこっそり(?)覗く怪しい3人と1匹。
エス「・・・・・・」
セリ「・・・・・・」
クロ「・・・・・・」
コロ「・・・・・・」
セリ「ねえ?あの中の誰?」
エス「あ、あああそこに居るだろ?茶色髪の・・・///」
クロ「ああ、あの?今ロングシュート決めたね・・・へぇ凄い」
セリ「おお・・・でもそれでどの辺が悪い人なの?」
エス「私達より一年下なのだ」
クロ「それで?」
エス「え?ああいや、そのとにかく観察していれば化けの皮が剥がれるから見ていろ」
セリ「例えばどんな?」
エス「一見ああいう風に普通の生活を送っているが、実は闇の殺し屋かもしれないだろ?」
クロ「何言っているの?あんたガンガンジョーカーの見過ぎ」
セリ「テレビの見過ぎだよ」
コロ「きゅいきゅい!」
エス「うっ・・・・」
放課後
2年N組
部活の為、教室で着替えをして出ていく例の男子生徒
誰もいなくなった後、その教室に入る3人と1匹
エス「この服だ、間違いない。・・・ふふふ、タツミ君のだな・・・うふふ///」
セリ「・・・あんた何してるの?」
エス「あ、これはその、ああ・・・その敵を知ればなんとやらと言うではないか?」
クロ「へ~~そ~~~」
セリ「実際、彼の何が悪い訳?・・・なんか面倒臭くなって来たから帰って良い?」
エス「ま、待て!」
クロ「大体、其の人の何が悪い訳?好い加減言いなさい?」
エス「・・・こ・・・・・・・・・」
クロ「え?なに?」
エス「わ、私の心を盗んだ悪人だ・・・///」
セリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
クロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
コロ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
セリ「帰ってカリオストロの城っていう映画見よう」
クロ「暇だからあたしも観る」
コロ「きゅい」
エス「ま、待て、私を一人にするな、一人じゃ恥ずかしくてストーカ・・・じゃない彼をこっそり見守れないだろうが!」
セリ「・・・ところでさっきから握りしめてる彼のシャツどうするの?」
エス「こ、これはその、汗をかいていたからな、後で洗って返す。その為には替えとして新しいシャツも用意しておいたぞ、うむ!」
クロ「ふ~~~~ん、用意が良いんだね」
セリ「彼の許可は取ったの?」
クロ「取ってる訳無いよね?」
エス「う・・・いい、良いだろ?別に盗む訳じゃない。あ、後で必ず洗ってこっそり返すから」
クロ「・・・どうするこの人?」
セリ「犯罪といえば犯罪だけどね」
クロ「恋する人って多かれ少なかれ犯罪的な事するかもね」
セリ「まぁ、実際盗むけども替えも用意してるし・・・」
クロ「見逃すの?」
セリ「今回一回だけなら」
エス「う、うむ、一回だけだ」
セリ「んじゃめでたしめでたし、帰ろ帰ろ!」
クロ「同じく!」
コロ「きゅい!」
※良い大人も悪い大人の方もエスデスの真似をしてはいけない
部活後、
タツミ「あれ?俺のシャツなんか新しくなっているような・・・?」
ラバック「は?気のせいだろ?・・・もう遅いし帰ろうぜ」
翌日
クロ「暇だねー」
セリ「料理同好会はどうしたのよ?」
クロ「あれは毎日ある訳じゃないの」
セリ「ところであのエスデス、本当何者なんだろね」
クロ「・・・そうよ、うっかり忘れてたけどあの人何者よ?」
セリ「たぶんロボット的な何かだよね?」
クロ「そうよ・・・絶対それ的な何かよ・・・よし思い切って聞いてみるわよ!」
セリ「え!?本当に聞くの?」
クロ「そうよ、リベンジ!!」
エス「ああお前達か、昨日の事は内緒でな?・・・ところで私に何か用か?」
クロ「ええ、セリューがあんたに話があるって」
セリ「そうそう・・・って、えええ!!?」
クロ「ほら早く!」
セリ「えええ、ちょっとおおお!!!」
クロ「女は度胸!ポテチはコンソメが一番よ!」
エス「いや氷結味だ!」
セリ「そこはのり塩でしょ・・・ああいやいや・・・」
コロ「きゅいきゅい!」
セリ「う、うん・・・エスデス、あんたひょっとして・・・アンドロイド・・・?」
クロ『よし言った・・・』
エス「・・・!?」
セリ「う・・・やっぱり・・・」
エス「・・・ふ・・・いつかばれる日が来ると思っていた・・・かつて私は喧嘩早くてな。それに伴い仲間も出来たが高校に入り大人しくして生きようと決めた」
クロ「・・・・・・」
エス「当時の私に付けられた仇名が鋼鉄氷の女(アイスアイアン・レディ)だ」
セリ「え?アンドロイドは・・・?」
エス「ん?だから、鋼鉄のように堅く冷たい女だからアンドロイドと言ったのだろう?」
クロ「・・・ちょっとご本人なんで気付いてないの?」(小声)
セリ「・・・天然だとは薄々思ってたけどやっぱり・・・」(小声)
コロ「きゅききゅい!」(小声)
エス「ん?何をそこでこそこそ話している?」
セリ「・・・あのーエスデスさん?他の人とちょっと違うかなーって思った事ない?」
エス「他人とか・・・ふむ、過去のやんちゃな事をしていた時の事以外特には無いかな」
クロ『駄目だこりゃ!』
セリ「クロメ、あたしは頑張ったわ・・・」
クロ「あんたの努力は見届けたわ・・・もうゆっくりお休み」
セリ「コロ、あたしなんだか眠いよ・・・」
コロ「きゅい」
クロ「真っ白に燃え尽きて良いよ」
エス「?」
翌日
クロ「・・・いやあー参ったわあれは・・・」
セリ「もう手の施しようが無いね・・・」
クロ「あの変態ストーカーロボット、自分は人間だと思いこんでいるのね」
セリ「もう良いんじゃない・・・本人がそれで良いなら」
クロ「確かに・・・あの女が何処かの科学班が極秘裏に造った都市破壊型アンドロイドとかでも、あたし達JKにはどーにもなんないからほっとこう!」
セリ「そだね、・・・あー今日の小テストの準備した?」
クロ「まだ・・・昨日彼氏と遊んでたから・・・」
セリ「えええぇぇぇ!!!???」
クロ「わっ!うるさ!」
エス「話は聞かせて貰ったぞ!!」
コロ「ぎゅい!!?」
セリ「うわっ、こっちからも来た!」
エス「クロメ、お前には彼氏が居たのか、ほぅほぅ!」
クロ『うわぁ・・面倒臭いのが来た・・・』
セリ「・・・どっから聞いてたの?」
エス「うむ、丁度用事があって通り掛った時、クロメに彼氏が・・・と聞こえたんでな」
セリ「そうそう、それよりクロメ!彼氏が居たなんていつ出来たの?」
クロ「・・・近所の幼馴染で・・・高校は別々になっちゃったけど、そのぉ向こうはどう思っているかはっきり判らないけど、遊びに一緒に行ったりしてるの!」
セリ「へーはーふ~~ん、親友のあたしに今まで黙ってたなんて・・・ああ、ウェイブ君の事か・・・!」
クロ「ち、ち、ちち違うわよ・・・あいつとはただの腐れ縁で・・・」
セリ「そうだったんだ・・・にしししし、ふ~~~~~ん、今度彼にクロメの事どう思っているか聞いてみよう!それと、クロメに彼氏が出来たって、ふふふ」
クロ「・・・セリュー聞いたらただじゃ置かないから!」
セリ「良いじゃない!この際、はっきりさせて玉砕されちゃいなYO!」
クロ「あんた・・・、今とてもつなく殺意が湧いた」
エス「・・・そうか幼馴染か・・・それだけ長い間の付き合いならお互いの事もよく判っているのだろう?」
クロ「そ、そうよ!互いに何も言わなくてもあいつと私とは通じあっているんだから」
エス「なら頼む、教えてくれ!どうやったらタツミと仲良くなれるか!」
クロ「ええ、・・・『仲良くなる以前にあんたアンドロイドでしょ・・・セリューなんとか言いなさいよ』
セリ『無理無理、言える訳無いじゃない!』
エス「師匠よ!」
クロ「うっ・・・『悪い気はしない・・・』
エス「・・・・・お願いします!」
クロ「・・・ふっ・・・仕方ないわね、これからあたしの言う事を守りなさい!但し楽じゃないからね・・・」
エス「判った!」
クロ「駄目よ、返事は“サー、か“イエッサー”よ」
セリ『なんかまたややこしい事になったなぁ・・・』
担任・ナジェンダ「こら、お前達、いつまで話している!エスデスは自分のクラスに戻れ!」