夢を見た。
それは俺では無かった。
それは可能性だった。
ここにある自分ではない自分の可能性である。
そのものは過去に縛られし歴史を好む私である。
「私だけだ、」
「私だけが貴方を・・・貴方達を記憶する」
「たとえ語られる事が無くとも」
「私は友達を記憶する」
そこには片脚を失った私がいて、死んでしまった友達とその家族がいた。
「私は過去を思い浪漫を求める」
目が覚めた。
「!何だ?今のは・・・」
「俺じゃないぞ、今の夢は・・・誰なんだ」
初めての事だった。
自分では無い夢を見るのは。
「今日はまた午前だけ・・・か」
「学校が終わったらまたゲヘナにでも行くか」
「おっと昨日ゲヘナで買ったお菓子を忘れる所だったな」
「おはようございまーす」
「おはようございます」
「おはようリョウ君!」
「今日は怒られてないんですね、ユメ先輩」
「今日はまだ何も問題を起こしてませんからね」
「ひぃん、二人に問題児って思われてるよぅ」
「間違いないと思うのですが、、、」
「まぁ今日のやる事ちゃっちゃと終わらせましょうぜ」
「そうだね」
「そうですね」
「あぁ忘れる所だった、お菓子食べましょ」
「美味しそうだね!ホシノちゃん!」
「そうですね、ユメ先輩」
「俺ゲヘナで迷子になってさ、そこの風紀委員と仲良くなった」
「迷子になったんですか」
「リョウ君って迷子になるんだね?」
「昔から、よく迷子なってたんですよ」
「そういえばリョウ君の友達ってどんな人?」
「・・・それは言えません」
「?どうしてかな?リョウ君」
「恥ずかしい事なんですか?」
「違うんだ!・・・・ハァハァ俺が、俺が居たから!!アイツは!!」
そうだ。
俺がいたからアイツは、死んでしまったんだろうな。
「!大丈夫ですか!?」
息が苦しい。
「リョウ君!落ち着いて!」
頭が回らない。
「リョウ!落ち着いてください!」
意識が遠くなってきた。
俺は眠ってしまった。
夢を見た。
それは俺では無かった。
それは可能性だった。
ここにある自分ではない自分の可能性である。
そのものは守ることに縛られし守護者の私である。
「私が、」
「私が守るから!」
「消えないでくれ!」
「誰もが貴方を傷つけようとも」
「私が守り続ける」
そこには片目を失った私がいて、死んでしまった友達とその家族がいた。
「私は牙を折られようとも立ち上がる」
目が覚めた。
「あ゛?何処だ?ここ」
「リョウ君!?無事!?」
「リョウ目が覚めましたか!?」
「どうした?二人とも」
「リョウ君覚えてないの?」
「貴方急に気を失ったんですよ!」
「マジか」
「リョウ君今日はもう自由にして良いよ」
「え」
「リョウの仕事量が多かったから疲れが取れてなかったんですかね?」
「いやーそんな事ないと思うが?」
「とりあえず私は達が後はやるからリョウ君は今日はリフレッシュして来なよ」
「わっかりました」
「それじゃあ行って来ます」
「・・・行ったかな?ホシノちゃん」
「多分行ったと思います」
「多分さっきの話題が原因だよね・・・」
「おそらく、そうかと」
「ホシノちゃん」
「はいユメ先輩」
「リョウ君は友達のことがトラウマになんだよね?多分」
「おそらくは」
「リョウ君の前でこの話題は出さないようにしよっか」
「そうですね」
「さっきの会話の内容を覚えていないのかな?」
「予定より早いが電車でゲヘナに行くか」
「また自分じゃない夢だったな」
「しかも顔にボヤがかかってて誰が分からんな」
「まだ何も分からず彷徨うのか」
ぼーっとしているとゲヘナに着いた。
「とりあえず歩き回るか」
「アイツはどこにいるのかねぇ」
「アイツって誰のことだ?」
「?よう、案内人」
「私は案内人って訳じゃないんだが?」
「まぁそんな事は置いといて」
「置いとくのかよ」
「なんか面白い事ない?案内人」
「私の名前忘れた?」
「おう」
「マジかよ」
「改めて自己紹介だ、狗永シキだ」
「わかった、シキ」
「面白いかは分からんが」
「お?」
「ちょっと仕事手伝ってくれ」
「帰るかぁ」
「まてまてまて!?」
「わかったこないだの店のお菓子奢るから!!」
「よし!乗った」
「仕事内容はな、不良の制圧だ」
「簡単じゃないか?」
「ははは、ここはゲヘナだぞ?問題児が多すぎて人手不足なんだ」
「なるほどな」
「てな訳で行くぞー」
「今!?」
「当たり前だ、現在進行形で暴れてるぞ?」
「え?」
遠くで爆発音がした。
「ほらな?」
「なんか可哀想だな?お前ら」
「行くぞ」
「へい」
目の前では争いが起こっている。
「先輩方助力者を呼んできました!」
「あっ助力者です」
「?うちの生徒ではないな?」
「まぁ友人ですから大丈夫な奴ですよ」
「うぅむ、だがな?ヘイローが無いのに大丈夫なのか?」
「リョウ、大丈夫か?」
「おう、問題があるのは頭だから大丈夫だ、シキ」
「じゃあ戦闘の時間だ、楽しんでいけ」
「あいよ」
右目から血が溢れてくる。
「やるか」
「ウチらに勝てると思うなよ!!風紀委員会共!!」
「ははは!?」
「黙るがいい」
シキが暴れまわる。
「ガルルル」
「おーさすが番犬」
「?番犬?」
「あぁアイツはな?こないだ風紀委員会の拠点が不良の襲撃にあったんだが、一人で門を守ってな、誰も入れなかったんだよ」
「そのおかげかアイツは番犬って呼ばれてんだよ、先輩達や不良、同級生とかにな」
「おーい番犬」
「!何だリョウか・・・どうした?」
「アッチの方やばそうだし行こうぜ」
「そうだな」
シキは口にリボルバーを咥え、懐からもう一丁のリボルバーを取り出す。
「あほはひゅふぅはんはな」
「お前なんかすごい戦い方だな!?」
「ほうは?」
「なかなかすごいと思うぞ?」
「ほんなほとよりいふほ」
「おう」
「クソッ風紀委員共の増援が来たぞ!!」
「うるせぇな!!ハハハ!!」
数は多くても虫は虫、対処を間違えなければ何とかなる。
「ほら、ひゅふぅはんをふらへ!!」
シキは手榴弾を投げ、口に咥えた銃を空いた手に持つ。
「やべぇぞ!!番犬だ!!」
「なぁシキこれ終わったらさ暇か?」
「まぁ暇だかどうした?」
「ミレニアム案内してくんね?」
「今か!?それ!?」
「俺迷子になるぞ、いいのか?」
「まぁいいや案内してやるから目の前の奴ら片付けんぞ」
「あいよ」
「ほんっと数だけだな!?」
「リョウ、気にしたら余計に疲れるぞ」
「こっちはヘイローのない一般的な生徒だからなぁ!?体力なんざねぇんだよ!!」
「だがな、リョウ後はアイツらだけだぞ」
「そうか、」
「風紀委員会共が!!邪魔だ!!」
シキと俺はツッコミを入れた。
「「テメェらが邪魔だ!!」」
その後無事戦闘終了。
「はぁあぁ疲れた!」
「同感ダァ」
「昼食ってからミレニアムか?」
「そうだなぁ食ってから行くか」
「うまい店知ってるから案内してやる」
「感謝します」
「うむ」
「美味しかった!!」
中々の量でかなり腹が膨れた。
「私もよく行く店だ」
「ここは駅に近いからな、少ししたらミレニアム行きの電車が来る」
「ならもう行くか」
「そうだな」
「ちょうど来たな」
(休めている訳ではないがなかなか楽しいな。)
ミレニアムでの出会いは何かあるかなと考える。
主人公「錨リョウ」(イカリ リョウ)
ゲヘナのオリキャラ「狗永シキ」(クナガ シキ)
ミレニアムとトリニティにも新たなオリキャラが登場予定でございます。
戦闘描写難しい、、、