盗作じゃないよ!
今日はあいにくと曇り空だった。
曇り空ということも相まって気温は一層冷え込んでいた。
しかし、そんな天気を気にする人はいなかった。
なぜなら今日は...
───三年生3学期。
最後の特別試験が終わったのだから。
「おめでとう、お前たち。この試験を持ってAクラスへと昇格だ」
『よっしゃあああああああああ』
私たち3年BクラスはAクラスとして卒業できることが確定した。
教室はこれまで以上に大盛り上がり。
本来であれば私も止めるべきだと、そう思うはずなのだが生憎とそんな気持ちは一切湧かなかった。
「鈴音!俺たちAクラスだぞ!!」
「えぇ、そうね」
「堀北さん!やったね!」
「えぇ」
「もっと喜んだらどうなの!?鈴音ちゃん!」
「これでも喜んでるわよ」
須藤くん、平田くん、恵さん。
それだけじゃない、クラスのみんなが私の周りに集まる。
口々に私のおかげだと言ってくれるが、そんなことはない。
みんなが実力以上発揮してくれたし、特に高円寺くんにはお世話になった。
あの問題児の高円寺くんが協力してくれなかったら私たちはAクラス昇格は難しかったかもしれない、いや不可能だった。
チラッと高円寺くんがいる席に目をやると、もう高円寺くんはどこにもいなかった。
どこかふらっと出かけているのかもしれない。
「鈴音ちゃん、大丈夫?」
「え?……えぇ、問題ないわ、正直私一人のおかげじゃないわ、みんなが掴んだ勝利だと思う」
私は立ち上がり、そう告げる。
一年生は不良品と言われたDクラス、二年生で奮闘して、三年生に上がる時にはAクラスへ。
それから、私たちは一度Cクラスまで落ちた。
そして今私たちはAクラスまで登り詰めることができた。
これも諦めないで私についてきてくれた、みんなのおかげ。
私だけじゃ成し遂げられなかったこと。
だからこれだけは伝えないといけない。
「ありがとう、みんな…こんな私についてきてくれて」
そして、私たちのクラスは歓声に包まれた。
◇
「邪魔するぜ〜」
そう言って入ってきたのは、3年Aクラス、いえ3年Bクラス橋本くんだ。
Aクラス行きが絶たれた橋本くん、その表情は哀しみなのか、下手くそに笑っていた。
「何しにきたんだよ、負けた分際でよ」
池くんがそう橋本くんに告げ、追い打ちをかける。
すると橋本くんは観念したように、目を閉じた。
「あぁ、お前達の勝ちだ…誰が予想できたよ、俺たちが負けるなんて…クッソ…悔しいぜ」
「橋本くんがそんな悔しそうにするなんてね」
「もう取り繕ったって仕方ないだろ?もう試験はないわけだし、クラスも確定したわけだしな」
橋本くんは両手をあげて降参の姿勢をとる。
「それで何の用なのかしら?」
「…来たくて来てねぇつーの……うちの大将がどうしても会いたいって聞かないからな」
そう言って片目を開けて、廊下に目をやった。
━━━━━綾小路くん……。
「堀北、いや三年生Aクラス、そして元クラスメイト達。おめでとう」
教室に静寂が訪れる、まさか彼が現れるなんて誰も予想できてなかったから。
茶柱先生も驚いた様子で、綾小路くんのこと目を丸くしていた。
そして相変わらず、綾小路くんは無表情だった。あんな激闘な勝負があったにも関わらず。
でも、私にはわかった。
何かが違う、そんな小さい予感。
「何しに来たんだよ!この裏切りもんが!」
「お前がこのクラスに残ってればAクラスに卒業できたのにな!ザマァねぇぜ!」
「……あぁ、そうだな。お前たちの言うとおりだ」
本堂くん、池くんが、綾小路くんに声を張り上げ綾小路くんに叫ぶが、綾小路くんは全てを受けいれていた。
表情一切変えない綾小路くんに、池くんと本堂くんはやるせない気持ちだったのだろう。
「他のみんなもオレに言いたいことがあるなら言っていいぞ、今のオレは敗者だ」
綾小路くんはクラスのみんなにそう告げた。
一度静寂に包まれたが、誰か一人が綾小路くんを糾弾したきっかけで、他の人も瓦解して口々に綾小路くんを糾弾する。
そんなクラスの様子に、橋本くんは綾小路くんを憐れんでいたのか眉間を寄せていたが、受け入れるべきだと理解したのか、終始黙って聞いていた。
そして、ひと段落ついたのか、教室は静かになった。
綾小路くんは無表情を貫いていた。
流石にあんなに言われていたら、表情の一つも変わると思うけど...
そうした静寂の中で、一人の声が綾小路くんに向けられる。
「……なんでお前はクラス移動したんだ、少なくとも俺はお前を認めていたんだぜ」
「すまない、お前の気持ちはわかっていた。けどオレにもやりたいことがあったからな」
須藤くんが綾小路くんに想いを告げる。
「ほんと、バカみたい。クラス移動して色んな人引っ掻き回して最後は負けるとか…ザマァないわね」
「その通りだな。オレはあんなことをしておきながら負けた」
櫛田さんの言葉にならない想いを綾小路くんに告げる。
「…僕は綾小路君のことを許すことはできない…何人も僕たちのクラスメイトを退学してきたから……けど恨みはしないよ」
「許す必要もない、お前のクラスメイトを退学にしてきたのはオレだからな」
平田くんが心の奥底にあった憎悪を綾小路に告げる。
「…綾小路くん、こんな時にこんなこと言うのもあれだけど、私は綾小路くんに出会えてよかった。別れた私が言えることじゃないけど……あなたを好きになってよかった」
「こんなオレを好きになってくれてありがとう」
恵さんが心の奥底に封印していた想いを綾小路くんに告げる。
困惑、憎悪、愛情。
色んな感情がみんなの中で蠢いている。
言葉にするのは難しくて、吐き出すことも難しくて。
それでも私たちは言葉を紡いでいく。
ゆっくり確かめるように。
みんな、綾小路くんが何を考えてるのか理解したくて。
「鈴音はなんも言わなくていいのか?お前が一番言いたいことがあるだろ」
須藤くんが私の肩に手を置いた。
────私は知っている。
彼がなぜクラス移動をしたのか。
────私は知ってしまった。
彼が非現実的な過酷な施設で育ったことも。
────私は理解している。
彼がこれから進む先は地獄であることを。
言葉にできなくて、言葉にしたくなくて。
出かかった言葉を奥底に隠す。
そんなことしても、聞きたいことは変わらないのに。
「綾小路くん」
「なんだ?」
変わらない表情。変わることのない関係。
けど、ここで終わらせないといけない。
ここで、終止符を打たなければならない。
「貴方は全力で挑んだ?」
「当然だ、全力を出した。そして負けた」
「本当に?」
「本当だ」
「本当に本当?」
「...しつこいぞ、堀北。何が言いたい」
綾小路くんは私の意図を理解していないのか、めんどくさそうに私を見ていた。
「......悔しくないの?」
「悔しい?」
「私はずっと悔しかった」
気づけば私は立ち上がっていた。
私は勢いよく立ち上がったのか、後ろの机と私の椅子がかち合って、大きな音が出た。
「Dクラスに配属されて『不良品』と呼ばれ」
茶柱先生の肩が動く。
「赤点をとってしまうどうしようもない生徒もいた」
須藤くんは頭をかいた。
「自分が認められたいからってクラスを貶める生徒もいた」
櫛田さんは顔を逸らす。
「なんでも一人でできるって思いこんでいる生徒がいた」
私は自分の胸に手を当てる。
「けど...一番悔しかったのは」
「────誰かに敗北したとき」
私は綾小路くんの前に立つ。
手を伸ばせば、彼に触れられるそんな位置に。
「お前は何を言っているんだ」
「いいえ、わかってるはずよ」
「さっぱりだな」
「違うわ、理解しないようにしてる。気づいてしまわないように」
綾小路くん表情は変化はなかった。
これ以上言っても無駄かもしれない。
これを言ったところで何も変わらないかもしれない。
だけど、今しかない。
「普段の貴方は負けても思惑があった、けど今回は違う。全力で挑んで負けた」
全力の綾小路くん。これほど恐ろしいものはなかった。
けれど、私たちは勝った。
運が良かっただけかもしれない、次やったら勝てないのかもしれない。
そうだったとしても、綾小路くんは全力だった。
全力で私たちに勝とうとしてた。
それは揺るぎない事実。
「私は悔しかった、綾小路くんだけじゃない。龍園くんに一之瀬さん、負けた時は悔しくて涙を流したこともある」
綾小路くんの胸に触れる。
心臓が動いている、ドクッ、ドクッと脈を打っていた。
「私は勝って、貴方は負けた。どう?初めての敗北は」
何故か、茶柱先生が驚いた表情をしていた。
茶柱先生だけじゃない、クラスのみんなが綾小路くんの顔を見て驚いていた。私も釣られて、綾小路の顔を見る。
彼は微笑んでいた。
「......そうか、オレは悔しいのか」
「......ええ、そうよ、貴方は私に悔しいという感情を抱いている」
綾小路くんから手を離し、微笑んでる彼に私も微笑み返した。
私が一番聞きたいことを、彼に聞いてみることにする。
これは私が彼に勝った時、聞くと決めていた言葉。
勝ったご褒美でいいわよね?
「ねぇ、綾小路くん」
「なんだ?」
「今の私は、貴方の隣に立つことができるかしら」
私は、初めて綾小路くんの顔が揺らいだ気がする。
笑顔じゃない、それ以外の何か。
けどそれは、僅かな変化。
彼のことを知らない人からすれば、気づかない些細な変化。
「......何を言ってるんだ」
「何って、言った通りだけど?」
そう、あれは捻った言葉でも、嘘の言葉でもない。
ただ純粋に綾小路くんに聞きたかった言葉。
私は綾小路くんという人物を理解した。
この学校で何を学んで、何をしたかったのか。
彼のルーツ。
非現実的な施設と教育。
周りが壊れゆく中で、一人生き残った。
そして────これからのこと。
「私は貴方のこれからについて話したいの」
「...オレはそんな話望んでない」
「貴方が望んでいなくても、私が望んでいる」
「...確定してる話なんてしても、面白くもなんともない」
「貴方の人生は綾小路くん自身が決めるのよ」
櫛田さんが、須藤くんが、恵さんが、茶柱先生が、橋本くんが、そしてみんなが私たちを見ていた。
何を話しているのか私たち以外にはわからないでしょうね。
ここで話すべきではないとわかっている。
綾小路くんがここで話してほしくないこともわかってる。
けど、私はこの関係を終わらせたかった。
「綾小路くん、私は...貴方に...」
「これ以上は無駄な話し合いだ、オレはもう行く」
「綾小路くん!」
「ついてくるな」
私は踵を返した綾小路を止めようと手を伸ばすが、綾小路くんに届くことなく空を掴む。
見たこともない表情で、綾小路くんは急足で教室を去って行った。
負けた綾小路くんにつけ入ろうと思ったのが間違いだった…?
感情を優先してしまった…?
私はまた何も言わずに去っていく綾小路くんを見てることしかできないの…?
私の瞳から涙がこぼれ落ちた。
それは一滴じゃない、止まることなく何粒も落ちていく。
「鈴音ちゃん!」
「━━━━恵さん?」
心が空っぽになり、今にも折れてしまいそうな心を繋ぎ止めるように、正面から私の肩を揺すった彼女が立っていた。
私は彼女を恐る恐る顔を見る。
彼女は泣いていた、私以上に。
なぜ貴方が泣いているの?
そんな疑問を言葉にできたのか怪しい。
「わっかんないよ!!けど清隆のあんな表情、あんな感情見たことないから!」
恵さんは声を荒げるように、私を揺すった。
まるで熱を灯すように。
「私が彼女の時だった時ですら見たことない!!だから!!」
「もういいどいて」
恵さんを押し除けて、私の目の前には櫛田さんが現れた。
そして手を振り上げて、私の頬目掛けて一直線に振り下ろされた。
乾いた破裂音が、耳元で爆発したように響いた。叩かれた左頬が、じわじわと熱湯を注がれたように熱くなっていく。
「目を覚ませバカ堀北っ!!」
「な、なにを…」
「アンタが何言おうとしたのかは知らない!けどアンタがやりたいことはわかってる!」
恵さんとは違い、櫛田さんは私の心を折るかのようだった。
けれど、櫛田さんも涙が流れていた。
「あんな風になってる綾小路は見たことない!だから今しかないんだよっ!」
「今…しか…」
「堀北が一番わかってるだろ!!何のために綾小路に発破かけたんだ!何のために勝ったんだ!!何で…アンタは!何でアイツの隣に居たいんだ!!!」
私の胸ぐらを掴んで、涙を振り撒きながら櫛田さんは私に訴えかける。
何よりもプライドが高い彼女がここまで取り乱している。
これを見て、心が揺れ動かないなんて嘘になる。
「ごめんなさい…恵さん、櫛田さん」
私は胸ぐらを掴んでいた櫛田さんの手を。
私のことを見つめていた恵さんの手を。
私の熱の籠った手で握り返す。
櫛田さんは「ふんっ」とすぐ振り払われてしまったが、恵さんは握り返してくれた。
けどいつまでも浸ってるわけにはいかない。
恵さんの手を離し、涙を拭う。
綾小路くんに勝って、浮かれていたのかもしれない。
目的は勝つことじゃないのに。
「行ってくるわ」
「頑張って…鈴音ちゃん」
「早く行きなさいよ」
私は彼が去った扉から彼を追うことを決め、走り出した。
◇
私は彼がクラス移動した後、しばらくは立ち直れなかった。
何なら今も別に立ち直っていない。
けど石上くんと出会い、運命が変わった、彼のルーツを知ったから。
そこから私のやりたいことができた。
「綾小路くん!」
彼は屋上にいた。
この時期に屋上に出る人はいないため、私と綾小路の二人だけだ。
「堀北…どうしてここが」
綾小路くんは屋上で景色を見ていた。
私にはここから見える景色を、忘れないように焼き付けてるように見えてしまった。
「ついてくるなと言ったはずだぞ」
「ええ、言われたわ」
「オレはここを去り、ホワイトルームに戻る。卒業式を待とうが、今退学しようが変わりはないぞ」
「あら?力ずくというわけ?」
「……なんでお前はそんな余裕そうなんだ?今回お前が勝ったとして、今、ここでは力量差は明確だ。お前一人で勝てるわけない」
「そうね、綾小路くんが手をあげれば、私はなす術もないでしょうね」
「だったらその余裕はなんだ」
私は余裕そうにしていたのだろうか?
綾小路くんが手を出せば、結果は明らか、私は負け、綾小路くんは勝つ。
そう、定められたルール。
けど、そうはならない自信があった。
「じゃあ何故、貴方は私に襲ってこないの?」
綾小路くんは答えない。
正解がわからないとばかりに、綾小路くんはただ私を見つめていた。
「それが答えよ。綾小路くん」
「…どういうことだ」
「貴方は悩んでいる、このままでいいわけない。そう思ってるけど、変えられない運命から逃げることができない」
綾小路くんは逃げられない、過酷の運命から。
それは酷く残酷で、生まれた時から決まっていたこと。
もし逃げたとしても運命は逃さない。
そしていずれは、暗い闇に引きずり込まれる。
「貴方はこの学校に来て変わったわ」
「それは堀北が変わったから、オレが変わったように見えてるだけだ」
「いいえ、変わったわ、二年間も貴方の隣で見て、一年は貴方のライバルとして見ていた」
綾小路くんの幼少期は詳しくは知らない、わかるのはただ課題をこなす機械のような存在だったのが。
今綾小路くんは、これからについて悩むようになっている。
これを変わってないというのは嘘だ。
「私はこの学校に来て大きく変わったわ、刺激をもらった生徒のみんな、悩むことが多かった課題の数々、そして━━━━貴方に出会えた」
風が吹き抜け、私の長い髪が揺れた。
私の二年前に切った髪はもう伸び切っていて、この学校に入った時と同じくらいに伸びていた。
「私が変われたのだから、貴方もきっと変われる」
もしまだ変われていないと言うのならば、私が変えてあげるわ。
綾小路くんが私を変えてくれたように。
「好き勝手すぎるだろ」
「あら、それ貴方が言うの?」
綾小路くんが好き勝手できたのは、強いから。
実力を隠したのも、クラス移動も、私たちの感情を揺さぶれたのも。
全部実力があったから。
でも、今だけは私の方が強い。
だから次は私が好き勝手する番。
「もう一度聞かせて、私は今から貴方の隣に立つことはできる?」
「……無理だ、お前には何も変えられない、オレはあそこで育ってきたからわかる、何をしたって無理だ。逃れることはできないし、オレも逃れるつもりもない」
「だったら、貴方はなんで私の前に現れたの!」
私は綾小路くんに走って詰め寄った。
頬から落ちる熱い何かを流しながら。
私は疑問に思っていた。
特別試験に敗北し、私たちに現れることもなく去ることもできたはず。
けど、綾小路くんは現れた。
打算的な彼ならば、何か意味のあることをしなければおかしい。
それが私たちの綾小路くんへの認識。
━━糾弾されるために現れた?
いや綾小路くんはそんな無駄なことはしない。
━━私たちの顔を見ておきたかった?
それもない。
━━じゃあ何故現れた?
「貴方は私に助けを求めていた!!」
「…オレが堀北に助けを?」
綾小路くんの前で泣かされるのは何回目だろう。
私は綾小路くんのジャケットを掴んだ。
手のひらに爪が食い込むくらい強く。
綾小路くんは初めて敗北し、悔しいという感情を初めて味わった。
この学校で三年間過ごすうちに、心の奥底に封じ込めていた言葉で言い表せない何かが出てきた。
そして、なんの打算もなく、彼は私の前に現れた。
「私は貴方に勝った!たった一回だけど!貴方に勝った!」
やっと掴み取った勝利、私はAクラスに上がることができた。
「私は貴方を助けたいっ!」
それは私が新しくやりたいこと。
「私は貴方のそばにいたいっ!」
これは私の夢。
「私はそんなに頼りない…?」
綾小路くんがクラス移動した時に、出た言葉。
「もう一度聞かせて、綾小路くん」
「今の私は━━━━貴方の隣に立つことはできる?」
私の頬に温かい何かが伝った。
それは涙だった。
綾小路くんは泣いていた。
何故涙が出ているのかわからないという顔で。
「…これはなんだ?」
「それは涙よ」
「…オレは悲しんでいるのか?」
「いいえ、違うわ」
私は綾小路くんの頬を伝う涙を指先で優しく拭う。
綾小路くんはそれを受け入れるかのように、抵抗しなかった。
『今は実力が足らないのかもしれないわね、でも彼が困った時、助けられる存在になるつもりよ』
「堀北…」
「なあに?」
『笑わせないでよ、堀北先輩なんかに綾小路先輩が助けを求めるわけないでしょ』
「オレを助けてくれ…」
後日談とか、別視点とか出したいなぁとか思って見たり…