オリ主は、単行本26巻までしか知りません。(サシャが死んでしまうところまで)
進撃の巨人、独特の世界観と残酷なのに、美しさがある物語だ。
俺は、そこに出てくるサシャが好きだった。人生の支えだった。親が最新巻を買ってきてたのをこそっと読んでた。
まだガキだったから、内容は難しくて、よくわかんなかったけど、あの雰囲気が好きだった。
学校で辛いことがあっても、サシャが出てるページを読むだけで心が救われたんだ、、、
だから、サシャが死んだ瞬間にすごいショックを受けたんだと思う。
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前世の国と比べてこんな不便な国に生まれ変わっても、希望があった。
それは、近所にサシャがいたから。
サシャとは幼馴染で、姉弟みたいに育ってきた。
この物語を、原作を知ってる俺が未来を変えてやるんだってそう思ってた。
だけど、この物語は残酷で
どんなに頑張ろうと、どんなに足掻こうと、どれだけ助けようとも、死ぬ予定だった仲間は結局死ぬ。
ある仲間は、出血多量で帰還最中の馬車で死んで、俺がその遺体を投げ捨てた。
ある仲間は、拷問を受けながら死んでいった。
ある仲間は、俺を庇って大火傷を負い、苦しみながら死んでいった。
どれも、俺が助けた人だった。
俺が、助けることによって、より凄惨な死を与えてるんじゃないかって、何度もそう思った。死ぬ筈だった人を助けても死んでいく。
その度にアルミンの言葉を思い出す。
何も捨てることができない人には
何も変えることはできないだろう。
俺は何も捨ててない、捨てられるものが俺にはない、、、
こんな風に感情がぐちゃぐちゃになってる時、たまに、壁画にいた女の子がこっちを見ているような幻覚がする。何がしたいだろう?その子は俺に何をして欲しいんだろう。
ただ、無駄に助けて、より悲惨に苦しみながら、結局死んでいくのに、、、
俺がやってることは、全て無駄なんじゃないのか?
原作通りマーレが来て、捕虜を取って、料理ができるマーレの男の子、
ニコロとサシャは仲良くなった。
今のサシャは、まるで恋する女の子だ。その姿を見てなんだか心がキュとなる。
俺が知ってる物語から、俺がどんなに外れようとしても、必ず元に戻っていく。
だから、これも結局、原作通りで、エルディアがマーレに奇襲攻撃をした。
そしてその後、サシャはあのガキに撃たれて死ぬのだろう。
助けることはできる。でもその先は?俺が助けることによってサシャをより辛い死へと、連れていってしまうんじゃないのか?
わからない、わかんないよ俺がどうすればいいのかが、、、
そう思いながら、何故かこの言葉を、繰り返し思い出す。
何も捨てることができない人には 、
何も変えることはできないだろう。
そして、その時がやってきた。
バン❗️
その瞬間、俺の身体は動いてサシャの代わりに撃たれてた。
あぁー、俺はもうすぐ死ぬのだろう。
意識が徐々に薄れていく。
なんで、どかすだけにしなかったんだろう?
俺は、どうして身代わりになんてなったんだろう?
本当は、昔のこと思い出してからの俺のこと、俺が知っていることを全部誰かに言おうって、
でもそのことを話そうとすると、なぜか口が動かなかったんだ。
ガタっと音がして、その方向を見ると、エレンと壁画の女の子がいた。
その時のエレンの表情を見て、なぜか理解できちまった。
だからエレンに、 ザマァみろ って言ってやった。
死に向かっているのに、なんだか嬉しくって笑ってた。
周りには仲間が、サシャが目の前で泣いてくれてる。
だからサシャの耳を、おれの口元までやって
幸せになってくれ って言いながら、
自分の気持ちをサシャの頬へそっと近づけた。
その時のサシャの顔を見て、まだ死にたくないなって思いながら
自分の意識をそっと手放した。