夢を見た。
砂漠の中にいる。
だか、墓石しかなかった砂漠にはオアシスが出来ていた。
「おー来たか!ネイト!」
「きたか」
「お前ら何してんの?」
「みればわかるだろ」
今コイツらは砂漠のオアシスで釣りをしている。
「ネイト、お疲れ様」
「おつかれさまだ」
「ひとつききたいことがある」
「なんだ?フラッグ」
「おまえは錨 リョウじゃないのか?」
「あぁ俺は錨 リョウじゃない」
「おかしいな?」
「どうしたんだ?フラッグ君」
「おれのなまえは 錨 リョウだ」
「それがどうした?」
「おまえのなまえは、錨 ネイト」
「?そうだぞ」
「錨 リョウのはずだ」
「錨 リョウは俺だよ?」
「錨 リョウという主人公ではない」
「待てよそれってどうゆう?」
「おれたちをふくめ、せかいからきえた主人公はたくさんいる」
「あのさんにんをふくめだ」
「おまえはイレギュラーかもしれない」
「このさばくにあるはかは錨 リョウとかいてある」
「錨 リョウではない、可能性がうまれていた」
「オアシスの底に一つ墓石がある」
「まさか!」
「そのはかいしはおまえのなまえのはすだ」
「錨 リョウというはいぼくしゃはもうふえることはない」
「おまえはわれらがはいぼくしゃのさいぜんせんだ」
「こっからさきのはなしはない」
「おまえがつくりだしたifるーとだ」
「錨 リョウとのかこにうちかったあかしだ」
「・・・」
「あっ!掛かったぞ!」
「魚いんの!?このオアシスに!?」
「網!網持ってきて!フラッグ君!」
「まっまて!あった、ネイト!ぱすだ!」
「お前ら!?何やらせてんだよ!俺に!?」
「そぉい!!」
「まぁまぁでかいんじゃないか?このさかな」
「むずかしいはなしはおわりだ、ホシノにおまえのことをはなしてこい」
「俺達のことでも話してこい」
「わすれるところだった」
「なんだ?フラッグ」
「鎖をこわしたらおれかリョウとこうたいできる」
「マジ?」
「ならお前らも話に行くぞ」
「「え」」
目が覚めた。
「まだ暗いな」
「起きたんですか」
「よぉ、早起きだぜ」
「ホシノ、少し話そうぜ」
「?いいですが、話題はあるんですか?」
「うーん、厄ネタ!」
「勘弁してください」
「でも、大事なことなんだ」
「俺の親友と破壊者?と昔話はね」
「はぁ」
「それじゃあ交代だ!」
俺は鎖を壊す。
「!?」
壊した鎖が俺に纏わりつきおれにかわる。
「格好が変わってますよ!?」
「ほんとにかわりやがったよ」
「どうしたんですか?リョウ?」
「あーおれは錨 リョウだけど、ちょっとちがうな」
「え?」
「べつのせかいの、錨 リョウだ」
「は?」
「はなしをきいてくれるか?」
「分かりました」
「まずだいいちにおれのいたせかいのひとはぜんいんころした」
「は?」
「は!?」
「おれはあのたたかいでホシノとユメ先輩をめのまえでうしなった」
「あの戦いって鯨のことですか?」
「それだ」
「そのとき、おれはこうかんがえたんだ」
「ふたりをうしなってさびしいおもいをしたんなら、ぜんぶこわせばうしなうことはないなって」
「・・・」
「そして、おれはぜんぶをこわした、いっさいがっさいなにもかもを」
「おれはな、ふたりをうしなってずっとつらかったんだ」
「・・・」
「ぜんぶこわしたおれをあいつはひていをしなかったんだ」
「そのおかげでおれはすくわれたんだ」
「このせかいのホシノにはかんけいがないけどこれだけはいわせてくれ」
「はい」
「まもれなくてごめん」
「はい」
「これからもあいつをよろしくたのむ」
「・・・はい」
「こうたいだ、リョウ」
鎖がこわれてからだにまとわりついた。
おれから、俺に変わる。
「やぁ!小鳥遊 ホシノ!」
「俺の名前は!」
「錨 リョウ、アイツの死んだ親友だ」
「は?錨 リョウ?それは彼の名前では・・・」
「ちょいと手を出して」
「?はい」
「!?」
「これって?」
「アイツがずっと見ていた悪夢だね、具体的には俺が何度も死んだ内容だね」
「まぁ俺は話すことはあまり無いからねぇ」
「それにアイツの名前は錨 リョウじゃ無いからねぇ」
「それじゃ交代だ!」
鎖が壊れて体に纏わりつく。
俺から俺に変わった。
「自己紹介と行こうか」
「俺の名前は」
少し怖い。
自分のこと否定されそうで。
ずっと騙していたのかって!と怒られそうで。
「俺の名前は!」
「錨 ネイトただの機械だ」
「機械・・・」
「まぁ機械っていってもほとんど人だかな」
「リョウから話は聞いたというか見せられたか分かるよな?」
「・・・はい」
「俺は錨 リョウの偽物だ」
「はい」
「ずっと俺はアイツを騙って俺を演じていたんだ」
「俺は」
「俺はぁ!」
「泣いていいんですよ」
涙が溢れてきた。
「俺はずっと」
「ずっと生きていたくなかった」
「友を失って希望なんかなかった」
「悲しむ俺の代わりに泣いてくれる人は居ない」
「アイツはそんな俺にバカって言ったんだぞ?」
「本当ふざけたやつだよ」
「そのおかげで貴方が居るんでしょう?」
「そうだな」
いつの間にか朝日が出ていた。
「錨 リョウはここに居ない」
「そうですね」
「でも錨 ネイトは居ますよね?」
「あぁ」
「俺は俺であるが故」
「悲しむことも苦しむこともたくさんある」
「それでも俺は前を向き突き進んで行こう」
「いいですね、それ」
「ハッいいだろ?相棒」
「相棒呼びですか」
「いいですよ、相棒」
幕は閉じ舞台の明かりは消えた。
だか、舞台の幕は何度でも開くだろう。
その時はその時で踊り狂ってやる。
「名前どうするんですか?」
「あーまぁネイトに変えるかぁ」
「おーい二人共!!」
「おーユメ先輩じゃねぇですか」
「ユメ先輩」
「お待たせ!二人共!」
「「ガソリンは?」」
「あ」
「本当にこの人と来たらもう」
「ごめん!今からまた取りに行ってくるね!?」
「相棒が呆れちゃったよユメ先輩」
「相棒呼びになったんだね?二人共」
「じゃ行ってきまーす」
「ドジ過ぎんだろ俺らの先輩は」
「それがユメ先輩らしいと言えばアレですがね」
「最後まで締まらんなぁ」
「締まることなんかありましたっけ?「
ちなみにネイトって水って意味があるらしいですよ。