反町幽?繧◻︎樹   作:すてら @ジョジョ 死亡遊戯

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夢の2人組です()

貴方の時間を少しだけいただけると幸いです。
ぜひ、お楽しみください。


ホークス・キュリオシティ(93.5/58.5 回目)

全くの予測不能。てっきり─────。

 

(0)

 

病室にて、幽鬼。

 

また病室にて、鷹三。

 

(1)

 

「やあ」

久しぶりですな、と鷹三が続ける。

 

生きてたのか。

まんま、同じことを鷹三に訊く。

 

「そりゃ、ギリギリね。」

目線を斜め上にやり、舌を出しながら言う。

 

「して……何回?」

 

「……いやね、まあ。58だよ」

と、なんか言いづらそうに答える。

 

目の前に93がいるからだろうか?

 

「いや、悪いね。こんな出迎えになって。」

こんな、というのはもちろん、病室のベッドに横になっているからである。

 

義肢とは言えど、肉体といえば肉体だ。

生身の部分の銃創の修復もあれば、同じように義肢の修復もある。

 

構わないさ、と続け、私が「なんで来たの?」と訊く。

 

「無論、あんたの惨めな姿を見に来たんだよ……と、それは冗談で。」

 

つまらない冗談だ。いや、冗談になってない。

 

「ホントの理由はだね…」

 

「あんたの99回目に、私を呼んで欲しいんだ」

 

(2)

 

へ?

今、こいつなんて言ったんだ?

 

「99回目に私を呼んでくれ」、と?

 

「……どうした?大将の遺志でも継ぎたくなったか?」

 

鷹三はそれを鼻で笑い。

「生憎、大将は生きてるよ。ま、死んでるようなもんだけどね」

 

生きてるのか。

勝手に死んでたもんと思っていたが。

 

「つまりだけどさ、尸狼は、プレイヤー復帰不可の怪我を負ったわけだ?」

 

「ご名答」

 

しかしながら、別に復帰不可という程のものでも無いらしい。

腕1本と両脚というところ。

 

ま、〈ああいうやつ〉には相当屈辱だろう。

 

ああ、そうそう。

 

「で、継ぐわけでもないならさ、なんで99回目に呼んで欲しいわけ?」

 

(3)

 

んまあ特に理由はないんだけどさ、と軽く息継ぎをして。

 

「あんたの死に様を見届けてみたくってね。」

 

……私が、死ぬとでも?

 

「いや、栄光を掴む瞬間かな」

と、幽鬼の圧に飲まれたのか、言い直す。

 

「どちらにせよ、あんたの行く末を見届けたいってこった。」

 

「許可、してくれるかい?」

 

なんと、ふざけた理由。

これでもトッププレイヤーなんだけどな。

 

いや……

 

〈上等だよ〉。

やってやる。

 

「いいよ。」

 

「でも、それまでに死ぬのはやめてくれよ?」

 

たっぷりと、皮肉を。

 

(4)

 

鷹三は、本心をそのまま幽鬼に伝えた。

 

無論、全てでは無い。

実際、鷹三はプレイヤーをやめようとした。

 

しかしそれでも。

まだ。

依然。

 

私が生きているというのなら。

いや、〈生きている間は〉。

 

この殺人ゲームの行く末を。

幽鬼の、成ったその後を、見てみたいという好奇心が勝った。

 

好奇心は、人を人たらしめるそのものだと、鷹三は考える。

 

しかし、ふと。

 

〈好奇心は猫をも殺す〉と。

それでは、好奇心は……

 

鷹も、殺してしまうのだろうか?

 

(5)

 

「感謝するよ。」

 

「それを示さないとあんたは納得してくれないだろうからさ。」

 

なんか、いる?

と、鷹三が尋ねてきた。

 

それが感謝の印なのかとは思ったが、まあそれでいいだろう。

 

「いいよ、感謝はいらない。」

 

でもさ、できるなら──────。

 

「尸狼に、1度だけ会わせれくれ。」

 

数秒、驚きを含んだ沈黙が流れ。

 

「御意」

 

と。それで。

こちらを見ず、手だけを振りながら、鷹三は去っていった。

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