男女比崩壊社会で黒髪つんつん美少女のペットになりました。俺にだけあまあまで毎日いい子いい子されてこの世の天国です。 作:二見猟太郎
満足いくまでキスを楽しんだご主人様は、恍惚とした表情でしばらくこちらの胸にしなだれかかり、細く繊細な指で俺のあごをなでたり、耳たぶをぷにぷにして遊んでいたが、時計の針が9時を回ったあたりで立ち上がった。
窓の外は暗い。
夜だったのか。
ご主人様はリードを勉強机の足に縛りつけ、チェストをごそごそといじりだす。下着やら、もこもこのパジャマやらをとりだし、ベッドの上に丁寧に並べた。
「ポチの服もとってこないとね。雄犬ペット屋さんが飼育セットを置いていってくれたはずだからその中にあったはずだわ。見てくるからここで待てしてなさい。わかった?」
「わん」
「ふふ、いい子ね。そうよ、返事はわん。おりこうね」
よしよしと、また頭をなでられる。
優しい世界すぎて泣けるぜ。毎日22時までサビ残してたのに誰も褒めてくれなかった過去を思い出し幸せを噛み締めた。よく分からないうちに死んで転生しちまったみたいだが、こんな美少女のペットになれるなら第二の人生も悪くない。
「逃げずに待ってなさいよ……ぜったいに逃げちゃだめよ? リードに触ったらお仕置きするんだからね? わかった?」
「わん」
すこし不安げに眉を歪めながら、何度もこちらに振り返り、俺がじっとしていることを確認すると、ようやくご主人様は部屋から出ていった。とてとてと慌ただしげな足音が響く。
そんな心配しなくても逃げないのに。
けど、不思議だ。
EDの影響なのか、性欲が薄くなっている。
あれだけ女の子にちょっかいをかけられていたというのに、俺の頭ははっきりと冴えていて、熱に浮かされることがなかった。どうしようもない衝動に襲われることもない。迷宮入りの難事件だって解決してしまえる冴え具合だ。
しかし、何も感じないということでもなく、肉欲というより精神的な充足が強かった。胸が甘くなるような幸福感が全身に回り手足をしびれさせた。
「ポチ! 逃げてない!?」
ご主人様が慌てた様子で帰ってくる。
手には灰色のジャージ。
たぶん俺の服だ。今着てるやつと一緒にだし。
「わん」
「あら、ちゃんと座って待ってたの? かしこいじゃない。すごく反抗的な子もいると本で読んだから心配していたけれど、ポチは素直でいい子なのかもしれないわね」
ご主人様にリードを引かれ、風呂場へ向かう。
手首に巻いたり、足首に巻いたり、リードを器用に移動させながらご主人様は服を脱ぐ。
滑らかな白い肌はシミ一つなく新雪のようだった。黒いブラに包まれたでけぇおっぱいに、ちょこんとひとつホクロがある。谷間の近くにぽつりと落ちるその黒い点が何だか生々しくてすごくエッチに見えた。
すらりと伸びる手足。
太ももは肉厚で、尻もぽってりとしている。
スタイルが抜群にいい。
ただし、ところどころに贅肉がついているのでモデルのような骨細の体ではなく、男好きのする肉感的な体をしていた。
ハーフアップにした長い黒髪をほどき髪をかき上げる。
つるつるの脇が艶めかしくのぞいた。
下着姿になった彼女は動きを留めて、しばらく考える素振りを見せる。リードをひくとツンとした表情を浮かべて命令した。
「ポチ、わたしのブラとショーツを脱がしなさい」
「わん!」
いそいそとブラホックを外す。
ぼろんとおぱぱいがまろびでた。
あちゃ〜、えちちち〜。
腰の肉に食い込むショーツの紐に指を通しゆっくり下げる。足を上げて俺の動きに合わせてくれるご主人様を丸裸にした。
「ありがとう、上手にできてえらいわよ」
「わん」
真っ裸のご主人様と向き合う。
うーん、えっちなんだけど、やっぱり興奮しないなぁ。頭の芯の部分がずっと冷静だ。おかしな体になっちまったぜ。まあ幸せは感じるので、性欲に振り回されて無礼を働かなくて済む分、ペットとしてはこの方が良いのかもしれない。
「ポチ、おいで。お洋服ぬぎぬぎするわよ」
「わん」
いそいそと俺の服を脱がすご主人様。
目の前で肌色の肉がぷるぷると震える。
俺は満面の笑みでその素晴らしい光景を眺めていた。
相棒……おまえ……なんて情けない姿なんだ……。
俺はお股にぶらさがる干しぶどうから目をそらした。
明日も更新するよ!