真剣で一匹狼   作:はぐれ社会人

4 / 4
皆様、評価等ありがとうございます。
先日、久しぶりにマジ恋を起動しましたが、やはり掛け合いが面白いですね。


(4)激変

雷が序列100番となって数ヶ月経ち、九鬼の上層部から唐突に呼び出しを受ける。

 

呼び出し自体は何ヶ月かに一度ぐらいの頻度だが、何か重大なミスをして叱責されるという事はなく、単に新しい任務を命令されることがほとんどだ。

そういった任務は、決まって重要度が高い。

 

部屋のドアをノックして開く。

珍しくマープルが中央の席に陣取っており、左右にヒュームとクラウディオが控えているという構図だ。

警戒心を一段階上げながら対面に立つと、マープルが口を動かす。

 

「来たね、雷。今日呼んだ理由は一つ、新たな任務の依頼だ。私が主導するプロジェクトに、”武士道プラン”というものがあってね。これからは、そのサポートをしてもらいたい」

 

(武士道プラン?...九鬼の遂行しているプロジェクトは全て目を通しているが、今までに見たことも聞いたこともない)

 

「このプロジェクトの根幹は、過去の偉人を現代に蘇らせることにある。”クローン”としてね」

 

「...何を言っている?」

 

「そして、これは九鬼の技術をもって成功している。既に4名が偉人の生まれ変わりとして生活しているよ。もちろん、九鬼の監視下だがね」

 

「私からも補足させていただきますが、この武士道プランは前々から帝様にもご了承いただいております。”ふーん。面白そうだから、いいよ”と」

 

(相変わらず何でもアリだな、九鬼財閥は...)

 

「俺が言うことでもないと思うが、法律や倫理的な問題があるだろう。...そこへの対処は?」

 

「既に総理には話をつけているよ。そもそも、クローン問題はまだ技術が明確になっていないから、現行法に整備はなくグレーゾーンだ。まあ、話をしてみた感じだと、九鬼のクローン技術を禁止されることはないだろうねぇ」

 

「試験段階でございますので、現状はその4名以外にクローンを生み出す予定はございません。武士道プランの目的は、目下の優秀な人材不足の解消にあります。同時に、若い世代への交流を図り切磋琢磨して能力を引き上げるという狙いがございます」

 

常日頃からマープルが言っているセリフが脳裏をよぎる。"嘆かわしい、昔は良かった、これだから若いやつは。”と。

 

「アンタの口癖をこんな形で実現させるとはな。...そんなに今の若いやつらは信用できない、ってことか?」

 

「お前さんは別だよ、雷。それ以外にも良い素質を持った人間はいるが、私らから言わせるとまだまだ甘ったれたやつが多い。そこに一石を投じたいだけさ」

 

「...プランの概要は理解した。それで、俺に依頼することは?」

 

「アンタには、この4名のサポートとしてお目付け役を頼みたい。期間は1年間。向こうには、武を鍛える目的で派遣したと伝えるがね」

 

その間、自分が進めていた業務については全て後任に引継ぎをするそうだ。

一部、どうしても雷じゃないとできない業務については、ヒュームやクラウディオが一時的に担当するらしい。

川神の地には中々戻ることがないとのことで、仕事環境がガラリと変わるということだ。

 

「あの子達は預けた里親と島に住んでいるから、一緒の島に住んでもらうことになる。もちろん、報告書は毎日提出してもらうよ。それ以外は自由さね」

 

「任務の目標もないのか?」

 

「ないね。ただ、必ず毎日交流すること。共有スペースには九鬼の監視カメラがあるから、あの子達に接触する素振りが無ければ連絡が入る。まあ、心配はしていないけどね」

 

「俺からは一つ。この任務にかまけてお前自身の鍛錬を怠ることがあれば、即座に串刺しにする。以上だ」

 

金髪ジジイからはいつもの小言を受ける。お得意の「いついかなる時も、気を抜くな」ということだろう。

クラウディオは相変わらず微笑むのみで、何を考えているのか読めない。

 

「...了解した、引き受ける」

 

(色々と腑に落ちないことはあるが、マープル達の依頼であるならば受けない訳にはいかない。ともかく、まずはその4名と信頼関係を築くところからだ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、クローン達の住む小笠原諸島へ向かう。

人口は2,000人程だが、市場や学校もあって辺境の地ながら中々活気のある島であることが伺える。

 

目的地への地図はもらっているが、島についた時から4つの大きな気を感じていたため、案内図はもはや必要無くなっていた。

特に1人、気の総量が桁違いだ。しかし、妙なことにその気は冬眠しているかのように静かであった。

 

「!義経。どうやら組織の奴が来たみたいだ」

 

「組織の?...ああ!言ってた九鬼の従者が来たのか!与一は、変わった表現をするなあ」

 

「義経を困惑させるなっていつも言ってるよね?後でラリアットだから」

 

「弁慶ちゃん、ラリアットは辞めてあげて...。それにしても、随分と若そうな人だね?もしかして、私達と同じくらいかな」

 

居住地に近づくと、件の4名たる人物達がこちらに意識を向けて喋っている様子が伺える。

事前に情報は聞いていたが、本当に彼女達が偉人の生まれ変わりなのだろうか。

気の大きさを考慮しなければ、年相応にはしゃいでいるただの少年少女のようにしか見えない。

観察しながら歩を進めていくと、里親らしき夫婦の二人がこちらへ向かってくる。

 

「遠路はるばる良くぞいらっしゃいました。私が、この子達の父親である源大器です。」

 

「妻の昌子です。蒼井雷さんですね?事前に聞いていましたが、随分とお若いですね!義経達と話が合うようにって、気を使って派遣してくださったのかしら?...そうだわ、義経達もいらっしゃい!」

 

呼ばれた4名がこちらに近づいてくる。

名前を聞いた時は、男3名の女1名かと思ったが、蓋を開けてみれば逆であった。

 

「はじめまして、従者の蒼井雷だ。1年間と決まった期間だが、これからよろしく頼む。」

 

序列番号等は伏せて、簡潔に自己紹介を終える。

十中八九鍛錬をすることになるため、順位で惑わすことは避けた方が良いだろうと判断した。

 

「蒼井雷...うん、覚えた!義経は源義経だ!」

 

名前を2回言うアホの自己紹介をした少女が、源義経。あの源氏の総大将である。

気の練度は大したもので、腰に差した刀の状態からも日々鍛錬に相当打ち込んでいることが分かる。

 

「どうも、弁慶です。これからよろしく~。見た感じ年も近そうだし、敬語じゃなくていいよね?」

 

気怠げな感じの少女が武蔵坊弁慶。義経といい、なぜ男ではなかったのかは不明だ。

弁慶については、感じ取ることのできる気よりも内に秘めた筋肉量が凄まじい。スタイルも抜群に良いのは、この筋肉量にあるのだろう。

それ以外の弁慶要素は、手に持つ長大な武器である錫杖ぐらいだ。

 

二人の自己紹介の後に少し余白が出来てしまい、義経がそわそわとし始めた。

見かねた弁慶が少し錫杖を揺らすと、4名の中で唯一の男がビクッとして名乗り出る。

 

「那須与一だ。...アンタに一つ忠告しておく。俺に近づくのは辞めておけ。奴らに命を狙われたく無ければな、おわっ!!」

 

癖の強い自己紹介が終わると同時に、弁慶からラリアットをくらい画面外に飛んでいった。かなり強い衝撃だったが大丈夫だろうか。

あのバカ、と弁慶が呟いたのは聞かなかったことにして、最後の自己紹介を聞く。

 

「あはは、後で与一君には手当しないと。...こほん、最後に私が葉桜清楚だよ。雷君、でいいのかな?これからよろしくね!」

 

苦笑いを浮かべながらも、哲学の本を片手にこちらへ挨拶をしたのが葉桜清楚である。

雷の記憶では、”葉桜清楚”という名のつく歴史上の偉人は存在しない。

この理由については、マープルから事前に聞いてはいるが...

 

「雷君、一つ聞いてもいいかな?あなたは、私の本当の正体を知っている人、なの?」

 

「いや、俺も葉桜の正体については聞いていない。あくまでも、君達のサポートとして呼ばれている」

 

そう、葉桜清楚とは彼女のイメージに合わせて名付けられた名前とのことで、本当の名前ではない。

正体を知っているのは、例の3人と九鬼帝だけという話で九鬼財閥の中でもトップシークレットの内容だ。

 

「そうなんだ、やっぱりマープル達しか知らない話なんだね?私も早く何の人物なのか知りたいけど、25歳くらいにならないと教えないって言われてるんだよね...」

 

(周りが全員誰のクローンなのか分かっている状態だからな)

 

「個人としては手伝ってやりたいが、マープルから禁止されていてな。申し訳ないが...」

 

「ううん、いいのいいの!何となくなんだけど、これは自分で見つけて辿り着かないといけないことだと思うから...。私としては、読書好きってところから紫式部か清少納言じゃないかって思ってるんだけどね」

 

彼女だけは、生まれた時から偉人の正体を知らされていない。

25歳ぐらいまで本を読んで知見を広げることに専念しなさいとのことだ。

雷としては、あのマープルが意味も無く彼女の名前をつけることはしないと考えている。

”葉桜”と”清楚”。そして、彼女に内包されている爆発的な気の総量を考えるとーーー

 

(”そう”結論付けるのは早計だな...それに、マープルのことだ。俺がここまで推測に至ることも読んだ上で派遣している可能性が高い。)

 

思考を中断し、誘ってもらった彼女達の夕飯へ同伴することにする。自分の歓迎会も兼ねているようだ。

 

島の名産である新鮮な魚や野菜とフルーツがふんだんに使われており、聞けば葉桜達だけで頑張って準備をしたとのことだ。

里親である二人が嬉しそうに話し、葉桜を中心にてきぱきとテーブルに運ばれていく。いつの間にか、与一は復活しており、弁慶にどやされながらも手伝いをしていた。

 

クローンである少年少女達と、血が繋がっていない里親の夫婦。

 

だが、目の前に広がる光景は間違いなく家族の絆で結ばれた団欒であり、見ていてどこか心が温かくなる感覚だった。

雷は込み上げてくる何かに蓋をするように、用意された料理を口に運んでいくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからは、今までの九鬼で過ごした時間とは打って変わり、穏やかな日々が続いた。

 

雷としては、九鬼に過ごしていた間で義務教育期間の内容は全て修了しており、既に大学レベルの座学を日々マープルから叩き込まれていたこともあって、今から中学校に通う必要もなかったが、4名のお目付け役の仕事ということで島の学校に転入することになっていた。

ちなみに年齢が義経達と同じであったため、彼女達と同じ学年である。

葉桜は一つ学年が上であったため、同い年であることを喜ぶ義経達を見て少し寂しそうにしていたが。

 

なお、中学校の成績も全て例の3人に通知が行くとのことで、模範的な生徒として過ごさなければヒュームから例の必殺技をお見舞いされてしまう。それだけは避けなければならない。

 

学校の授業が終わり放課後になれば、次はクローン組との稽古の時間になる。

 

最初に実力差を叩きつけてからは、3人共やる気を削ぐどころかより強い向上心を持って鍛錬に励むこととなった。

やはり、偉人の血が流れているのだろう。

表で確認できる表情は三者三様だが、皆共通してやられっぱなしでは性に合わないと奮起していた。

 

「やっ!はあーーっ!!」

 

「サポートするよ、主!...与一も分かってるね。外したら、ウエスタン・ラリアットの刑だから」

 

「それだけは辞めてくれ、姉御!...深淵なる闇よ、今こそ俺に力を」

 

義経が正面から切り込み、弁慶がその横から錫杖を構えて存在感をアピールしつつ、後ろから与一が弓で狙いを定める。

通常、弓使いは射線上に味方がいる場合に射撃することは御法度だ。

だが、一体感のある3人の連携された動きから繰り出される弓は、味方である二人が放たれる直前まで射線を隠し、軌道を相手に読ませることなく最大火力まで溜めた気を纏った射撃を繰り出すことができる。これは、3人にしか出来ない戦術だと言えるだろう。だが...

 

「気の動きから軌道は視えている、まずは与一からだ」

 

「まずいっ!与一、射つな!」

 

義経の静止も間に合わず放たれた弓矢が一瞬で雷に到達しようとするが、寸分違わずビリビリと稲妻を纏ったエネルギーが雷の持つリボルバーから射撃される。

弓矢は稲妻に耐えきれず焼け落ち、代わりに弓矢の持つ気を吸収して増大した雷撃が与一を襲う。

 

「マジかよっ!ぐっ、うわぁーー!!」

 

「与一っ、大丈夫か!?...くっ!」

 

「戦場で余所見か?」

 

一瞬気を取られた義経の背後をすかさず取り、流れるように蹴りを叩き込む。

刀を使ったガードがかろうじて間に合うが、反動は抑えきれず義経は後方へ追い出される。

 

「主っ、今助けるよ!」

 

弁慶の豪腕に任せた錫杖による攻撃が雷に間髪入れずに後ろから襲いかかるが、腰に下げた短剣を片手にガードする。

並の成人男性を吹き飛ばす威力を持った攻撃だが、為す術もなく相殺される。

 

「相変わらずデタラメな強さだ、ねっ!」

 

「良いリカバリーだ。だが、足元がお留守だな」

 

攻撃されても微動だしない雷に驚きつつも、弁慶は次の一手を繰り出そうとするが、すぐに雷のもう片方の手からリボルバーの雷撃が足場に放たれる。

 

「んんっ!...このビリビリ、川神水の何倍も効くね」

 

弁慶の手が緩んだ隙に追撃しようとするが、立て直した義経がこちらに攻撃を繰り出していることを確認し、少し距離を取る。

ここで強引に勝負をつけることも可能だが、自分は九鬼従者の立場。

この状況から彼女らが何をしてくるのか、確認する方が合理的である。

 

「遅れを取ってすまない弁慶!...雷は強い。ここはしっかり二人で連携して、確実に一撃を入れよう」

 

「そうだね、主。...例のアレを試す?」

 

「同じことを義経も考えていた。今から3つ数えたら同時に行こう。...1、2の3っ!!」

 

義経が自慢の脚力を活かし、大きく上へ飛ぶ。

同時に弁慶がこちらに突進してくる。錫杖を大きく構えて今にも攻撃してきそうな気迫が雷に突き刺さる。

義経に意識を向かせないようにといった意図もあるのだろう。

 

どちらもまともにくらえば一撃でやられることになるが、対策しようにも意識を両者に向けなければならず、考える間にもこちらへ急スピードで向かうため、攻撃を受ける側に焦りの感情を芽生えさせる。

相手に選択肢を与えた上で、即座に最適解を選ばなければゲームオーバーになるという訳だ。

 

接近してきた弁慶は錫杖を振り回して攻撃する...と見せかけてその長大な武器を画面外にそのまま投げ捨て、身一つでこちらにラリアットを仕掛ける構えにチェンジする。錫杖に向いていた意識を引っ張り、回避されやすいラリアットを確実に当てにいくという流れ技だ。

 

弁慶のラリアットで対象を上空へ吹き飛ばし、対象が無防備になったそのタイミングに合わせて義経の必殺技である"逆落とし"を確実にお見舞いしたいという狙いがあり、このような連携技を編み出したのだ。

...この連携技の成立までに、約1名の実験台(与一)による多大なる犠牲があったため、ある意味3人で作り出した必殺技だと言えるだろう。(その度に清楚が手当をしていた)

 

1on1ではまず回避されて終わる各々の技が、阿吽の呼吸で繰り出される連携によって、自分達より格上の相手に対しても逆転の一手となる。

1+1の力は無限大にもなり、ようやく雷にも義経達の刃が届き得る...ことはなかった。

 

「そこだ」

 

冷静に向かって来たラリアットを片手で受けつつ、勢いを利用して弁慶を画面外へ吹き飛ばす。

そのままの流れで、上空から繰り出される義経の逆落としに短剣で向かい合わせたのち、カウンターとして気を纏った雷撃をお見舞いする。

 

「嘘でしょ~~!?」

 

「!避けられないっ、うわぁっ!」

 

先に吹き飛ばされた弁慶に重なるように、義経も衝撃を受け流せず倒れる。これでゲームセットだ。

 

「...強すぎるんだよ、"兄貴"。やはり俺は、もっと闇に染まるべきなのか?」

 

早々に倒されていた与一は、壁にもたれかかって回復に専念していた。

呼吸をするように厨二病のセリフが出る与一だが、付き合いもそれなりに長くなってきた雷は、彼が割と真剣に悩んでいることを察してフォローをする。

 

「与一は込める気も大きい上に、射撃の精度も高い。が、それ故に軌道は読みやすい。...お前の言葉を借りるなら、相手に読まれないためにも、その闇を利用できるようにならなければならない」

 

「!闇をこちらが利用するってことか...逆転の発想だ、さすが兄貴だぜ」

 

与一は当初、こちらを組織の人間だ何だと言って中々関わろうとしなかった。

だが、何かの話で与一が"特異点"について発言をした時に、雷は関係を作るきっかけになると思い、自分がかつて経験した世界における"蒼き特異点"の話をした。...一番の高さを誇る灯台で、夕日を背景に島中の景色を見ながら二人で語り合うという謎の状況だった。

 

そこで、「あんたも同じ境遇だったって訳だ...何なら俺以上に深淵に覗かれていたんだな、"兄弟"」と存在しないはずの兄弟認定を受けた。

その後は与一が姉御と恐れている弁慶に対して、同年代であるはずの雷が臆することなく指導する姿を見て感銘を受けたのだろう。

気づいた時には"兄貴"と呼ばれていた。

 

正直、雷から見ても困惑する程の変わり様だったが、雷が来てから与一が以前より明るくなったと義経達も喜んでいるため、悪いことではないだろうと諦めて受け入れていた。

与一が本当の意味で大人になった時、この出来事を思い出として笑いながら酒でも飲めれば良いと開き直っている。

 

「いつつ...。やっぱり雷は凄いなぁ、こっちの攻撃を完全に読み切った上で的確にカウンターをしてくる。...義経はどうすれば良いのだろうか?」

 

「必殺技を編み出すのも良いが、しばらくは基礎の鍛錬あるのみだろう。技を繰り出すならば、相手に軽々とカウンターをさせてはならない。最低でも、大きく回避させる必要がある」

 

「なるほど、勉強になる。...まだまだ精進あるのみってことだな!」

 

義経がより気合を入れた表情で立ち上がる。

 

「にしても凄いねえ~。うちの主含めて皆、手も足も出ないんだから」

 

「弁慶も中々良いフォローだった。...義経を主役にしたいのは分かるが、たまには連携のメインを弁慶にしてみたらどうだ?」

 

「主役は柄じゃないからね~、っと。...ごくっ、ぷはっー!やっぱり雷との稽古後に飲む川神水は、一味違うねぇ」

 

弁慶が錫杖ではなく、既に川神水の入った瓢箪を手にそう語る。

恐ろしく早い切り替えだ。だが、そういった史実通りの豪快な面を持つ弁慶を、雷は存外気に入っていた。

軍時代の周りの連中もそのような豪胆な性格が多かったため、自然と接しやすい感覚なのだろう。

 

「みんな~!そろそろご飯の時間だよ~」

 

そうこうしているうちに、葉桜から夕飯の呼び出しがかかる。

この島に来てから時間が経ったが、葉桜は戦闘面の稽古に参加することはなく、3人が鍛錬しているのを見ながら本を読んだり、家族の料理を手伝ったりしていた。

 

基礎の鍛錬はしているようだが、マープルから言われた量を日々こなしているのみだ。

鍛える量は増えても減らしてもいけないと指示を受けているため、雷としても手出しができない。

せいぜい、基礎トレーニングの姿勢を指摘するぐらいだ。

 

ーーーだが、それでも気の総量で言えば、葉桜清楚が変わらず4人の中で圧倒的に一番であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マープル達との約束の1年後まで、その後も各々と島での生活を繰り返す日々が続いた。

 

義経とは、鍛錬以外にも島内での野鳥観察をしたり、横笛の特訓に付き合うこともあった。

どんな用事であれ、先導して走り回る義経を後ろからフォローすることがほとんどだったが。

 

ある日、島の一辺で横笛を吹いた義経の周りに集まる鳥や動物を見ながら平穏な時間を過ごしていると、ふと義経が演奏を中断して息をついた。

今まで見たこともないような物憂げな表情を浮かべながら、言葉を発する。

 

「...こうしていると、一つ考えてしまうことがある。義経は、なぜ女として生まれ変わったのだろうかと。武将の男として、戦場で大きな戦果を上げた遺伝子はしっかりとこの身に刻まれている。...ならば、義経は男の方が良かったのではないか、と」

 

この時代に再度命を吹きかけられた時から現在に至るまで、ずっと思案していたことなのだろう。

声のトーンは、今までの義経からは聞いたことがない程、重く冷ややかであった。

 

「周りもそう考えているんじゃないかと思うともやもやする...雷は、どう考える?」

 

誰よりも明るく元気な義経だったが、内では色々な葛藤を抱えている。

それは、過去の英雄が今の彼女を縛り付けている鎖でもあった。

 

「...確かに。源義経と聞けば皆、その人物は男だと思うだろう」

 

義経は顔を下に向ける。

周りの鳥が心配そうに彼女の近くに集まった。

 

「だが、それだけだ」

 

「...えっ?」

 

思わず顔を上げる。

 

「義経が女だったとして、それがどうした。何か変わるのか?」

 

「えっと...つまり、雷は何が言いたいんだ?」

 

「前に言っていたな、"源義経"の名に恥じない人物になることが目標であると。その道に、男も女も性別は関係ないだろう。...道すがら、周りの目を気にするような人物にはなるな。新しい歴史を、"目の前にいる"義経が、これから紡いでいくのだから」

 

「っ!...そうか、"源義経"に性別は関係ない、のか。...ありがとう、雷」

 

何か憑き物が落ちたように、一転して明るい顔になる。

心なしか、周りの鳥や動物達もうれしそうだ。

 

「気にするな。また何かあったら言うといい」

 

(...義経に兄者がいたとしたら、雷のような人だったのだろうな)

 

義経の心に温かな感覚が広がる。

居ても立っても居られず、笛を構える。演奏の前に一度深呼吸をし、雷に目を合わせる。

 

「雷、これは感謝の気持ちだ。...もう一度、聴いてほしい。義経の笛を」

 

そう言って、義経は横笛を吹き始める。

それは美しさが更に磨かれており、聴く者を種族問わず安心させる音色。

今まで聞いた中で一番のものだと確信する。

島に堕ちる夕陽と相まって、雷はこの情景を死ぬまで忘れることはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雷~、醤油と川神水持ってきたよ~。っと、今日は釣れてる?」

 

弁慶とは、川神水を酌み交わす仲になっていた。

島にある娯楽の一つである釣りをしながら、釣った魚で川神水を飲む。完全に老後の生活である。

今までの激務を考えると、中々悪くない空間ではあるが。

 

「ぼちぼちってところか。...あぁ、いつもの魚は、捌いて刺身にしてある」

 

「気が利くねえ~。それじゃあ、ありがたく頂戴して、あむっ...んん~~美味しいねぇ!ここで、すかさず川神水をっと...ぷはーっ!至高のひと時開始ぃ~」

 

「おい、ペースが早くないか?また家までおぶるのは勘弁してくれ」

 

「えぇ~、いいじゃん、減るもんじゃないし。私のような、か弱い女の子一人ぐらい余裕でしょ~?」

 

ここで断ると、いつかの与一のようにダイビング・ラリアットを海に叩き込まれる未来が想像できる。

 

「...はぁ。好きにしろ」

 

「そうそう、諦めて釣りに集中してね~。...おっ、この魚も美味い」

 

こちらにもたれかかりながら、魚と川神水に集中する弁慶。

筋肉量は凄まじいはずなのだが、触れる身体は弁慶の言う通り、女の子らしく柔らかい。

小十郎あたりなら、この瞬間に狼狽して釣り竿と一緒に海に落ちていることだろう。

 

「・・・・・・・・むぅ」

 

だが、相手が悪かった。

雷に対しては(主にステイシーのせいで)たわわな感触には慣れてしまっているのもあり、有効なアプローチではなかった。

当の本人は、特に気にした様子もなく釣りを続行している。

 

「...よし、良い魚が釣れた。弁慶が来てから調子が上がってきたな」

 

「あ、やっぱり?私は、運気も持ち合わせた良い女だからね」

 

「はいはい...そんな良い女に惚れた魚の刺身を献上しよう」

 

「!ふふっ、なら余すところなく食べてあげないと、ね?」

 

何故か、もたれかかる力が強くなる。

ちらりと弁慶の方を見るが、雷の目からは変わった様子もない。

 

(っと、変におだてすぎたか?...まあ、嬉しそうに飲み食いしてるし、問題ないだろう)

 

与一がその場にいたら「あの姉御を...さすが兄貴だぜ!」と拝み奉るような光景だろう。

こうして、日が暮れるまで平穏な空間は続いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉桜とは、読書を一緒にしたり、食材を購入するために市場へ同行したり、料理を一緒に作ることもあった。

他3人とは違って、彼女とは戦闘に関する話を一切することがない。

 

雨が降る日、家のソファで一緒に本を読んでいると、珍しく横に座っている葉桜の持つ本が1ページも進んでいない。

目を瞑りながら、何か考え事をしているようだ。

彼女に気付かれないように静かに立ち上がり、クラウディオに仕込みの珈琲をカップに入れて運ぶ。

余談だが、この高級そうなグラインダーは雷持参のものである。

 

テーブルにカップを置くと、珈琲の香りに気づいたようでこちらに顔を上げる。

 

「あっ、珈琲用意してくれてたんだ、ありがとう!...気付かなくてごめんね?」

 

「葉桜、一息ついた方がいい。...何か悩み事か?」

 

ここに来てからは悩みらしい悩みを表面に見せることのなかった葉桜だが、好きな読書が進まないという明確なサインを雷が見逃すことはない。

両手で行儀良くカップを口元に運び、珈琲を一口飲んだ後、葉桜はぽつりと話し出した。

 

「昨日見た夢がね、私の正体が本当は怪物だった、ってことが発覚した夢だったの。怪物になってからは皆、私を恐れて近づこうとしない。それもそうだよね、その怪物は建物とか戦車を次々と破壊し尽くして、誰にも手をつけられない状態だったから...」

 

「笑っちゃうよね?そんなこと有り得ない、って思っているつもりなんだけど、不思議と自分はそうなんじゃないかって考えちゃうんだ。正体が皆と違って明かされないのも、私の正体がとんでもない人物なんじゃないか、って...」

 

「・・・・・・・・」

 

珈琲を飲みながら話を聞きつつ、同時に内心で彼女の言葉を反芻して考える。

 

(葉桜は頭が良い。上から禁止されていても、情報は指摘されない程度に集めている。実際、今回のような無意識下で起こった事象に対しても、真剣に考察を進めている。...マープルめ、ここまで見越して俺を派遣したな)

 

マープルは、隠れて情報を集めている葉桜のことをもちろん把握している。が、それを見て見ぬ振りしていた。

直接禁止にすると、葉桜の成長する機会を奪ってしまうことに繋がりかねないからである。

そこで、彼女と同年代である雷を派遣することで、間接的にクローン組をまとめつつ、雷に意図を汲み取らせてうまいこと成長させるのが狙いだった。正体を雷に明かさずとも、勝手に辿り着いてこちらの意図に気づくだろうと。

 

(やはり、こちらを試していたという訳だ。...相変わらず食えない女だ、星の図書館サマは)

 

「雷君はどう思う?やっぱり、私の正体はとんでもないやつ、なのかな?」

 

「...葉桜の正体は分からない、確証もないからな。ただ、一つ言えることはある」

 

「...何かな?」

 

「仮に葉桜がその夢の通りに怪物になったとしても、皆に恐れられ、誰にも手をつけられない状態にはならないってことだ」

 

「えっ」

 

「その時は、自分が必ずその怪物を止める。目の前にいる"葉桜清楚"を取り戻すため、銃を持つと約束しよう」

 

「っ!!...そっか、それなら安心、だね」

 

葉桜は嬉しそうにそう答える。

ふと気づいた時には、外は雨が止んでおり窓から夕陽が差し込んでいた。

頬が赤く染まっているのも、その影響だろうか。

 

「ねぇ、雷君。これからは葉桜じゃなくて、清楚、って呼んで欲しいな。あっ、え~と...呼びづらかったら、清楚姉ちゃん、とかでも良いよ!?」

 

「後ろの呼び名は却下だ。...夕飯の時間になる、そろそろ準備を進めよう。清楚」

 

「!うん、準備しよっか!...ありがとね、雷君」

 

ある意味、マープルの想定外の行動をしているが、雷がそれに気づくことはないだろう。

いつの間にか手に馴染んだ料理器具を手に、今晩の料理に取り掛かる。

その日から、清楚は怪物になる夢を見ることはなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

与一とは他3人と比べると目立って一緒の行動はしないが、一時期避けられていたのが噓のように、今はこちらを兄のように慕ってくれている。

 

それ故に、マープルに命じられた1年という期間が終わり別れの日になると、とりわけ寂しそうにしていた。

クローン組だけでなく、驚いたことに島の住民からも別れを惜しむ声をもらう。が、夕飯の時間に与一だけ姿が見えない。夕飯を食べる気分じゃないと、どこかへ行ってしまったようだ。

 

宛てがあると皆に告げて、目的地へ向かう。

 

「与一は特に懐いていたからな。中々別れを受け入れられないのだろう。...義経も悲しい」

 

「それを言ったら皆だよ、主。...ツマミは作り置きしてもらったから、明日一緒に食べよっか?」

 

「雷君は九鬼の従者だから、また会えるよ。...与一君も、きっと分かってる。でも、ちょっとだけ、心の整理が必要なんだよ」

 

3人とも雷と与一のことは心配していない。1年と限られた時間だったが、共に過ごした雷を人として信頼しているからだ。

 

例の灯台に到着し、上に昇ると件の人物を見つけた。

柵にもたれかかっている人影に対して、ゆっくりと近づいていく。

 

「探したぞ、与一」

 

「兄貴...気配察知でもしたのか」

 

「そんなことをする必要もない。何かあれば、決まってここにいるだろう?」

 

「そうかよ...」

 

灯台が照らす海辺を見ながら、言葉もなく時間を過ごす。

 

「与一、1つ言っておく。お前は"那須与一"である前に、一人の人間。この世界の住人だ」

 

雷の言葉に、目線を向ける与一。

 

「九鬼の従者である俺が言うのも何だと思うかもしれないが、お前には好きに生きる権利がある。...それを忘れるな」

 

「何だよ、それ...。兄貴には、俺の悩みなんてお見通しって訳か」

 

左腕で目元を拭い、前を向く。

 

「また近い内に必ず会える。約束だ」

 

その言葉を合図に互いの拳を合わせた、雷と与一の男の約束だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クローン組のお目付役の任務を終えて九鬼本社へ戻ったのも束の間、早々にマープル達から呼び出しを受ける。

1年前に任務を受けた時と、同じ部屋だ。

 

「戻って早々に悪いねぇ。任務ご苦労さん」

 

「腕はなまっていないようだな。さて、次の任務だが...」

 

「おっと、その前に。大事な指令がありますよ、雷。あなたの序列についてです」

 

(ヒュームはすぐに次の任務を振るつもりだったな...相変わらずのことだ)

 

「おめでとうございます。あなたの序列は、本日から5番になります」

 

クラウディオが微笑みながらそう告げる。

なるほど、クラウディオやマープルから少し柔和な雰囲気が出ていたのは、これが理由だったということだ。

金髪ヒゲ男は雰囲気も変わらず、鼻を鳴らすのみだが。

 

(ようやく序列5番か。いつもの4名を除けば、実質トップの位置だからな。...しかし急だ、要因があったと考えた方がいい)

 

「ありがとうございます。...100番から5番。この1年で何か変化した評価軸が?」

 

そう聞くと、クラウディオは少々苦笑いを浮かべて回答する。

 

「...あずみ辺りから愚痴られているとは思いますがね。貴方がクローン組の任務に行ってから半年程は、引継ぎ先で尽くミスが発生したのですよ」

 

確かに、雷が九鬼本社を離れてすぐ次の日に、あずみから引き継いだ任務に関して確認の連絡が飛んできた。

回答した後、"九鬼全体の仕事に影響が出ているから、分身して一体よこせ"などと無茶な要求をしてきたのを覚えている。

それからは酒が入る度に愚痴の電話がかかってきた。ステイシーや李も乗っかって悪ノリで口撃してくるため、静寂な島の夜が台無しであった。

 

「それで、この作業量を正確にこなしていた雷が100番なのは何故なのかと、従者の間で噂になりましてね。事情を知らない揚羽様や英雄様、紋白様まで、雷の序列を見直しをするように毎月の重役会議で提言してくるものですから」

 

「元々、どこかのタイミングで5番にするつもりだったんだよ。何なら、帝様は1年前から5番で良いとおっしゃっていた。結果として、帝様の言う事は正しかったという訳さ。私も、あのお方の観察眼には敵わないねぇ」

 

そうだったのかと思いつつも、表情には出さず話を傾聴する。

 

「また、それに伴って従者の序列体制は改新されました。より若手従者にスポットをあてるようにということで重役会議で決定済みです。元々、今回のミスも若手を育成させる方針が備わっていなかったことが原因ですからね」

 

「俺からすれば、まだまだ赤子同然の者ばかりだがな。組織の血液に関わることだ、反対する理由はない」

 

「まあ、私らの序列に変更はなかったよ。ただし、若手の中から一人選んでその者を序列1番に格上げした。若手従者を取り纏めるリーダーとしてね」

 

今回の一件の流れはこうである。

雷が抜けたことによって仕事への影響があまりに大きかったため、要因を分析してみたところ、現状は若手の従者のレベルが足りていないと判明する。

そこで、若手従者を早めに序列を高く評価し色々な業務を経験させることで、能力の底上げを図る。

その中で、若手従者のまとめ役を特別に序列1番としたとのことだが...

 

「若手育成計画ということか...まとめ役のやつが序列1番になったとして、元の序列1番だったあんたはどうなった?」

 

「俺は特別枠として、序列零番だ。肩書きが変わろうが、赤子共への指導は変わっていないから安心しろ」

 

(別に何も安心できないが?)

 

「そして肝心のまとめ役ですが、これは忍足あずみが任命されています。雷にする案もありましたが、そろそろあずみにも重役を与えてレベルアップを図る方が計画上、合理的であると判断しました。元々序列は11番でしたし、本人にとっても良い機会でしたね」

 

(途中からあずみの愚痴連絡も無くなる訳だ。手が回っていないとステイシーからは聞いていたが、そういうことか)

 

「なるほど、概要は把握した」

 

「それだけでは終わらないさ。今回、雷にお目付け役として行ってもらったクローン組を利用する"武士道プラン"は近々本格的に始動する計画になっている。準備が整い次第、あの子達を川神学園に転入させる予定さね」

 

「九鬼の若手従者だけではないのです。この川神の地に住む素質ある若者達を、武士道プランによってクローン組と切磋琢磨し、将来のより良い人材へ昇華させる。そこで、このプランの責任者に名乗り出てくださった紋白様も、一緒に川神学園へ転入する予定です。良き人材のスカウトをすると、今から張り切っておられています」

 

聞けば聞くほど盛り沢山な計画だ。

序列を奪う予定だったヒュームが零番とかいう訳の分からない領域でガードされているのは癪に障るが、計画の内容は雷にとっても都合が良い。

クローン組の4名とも、思いの外早い再会になりそうだ。

 

「だが、その前に。川神の地を少々"掃除"する必要がある。本来ならこれは鉄心の仕事だが、あいつは川神の悪い面を見て見ぬ振りする癖がある。九鬼の中でも重要な人物がより多く滞在することになる以上、九鬼がやらねばならない」

 

「掃除するリストはこちらです。既に担当は割り振ってありますので、準備ができ次第動き出してください」

 

葵紋病院の院長・副院長に、チンピラを取り纏める輩。...川神院の元師範代である男の名前もあった。

中々の面子がリストアップされており、全て対応するのには時間がかかるだろう。

 

「了解した。早速取り掛かる」

 

「それが完了しましたら、護衛も兼ねて義経達と一緒に川神学園へ転入していただきます。が、その前に...」

 

「雷には、福岡の天神館へ転入していただきます」

 

ーーー川神の地で義経達と再会するまでに、まだ一波乱ありそうだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

最凶のゼロと運命の女神(作者:鵲くん)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

一影九拳、八皇断罪刃の全員のテストケースとして一人の弟子が居た…その男は最強だが…その実力は最強と言うよりも…▼一影九拳と八皇断罪刃の全員から教えを受けた、達人がダンまちの世界に来たら…って話です、一応原作開始四年前からスタートします。▼どうしても思いついた設定覚えてる内に書きたくなったので…▼ゼロ魔の方も続けていくので勘弁してくだしあ▼主人公の涼介君、イメ…


総合評価:674/評価:7.94/連載:9話/更新日時:2026年08月06日(木) 20:00 小説情報

エデンの戦士が彷徨うのは間違っているだろうか(作者:ノマド)(原作:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか)

気が付いたら洞窟の中。服装は布の服、手元にはひのきのぼう。襲い掛かる怪物と必死に戦い、倒すと頭に響くファンファーレ。なぜか目の前にはドラゴンクエストのメニュー画面が映る。地上へと苦労して脱出するとそこは神々が降臨した街、オラリオ。しかも年代はダンまち本編の9年前のようだ。▼※短編のつもりでしたが、構想を練っていたら長くなりそうなので連載に切り替えました。


総合評価:2294/評価:8.53/連載:8話/更新日時:2026年07月28日(火) 12:00 小説情報

剣豪の英雄譚(作者:二天一流)(原作:落第騎士の英雄譚)

▼──褒められたい、認められたい、憧れられたい…!▼──敵も味方も誰も彼もが放っておいてくれない存在になりたい…!▼──逃げも隠れもできない存在になりたいッ!▼承認欲求の鬼のようなそんな男がいずれ最強へと至る物語。


総合評価:874/評価:8.59/連載:3話/更新日時:2026年08月05日(水) 16:49 小説情報

~転生したら奈良シカマルの双子の兄でした~(作者:ZAZAI)(原作:NARUTO)

奈良シカマルの双子の兄・カゲマルとして転生した主人公。アカデミーで仲間との絆を育みながら、未来を変えるため忍として歩み始める。


総合評価:1126/評価:7.75/連載:17話/更新日時:2026年08月07日(金) 15:26 小説情報

転生ミクのSV最初からの旅路(作者:イエッサム)(原作:ポケットモンスター)

初音ミクの姿でパルデアに転生したある少女の物語。▼特典は初音ミクの姿と声だけ、特に武器もない状態で。▼最初から、一歩ずつ進んでいく。▼生成AIにて本作の転生ミクを作って貰いました。▼本作のミクはこんな感じのミクです。▼【挿絵表示】▼また生成AIにて表紙も描いて貰いました。▼【挿絵表示】▼


総合評価:317/評価:6.58/連載:25話/更新日時:2026年07月31日(金) 12:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>