ほとんどミリ知らの人間が書きました。
指摘があれば直すと思います。
時間が無限にある不老生物くらいしかこの小説モドキを見ないと思います。こんな文章の記憶を自分の脳内から消し飛ばせるような力があるなら読んで構いません。
暇すぎる人間が作ったとってもクオリティーの低い小説。是非ともブラウザバックを希望しています。
駄文過ぎて途中で読む気が無くなると思いますので最初から見なくてもいいです。
※初執筆初投稿尚且つ駄文
【転生したら透き通る世界の生徒だった】11
(──翌朝。窓から差し込む眩しい日の光で、僕は目を覚ました。)
「う、ん……」
(ゆっくりと上体を起こすと、ぶかぶかのTシャツが肩からずるりと落ちる。一晩寝ても、やっぱり体は女の子のままだ。
(…って、そうだ、先生は…?)
慌ててベッドから抜け出し、仮眠室のドアをそっと開けて執務室を覗き込む。
そこには、デスクに山積みにされた書類の横で、キーボードに手を置いたまま突っ伏して眠っている先生の姿があった。
(うわ、本当に徹夜で仕事してたんだ…。完全に無防備だし、寝顔が綺麗すぎて男の僕でも一瞬ドキッとするな…)
そっと近づき、風邪をひかないようにソファにあった毛布を先生の肩にかけてあげようとした
──その時。
ピーンポーン!!
静かなオフィスに、容赦のないインターホンの音が鳴り響いた。
「ひゃあッ!?」
"う、う~ん…?"
(ビクッと肩を跳ね上げる先生。同時に、自動ロックのドアが外側からガチャリと勢いよく開け放たれた)
「失礼します、先生!約束通り、タロウさんの生活用品と制服のサンプルを……」
(入ってきたのは、大きな紙袋をいくつも抱えたミレニアムのセミナー、早瀬ユウカだった。そして彼女は、先生に毛布をかけようと至近距離で固まっている僕の姿を見て、完全にフリーズした。)
「……………はい?」
(あ、終わった。これ完全に誤解されてる…)
「せ、先生…?タロウさんに、…ご自分のTシャツを着せて、朝から一体何をしていたんですか!?」
"ユウカ!? いや、これは違うんだ! 彼女の服が汚れてたから貸しただけで……!"
「言い訳は結構です!!」
(キヴォトス生活二日目の朝。先生の尊厳は、朝イチからピンチを迎えるのだった…。)
「ち、違うんですユウカさん! これは本当に…!」
(僕の必死の弁明も、ユウカの冷ややかな視線の前にはかき消される。先生は正座したまま頭を抱えていた。)
"ユウカ…本当に、彼女の服が戦いで汚れて、これしか貸せる服がなくて…"
「はぁ……本当にですね?…信じますけど。」
ユウカは少しだけ頬を赤くしながら、ツンとそっぽを向き喋った。
"それと、タロウさんの制服をミレニアムの技術で急ぎで作ってくれたんだよね?"
「はい、先生がそこまで言うならと、特別に手配しました。」
(先生の言葉に、ユウカは持ってきた大きな紙袋をドサリと机に置いた。)
「データベースにない未知のデザインでしたから、セミナーの技術部を総動員して、リサイズしたサンプルを一晩で仕立ててあげたんです。…感謝してくださいよね?」
(これがミレニアムの科学力、そしてユウカの面倒見の良さ…!)
「ありがとうございます、ユウカさん…。」
「お礼ならサイズが合っているか確認してからにしてください。後ろを向きますので、タロウさん、そこの更衣室で着替えてみてください。」
「えっ!? い、今ここでですか!?」
(渡されたのは、僕が昨日まで着ていた男子校の制服…の、スカート仕様の女子制服バージョンだった。)
(自分の制服がスカート仕様になっている現実。そして、すぐ近くに先生とユウカがいる状況。僕の心臓は、再び別の意味でバクバクと暴れ始めた…。)
(僕は更衣室のカーテンを開け、紙袋から制服を取り出し、着替えた…)
「…あの、着替え終わりました…」
恐る恐るカーテンを開け、二人の前に進み出る。着ている服は、見慣れたはずの母校のブレザー。
…だけど、前と決定的に違っていた。
胸元は膨らみに合わせて立体的に裁断され、ウエストはきゅっと細く絞られている。
そして何より、スボンだったはずの下半身には、ヒラヒラと揺れるチェック柄のプリーツスカート。
「…まあ、セミナーの技術部に計算狂いはありませんからね。サイズは完璧、よく似合ってます」
ユウカは腕を組んだまま、どこか満足げに僕の姿を上から下までチェックする。
「あ、ありがとうございます、ユウカさん…。でも、なんかスースーして落ち着かないというか…」
「キヴォトスの制服としては標準的な丈です。それに、その生地にはミレニアムの最新防弾ナノ技術を仕込んでありますから、拳銃程度なら弾きますよ」
「防弾スカートですか!?」
とんでもないハイテク機能をサラッと言い放つユウカ。そんな僕たちのやり取りを後ろで見ていた先生が、ゆっくりと近づいてきた。
"……うん、すごく素敵だ"
先生はいつもの優しい目で僕を見つめ、少し眩しそうに微笑んだ。
"やっぱり制服を着ると、ちゃんとしたキヴォトスの生徒に見えるね。すごく可愛いよ"
「ありがとうございます…先生。」
お礼こそ口に出したものの、僕の顔は一瞬で沸騰したように熱くなった。
これ以上ないほど真っ直ぐに「可愛い」なんて言われたのだ。
ただただ猛烈な羞恥心が脳内を支配して、心臓が爆発しそうに暴れ狂っている。
(お願いだから僕を男として見てくれ…いや、今の見た目は女の子なんだけどさ…!)
あまりの恥ずかしさに耐えきれず、僕は自分の顔を隠すように、制服の長い袖を顔の前にぎゅっと引き上げた。
【転生したら透き通る世界の生徒だった】12
「…タロウさん。顔、赤くなってません?」
ジト目を向けたユウカが、僕の異変にいち早く気づいて声を上げてきた。
"……そう?"
当の張本人である先生は、自分の言葉が原因だとは気づいていないかの様子で首を傾げる。そして、心配そうに僕の顔を覗き込んできた。
"部屋が少し暑かったかな?顔がすごく赤いよ。"
(恥ずかしさから逃げ出すように、僕は先生の勘違いに全力で乗っかることにした。)
「…そうですね、…ちょっと暑いかもしれないです…。」
その僕たちのやり取りを、ユウカはさらに目を細めてジトーーッと見つめてくる。
「…シャーレの空調は24度設定のはずですけど。それに、タロウさんだけじゃなくて先生までなんだかそわそわして、怪しいですね…」
"いや、本当に怪しいことは何も…"
先生が冷や汗を流しながら必死に手を振る。
「…まあ、良いです」
ユウカは不服そうに口を尖らせつつも、一応は飲み込んでくれたようだ。
「……そういえば、先生が昨日送ってきた報告書が受理されたので、本人の登録をしにこれから連邦生徒会へ行きましょう」
(身元不明のまま置いておくわけにもいかないだろうし、これからのためにも、登録はするべきだろうな。)
"わかった、皆で一緒に行こうか。"
"…少し緊張するかもしれないけれど、私がずっと隣にいるから気楽にね。"
(…またそんなことを言う。安心させようとしてくれているのは分かるけれど、やっぱりちょっと心臓に悪い…。)
けれど、その言葉のおかげで、張り詰めていた緊張が少しだけ解けたのも事実だった。
「…はい、よろしくお願いします、先生」
「決まりですね。ほら、二人とも、早く準備をしてください!」
ユウカに急かされ、僕は先生の隣を歩き出す。新しい制服のスカートを少しだけ気にしつつも、激動のキヴォトス生活二日目が、爽やかな朝の光とともに正式に始まったのだった…。
【転生したら透き通る世界の生徒だった】13
シャーレを出て、連邦生徒会へと向かう道のり。初めてじっくり見るキヴォトスの街並みは、どこを向いても新鮮で、元・日本の高校生である僕の目を釘付けにした。
立ち並ぶハイテクなビル、行き交うロボットの市民、そして何より、すれ違う女の子たちがみんな当たり前のように銃を肩に掛けている異様な光景…
(うわぁ…。本当に、みんな銃を持ってる…)
物珍しさに、キョロキョロとあちこちのお店や看板を覗き込んでしまう。そんな僕の様子を見て、先生がふふっと優しく微笑んだ。
"気になるなら、帰りに寄る?"
「あ、いえ…大丈夫です!」
(慌てて手を振って遠慮する。気になるお店は山ほどあるけれど、今は自分のデータ登録という用事がある。これ以上、先生の手を煩わせるわけにはいかない。)
「もう、先生もタロウさんも! のんびり歩いてないで、早く行きますよ!」
隣を歩くユウカが、少し口を尖らせながら僕たちを急かしてくる。でも、その声にはトゲがなくて、ただ呆れているだけなのが伝わってきた。なんだかんだ言って、僕の歩調に合わせてゆっくり歩いてくれているし…。
(それにしても…あの看板、ゲームで見たショップだ。本当に来ちゃったんだな…)
胸の奥で小さな感動を噛み締めながら、僕は先生とユウカに挟まれるようにして、連邦生徒会へと歩みを進めた。
しばらく歩くと、目の前にキヴォトスの中心にそびえ立つ、圧倒的なスケールの連邦生徒会ビルが現れた。
「うわぁ……大きい…」
見上げるほどの高層ビル。ガラス張りのエントランスには、様々な学園のバッジをつけた生徒たちや、スーツ姿のロボットが慌ただしく行き交っている。まさにこの世界の中心地だ。
「ほら、タロウさん、呆然としてないで中に入りますよ」
「あ、はい……!」
ユウカに促され、自動ドアをくぐってロビーへと足を踏み入れる。大理石の床に、自分の新しいローファーの音がコツコツと響く。
…これから自分の登録が行われる。前世の知識では、キヴォトスの生徒は全員、連邦生徒会のデータベースで管理されているはずだ。けれど、異世界人である僕のデータは存在しない。出生記録も身元証明も一切ない、完全な身元不明の不審者状態。新しく登録するにしても、そんな怪しい人間がすんなり受け入れられるはずがない。
(本当に、僕の生徒登録なんてできるのかな……)
一歩進むごとに、急に現実味が帯びてきて、胸の奥がキュッと締め付けられるような緊張感が襲ってくる。
そんな僕の様子を察したのか、隣を歩く先生が、そっと僕の肩を優しく叩いてくれた。
"大丈夫だよ、タロウさん。何があっても、私がついているからね"
「先生……」
いつもの穏やかな笑顔。けれど、その言葉は不思議なほど僕の不安を溶かしてくれた。
受付を済ませた僕たちは、エレベーターに乗って、連邦生徒会の中枢へと向かうのだった──
【転生したら透き通る世界の生徒だった】14
(静かに上昇するエレベーターの中。張り詰める沈黙に耐えかねて、僕は気になっていたことを口にした。)
「…あの、生徒登録ってどうするんですか?」
「キヴォトス全域の統括データベースへアクセスして、新規の戸籍と生体認証データを同期するんです」
(隣のユウカが、持ってきた端末の画面を見せながら教えてくれる。)
「まずは連邦生徒会行政手続き代行の七神リン先輩に書類を通して、それから端末室で、あなたの『ヘイロー』をスキャンして正式にキヴォトスの生徒として承認される……という流れですね。」
「とにかく、もうすぐ着きますからシャキッとしててくださいね。」
(チーン、と軽い電子音が鳴り、エレベーターの重厚な扉が左右に開く。その先にあるのは、連邦生徒会の中枢──『行政代行執務室』の大きな扉だった。)
(ユウカに続いて部屋へ入ると、デスクの向こうから、青い髪にメガネをかけた生徒…
─七神リンが、冷ややかな視線をこちらに向けてきた。)
(……七神リンさん。通称リンちゃん。画面越しでも知っていたけれど、本物の彼女が放つクールなオーラは、不審者側の僕からすれば生きた心地がしないほど圧倒的だった。)
ユウカが「こちらが例の件の書類です」と、僕の簡易プロフィールが書かれた紙をデスクに置く。
リンちゃんはそれを手元に引き寄せると、感情の読めない冷徹な手つきでページをめくり始めた。静まり返る執務室。書類が擦れる音だけが、やけに大きく響く。
…しばらくして、リンちゃんはふぅ、と小さくため息をつき、メガネのブリッジを指先で押し上げながら僕たちを睨み据えた。
「……出所不明、身元不明、過去の登録なし。キヴォトス全域のデータベースを検索しても、指紋一つ、名前一つ該当しません」
冷たい声が室内に響く。
「──あまりにも不明尽くしですね、先生?」
"い、いや…リンちゃん。彼女は記憶を失っていて、本当に行く宛てがないんだ。私が責任を持って身元を引き受けるからさ。"
先生が冷や汗を流しながら、僕の前に一歩出て必死に庇ってくれる。その広い背中を見つめながら、僕は(あぁ、やっぱり先生は『先生』なんだな……)と、胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じていた。
しかし次の瞬間、デスクの傍らにある統括データベースの計測器から、ピピピピピッ!と甲高いエラー音が鳴り響いた。
「…?登録用のスキャンがエラー…?これは…」
リンさんが目を見張り、隣にいたユウカも僕の頭上を見上げて「えっ……!?」と息を呑んだ。
「ヘイローの反応は確かにあります。…ですが、データが全くもって読み取れません。システムが『該当者なし』の処理すらできずにエラーを起こしています。このような生徒には、前例がありません。」
(神秘がなくて読み取れないってこと!?でも、だとしたら何でヘイローが…?)
「波形が記録できない以上、正規の手続きによる生徒登録は不可能です。…先生、この少女は一体何者なのですか?」
リンちゃんの容赦のない追及の視線が、再び僕と先生に突き刺さるのだった──
【転生したら透き通る世界の生徒だった】15
部屋を支配する圧倒的な沈黙。リンちゃんの冷ややかな視線と、ユウカの不安げな眼差しが、一斉に僕へと向けられている。身元も不明、データすらわからない僕は、この世界に居ちゃいけない存在なのかもしれない…。急に怖くなって、自分のスカートの裾をぎゅっと握りしめて俯いた─その時だった。
"…リンちゃん。理屈やデータが通らないのは分かったよ"
(先生が、僕の前に一歩踏み出し、その広い背中で僕を完全に庇うように立ちはだかった。)
"でも、データがエラーを起こしたからって、彼女が今ここで生きている事実は変わらない。戸籍がないなら、私が責任を持ってシャーレの生徒として登録するよ。理由が分からない何かがあるなら、なおさら大人の私が、彼女のそばにいて見守ってあげなきゃいけないんだ。"
「…先生。それはあまりにも感情論が過ぎます」
(リンちゃんが冷たく言い放つが、先生の言葉は止まらなかった。)
"感情論じゃないよ。目の前で行く宛てがなくて困っている女の子を、こちら側の都合で切り捨てるわけにはいかない。
…それが、私がここにいる理由だからね"
(力強く、けれどどこか優しい先生の声。僕を隠すその広い背中があまりにも頼もしすぎて、胸の奥がドクン、と大きく跳ね上がった。いつも……どうしてこんなに、この人の背中が大きく見えてしまうんだろうな。)
「……はぁ。本当に、先生は昔からそういう人ですね」
(しばらく先生を睨みつけていたリンちゃんが、ついに根負けしたように深い溜息をついた──)