俺のIS   作:ニャンニャン丸

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なんか出久が戻ってきたらって感想にあったのが残ってたのでそれでひとねた。


おまけ_俺のヒーローアカデミア_IF_緑谷出久の意識が残っていたら

 二度目の大往生をしたと思ったらまた転生してた、なんか変なループに入ってないかな俺?う~ん、変な予感はしなかったしそこそこ満足して死んだはずなんだが。

 なんか病院っぽいところでベッドに寝ている天パの少年の体に引き寄せられていく、もしかしてこの少年は死んでそこに俺が憑依転生するってパターンか?前世は赤ちゃんからだったからちょっと楽か?いやでも世界ごとに常識が結構違うっポイから何も知らない状態で起きるのはきついかもしれないな、ん?

 

 なんか魂の紐みたいなのが伸びてだんだん離れて?あ、これ元々の体の持ち主か?

 とっさに手を伸ばすがこっちも魂だから普通にすり抜けるというかそもそもどこが手だか分からない、じゃぁ思念を伸ばして、お、いけた、キャーッチ、念動力とかそういうのは苦手なんだがまぁ剣を握る位は出来るからその感覚で何とかなった、そらこんなところで死んで無いで体に帰るぞー。

 

『え?え?ここ一体、あれ僕は』

 

 おー、混乱してる混乱してる、肉体は、うん、体はまだ死にそうにないからそこまで急がなくていいか。

 ユーもミーも今魂の状態、たぶん君の肉体はあそこ、このままだと君死んじゃうか俺が体のっとる形になるから、そういうのは嫌だろう?急いで肉体に戻った方がいいぞ、ちょっとずつ魂薄くなってるし、多分意識保ってられるのも、マーこっちで保護するけど半日くらい?

 

『あ、でも僕、というかおじさん、お兄さん?おじいさん?誰?』

 

 う~ん、まだ幽霊かな?ほっとくと君になりそうだが、まぁ、じゃぁお互いの事情を説明しようか、その程度の時間は何とかありそうだ。

 

 色々話を聞いたところ、この世界はアメコミか学園異能物の世界らしい、個性とか言う超能力を大抵の人が持っていて、それで悪いことする奴がヴィランで捕まえるのがヒーロー(免許制)、当然悪い方が先を行ってはこびってるんだが、日本だとオールマイトというスーパーマンみたいなのが居て、たった一人で日本の犯罪を抑えてるらしい、本当に万能超人だ、てっててーててててー、いや失敬、高らかなトランペットの音が聞こえてきそうだ。

 

 そのオールマイトにあこがれてたのが彼、緑谷出久君らしい。

 が、この緑谷君無個性、そして無個性だからイジメられる、何かいじめっ子を弁護してたがそのいじめっ子から死んで転生チート貰って強個性になれるかもよほらそこから飛び降りて、と殺人教唆され爆風(?)で突き飛ばされ落っこちたらしい。

 いや多分無理だぞ転生はともかく。

 

『え?』

 

 アイアム転生者。

 

『え?』

 

 混乱してるのでざっと転生して君の肉体に入ったら多分三度目の人生になってたんじゃないかと推論を述べつつ、転生しても特に転生特典(ベティちゃんはともかく)でサイキョーのスキルを得て無双で無敵で気持ちイーとかなかったと体験談を語る。その代わり前世で鍛えた技と経験で頑張ったぞ。

 

『え、あ、ほんとだ』

 

 お、魂の状態だからお互いの考えてることとかもちょと流れてくるんだな、どうだい嘘じゃないだろう。

 まぁ個性とか言う超能力はなかったが、鍛えたら殺気の感知とかできるようになるし何なら俺は個性とか無しで地球を何回か救ってるんだぞこれでも、どうだ個性的だろう?

 

『え、あ、ホントだ!?というか宇宙海賊王とかハーレム王とか大魔王とか何なんですか!!いや見えましたけど』

 

  なんかさっきから同じセリフばっかだな君、と言うかハーレム王は俺も正直なんでああなったのかいまだにわからないんだが。

 

『あ、あの、じゃぁ』

 

 ああうんこっちも見えてるよ。

 無個性なんてそれこそ個性の一部だろう?体鍛えて頭鍛えて技も鍛えればただの個性には負けないさ、というか、ここで肉体に戻って奇跡の生還したら、それだけでとーちゃんかーちゃんにとって君はヒーローだぞ?

 努力はいるけどな、そこのもやしみたいな体じゃ何もできないから、戻ったらまずランニングでも何でも体を動かして鍛えようぜ、ほら行った行った。

 

『え、でもそれじゃあなたが』

 

 なーにこっちはもう人生二周したんだ、現世に未練が無いではないが、まぁいいさ、ソロソロ成仏させてくれよ、っておいちょっと掴むなよというか精神力強いな君なんで俺を掴(・)め(・)て(・)るんだ?

 

『あなただって生きたいはずだ』

 

 人の話聞いてないな君?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー奇跡の生還?ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 気が付いたら少年の体に居候していた。

 というかこの少年の行動力は何なんだろう、変な時に爆発的に動くから意表を突かれた、不覚、これが狙撃や不意打ちなら死んでたな、精進しよう、精進する肉体は無いが。

 うん、特に体を乗っ取れるとか体から離れられるとかはないのでホントに居候だ、脳に変なおっさんが居るというのは緑谷少年的にはかなりしんどいのではなかろうか、ほら、トイレとかエロ本読みながら○○する時とか、何なら恋人とイチャイチャするときとか。

 

「しませんし居ませんよ!」

 

 声に出すと変に思われるから頭の中で喋ろうか。

 一応魂の中で個室にこもる様な感じで引きこもって外部の感覚をシャットアウトできるから、その意味ではまぁ多少プライベートには配慮できるが。

 

 肉体に入って魂も落ち着いたし、居候のこっちも一向に成仏する気配がないので、じっくりと少年の話を聞くが、う~ん、だったら努力しようぜ、となるな。

 

『でも、僕は無個性で』

 

 うん、そうだな、ビームもでなけりゃ鉄骨も持ち上げられない、ナイフで刺されたら多分死ぬし助けを求める声だってテレパシーで聞けたりしないな。

 でもさ、目の前で子供が車にひかれそうになったら飛び出すだろ?

 

『え?うん、たぶん、いやでも僕が行っても』

 

 そうだ、一緒に轢かれるかもしれない、でも飛び出しちゃうだろ?

 だったら、轢かれないように鍛えるしかないだろ?

 ビームは出なくても、石を投げたら空の相手にも当たるように。

 鉄骨が落ちてきたときに、その下の人を抱えて逃げられるように。

 ナイフで刺されそうになっても、とっさに受け流したりできるように。

 助けを求める声を、聞き逃さない注意力が持てるように。

 何なら屋上から飛び降りさせられたって、無傷で着地できるように。

 そうしたらさ

 

『無個性(ぼく)でも?ヒーローになれる』

 

 違うな、なれるか、なれないかなんて関係ない、確か昔伝説のサラリーマンが言っていたんだ「鳥はなぜ飛ぶようになったか」ってな。

 

『え?それは、恐竜から進化して、というか何故急に鳥の話を』

 

 鳥が空を飛べるようになったのは偶然ではありません。

 彼らは空を飛びたいと強く願い続けた結果、自らをそのように変えていく事が出来た。

 命はその望んだ方向へと歩んでゆくもの、大切なのは、想う心の強さなのでしょう。

 だとさ。

 パワー・オブ・ドリーム、鳥は飛びたいから翼を得たんだ、なら人間だってヒーローになりたいと夢見て頑張ればヒーローに進化できる、なれるかどうかじゃない、なるって覚悟があるかないかさ、人の意見でなれるかどうかなんて決まるわけないだろう?

 そんな誰かに出来るかどうか聞いてたら、なれるもんだって一生なれないぞ、少年はヒーローになるのか、ならないのか?

 

「なります、僕はヒーローに、最高のヒーローになる!!」

 

 だから声!!

 

「出久!どうしたんだい!!どこか痛むのかい!」

 

「あ、ごめんなさい大丈夫」

 

 やーいかーちゃんに怒られた~

 本当に口に出してしまう癖は気を付け無いとな。

 ま、それはともかく、その覚悟があるんなら、ちょっとこの先輩が手を貸してやろう、まずはランニングからだな、何をやるにしても体力は基本。

 

『はい師匠!』

 

 師匠かぁ、うん、まぁいいや。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(魔)改造計画ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 そんなわけで一日のトレーニング

 朝は早起きして準備運動をしてからランニング、割と空気がさわやかというか、排ガスやスモッグがないのは何かの新技術だろうか、アニメの世界の様に妙に空気がくっきりしてる。

 最初はすぐへばってたが今はかなり行けるようになった、若いっていいね、成長も早い。

 ついでに途中で困っているおばあちゃんの荷物を持ってあげたり、子供の風船を取ってあげたり、降りられなくなった猫を助けたり、なんてことはまぁほぼ無いんだが。

 ゴミを拾ったり引ったくり(これはなぜか多い)から荷物を取り換えそうとしたり(3勝5敗、まだまだだな)、まぁヒーローっぽい事は率先してやるようにさせている、免許?無個性だから、個性使ってないから違反はしていない。

 それとあいさつ、ご近所さんに、これも大事。

 疑問に思っているようだったから、顔を覚えてもらえるしこちらも住民の行動把握ができる、知らない人が来てたら警戒できるし、いつもの人が居なかったら気に掛けることが出来る、と理由を説明、少年には理屈っぽい所があるが、逆に理由に納得すれば少年は結構頑張るようだ。

 

 その後食事をして学校、授業中はこっちも引きこもってることが多いが、数学とか俺の世界と変わらないものなら教えられるし、逆にこの世界の社会とか独特で興味深い、国語や理科もまぁ出来るが、こっちは地味に用語とか文学とか違ってたりするのであまり変なこと教えない方がいいな。

 ああ、いじめっ子らしいのも見かけた、つんつん頭を染めているのか地毛なのかはわからないが、見た目も行動も尖ってる、これで優等生に見せてるって嘘だろ?

 これはボイスレコーダーとか動画撮影とかで証拠を残しといたほうがいいかもなぁ、でもそういうのは嫌いそうだよな少年、まぁ自分の動きを見たり悪漢(ヴィラン)と関わった時の情報収集にも使えるから、利用できるかはともかく持たせておきたいところだ。

 そういえばいじめっ子の言動になんか既視感があるなと思ってたが、あれだ、キルユージャッジメント君、デスユーだったかな、いやデスユーじゃ意味が通らないからキルユーだな。あの少年チャンピオンに似てるんだ、こう、自分の世界では一番なのを外でも一番になれると思ってる系の尖った子、面倒なのに目を付けられてるものだ。

 

『アレで爆轟君は凄い強い個性持って才能も有るので、それに』

 

 でも、爆発だろ?つまり火薬や爆薬で代用できるから個性でわざわざ出さなくてもいいんじゃない?緑谷少年でもそういう装備つけて鍛えればあのくらい出来るぞ。

 

『え、いやその発想はなかったけど確かに今のサポートツールなら飛行や爆発機能も盛り込めるし反動だって制御できるからいやでも個性には爆発耐性も含まれていると考えられるし火薬の残量を気にしないという意味では(ブツブツ)』

 

 お~い、もどってこ~い、たまにこうなるんだよなこの子、良くも悪くも。

 

 学校帰ったらまず宿題、あんまり友達はいないらしく外に遊びに行くと言う事はほとんどないようだな、寂しい青春かもしれないが、成人までの残り時間は少ないから修行に集中できるという意味では良いのかもしれない、でもたまには遊ぶんだぞ、良く学びよく鍛え良く遊び、あとなんだったかな?まぁ今しかできないことを全力でやろうか。勉強だけじゃなく。

 

 その後は武術の型や戦い方をやってもらう、この世界人間離れした体格の人が多いせいか武術は廃れたらしいが、緑谷少年、長いな、少年でいいややっぱ、少年は特に尻尾や角とか生えてないし骨格も普通(なんか足の指の骨が個性持ちとは違うらしいが、正直言われても区別がつかない)だから格闘技も役に立つだろう。

 前前世のロシア三姉妹の軍隊格闘術や、二回の人生で覚えた剣道?剣術?あとはセンセイが色々やってた奴の基本をまぜこぜにして、受け身や立ち方なんかの基礎の基礎を教え込む、対人の関節技とかはあんまり役に立たないだろうし、人体の急所も違ってそうだからそういうのは後回し。

 そして仕上げにちょっとモチベーションが上がる奴ってことで、俺の、というか、人間大のリンクスの脳内イメージを出力しての試合形式でのトレーニング、得意なのは剣だが、これでも斧もライフルも拳銃もショットガンも頭レーザーも鞭もナイフもロケットランチャーも、何なら核爆弾だって、一通りは試したからな。

 毎回違う装備でバーチャル対戦だ、リンクスしか再現できないが、サイズ位なら変えられるから小型から大型まで色々できるぞ、イメージの中でだけど。

 俺の方はイメージだが、もちろん少年には実際に体も動かしてもらう。

 

『無理です死んじゃいますミサイルとか核とか何なんですか』

 

 これに慣れればキルユー君の爆発なんかこわくないぞ、それにイメージだから死なない死なない、さぁもう一回、今度はこの二丁ビームショットガンだ、ゲームだと威力低くて舐めプにしかならなかったが、範囲は広いからいい練習になるぞー。

 

 休みの日はこれに家の手伝い、ベストキッドって知らない?こっちの世界にはないのかね、俺の最初の人生ではリメイクが何作も出てたんだけど、あれは初代が画質荒いけど一番好きだったな、リメイクのカンフースターが老師やってたのや最新の女師匠のはちょっと微妙だった

 まぁいいや、その映画でやってたように窓ふきや荷物の持ち上げなんかの掃除は普段使わない筋肉を鍛えるのにいいぞ、まぁどんなことでもやろうと思えば特訓にはなるんだ、寝ても覚めても人生すべては修行に通じるってのは何だっけ?禅とか仏教の教えだったかな?

 外に出て砂浜でのランニングもなんか負荷がかかっていいらしいんだが、ゴミの山だなぁ。

 

『潮の流れでこのあたりのごみが流れ着くらしくて、いくら片付けてもこうなるそうなんです』

 

 そりゃいいな。

 

「え?」

 

 また声出てる。

 掃除だ掃除、これもいい修行だ、重そうなのもあるし負荷もきつくてよさそうだな、ああでも雑菌とか入ると困るから怪我には注意、軍手とか用意して。

 

『えと、どういう?筋肉はつきそうですけど』

 

 あの冷蔵庫、どうしたら持てる?

 

『無理ですよあんな重そうなもの、増強系の個性でもないと』

 

 つまり、持てたらそのぞーきょー系の個性と同じことが出来るってことだな、ほら、この辺が重心だからこうして、これなら腰に乗せるようにして、関節は固めないで、手はもうちょっと下で、

 

「え?あ、おも、くない?いや重いけど持てる」

 

 喋るより先に、そのまま端までもっていこうか、いっちに、いっちに。

 

『はは、運べちゃいました』

 

 まぁこんな感じで、今までの鍛えた体にちょっと技を足してやれは、案外何とかなるもんさ、で、これはヒ(・)ー(・)ロ(・)ー(・)に(・)ど(・)う(・)役(・)に(・)立(・)つ(・)?(・)

 

「それはゴミ掃除に、いや、瓦礫の除去と考えれば災害救助に役に立つし、要救助者を助け出したり介護の手伝いも、異形型の大きい人だって持てれば大型悪(ヴィラン)の捕縛だってできるかもしれない、他には、何か、そう例えば重い…」

 

 うんうん、感覚系の俺だと説明が難しいが、理屈や考えるのが得意な少年はこうやってちょっときっかけを与えれば一気に自分で解釈して身に着けられる、これはこれで武器になるな。

 とはいえ問題が一つ、ゴミをどこに持っていくかだな、運べても捨て方がわかんなきゃ不法投棄の場所が変わるだけだしなぁ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー個性?技術?ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 相談があるというのでゴミ海岸へ、リサイクルできそうなものは回収して他のごみはまとめているが、粗大ごみの類は金がかかるらしく中々掃除は難しい、まぁその代わり人が寄らないので内緒話には良いだろう。

 というか少年はリアクション体質というか、割と脳内会話の筈が声に出ているんだよな。

 で、話は何なのじゃね迷える少年よ。

 

『なんですかそのキャラ付けは、いやそうじゃなくて』

 

 訓練の後で何か考え込んでたなそういや、気になる事でも?一応成果は出てるけど俺もコーチのプロじゃないから何かあったら早めにな、体壊したら元も子もない。

 

『あの、僕、個性に目覚めたかもしれません』

 

 ん?

 

 詳しく聞くと、イメージトレーニング中に、俺の攻撃がどう来るか先読みできたり、見えないはずの背後からの攻撃が分かったりしたらしい、何かの知覚系の個性かもしれないとのこと。

 

 ん?

 

 一つ聞くけど、この世界の個性って、誰にでも出来ることでは言わないよな、毎日ランニングしてかけっこが早くなったり、ギターの練習して禁じられた遊び(著作権消滅済み)が弾けるようになったり、料理の練習して肉じゃが作れるようになったり。

 

『そういうのは個性とは言わないと思います、いやでもインゲニウムのエンジンやランチラッシュの公開されていない個性ならもしかして」

 

 おーい落ち着け、そういう意味じゃないから、途中から声出てるし、普通のそういう個性持ってない人でもがんばれば上手くなるって話をしたいだけだからおーい。

 

 落ち着くまで10分くらいかかった、う~ん物理的に突っ込めないのはこういう時不便だな。

 

『ご、ごめんなさい』

 

 結論から言うとそれは鍛えれば誰でも出来る技術で、いわゆる超常の個性じゃない、まぁ、超能力じみているから個性っぽいと言われればその通りなんだけどな。

 昔の剣豪の話で、殺気や気配を読んでみたり逆に放って見たり、手をかざすと痛みが和らいだり、目線や口元の動きで相手の心を読んだり、そういう普通の力でに高いレベルで鍛え上げれば、個性にも負けない武器になるわけだ。

 

『ヒーリングは普通出来ないと思うんですが』

 

 結構難しいけど出来るぞ、肩たたきや背中揉んだりツボ押したりするのだってちゃんと効くだろ?医学の知識とか無いと気休めだけどな、剣を浮かせたり斬撃を飛ばしたりするのに比べればまだ簡単な方だったし。さすがに自然石割りとか据え物切りとかに比べれば難しいけど。

 

『それはもう個性なんじゃないですか?師匠』

 

 忘れたころに出てくるのなその師匠設定。

 個性ありきだからそう考えちゃうかもしれないけど、昭和位までの達人だと素手でビール瓶斬ったり、石を斬ったりコインを指で折り曲げたりレンガを指でくりぬいたり割としてたんだぞ、虫の知らせとかことわざにだって有るし。

 なんにせよ、その辺が出来たなら段々そっち方面も鍛えていこうか、受け身とか殺気感知とかテレポートに天誅剣、どうやって覚えたんだっけな、あ、実戦か。

 

『なんですかそれ!?テレポートとか個性以外でできるわけが…出来てるぅ~!しかも宇宙!!』

 

 こっちの世界とは物理法則違うかもしれないからどこまで出来るかはわかんないけどねー、俺の前二つの人生じゃ一般人の身体能力こっちみたいに高くなかったし。

 でも殺気感知が出来たのならたぶん行けるんじゃね?行けなくとも実戦経験自体は無駄にならないし。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー宣言ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 職業ヒーローになるって進路志望に書いたらいじめっ子に切れて殴られかかった、が、数秒前を見える程度には鍛えてたので、びっくりした顔でどもっていながらも体はひょいひょいと避けていく、うん、鍛えた甲斐があったな、ほら、右、後ろに下がると店かせてしゃがみ、そのままタックルして手を交差させながら胸の前で上から抑えると爆発も届かんだろ、はい、征圧完了。

 

「爆轟君、それでも僕は、無個性でも、ヒーローになるよ」

 

 なんか叫んで暴れてるが、こう興奮しすぎてて何言ってるかわかんないなぁ、まぁ暴れられてるままじゃ危ないし抑えてる右の親指の、そうそこ爪の半分ほど下げて、左は髪の毛二本位広げる、ハイそこでぎゅっと押す。

 うん、気絶したね、痛いんだよねあのツボ、相手が人型でツボとか関節とか通用したからいいけど、異形型相手だとこうはいかないから気を付けてな。

 

『はい師匠』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーオールマイトーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 オールマイトと言うとたしか少年のあこがれの人か、その人に少年が後継者にならないかと言われている、さっきのいじめっ子助けたのが目に入ったらしい、その前の最初の泥男の時は塩対応だったのにな、まぁ体が勝手に動くでやらかすのは俺もやられた口だから否定できないけどね。

 

「ありがとうございます、でも」

 

 おっと待った、断らない方がいい。

 

『え?今ちょっと忙しいんですけど、それに無個性でもヒーローになれるって言ってくれたのは』

 

 そこのマッチョメン、見たろ、中身がボロボロで正直いつ死んでもおかしくない、探せば少年より適正な後継者がいるのかもしれないけど、それを待って死んで系譜が途絶えたらどうする?

 次の後継者が生まれるまでの踏み台でいいのさ、それが嫌なら名前に恥じないだけ努力して活躍すればいい。

 

 そういって受け入れさせてなぜか髪の毛のみ込まされたんだが、ん?何か居るってかこっちに来たな。

 

 入ってきたのは8人くらいの意識、俺と似たような幽霊?的な存在っぽい。

 話を聞くに歴代の継承者の人(?)たちらしい、少年にはまだ数人しか見えないようだが、こっちは同じ幽霊だから全員と話せる、いや、オールマイト?はまだ生きてるからかそれっぽいシルエットだけだが。

 まぁ少年としか喋れないよりは色々と話し相手がいた方が暇しなくていいか。

 なんか巨悪がどうのと言うが、そうかそういうのがこっちにはいるのか。

 

 そりゃ、楽でいい。

 

 ん?だってそいつ倒せば世界が全部じゃないにしろかなり平和になるんだろ?

 俺の前世や前々世じゃヤバい奴なんか個人じゃなくて組織でいて、頭潰した程度じゃどうにもならないのがほとんどだったからな、ビリー氏だって地球では王様でも宇宙じゃ下っ端だったし、地球、と言うか太陽系破壊戦艦だってぶっ壊したけど戦力的には一隻潰した程度じゃ屁でもなくて、単にそこにやばいの積んでたのがバレて世論が炎上してこっちにかかわる余裕がなくなっただけだし、亡国ナントカは結局何回たたいたら出てこなくなったんだったっけ?ああでも束姉ぇなんかはどうだろう?いやでもあの人はそもそも倒せるような存在(もの)なのかな?

 それが一匹潰すだけでいいなんてすっごい楽じゃん、そりゃ強いかもしれないし部下もいっぱいいるかもしれないけどさ。

 そう言ったらそんな甘い奴じゃないと言いかけて、こっちの記憶とリンクしたっぽくて太陽系破壊戦艦って?となって、それが本当だと知ったら絶句してた、うん、あれは俺も結構苦労した。

 一歩間違ったらブラックホールに飲み込まれて死んでたし。

 

「なんというか、予想以上だね、君」

 

 そうオールマイトが言うのが聞こえるので意識を外に向けると、海が割れていた。

 海どころじゃなくその上空の雲も割れていて、少年の体はアッパーでも撃ったように片手を上に向けていた、もしかして、パンチ一発でこれか?

 う~ん、物を斬る方の技は苦手っぽかったが、こういう打撃は性に合うのかもしれないな。

 

「あとは試験ギリギリまで能力を体に馴染ませないとね、練習メニューを考えておくよ、思ったより適合しててこのままだと足りなそうだし」

 

「はい、よろしくお願いしますオールマイト!」

 

 うんうん、トップヒーローが教えてくれるんならおれの出る幕はないかな?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーあとは巻きでーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 まぁいろいろあの後もあった、オールマイトをヒーリングしたら割と化け物になってびっくりしたり、俺まで継承した個性が使えたりそのせいで背後霊がバレたり、個性とか隠してたのかとかまた絡んできたいじめっ子を個性使わないで制圧しまくってたら格付け出来てたり。

 中二病捕縛したりクザ壊滅したり火傷男治療したり梅毒おっさん征圧したり何かデカいの叩き潰したり、というか打撃耐性とかメタ張ってきた相手を正面から叩き潰すとか少年も無茶するなぁ、これが打撃反射(ギリメカラ)だったら死んでるぞ。

 

  話に聞く巨悪とやらは隠れてたんだけど、怪獣みたいなのと闘ってるときに気配を感じたんで、怪獣越しに本体の方に天誅剣ならぬ少年の天誅拳(ハワイアンスマッシュです、離れた相手を殴るのとアメリカ本土から離れたハワイをかけて by出久)でボコボコにされたらさすがに出てきた、ダメージ自体は個性の強奪っぽいので奪った他人の個性で耐えてたようだが。

 強奪って昔は最強系主人公のギフトだったんだが、今じゃすっかり悪役や踏み台の個性だよなぁ、強いのはわかるけど。

 隠れてこっそりだったから強いんであって、表に出てきたらダブル、俺を入れてトリプルか?のオールマイトアタックで普通に倒されたけど、スマッシュスマッシュスラッシュって。

 

 個性が無くてもヒーローになれるのを証明しようとしたら最強の個性を受け継いでしまったとか何の皮肉だよと思ったが、無個性でも個性以上に強くなれるのは一応証明できたからか、武術を学ぶ人、と言うか俺の弟子?が増えた。

 そういうのは柄じゃないんだけどな。




 柿崎さんも無個性(ヒロアカ的には)なので無個性二人分のブーストでもかかったんだろうなぁ。

 柿崎さんが突っ込まれつつ突っ込み役にというか、柿崎さんのトンチキに突っ込みが入るとなんか別人に見える、ちゃんと再現出来てりゃいいが…

 鳥はなぜ~
は企業戦士YAMAZAKI最終話より。ちょっと柿崎さんがそういうの知ってるのは違和感あるんですがご勘弁を。

追加
 地の文が俺のロボっぽくなかったので読み直しつつ全面的に修正、でもまだなんか違う気がする。
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